2023年 アマン京都のアフタヌーンティー, 鷹庵と ROKU KYOTO プールサイドデラックス宿泊記(ブログ)

2023/03/05 - 2023/03/06

ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts のプールサイドデラックスに宿泊し，サーマルプールとスパ三昧の旅行記。公安職のM君と。
https://www.rokukyoto.com/

夜はアマン京都の【鷹庵】で，京都 平井牛ディナーコース。
https://www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-kyoto/dining/taka
翌日は【ザ・リビング パビリオン by アマン】のアフタヌーンティー。
https://www.aman.com/ja-jp/resorts/aman-kyoto/dining/living-pavilion-aman

2021年9月 ロクキョウト開業直後のガーデンデラックス宿泊記
https://4travel.jp/travelogue/11711716
2021年12月 レストラン「TENJIN 」シェフズテーブルのディナー
https://4travel.jp/travelogue/11728117
も併せてご覧ください。

まずはロク京都のプールサイドデラックス161号室とサーマルプールを動画でどうぞ。
https://youtu.be/S422RakkILk

プールサイドデラックスの宿泊料金は，一休のプライベートセール（ゴールド会員以上限定）で，2名1室朝食付，2日前までキャンセル料なし，ポイント即時利用で1泊総額 98,856円。一休のダイヤモンド会員特典で，スパとレストランで使えるホテルクレジット3千円分が付きました。

宿泊翌日のスパの予約が13時からしか取れなかったため，1時間あるいはせめて30分間のレイトチェックアウトをお願いしてみましたが，チェックインの時点で断られました。プールサイドデラックスは4室しかなく、翌3月6日(月)はその4室が満室であるという理由。因みに一休では，チェックアウトの時点で，プールサイドデラックス4室中，残り3室の当日予約を引き続き受けておりましから，チェックインからチェックアウトまでの間にプールサイドデラックスに3室のキャンセルが出たようです。

表紙写真は，ロクキョウトのスパ・レセプション。

エリア 今出川・北大路・北野(京都)

• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 私鉄

2023年3月6日(日)，大阪梅田13:32発，阪急の「京とれいん雅洛」で出発。
https://www.hankyu.co.jp/sp/area_info/kyotrain-garaku/

烏丸＝四条で乗り換えて，京都市営地下鉄（烏丸線）の北大路には14:28に到着。北大路駅の南改札口・3番出口から地上に出たところにタクシー乗り場があります。ロク京都までタクシーで1,500円程度。

写真は「京とれいん雅洛」の3号車，花散らしの柄の一人座席。3号車は春・桜をイメージした車両です。「京とれいん雅洛」は普通運賃のみで乗車できます。

なお，ロク京都の最寄駅という意味では，JR嵯峨野線・円町駅(3.8km)は北大路駅(3.5km)とほぼ同じ距離にあり，嵐電の北野白梅町駅(2.6km)は北大路駅よりも近い。

京とれいん 乗り物

【 Reception / ROKU KYOTO 】

ロクキョウトのエントランス
元は「しょうざんリゾート京都」のボーリング場でした。いまだに間違えてボーリングをしに来る人がいるんだとか。

ROKUKYOTO，LXR HOTELS＆RESORTS 宿・ホテル

エントランスの水盤をはさんで，北側が【 TEA HOUSE 】

南側が【 Reception 】です。

ロク京都のレセプション

勤務を終えて非番のM君も到着。

ウェルカムティーと「叶 匠壽庵」の和菓子・一壺天（いっこてん）。
和菓子好きのM君が美味しい！って言うてたな。

モコモコした苔がかわいい。

さて，この写真を見てもお分かりのとおり，今回のロクキョウト，水盤の水が全部抜かれています！

2023年3月24日までの予定で行われていた「地下配管の取替工事」のためです。開業して2年も経ってないのに配管取替？って感じやけど，サーマルプールは問題なく利用できました。

しかし10時から16時までは『騒音を伴う工事が発生』するとのことで，当初予約していたアフタヌーンティーも，ロク京都→アマン京都に変更しました。どーでもいいことですが，発生するのは『騒音を伴う工事』ではなく，「工事に伴う騒音」であろうと思います。

エレベーターホールの生花（1）

プールサイドデラックスの部屋まで案内してもらう途中，ジムやスパのあるE棟のエレベーターホールの生花が素敵だったので，後から写真を撮りました。

エレベーターホールの生花（2）

客室棟の意匠
これはE棟ではないけれど，唐紙の版木を組み合わせたもの。春らしい図柄ですね。

ROKU KYOTO アートブックはこちらから。
https://www.rokukyoto.com/pdf/asset/rokukyoro-art-book.pdf

E棟1階のジム。フリーウェイトも充実しています。M君が連日利用。

ジムの前のライブラリー的なスペース。"JAPAN" とか "BONSAI" ,"WABI SABI","SUMI Workbook" とかいうような本が置いてあります。

スパ・レセプション（1）

E棟B1Fのスパ・レセプション。プールを利用する時もここでロッカーキー借ります。
写真向かって左側に，プールサイドデラックス（161～164号室）への通路があります。

ROKUKYOTO，LXR HOTELS＆RESORTS 宿・ホテル

スパ・レセプション（2）

スパ・レセプション（3）

ご覧のようにプールサイドデラックスの4室は，スパや更衣室と同じくE棟のB1Fにあります。宿泊した161号室のすぐ隣りがスパのトリートメントルームになっていることがわかります。

プールサイドデラックスは，49㎡の客室に33㎡のプライベートテラスが付き，テラスから直接サーマルプールにアクセスすることができます。写真はほとんど省略していますので，動画でご覧ください。
https://youtu.be/S422RakkILk

【 Poolside Deluxe Room 】
ベッドルーム(1)

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ベッドルーム(2)

ベッドルーム(3)

TVのアプリケーション・リスト

京の料亭【千寿閣】，チャイニーズレストラン【楼蘭】，鳥料理と和食【わかどり】など，しょうざんリゾート京都内の各レストランの予約はコンシェルジュさんへ。
https://www.shozan.co.jp/

しょうざんリゾート京都 名所・史跡

しょうざんリゾート京都のマップ

リゾート内ではありませんが，マップ左上の「日本料理 むろい」さん
http://muroi.shop/
も有名どころですね。

むろい グルメ・レストラン

バスルーム(1)

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バスルーム(2)

バスルーム(3)

プールサイドデラックスのプライベートテラス

ミニバーや冷蔵庫のアイテム，値段等，2021年9月開業時と大きな変更はありませんでした。

2021年9月 ROKU KYOTO ガーデンデラックス宿泊記
https://4travel.jp/travelogue/11711716
をご覧ください。

ROKU KYOTO 客室茶器作家紹介はこちらから。
https://linktr.ee/rokukyoto

【 THERMAL POOL 】

午後のサーマルプール
（2023年3月5日15:29撮影）

プールサイドデラックスルームに滞在する場合，プールは予約なしで利用できます(08:00-21:00)。

この日の京都の最高気温は14.6℃でした。バスローブを羽織っていれば，プールサイドでも十分暖かいです。

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早朝のサーマルプール
（2023年3月6日06:56撮影）

この日の午前7時の京都の気温は3.0℃でしたが，最高気温は17.6℃に達しました

午前のサーマルプール（1）
（2023年3月6日08:48撮影）

雲一つない絶好の天気。ただし，杉花粉は大量に飛散しています。

午前のサーマルプール（2）
（2023年3月6日09:41撮影）

プールの向こうに見えている建物は，しょうざんリゾートのブライダルサロン。

午前のサーマルプール（3）
（2023年3月6日09:43撮影）

午前のサーマルプール（4）　
（2023年3月6日09:44撮影）

春本番を感じさせる空の色，水の煌めき。

プールの営業時間中は，ロッカーは使用しないまでも，ロッカールーム内の設備（採暖室，シャワー，トイレ等）を利用し，タオルやバスローブを使用することもできます。

【 Kyoto Hirai Beef Kaiseki Menu at TAKA-AN, AMAN KYOTO 】

ディナーは19時からアマン京都の「鷹庵」へ。ロク京都のゴルフカートで送迎していただきました（帰りは歩いて帰るつもりだったけれど，アマン京都から連絡を入れてくれたみたいで，やはり迎えに来てくれました）。歩いても5～6分ですが、夜は道がかなり暗いと思います。

ディナーは飲み物一杯付きの「京都 平井牛コース」。一人総額38,000円（2023年4月以降，40,000円）。写真は不思議なオブジェ？とドイツのスパークリングワイン。

アマン京都 宿・ホテル

先付は，一献とともに，もも棒肉のお造り，みぞれ酢

平井牛は脂の融点が低く，口の中で溶けてゆく。上質のトロを食べているかのよう。

アマン京都 宿・ホテル

ふんわりと柔らかい，すじ肉のお碗。出汁の効いたコンソメスープのような逸品です。

アマン京都 宿・ホテル

酒はM君に選んでもらう。

◯あわいぶき 七本槍 Sparkling Sake

お造り仕立てのモモ肉昆布締めを，北海道産ウニ，千枚漬けとともに。
昆布が取り持つ縁で，海と山のものが出会う。昆布の香りのする千枚漬自体もとっても旨い。

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箸休めは，分葱のぬた和え，剣先イカ，土筆。つくしは揚げてあって，スナック菓子のようなサクサクの食感。

アマン京都 宿・ホテル

炙り寿司

最初のオブジェ？が器になって出てきた！　陶芸家・中村卓夫氏の作品。氏は，琳派，あるいはその代表である本阿弥光悦，俵屋宗達，尾形光琳らの仕事を解釈して作品とするうちに，「器になるコトをやめたうつわ」という，使い手と作陶家の間の新しい関係を進化させた。

オブジェであることからも，器であることからも，すり抜けて行ってしまうような，精神において軽やかな作品。

炙り寿司の部位は「カイノミ」。ネギや染めおろしをあしらい，ニンニクか添えてあります。

アマン京都 宿・ホテル

牛タンと大根と菜の花の炊き合わせ

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M君は，◯黒麹仕込み 佐藤 芋焼酎
おれは，◯白麹仕込み 佐藤 芋焼酎

メインディッシュは平井牛の炭火焼
タレは，ちり酢，オリーブ油と山椒，大根おろし＋造り醤油の3種類。

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部位は「フィレ（写真左）」と「ザブトン（写真右）」。金柑に山葵，梅干しが添えられています。
平井牛＋わさび＋梅干しの組み合わせも出色。

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◯奥能登の白菊 特別純米酒
を酌み交わす。

レタス，紅芯大根などを極細に切った野菜の酢の物。出汁の効いたドレッシングに，糸削りのトッピング。

アマン京都 宿・ホテル

ロース肉のすき焼き，黄身おろしとともに。M君が「すき焼き定食みたいになってる！」と喜んでたw

アマン京都 宿・ホテル

すき焼きを食べ終わってもまだお楽しみが・・・

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土鍋に余ったご飯に，平井牛のそぼろを混ぜて「そぼろご飯」に。ロク京都のジムで筋トレに汗を流してきたM君が，この10倍ぐらいあった土鍋ご飯を全部食った。

静岡県産・マスクメロン，奈良県産・古都華（ことか）イチゴ
ご馳走様でした。

コースに付いてたスパークリングワイン以外のお酒の選択は，九州男児のM君に任せて，
◯あわいぶき 七本槍 Sparkling Sake（シェア） 6,500円
◯黒麹仕込み 佐藤 芋焼酎（M君） 1,900円
◯白麹仕込み 佐藤 芋焼酎（おれ） 1,900円
◯奥能登の白菊 特別純米酒（シェア）4,000円
の計14,300円。

これに京都平井牛コース（@38.000円，2023年4月以降，@40,000円）の二人分を加えて，総額90,300円のディナーでした。

アマン京都 宿・ホテル

おやすみなさい。

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【 TENJIN ALL-DAY DINING / Breakfast 】
朝食はロクキョウトの TENJING のEngawa席で。

朝食ブッフェ（1）
左上方には何に使うのかよくわからない調味料などがディスプレイされている。

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朝食ブッフェ（2）

右手前に並んでいるのは，柚子コンフィ，抹茶きなこ，黒蜜。
品数が少なく，小綺麗に体裁だけを整えたブッフェという感が拭えない。テンション下がる。

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朝食（1巡目）

メイン料理はチーズ入りオムレツを選択。骨つきソーセージと厚切りベーコンが付く。南瓜のスープはお代わりできる。

ブッフェ台から取ってきたのは，生ハム，スモークサーモン，パストラミハム，ごぼうサラダ，（ソーセージ用の）粒マスタード。

ブッフェ台に瓶入りの柚子マーマレードはあったが，どこを探してもバターが見当たらないので，給仕係に尋ねたら持ってきた。テーブルにはジャムも置かれていない。

M君はメイン料理に和朝食セット（焼魚は塩サバ）を選んだ。ご飯と味噌汁はお代わり自由。海苔ぐらいは欲しいところ。

朝食（2巡目）
フルーツとブレーンヨーグルト，黒蜜，柚子コンフィ。
ブッフェ台のフルーツは，みかん，オレンジ，パイナップル，キウイ，白肉のメロン。

朝食（3巡目）
生ハム＋メロンに，ハムチーズトーストを作ろうかと思ったら，ブッフェ台にはチーズも無かった。

LXRブランドにしては，ずいぶん簡素な朝食である。一休のクチコミでも評価が芳しくないのも頷ける。

M君はオレンジが美味しいと言い，オレンジばかり食っている。朝食は客にオレンジを食わせる場ではない。

【 TEA HOUSE 】
正午にチェックアウト。13時からスパトリートメントの予約を入れていますが，12時半にティーハウスに迎えに行くとのこと。それまでセルフでお茶をいただきます。

ROKUKYOTO，LXR HOTELS＆RESORTS 宿・ホテル

椿堂の Mint & Green tea, 気に入りました。

チェックイン前，チェックイン後のひと時を過ごすにもいいスペースですね。

【 SPA TREATMENTS 】

ジェントルマンズ ヒーリング フェイシャル(60mins 22,770円)の施術を受けます。一休のダイヤモンド会員特典，3千円分のホテルクレジットを使いました。

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ウェルカムティー

トリートメントルーム（シングル）

【 AMAN KYOTO 】

15時からアマン京都のアフタヌーンティーを予約しています。春の日差しのもと，徒歩で向かいます。

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【 Seasonal Afternoon Tea at The Living Pavilion by Aman 】

ザ・リビング パビリオン by アマンで，春・弥生のアフタヌーンティーを（ひとり総額 12,000円，グラスシャンパン・ミニ焼き菓子のお土産付き）。

- APERITIF -
桜ウォーター

グラスの縁には桜塩。ノンアルコールのアペリティフです。

お茶は，
おれは「オーガニック マサラチャイ」と「キームンハオヤ」を，
M君が「抹茶ラテ」と・・・

「ほうじ茶ラテ」をいただきました。

- SAVORIES -

蓬のシフォンケーキ 白味噌リコッタクリーム
　桜肉のタルタルとオーガニックレモンのキッシュ

桜エビのライスコロッケ
　チェリーと水上ハモンセラーノの最中バターサンド

蓬とベーコンのシフォンケーキに使われているのは，洛北鷹峯，光悦寺参道にある松野醤油の白味噌。ライスコロッケの衣はカダイフかな。
最中の蓋を取ると，ビングチェリーとハモンセラーノの色味の対比が鮮やか。その甘みと塩気が紅茶風味のバターに包み込まれてゆく。

- SWEETS -

デコポンチーズケーキ
　蕗の薹のガナッシュ

苺柚子
　桜餅

和紅茶どら焼き
　ピスタチオムース

苺のムースに柚子のジャムが入っている苺柚子。ピスタチオムースにはラズベリーがあしらわれています。

- FRESHLY PREPARED -
苺
ホイップクリーム　練乳

ミニパフェみたい。アイスは抹茶ではなく，控えめなミント味。

- SCONE -

クロテッドクリーム　ブルーベリージャム　アンチョビバター
　　プレーンスコーン　菜の花のスコーン

食材の特性上，致し方がないんだろうけど，アンチョビバターはかなり塩っぱい。

ラベンダーソルベ

炭火焼だんご
　みたらし　味噌だれ　あんこ

迷ったのでお姉さんの薦めに従って，みたらし，味噌だれ，あんこを1個ずつにしたけど，「全部みたらしにしたらよかった！」とM君。まったく同感w

抹茶　山政小山園　四方の薫（よものかおり）
お薄もティーワゴンで一服ずつ点てられます。


メニューがよく練られている。当たり前のことだが，食べる者の側に立って構想され伏線が張られている。だからこんなに多彩な（一見，和洋ごちゃ混ぜの）メニューがすんなりと腹に収まるのだろう。芸術的アンスピラシオンやテクニックがある以前に，料理人は頭が良くなくてはならない。

M君が，今まで行ったアフタヌーンティーの中で一番よかったと顔を綻ばせる。違いのわかる男やなw

了