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《2022.September》あみんちゅなにげに関西街歩きの旅奈良そのVI~ブヨと格闘橿原神宮編~<br /><br />三重県伊賀市の廣禅寺、奈良県橿原市のおふさ観音を訪れたというと〝移動距離〟のことをまず指摘される。しかし自宅~廣禅寺、廣禅寺~おふさ観音とほぼ同じ距離なので大した距離ではないのが事実である。しかしおふさ観音のある橿原市は奈良県中部に位置することからやはり頭の中では〝距離がある〟と思ってしまう私もいた。そのためせっかくここまで来たのだからという理由で急遽立ち寄り地をひとつ加えることにした。場所は近鉄特急の終着駅名でもある〝橿原神宮〟。明治29(1890)年に明治天皇によって創建された神社は初代天皇である神武天皇とその皇后〝媛蹈鞴五十鈴媛(ヒメタタライスズヒメ)〟を祀っている。神武天皇の宮(畝傍橿原宮)があったとされるこの場所に橿原神宮を作ろうと言う民間有志の請願に感銘を受けた明治天皇が官幣大社として創建されたとされている。神武天皇の御陵である畝傍山東北陵が畝傍山の東北にあるのに対し、橿原神宮は畝傍山の南南東に位置しており、その影響の強さが感じられる場所となっている。敷地面積は166万平方メートルと広大なもので、その敷地内には推古天皇が作ったと伝わる49,500平方メートルの深田池が存在する。畝傍山の南斜面から流れる雨水が水源となっている広大な池は〝野鳥の宝庫〟としても有名で、観察所も設けられている。野鳥の宝庫として現在は役割を果たしているが、古代から農業用水を供給する〝ため池〟であったことが伝えられている。現在では街中にありその役割を終えてはいるが、水質は良いことから現在でも〝憩いの場〟として人々の集う場所となっている。訪れた時間が遅かったために野鳥を見ることはなかった。しかし水質が良い場所にしか発生しない〝ブヨ〟の大群に悩まされることとなる。涼しい時期ではないので陽が翳ってもそれなりの暑さは続いている。故に汗をかいていることは自覚している。何が理由かはわからないが私は蚊のターゲットになりやすい。慣れてしまったいるところはあるが、あの蚊が発する〝超音波的な羽音〟にはかなり敏感になっている。しかしここでは羽音よりも表皮の〝痛み〟で気が付く。目の先には小ぶりのハエのような〝ブヨ〟が止まって吸血している。反射的に叩き○したいのだが、吸血中のブヨを引っ叩くと顎から先の部分が皮膚に残り、それがアナフィラキシーの原因になることがあると書かれていたことを思い出し、手で掴んで○そうとするも意外と素早い。結局一時間半程の滞在で、前腕から肘に掛けてと足首と首に数十ヶ所刺された後が2ヶ月近く経過した今日でもまだ残っている。今年に限ってという特殊な場所は訪れてはいない筈であるが、記憶にある限り虫刺されで悩むレベルに至ったのは、若かりし頃に台湾に行って際にやはり腕をブヨに刺されて治るまで半年以上かかった時以来である。<br /><br />ブヨに好かれたくはないので手を振って歩き始める。末社長山稲荷社・神饌田と横目で見ながら歩き、西鳥居を潜り境内の外に出る。そのまま直進すると近鉄南大阪線橿原神宮西口駅に到着する。本家の橿原神宮駅もあるため、神宮が広大すぎるのか、本家の駅が外れにあるのかとふと疑問に思ったりする。住宅街を抜けるとポツンとある感じで利用客も多いわけではないようだ。駅近のポストは1日1便の収集となっていたことからもそのことは理解できる。<br /><br />特に見る場所もないので戻ることにする。同じ道を歩くのも面白くないので、線路沿いを進むことにする。近鉄南大阪線は結構本数があるようで踏切の音が鳴るたびに列車の来る方向を眺めカメラを構えてみる。〝The 吉野特急〟である16600系、6620系は4両編成準急として運用されているいずれも〝狭軌〟車両が走って行く。バーストモードを利用して連写を試みるも、既にそんな明るさでもなくなかなか上手く撮れなかったことが事実である。<br /><br />奈良県神社庁を通り過ぎると参道に踏切のある久米寺がある。写真ではわからないが既に陽は落ちており、真っ暗で鬱蒼と木々がしげる場所を訪れようとも思わなかった。<br /><br />そして再び橿原神宮敷地内へと戻り、橿原神宮廳(社務所)・橿原神宮会館・橿原神宮文華殿を巡って参拝者用休憩室前の喫煙所で一服する。境内内禁煙とだけ書かれている神社仏閣とは違い、大勢の参拝客のことは考えられているように思える。ただひとつ注意点がある。昨今は神社であっても24時間参拝が出来るわけではない事実。橿原神宮の場合6:00~17:00というのが参拝時間である。時間外でも神社内に立ち入ることはできるのだが、参拝客用に設けられている全ての施設が利用できないようになっている。トイレ・水道は勿論のこと自動化されている手水舎も利用できない。駐車場は利用できるが、隣接するトイレ等は一切利用できない。どうやら橿原神宮から道を挟んだ場所にある〝奈良県立橿原公苑〟迄歩かないとトイレすらないようだ。一応駐車場にも〝参拝時間外〟らしき表示がされているらしいのだが、有料の駐車場は時間関係なく利用できるため、そんなことになるとは思いもよらないだろう。飲み物の自動販売機は生きているようなので、そこまで〝何もない〟訳ではないが、参拝時間外に訪れるならば〝制約〟があることは知っておくべきであろう。<br /><br />人の目にはだいぶ暗くなって来た程度にしか見えないが、実際にはかなり暗くなっていたので、飲み物だけを購入して車へと戻る。滞在時間は1時間半程だったが、しっかり駐車料金は一日分の500円を払わされてしまったが・・・。<br /><br />コロナ禍に於いて外出する際に私自身が気を付けていることに〝外食〟がある。喫煙所もそうだが食事時にマスクを外すのは当たり前な上にやはり〝お喋り〟に花が咲くのは致し方ないとは思う。しかし一人旅であれば食事という行為だけを遂行できれば良い訳であり、わざわざ感染リスクを高める場所に長居をする必要はないと考えている。そんな思いが常にあるために外出時は〝食事抜き〟になることも稀なことではない。しかし今日は朝から走り回った上にこまめな休憩も入れていなかったことから流石に小腹が空いてきた。となれば手軽にファーストフードで済ましたい訳で、場所を知っている〝イオンモール橿原〟で夜マックでもしようと立ち寄ることにした。人が少なければサッと食べてこようかとも思ったが、やはりかなりの人出だった。ということで深く考えずにダブチのLセットをテイクアウトで注文し、車へと持ち帰る。夏にも同じことをした記憶があるが駐車場に停めた車の中で寂しく〝ひとりマック〟をして夕食を済ませ、帰り道についた私であった。<br /><br />軽くお腹も膨れたので走り易い道へと進む。橿原バイパス・大和御所道路を経て天理市に入りセブンイレブン天理喜殿町店に立ち寄って一服の後、行きに見つけたセルフィックス天理SSに到着した。ホワイトブランドのガソリンスタンドだが153円/Lは安い。なのでmoveクンを満腹にさせた後にお風呂タイムのオプションも付加する。お疲れに対して水風呂だが100円だと安いものだ!という訳でドライバー共々満腹になったので、相性良く南淡海を目指す走りを再び開始する。国道163・369・24号と一般道を走って行くが、どうやらこのルートは奈良公園の中を通るようだ。市街地なので飛ばしてないのかと思っていたが、すぐに理由が判明する。車道に〝シカさん〟がいるではないか!昨今の異常気象の影響で野生のシカが車道に出て来て車と接触し事故になることは私も知っている。おまけに車の前に立ちはだかられて睨めっこしたこともある。でもそれは車が通ることが稀な山道のことであり、市街地では経験したことはない。しかしそれもやはり理由があるようで、コロナ禍で観光客の数が減り、餌が貰えないシカも増えているとも言われている。もしかすると深夜時間帯で車が走っていない時間ならば調子に乗って飛ばしていたのかも知れないが、田舎であろうと街中であろうと同じ状況だということを改めて知る。<br /><br />シカの出そうなエリアを過ぎると再び国道24号線に合流し京都府に入る。この辺りは自宅に向かうのに国道307号線を走るルートが最短であるが、山城大橋まで行かずにショートカットするルートをナビが示すのだが、曲がるところを毎回間違えてナビが悩んでしまう場所に行き着いてしまう。今回も例に漏れずそうなってしまった。いつもは前進あるのみで走るので〝ドツボ〟にはまるが、今回は間違ってすぐに気がついたためにUターンをする。しかし今度はナビが暴走し、今来た道を戻れという。こうなるとスマホナビに頼るのが間違いない。ただ悲しいことに素直に山城大橋まで走って右折しろと私でもわかる道を示されてしまいいきがって走ったことを反省させられる結果になってしまった・・・。<br /><br />国道307号線に入るとナビは必要なくなるが、この時間になってもまた〝立ち寄りポイント〟を思いつき、ナビに設定する。正寿院、7月に大雨の中走り回り、最後に辿り着いた場所ではあるが、9月から風鈴の仕様が一部変わり〝コスモス風鈴〟なるものが吊るされると聞いていた。メインは見て来たので再訪迄は必要ないかと考えていたが、見れるならば見てみたいと立ち寄ってみることにした。閉門後の訪問は二回目ではあるが、駐車場付近は街灯があるために写真で切り取れるのであるが、境内付近は街灯の光が当たらず、何を写したかもわからない写真しか撮れなかった。今回はカメラのストロボ撮影とスマホのナイトモードを駆使して撮影にチャレンジしてみた。結果街灯の光が当たっている部分をトリミングしてみたりと物理的要因以外に手を加えてみた。しかしストロボの光はフル発光させているにも関わらず光量不足にしか写らず、スマホカメラでは〝形〟迄はわかるもののやはり風鈴の中迄は〝風鈴表面のガラス〟の影響を受けてしまい、やはり前回同様〝失敗作〟しか撮ることが出来なかった。正寿院の風鈴まつりは9月18日日曜日迄。上手く休みが取れればもう一度来ることは出来る・・・とほぼ〝正寿院の風鈴愛〟に狂うおバカになっていることにほくそ笑みながら、手の打ち様もないので帰ることにする。<br /><br />最後にいつものローソン宇治田原工業団地店に立ち寄り、喉を潤しながら一服しラストランと決め込む。予定では当日中に帰宅する予定ではあったがまた午前様。いつものことだと割り切るものの足腰の衰えを通に感じているご老体、いつまで無茶ができるのだろうか・・・と思いながら無事帰宅。距離はともかく滋賀・三重・奈良・京都の四府県を走った旅は無事終了したのであった。<br /><br />  《終わり》

《2022.September》あみんちゅなにげに関西街歩きの旅奈良そのVI~ブヨと格闘橿原神宮編~

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2022/09/07 - 2022/09/07

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たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

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《2022.September》あみんちゅなにげに関西街歩きの旅奈良そのVI~ブヨと格闘橿原神宮編~

三重県伊賀市の廣禅寺、奈良県橿原市のおふさ観音を訪れたというと〝移動距離〟のことをまず指摘される。しかし自宅~廣禅寺、廣禅寺~おふさ観音とほぼ同じ距離なので大した距離ではないのが事実である。しかしおふさ観音のある橿原市は奈良県中部に位置することからやはり頭の中では〝距離がある〟と思ってしまう私もいた。そのためせっかくここまで来たのだからという理由で急遽立ち寄り地をひとつ加えることにした。場所は近鉄特急の終着駅名でもある〝橿原神宮〟。明治29(1890)年に明治天皇によって創建された神社は初代天皇である神武天皇とその皇后〝媛蹈鞴五十鈴媛(ヒメタタライスズヒメ)〟を祀っている。神武天皇の宮(畝傍橿原宮)があったとされるこの場所に橿原神宮を作ろうと言う民間有志の請願に感銘を受けた明治天皇が官幣大社として創建されたとされている。神武天皇の御陵である畝傍山東北陵が畝傍山の東北にあるのに対し、橿原神宮は畝傍山の南南東に位置しており、その影響の強さが感じられる場所となっている。敷地面積は166万平方メートルと広大なもので、その敷地内には推古天皇が作ったと伝わる49,500平方メートルの深田池が存在する。畝傍山の南斜面から流れる雨水が水源となっている広大な池は〝野鳥の宝庫〟としても有名で、観察所も設けられている。野鳥の宝庫として現在は役割を果たしているが、古代から農業用水を供給する〝ため池〟であったことが伝えられている。現在では街中にありその役割を終えてはいるが、水質は良いことから現在でも〝憩いの場〟として人々の集う場所となっている。訪れた時間が遅かったために野鳥を見ることはなかった。しかし水質が良い場所にしか発生しない〝ブヨ〟の大群に悩まされることとなる。涼しい時期ではないので陽が翳ってもそれなりの暑さは続いている。故に汗をかいていることは自覚している。何が理由かはわからないが私は蚊のターゲットになりやすい。慣れてしまったいるところはあるが、あの蚊が発する〝超音波的な羽音〟にはかなり敏感になっている。しかしここでは羽音よりも表皮の〝痛み〟で気が付く。目の先には小ぶりのハエのような〝ブヨ〟が止まって吸血している。反射的に叩き○したいのだが、吸血中のブヨを引っ叩くと顎から先の部分が皮膚に残り、それがアナフィラキシーの原因になることがあると書かれていたことを思い出し、手で掴んで○そうとするも意外と素早い。結局一時間半程の滞在で、前腕から肘に掛けてと足首と首に数十ヶ所刺された後が2ヶ月近く経過した今日でもまだ残っている。今年に限ってという特殊な場所は訪れてはいない筈であるが、記憶にある限り虫刺されで悩むレベルに至ったのは、若かりし頃に台湾に行って際にやはり腕をブヨに刺されて治るまで半年以上かかった時以来である。

ブヨに好かれたくはないので手を振って歩き始める。末社長山稲荷社・神饌田と横目で見ながら歩き、西鳥居を潜り境内の外に出る。そのまま直進すると近鉄南大阪線橿原神宮西口駅に到着する。本家の橿原神宮駅もあるため、神宮が広大すぎるのか、本家の駅が外れにあるのかとふと疑問に思ったりする。住宅街を抜けるとポツンとある感じで利用客も多いわけではないようだ。駅近のポストは1日1便の収集となっていたことからもそのことは理解できる。

特に見る場所もないので戻ることにする。同じ道を歩くのも面白くないので、線路沿いを進むことにする。近鉄南大阪線は結構本数があるようで踏切の音が鳴るたびに列車の来る方向を眺めカメラを構えてみる。〝The 吉野特急〟である16600系、6620系は4両編成準急として運用されているいずれも〝狭軌〟車両が走って行く。バーストモードを利用して連写を試みるも、既にそんな明るさでもなくなかなか上手く撮れなかったことが事実である。

奈良県神社庁を通り過ぎると参道に踏切のある久米寺がある。写真ではわからないが既に陽は落ちており、真っ暗で鬱蒼と木々がしげる場所を訪れようとも思わなかった。

そして再び橿原神宮敷地内へと戻り、橿原神宮廳(社務所)・橿原神宮会館・橿原神宮文華殿を巡って参拝者用休憩室前の喫煙所で一服する。境内内禁煙とだけ書かれている神社仏閣とは違い、大勢の参拝客のことは考えられているように思える。ただひとつ注意点がある。昨今は神社であっても24時間参拝が出来るわけではない事実。橿原神宮の場合6:00~17:00というのが参拝時間である。時間外でも神社内に立ち入ることはできるのだが、参拝客用に設けられている全ての施設が利用できないようになっている。トイレ・水道は勿論のこと自動化されている手水舎も利用できない。駐車場は利用できるが、隣接するトイレ等は一切利用できない。どうやら橿原神宮から道を挟んだ場所にある〝奈良県立橿原公苑〟迄歩かないとトイレすらないようだ。一応駐車場にも〝参拝時間外〟らしき表示がされているらしいのだが、有料の駐車場は時間関係なく利用できるため、そんなことになるとは思いもよらないだろう。飲み物の自動販売機は生きているようなので、そこまで〝何もない〟訳ではないが、参拝時間外に訪れるならば〝制約〟があることは知っておくべきであろう。

人の目にはだいぶ暗くなって来た程度にしか見えないが、実際にはかなり暗くなっていたので、飲み物だけを購入して車へと戻る。滞在時間は1時間半程だったが、しっかり駐車料金は一日分の500円を払わされてしまったが・・・。

コロナ禍に於いて外出する際に私自身が気を付けていることに〝外食〟がある。喫煙所もそうだが食事時にマスクを外すのは当たり前な上にやはり〝お喋り〟に花が咲くのは致し方ないとは思う。しかし一人旅であれば食事という行為だけを遂行できれば良い訳であり、わざわざ感染リスクを高める場所に長居をする必要はないと考えている。そんな思いが常にあるために外出時は〝食事抜き〟になることも稀なことではない。しかし今日は朝から走り回った上にこまめな休憩も入れていなかったことから流石に小腹が空いてきた。となれば手軽にファーストフードで済ましたい訳で、場所を知っている〝イオンモール橿原〟で夜マックでもしようと立ち寄ることにした。人が少なければサッと食べてこようかとも思ったが、やはりかなりの人出だった。ということで深く考えずにダブチのLセットをテイクアウトで注文し、車へと持ち帰る。夏にも同じことをした記憶があるが駐車場に停めた車の中で寂しく〝ひとりマック〟をして夕食を済ませ、帰り道についた私であった。

軽くお腹も膨れたので走り易い道へと進む。橿原バイパス・大和御所道路を経て天理市に入りセブンイレブン天理喜殿町店に立ち寄って一服の後、行きに見つけたセルフィックス天理SSに到着した。ホワイトブランドのガソリンスタンドだが153円/Lは安い。なのでmoveクンを満腹にさせた後にお風呂タイムのオプションも付加する。お疲れに対して水風呂だが100円だと安いものだ!という訳でドライバー共々満腹になったので、相性良く南淡海を目指す走りを再び開始する。国道163・369・24号と一般道を走って行くが、どうやらこのルートは奈良公園の中を通るようだ。市街地なので飛ばしてないのかと思っていたが、すぐに理由が判明する。車道に〝シカさん〟がいるではないか!昨今の異常気象の影響で野生のシカが車道に出て来て車と接触し事故になることは私も知っている。おまけに車の前に立ちはだかられて睨めっこしたこともある。でもそれは車が通ることが稀な山道のことであり、市街地では経験したことはない。しかしそれもやはり理由があるようで、コロナ禍で観光客の数が減り、餌が貰えないシカも増えているとも言われている。もしかすると深夜時間帯で車が走っていない時間ならば調子に乗って飛ばしていたのかも知れないが、田舎であろうと街中であろうと同じ状況だということを改めて知る。

シカの出そうなエリアを過ぎると再び国道24号線に合流し京都府に入る。この辺りは自宅に向かうのに国道307号線を走るルートが最短であるが、山城大橋まで行かずにショートカットするルートをナビが示すのだが、曲がるところを毎回間違えてナビが悩んでしまう場所に行き着いてしまう。今回も例に漏れずそうなってしまった。いつもは前進あるのみで走るので〝ドツボ〟にはまるが、今回は間違ってすぐに気がついたためにUターンをする。しかし今度はナビが暴走し、今来た道を戻れという。こうなるとスマホナビに頼るのが間違いない。ただ悲しいことに素直に山城大橋まで走って右折しろと私でもわかる道を示されてしまいいきがって走ったことを反省させられる結果になってしまった・・・。

国道307号線に入るとナビは必要なくなるが、この時間になってもまた〝立ち寄りポイント〟を思いつき、ナビに設定する。正寿院、7月に大雨の中走り回り、最後に辿り着いた場所ではあるが、9月から風鈴の仕様が一部変わり〝コスモス風鈴〟なるものが吊るされると聞いていた。メインは見て来たので再訪迄は必要ないかと考えていたが、見れるならば見てみたいと立ち寄ってみることにした。閉門後の訪問は二回目ではあるが、駐車場付近は街灯があるために写真で切り取れるのであるが、境内付近は街灯の光が当たらず、何を写したかもわからない写真しか撮れなかった。今回はカメラのストロボ撮影とスマホのナイトモードを駆使して撮影にチャレンジしてみた。結果街灯の光が当たっている部分をトリミングしてみたりと物理的要因以外に手を加えてみた。しかしストロボの光はフル発光させているにも関わらず光量不足にしか写らず、スマホカメラでは〝形〟迄はわかるもののやはり風鈴の中迄は〝風鈴表面のガラス〟の影響を受けてしまい、やはり前回同様〝失敗作〟しか撮ることが出来なかった。正寿院の風鈴まつりは9月18日日曜日迄。上手く休みが取れればもう一度来ることは出来る・・・とほぼ〝正寿院の風鈴愛〟に狂うおバカになっていることにほくそ笑みながら、手の打ち様もないので帰ることにする。

最後にいつものローソン宇治田原工業団地店に立ち寄り、喉を潤しながら一服しラストランと決め込む。予定では当日中に帰宅する予定ではあったがまた午前様。いつものことだと割り切るものの足腰の衰えを通に感じているご老体、いつまで無茶ができるのだろうか・・・と思いながら無事帰宅。距離はともかく滋賀・三重・奈良・京都の四府県を走った旅は無事終了したのであった。

  《終わり》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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