ポルトガルと北スペインを巡るゆったり旅24日間　⑬　水の都・アヴェイロにお散歩

2023/06/11 - 2023/06/11

コインブラに三泊したので、一日は、日帰りでちょっと足を延ばしアヴェイロに行きました。

鉄道でコインブラからアヴェイロまで約1時間。

まずは、海辺のコスタ・ノヴァへ行ってみます。なかなか来ないバスを待っていたら、リスボンからきていて、同じようにコスタ・ノヴァへ向かう予定のご夫妻が、Uber呼んだから乗っていきませんかとありがたいお誘い。

お菓子の包み紙のようなかわいらしい家の並ぶ街並みや、久しぶりに見る海に心弾んだ後、バスでアヴェイロ中心部に戻ります。運河をゴンドラが往来し、アヴェイロ美術館をじっくり見学し、歴史ある豊かな街を楽しみました。

本当はこの日は長旅の中の休息日で予定を入れないはずだったのですが、でも，行ってよかったアヴェイロでした。

エリア アヴェイロ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: カタール航空 TAPポルトガル航空 ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます。
コインブラ駅に来ました。

コインブラ駅 駅

コインブラ駅待合室

リスボンやポルトからの特急列車はお隣コインブラB駅まで来ます。

そのB駅とこの駅は盲腸線で結ばれています。

8:45発の列車に乗ります。

明日も同じ時刻のこの列車でポルトに移動するので、スーツケースのない今日は予行練習。

車内はこんな感じ。

チケット。昨日、コインブラ大学を見た後、コインブラ駅で購入しました。

チケット・・よく見たらシニア料金になっていました。二人で5.4ユーロ。

ちょうど1時間後、9：45にアヴェイロ駅到着。

アヴェイロ駅 駅

アヴェイロ駅からバスでコスタ・ノヴァへ向かいます。
ガイドブックにあった通りのバス停、ここでよいのか、何人かに聞きました。
親切なご夫婦が、ここで大丈夫、時刻表だとあと10分くらいで来ますよと教えてくださいました。
しばらく待っていましたが、バスは来ません。

そのうち、先ほどのご夫婦が、同じようにコスタ・ノヴァに行くのでUberを呼んだから、一緒に乗りませんかとありがたいお申し出。

リスボンからいらしているというご夫妻のご厚意に甘えて、コスタ・ノヴァに着きました。

代金を払いますと申し上げたのに、固辞されました。手元にあったサンキューグッズ（和綴じのメモ帳）をお渡しして、感謝の気持ちを伝えます。

ポーランドの時もそうでしたが、たまたまなのかカトリックの国では、こうして見知らぬ方から思わぬご厚意を受けることが多いです。

コスタ・ノヴァ 自然･景勝地

カラフルな家が並びます。お菓子の包装紙のような色合い。

いかにも海岸のリゾートという感じで、日曜日の今日はたくさん人が出ています。

なんだかお城みたいな家。

海岸線から離れて、奥へ奥へと進むと、キャンピングカーがずらり。

ポルトガルナンバーの車がほとんどですが、お隣スペインのほか、ドイツやオランダからの車も停まっています。

キャンピングカーに泊まりながら、海で遊ぶのかな。

砂浜まで行ってみました。

遊覧船も停まっています。

なんでこんな空の写真を撮ったのだろうと後から不思議に思いました。

パラグライダーの人を撮っていたのですね。

11：40、アヴェイロ行のバスに乗ります。1人2.6ユーロ。

短い海岸散歩はおしまい。今まで巡ってきた街とは一味違いました。

行きのUberは自動車専用道路を走ってきたけれど、帰りのバスは、生活の足のようで、いくつかの街でお客さんを拾っていくように運行します。

バスの車窓からみたアヴェイロ港周辺。

アヴェイロ中心部でバスを降りました。
Pr da Republica.

運河にはゴンドラ。

ポルトガルのヴェニスといわれるわけだわ・・。

中央運河 建造物

このゴンドラは、モリセイロと呼ばれます。

橋の上から運河を見ると、モリセイロがあちらにもこちらにも。

この銅像「サリネイラ」。

このほかにも三体、合計四体の銅像が橋のたもとにあり、塩汲みとか伝統的なアヴェイロの労働者のスタイルを銅像にしたとのことです。

このあたりで、ランチをいただくことにしましょう。

ここ何日かの経験から、メインストリートから小路に入ったレストランのほうが、リーズナブルなお店に遭遇するので、ちょっと脇道へ。

「本日のプレート（チキン）とコーヒー」と黒板に書いてあるお店で一休み。

チキンカツのトマトソース添えとサラダがワンプレートになっています。

結構ボリュームがありました。

パンも運ばれてきました。

コーヒーもついてきます。

テネンテ・レゼンデ通りに面したお店Vaticano.

本日のランチと炭酸水で、二人で22.8ユーロ。

一休みして、エネルギー補給し、元気になったので街歩き。

6・14デ・ジュ―リ広場、

この銅像も、働く人だわ。

ベラクルス教会。

前面に美しいアズレージョタイル。

中にちょっと入ってみます。

祭壇。

シンプルだけれど天井のラインが美しい。

教会を出て、また運河のほうに出てきました。

4つある銅像のうちの一つパルセイラ　ド　ラモ。
花束を持って、伝統的な女性の衣服を身に着けています。

運河に沿ってある建物は、Galeria Edifício Antiga Capitania。

橋と、モリセイロ、絵になる街です。

運河を渡って、坂道を登っていきます。

ブルーのファザードが美しいミゼリコルディア教会。

Igreja da Misericordia de Aveiro 寺院・教会

アヴェイロ図書館の前に立つ銅像は、アヴェイロの英雄・護民官ホセ・エステヴァン・コエーリョ・デ・マガリャンイス

教会と広場を囲むように建つアヴェイロ市庁舎。

小路を通り抜け、次の目的地へ。

石畳の模様が小路によってさまざま。

オビドスで味見したジンジャ。ここは冷たくして売っているのだわ。

ホタテガイのマークと黄色い矢印。
巡礼用品を売るお店がありました。

このあたりから、気が付き始めましたが、巡礼さん（カミーノ）への道案内を見かけるようになります
。

街歩きの最中、思いがけず見つけた壁面のアズレージョのきれいな建物。
Palacete Visconde da Granja。

目指していたのはここ、Aveiro　Museum.15世紀に建造されたかつてのジェズス修道院（Convento de Jesus）を利用した博物館です。

アヴェイロのジェズス（Jesus）修道院 寺院・教会

大聖堂の近くに建てられた聖ジェズス修道院がミュージアムになっています。

まずは、入場してミュージアムの部分から見学。

聖ジョアンナの棺。

前身のジェズス修道院は、アフォンソV世の娘ジョアンナ王女が入っていたことで知られる修道院です。ジョアンナ王女は、1490年にこの修道院で亡くなり、1673年に聖ジョアンナとなりました。

チャペル。

ここにもアズレージョ。

祭壇に近づいて。

アズレージョ、

ここにもアズレージョ。

柱は大理石。

修道院部分を見学します。

中庭。

噴水。

床、壁面のタイルが見事。

マリア様の表情が角度によって変わる。

なかなか見ごたえのある美術館でした。

アヴェイロ大聖堂は美術館のお隣。

アヴェイロ大聖堂 (カテドラル) 寺院・教会

祭壇。

大聖堂内部にも、アズレージョがあります。

アヴェイロ散歩、そろそろ終わりにして、駅に向かいます。

アヴェイロの旧駅舎を見るはずが、道を間違え、旧駅舎を見ることなく新駅舎に来てしまいました。

旧駅舎の前には、アヴェイロ名物のお菓子を売るお店があってそこで買う予定だったのに、重ねて残念なこと。

チケットを購入。

帰りはシニア料金の適用にならなかったみたい。8.1ユーロ。

15：35発　コインブラ行。

電車に乗った時、ふと目が合った若い女性、日本の方とわかりご挨拶。

コインブラ大学の留学生だそうです。

コインブラのレストラン情報など教えていただきました。

あの町で、あの大学で1年間の勉学、うらやましい限り。

明日の朝ごはんのパンやヨーグルトを買いに、通いなれた駅前のスーパーに立ち寄ります。

あら，バカリャウが売っています。ポルトガルの国民食のタラです。

野菜も1つから買えるのはありがたい。

さて、今日はお昼ご飯がボリュームがあったから、夕飯は軽くていいよねと。
このお店、入り口で、お鍋を三つ並べ、おいしそう。

ブラジル料理のCentral.

どれにしようかと選んでいたら、奥へどうぞと案内されます。

入り口の「謎のお鍋」もおいしそうだったのですが、奥にもおいしそうなものがいくつか並んでいて、迷います。

結局、バカリャウのコロッケを一つずつと、私はバナナケーキ、お連れ様はキッシュ。

さあ、明日は、ポルトへ移動です。
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帰国後、しばらくたって、もしポルトガルに移住するとしたら、どの町がよいかという話を夫婦でしておりましたが、声をそろえて「コインブラだね」と一致。
歴史ある素敵な街でした。