クラブツーリズムモニターツアー〈ハイキング初級〉白樺高原探検隊 御泉水自然園ふしぎ発見ハイキング

2022/10/15 - 2022/10/15

クラブツーリズムのパンフレットを配るエコースタッフに登録してます(コロナ禍でほぼ稼働出来てませんが)。
で、しばしばメルマガが届くのですが、その中に今回のツアーが紹介されてました。限定15名、往復はJR特急あずさに乗車、茅野駅から貸切りバスでゴンドラリフト乗り場へ移動し、標高を稼いでから御泉水自然園のハイキング。お弁当も付いて参加費5000円です。
気付いた時には残席2、急いで予約しました。
観光庁からの補助金が活用されているので、全国旅行支援の対象外ですが、特急あずさの片道料金だけでも既にツアー代金を超してしまうので、どれだけお得かが判ろうと言うモノです。


追記∶なんと、この旅行記をツアーでお世話になった信州たてしな観光協会の梅澤さんに見ていただく事が出来ました＼(^o^)／

エリア 白樺湖・蓼科・車山(長野)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 観光バス JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

JR新宿駅南口
甲州街道に面しています。道を挟んだ向かいがバスタ新宿です。

6時30分集合でした。
参加にはワクチン接種(3回以上)証明などが必要です

新宿駅 駅

ホリデー快速おくたま・あきがわ
これを撮影してる人がメチャ沢山居て、何故？と思ってたら、そうか！10月15日は青梅線河辺～青梅～日向和田間が線路切換え工事の為、全日運休。だから行き先表示が違うのでした。見難いですが、河辺止まりの表示

JR中央本線 乗り物

7時発の特急あずさ1号が入線して来ました。新宿始発の松本行き12両編成です。
E353系ってモロに顔に書いてある

はい、最後尾となり、テールランプが点灯しました

可動式のヘッドレスト付き。
「この列車は全車指定席となっております。自由席はございません。また本日、指定席は満席となっておりますので、座席指定券をお持ちでないお客様はデッキでお過ごしください。」

中央線の車窓で印象的なのは、まずこの盆地の広がりです。
この手前、笹子トンネルを抜けるとどんよりとした雨上がりの空が一気に青く変わり、車内からどよめきすらあがりました「雪国だ！」

茅野駅で下車したお客さん。皆それなりの装備で山へ行くんだな、と。にしてもラッシュ時(最近復活気味です)並み

茅野駅 駅

ゴンドラリフト乗り場まで運んでくれるのはユニバーサル観光さん。
車内で添乗員さんから、2日前に起きたバス事故についてのお詫びが有りました

蓼科牧場駅
でも周りに牧場の気配は有りませんでした

ゴンドラリフトの乗車券はカード式、改札でピッとタッチするタイプです

6人乗りのゴンドラに約2人ずつ乗り込んで行きました。2人だけだと中で自由に動けるので、上り方面も下り方面も見られます

蓼科牧場ゴンドラリフト シャトルビーナス 乗り物

眼下に女神湖が見えてます。
40余年前、大学のゼミ旅行で訪れてます。
伊豆松崎、志賀高原なんかも行きました

御泉水自然園駅
此処で案内してくださる皆さん(隊長・博士・助手2)と合流します

ツアータイトルにも在る、ふしぎ発見のミッションが記されています。ハイキングしながら、これらを解いていくのです

苔が凄い！
苔と言えば、北八ヶ岳連峰の白駒池に在る苔の森が有名ですが、此処、蓼科山麓でも豊富な苔類が見られます

中学時代、理科が第1分野(化学とか白衣着て実験する的な)、第2分野(動植物や天気とかフィールドワークするような)に分かれていて、第2分野の教師がメチャ厳しくて、的確に答えられないと立たされたり、頭叩かれたり(昔は普通)するので恐怖でした。よって皆、必死で予習し、観察してました。苔の観察で指されてレポした事を今でも覚えています。でも、その教師は言動が一致してたし、結果的に授業内容がシッカリ頭に入るので好きでした

御泉水自然園 自然・景勝地

紅葉ではなく、黄葉です。色が冴えないなぁ。
カラマツは落葉松と書き、文字通り松なのに落葉樹です

芸術作品のような古木

倒木にも苔

茸、ツル何とかだったと思います。名前を博士に教えてもらいながら進みます

ミッション6の1
森が育む2つの水源を探し出せ。
これがの水源の1つ、蓼仙の滝へと繋がってます

水が有れば苔も育つ

最近とみに気に入ってる枝がグチャグチャしてる木。早くも全ての葉を落としてます

黄緑色のジャケットが控え目な隊長さん、濃いピンクのジャケットが元気な助手さん(観光協会の方)のレクチャーを聞く参加者

サルオガセ
ミッション5　空気が澄む冷涼な山地でしか出合えないサルオガセ、群生地を特定せよ。
此処かな？

って、そもそもサルオガセって何？ですよね。
「樹皮に付着して懸垂する糸状の地衣」で、霧藻、蘿衣とも言うそうです。植物学上では、サルオガセ科サルオガセ属の地衣類の総称。
じゃあ、地衣って？
地衣類というのは、陸上性で、ごく背の低い光合成生物で、その構造は菌類！
でも、菌類は光合成出来ないから、独り立ちは不可能なのですが、地衣類の場合、菌糸で作られた構造の内部に藻類が共生しており、藻類の光合成産物によって菌類が生活するんだって。
だから、落葉広葉樹林や針葉樹林など、霧のかかるような森林の樹上に着生するだけで、決して樹木に寄生してる訳じゃ無いのです

手に持ってみると、前日までの雨のせいで充分な水分を含んでいるのでフワフワでした。乾くとタワシのようにゴワゴワになるそうです

幹、こんなに真っ直ぐなのに枝は何故シッチャカメッチャカなのか？

クマザサ(隈笹です、熊笹では有りません)
葉に白い隈取りが有る事が名前の由来ですが、若葉には無く、葉が越冬する時に縁が枯れて隈取りになるのです。
ミッション2　青々とした笹の葉に“あるもの”が現れると間もなく冬が訪れる、その“あるもの”とは？
答えは☓☓☓☓でした。縁を枯らす事で余分な栄養を消費しないようにするのだそうです

カラマツ池

お弁当はビジターセンターで食べる事になっていたので、一旦自然園の外へ出て来ました。とは言え、キチンとした出入口が在る訳ではなく、これじゃ入園料払う人居なくね？と。だってゴンドラリフトを降りて歩き始めた時も、入園券の提示とかしませんでした(券そのものを渡されてもいないし)。で、よくよく調べてみたら、ゴンドラリフトに乗って来たお客さんは入園料不要でした。つまり車で来たら、駐車場代と入園料は払ってねって事のようです

八ヶ岳の北端の山だって
雲の多い薄日の空模様でしたが、この時だけ山の姿が見えました

御泉水自然園ビジターセンター

お弁当はとても立派だったのですが、こんなに嵩張ってはハイキング中に持ち歩けないので、全員バス車内に置いていく事に。涼しい時期だからまだしも、此処は大いに改善の余地有りです。
PHO用に付箋有り

牛、豚両方とお弁当業者さんは頑張ってくれたと思います。
PHOは漬物を抜いた代わりにふりかけをいただいてハッピーでした。完食です☆

ビジターセンターのテラスに添乗員の金井さん♪明るくてノリの良い方でした。山にも慣れていて、気配り万全☆

倒木に生えた茸(茶色いの2つ)と倒木から芽生えた木の始まり(左上のちょっと明るい緑色)

ミッション3　至るところで目にする倒れた古木、この倒木を地に還し、豊かな森を維持してくれるものとは？
白くなってるのは菌です。これが木を腐らせて土に戻すのです

ミッション4　破壊の天使と呼ばれている、純白で森の中でもひと際目を引くその姿、見つけしだい報告。
って、これ。
ドクツルタケ。毒キノコの多いテングタケ属の中でも、毒性の強さは群を抜いており、触るのもNGな危険なキノコです

木の皮の裏に育ってた茸

水音がする、岩が在る、となれば

やっぱり岩が好き！

蓼仙の滝
やっと到着。
歩き始めてから何度も滝こっち的矢印の案内板は見かけてたのに、なかなかたどり着かないんで、立ち寄らないのかな？と思ったりもしたのです。地図は渡されてたものの、何処をどう歩いて何処へって説明が無かったので、ただ付いてくだけになって、後もう少しだから、この上り頑張ろうとか、そういう目安が全く無かったのは改善の余地有りでしょう

蓼仙の滝 自然・景勝地

高さ8m、さっきの水源から流れて来ています

滝までのルートは2つ在って、1つはビジターセンターそばから急な階段をひたすら下りるルート、そしてもう1つは緩やかな迂回ルートです。
実はランチの後で歩き始めてすぐに、目まいを起こして倒れた参加者が居て、その男性をバスまで運んだ(一緒に歩いて戻った)助手さんが、その階段ルートを使って先回りしてたのです。膝が笑いました、との事でした

芽を出したドングリ
ミッション１　全国各地で行われるその年の豊作凶作の状況を調べる通称○○○○調査。この森にも在る○○○○とは何か？そして、何の為に豊凶を調べるのか推測せよ。
で、答えは☓☓☓☓です。☓☓☓☓の実る数により、森の動物たちの餌の過不足が判ります。餌が無いと里まで熊が下りて来ちゃうとか、そういう事態を予測し、備える必要も有る訳です

茸だらけ。木自体はもう死んじゃってるそうです

ヤマブシタケ
高級食材です

寄生しつつ紅葉

御泉水
ミッション6の2　森が育む2つの水源を探し出せ。
女神湖へと繋がってます

伏水湿原植生

シダ類

御泉水自然園は大きく分けて2つ、１つは先に歩いた森中心のエリア、もう１つはこちらの木道の在る湿原中心のエリアです。PHOは木道好きなので、湿原エリアがより楽しめました(上り下りが少ないから楽だし）

苔の森

苔の森

苔の森

白樺、岳樺も黄葉

サルオガセ
ミッション5　霧がかかるような森林の樹上、群生地を特定せよ。
此処も！

御泉水池

空が青く見えます。
実際こうだったら良かったのですけどね

女神のそらテラス1830
ゴンドラリフト御泉水自然園駅のすぐ脇に設けられてます

女神のそらテラス1830 名所・史跡

女神湖再び

最近の雨が続いた不順な天候からすれば、もっと晴れてたら、なんて思うのは贅沢ですね。十分絶景です

蓼科牧場ゴンドラリフト シャトルビーナス 乗り物

広がる芝生が唯一の牧場っぽさでした。牛見て、牛乳飲みたかった

白樺湖
車窓から池ノ平ホテル(CMを口ずさめる)のレジャー施設が見えて来たので、カメラを取り出し用意が出来た為、割りとキチンとした写真が撮れました

白樺湖 自然・景勝地

たてしな自然農園
ツアー唯一の立ち寄り場所です。野菜を中心とした地元の物産が豊富に揃っています

見た事無い茸類

リーキ、またはリーク。てかポワロって方が通じるかな？まぁ、西洋ネギとかポロネギとも呼ばれるらしい。昔、米軍施設で働いてる時にクリームスープ(ポタージュ系)でたまに出されてました

ポポー
和名ポーポー(アケビガキ)。
名前に惹かれて(息子の愛称と同じなので)手に入れた事有りますが、味らしい味が無く、不思議な食感です

ルバーブ
タデ科の野菜って言ってもピンと来ませんよね。ジャムとかにするのが一般的。
入笠山で食べたソフトクリームがこれでした

やっぱり信州は味噌！

見つけたら飲まなくちゃね。
丁度4年前の10月、やっぱりクラブツーリズムのバスツアーで、御射鹿池や白駒の池を見ての帰りにも飲んでます(PHO宅に瓶保存中)

茅野駅前に設置されてる国宝土偶のレプリカ
仮面の女神(右)、縄文のビーナス。どちらも茅野市尖石縄文考古館で実物を展示しています

茅野駅 駅

C12 67号機
昭和8(1933)年に日立製作所で製造され、昭和48(1973)年に廃車となるまでに約158万ｋｍ(地球39.5周)を走行しました

榑木川
茅野駅構内の立ち食い蕎麦店です。令和3(2021)年8月にオープンしました

きのこそば560円
やっぱり今日はこれでしょ。でも何茸か判りません。
口コミにも有りましたが、ツユはかなり甘めです

PHOが立ち寄った前後には女性客ばかりが4人続いたのですが、その後待っていたかのように男性客

茅野駅
停車中の電車は17時23分発の下り松本行きでした

茅野と言えば、この山？
名前教えてください

黒耀石
ホームの上諏訪寄りに置かれています
地元茅野産です

あずさ50号は千葉行きです。全車指定席で、満席だったのは往きと同じ。
テーブルの右上に天井のランプについての説明が在ります。緑が利用中。黄色はまもなく利用客が乗車して来ます。赤は空席。なので、赤いランプが点灯してる場合は指定席券が無くても(立席特急券で)座っていて良いけれど、黄色に変わったら立退いて下さいって事です。
何となく緑と赤は逆のイメージなんですが‥

JR中央本線 乗り物

これで往路と違って新宿では改札を出る事無く、、そのままお金をかけずにPHO宅の最寄り駅まで帰れます。

最後までご覧いただき、有難うございましたm(__)m

この旅行記へのコメント （2）

• 琉球熱さん 2022/10/26 23:55:01

  今週末

  あの辺りに行く予定です(笑)
  
  PHOさん、こんにちは
  御泉水自然園、なかなか良いですね
  夏は高山植物も見ることができます
  ちょうど蓼科山の登山口にもなっていて、一度だけ寄ったことがあります
  清流がイイ感じ
  
  あずさが満席とは、そろそろ人出が戻ってきた感じですね
  
  ---------琉球熱--------
  

  PHOPHOCHANGさん からの返信 2022/10/27 00:21:40

  Re: 今週末

  コメントありがとうございます!!
  
  週末は登山ですか♪お天気良さそうですよね☆
  
  自然園内で蓼科山7合目の矢印を何ヶ所かで見ましたよ。
  
  7波が収まって繁華街は賑わいが戻るの早かったですが、通勤電車も先月末から混雑度アップしてます。
  観光地もいよいよお客さん戻って来たようで、混まないでいてくれた方が嬉しいんですけどね。
  
  にしても、旅行支援とか、もっと判りやすく、使いやすくして欲しいです。