ポルトガルと北スペインを巡るゆったり旅24日間 ⑥　歴史ある建造物の街　エヴォラ

2023/06/05 - 2023/06/06

アレンテージョ地方の中心地エヴォラにやってきました。旧市街が「世界遺産　エヴォラ歴史地区」になっており、ローマ、イスラム、キリストそれぞれの時代を今に伝えている各様式の建築が混在している町です。

大聖堂、神殿、エヴォラ大学、サンフランシスコ教会・・興味ある観光ポイントを巡りました。

そうそう、この旅ではじめてUberを使ってみたのもエヴォラです。歩道の石畳がスーツケースを引きずるのは大変そうなこの街、ホテルからバスターミナルまで短い距離でしたが、便利さを実感しました。これをきっかけに、Uberにずいぶん旅を助けられます。

エリア エボラ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: カタール航空 ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

13:45　Elvasバスステーション発。

予約ができず、最後まで心配した区間です。事前に調べていて、時刻表は見つけましたが、ポルトガル語を解読すると、学校休業日と授業日ではダイヤが全然違います。

乗ってみてわかりました。高校生、小学生の大事な通学の足です。

車窓からも興味を引く光景が。

これは、大理石の採石場。

ポルトガルはイタリアに継ぐ世界第二位の大理石産出国。

次に目を引いたのは、コルクの木。

アレンテージョ地方はコルクの一大産地でもあります。

コルクは、木の幹、株の1メートルくらいを皮をはがしとるようにして使うそうです。

お土産物屋さんでもコルク製品をたくさん見たのは、ここアレンテージョ地方。

途中、あのバスに乗り換えてと運転手さんの指示でバスを乗り換え。

そして、16時にEvora バスターミナルに無事到着。

本日のお宿、Moov hotel Evoraまでは、タクシーでホテルに行きます。
エストレモスに行くときに、車窓から見たEvoraの歩道は、スーツケースを引いたら、キャスターが破損しそうな道だったのですもの。

チェックインして、街歩き。

缶詰屋さん。お土産にもなりそうな、かわいいパッケージの缶詰がずらり。

コルク製品のお店。

車窓からみた、コルクの木の下部が細くなっていたのは、こうして、皮を採取するからだとわかります。

ここでも夕食難民になりかけました。

一度席について、注文したお店で、ウエイトレスさんが、「キッチンが5時でしまったから、食事は出せないの。」と。

幸い隣のお店は滑り込みセーフ。
ポークの薄切り肉のソテーでした。

飲み物は、炭酸水。

先ほどのプレートが1人10ユーロ、飲み物が2人で2.3ユーロ。

22.3ユーロの夕食。

水やアイスをスーパーで買って、ホテルに戻ります。観光はあしたゆっくりと。

Moov Hotel Evora.

ビジネスホテル仕様で、可もなく不可もなく。

Moov Hotel Evora ホテル

ツインルーム。

今日は、1万歩ちかく歩きました。ゆっくり休みましょう。

おはようございます。

Moov Hotel Evora.の朝食です。

コンチネンタルですが、オレンジジュースは、しぼりたてでおいしいです。

画面中央がオレンジジュースの機械。

みなさん、何杯もおかわりしていました。
もちろん、わたくしもおかわり。

８：50にホテルに荷物を預け、チェックアウト。

まずやってきたのは、ディアナ神殿。

ローマ時代の遺跡です。

ディアナ神殿 城・宮殿

ここでも、ジャカランダの花がきれい。

Evora大聖堂は9時から見学可能。

エヴォラ大聖堂 (カテドラル) 寺院・教会

久しぶりに、塔に上ってみましょう。

ドイツの教会などで経験した、細い階段を上る塔と違って、割とゆったりと登りました。

塔というより屋根の上に上っているみたい。」

Evoraの街の赤い屋根、白い壁、青い空、きれいです。

教会の頭の部分。

エヴォラはアレンテージョ地方の中心の街。

旧市街はエヴォラ歴史地区として、1986年に世界遺産になる。

お隣の美術館。

下に降りてきました。

中庭を見ながら一休み。

大聖堂。

大聖堂。

薔薇窓。

天正遣欧使節が演奏したともいわれる、パイプオルガン。

隣接している美術館に来ました。

こちらは、9時30分開館です、

エヴォラ宗教美術館 博物館・美術館・ギャラリー

階段、廊下のアズレージョが見事です。

収蔵物も、充実しています。

時代も多岐にわたるみたい。

破損したものも、こうして、元の形に近づくよう展示。

見事なアズレージョ。

結局美術館には1時間くらい滞在していました。

次は、ロイオス教会へ行ってみました。

ロイオス教会 寺院・教会

アズレージョに圧倒される。

外観は質素だけれど、内部は美しい。

気に入ったアズレージョをアップで。

お次は、エヴォラ大学。

エヴォラ大学 建造物

ポルトガルでは、コインブラ大学に次ぐ歴史ある大学だそうです。

ひとり3ユーロだったかな。

専攻に合わせたアズレージョが教室には飾られています。
地理学教室。

物理学教室

中庭。

6月に入ってすでに夏休みなので、ひっそりしています。

Baｒの看板にひかれてのぞきました。

学生のカフェテリアのようですが、夏休み中なので、学生さんは見かけません。

こんな由緒ある建物の中で学生生活を送れたら幸せだろうな。

エヴォラ大学のあとは、サンフランシスコ教会を目指します。

サンフランシスコ教会。
15世紀の終わりから、16世紀にかけて建造された、ゴシック様式とマヌエル様式が混在した教会。

ここ、サンフランシスコ教会は、付属の人骨堂が有名です。

骸骨教会なんて言う人も、

サン フランシスコ教会 (エボラ) 寺院・教会

本堂は金ぴか。

では、恐る恐る人骨堂へ。

苦手な人は、ここから3枚は飛ばしてください。

壁面に埋められた無数の人骨。修道士さんたちのお骨。

昔、ウィーンのシュテファン寺院のカタコンベを見た時はショックだったけれど、ここはそれ以上。

人骨を見た後は、キリスト誕生を描いたドールハウスのような展示に、ちょっと気持ちが和みます。

きらびやか。

アレンテージョ名産のコルクで作られた作品。

この天井は、人骨ではなくて金箔でした。

サンフランシスコ教会は観光客もたくさん。

さて、そろそろ時間が迫ってきました。

エストレモスでも見たけれど、ここでもたくさここでは商品かな。

市場がありましたので、ちょっと覗いてみます。

野菜など生鮮品を売る人たちはもう店じまい。

チーズ屋さんは営業中。

朝から精力的に観光したのでここらで一休み。

おいしそうな看板が目を引きます。

お店の名は、A Muralha。

コーヒーとナタをひとつずつ。

エルヴァス同様、これ全部すなわち2人分で5ユーロ。

お店は御覧の通りの大盛況。

次から次へとお客さんが入ってきて、スタッフも、次から次へとからになったお皿とカップをかたづけていきました。

朝、荷物を預けたホテルMoovに戻ってきました。

バスターミナルまで歩けない距離ではないけれど、スーツケースを引くのはちょっとねという石畳なので、初めてUberを使ってみます。

Uberは,すぐに来てくれました。さらに、どのバスに乗るのと聞いてくれ、Flixバスだよと答えると、バスターミナルの外にあるFlixBusの乗り場に車をつけてくれます。

ほぼ時間通りにFlixBus到着。

Lisbon行です。そこで乗り換えて本日の宿泊地、Nazareへ向かいます。

さようなら、アレンテージョ。

バスターミナル (エボラ) バス系