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ひと夏の思い出2022~福ふく ふくろうの寺 光明寺~<br /><br />例年になく猛暑が続いた令和4年の夏。あるはずの〝梅雨〟までもが夏に組み込まれてしまったことは言うまでもない。まだまだ暑い日が続いているが、暦の上では立秋を過ぎ8月も残り1週間となった。<br /><br />シフト勤務のワーカーをしている限り、学生はもちろんカタギの仕事をしている方々とは全く異なり〝夏休み〟的なものはない。ただこまめに連休を入れて、日帰りや一泊の旅を計画し過ごして来た例年ではあったが、流行るコロナ禍とは裏腹に〝イベント行事〟がシフト末に入る日が続くため、シフト跨ぎの4連休が取れない辛さがある。<br /><br />そんな背景の中伸ばし伸ばしになっていた行き先があった。兵庫県佐用町平福の十輪山光明寺。兵庫県には違いないが、岡山県や鳥取県との県境付近に位置しているために、我が町石山からではかなり遠いイメージがある。コロナ回避のために車を利用したいこともあるが、一般道を走ると204km、5時間の道のりである。流石にこの距離はキツいので鉄道利用にするがこちらも距離的には大差ない。ただ車内では寝ることはできるため、関西ワンデイパス利用で行くことにする。<br /><br />自宅から駅迄は珍しくバスに乗る。またそのバスが路線を間違い途中でUターンをするという場面に出会す。駅には少し延着するがさほど影響はない。その後新快速乗車後、姫路と相生で各停に乗り換えて上郡に到着する。以前は何もなかった駅ではあったが、智頭急行の開通で〝陰陽連絡線〟の起点駅と変わり現在に至っている。乗り換えの時間を利用して駅前を散策し、一服と顔出しに勤しんだ私であった。<br /><br />智頭行きの普通列車に乗るために智頭急行上郡駅へと向かう。駅員氏はいるが平福迄の切符は〝ノリホ〟のような切符であった。智頭急行線は初乗車であるが、高規格化された線路をローカル線らしからぬスピードで走って行く。20km強の平福駅まであっという間であった。<br /><br />平福駅でスーパーはくと都の離合等を確認後光明寺に向かって歩き出す。スマホナビで表示させると少し遠回りの道を指し示すが、現地の案内板通りに歩いて行けばあっという間に到着できた。<br /><br />この光明寺を〝ふくろうの寺〟としたのはご住職の尽力が大きいが、〝風鈴の寺〟と呼ばれるようになったのは、ご住職の発案をSNS拡散されたことが大きいと聞いている。平福は歴史ある街ではあるが、メジャーな観光地的なものがない場所であった。そこで夏の時期に風鈴を飾ったところ見事にバズり、今年は3,000個もの風鈴が境内に飾られる迄になっている。まだ期間があるためネタバレになるので委細は伏せておくが、このご住職はすべての参拝客を〝楽しくさせることが楽しみ〟というお人柄なので、数多くの風鈴やふくろう像、そしてシャレが効いたご住職の言葉が書かれた石板等が至る所にあり、顔や気持ちがほっこりすること間違いなしです。<br /><br />それ程敷地が広くないと聞いていたので2時間もあればと考えていたが甘かった。私的には一日中滞在していても飽きなかった場所だったろうと少し悔やんだことが印象として残っていた。16:00の閉門時間に合わせてお寺を後にする。山門外にもチェーンソーアートの一刀彫等目を引くものは沢山ある。帰る方向に向かいながらも色々な作品や石仏等を見ながら急な参道を下りて来た。<br /><br />事前の計画が甘かったこともあり、平福という街が因幡街道の宿場町だったことも含め、歴史的な観光ができることを知らなかった事実がある。自宅までの距離や所要時間を考えると安易に行動すれば最終バスに乗れないことも考えられる。そんな背景から行きとは違うルートを取って佐用から姫新線経由で姫路に辿り着く行程では17:26平福発の上郡行き普通列車に乗らざるを得ない。そんなことを考えながら限られた時間で回れる場所は回ろうと考え、道の駅平福や平福宿本陣を駆け足で回り平福駅に辿り着く。上下線の車両交換ができる平福駅は交換がある場合を除けば行きに降りたホームでは無いこと位分かりそうだが、暴走してしまって2番乗り場に向かってしまい慌てて1番ホームに戻ってくるといった失態をしてしまった。まあ無事列車には乗車することができ、次駅の佐用に到着する。佐用ではホームが変わるために地下通路を歩くが、この辺りはまだまだバリアフリー化が考えられるには時間がかかりそうだと改めて思う。<br /><br />3分の乗り継ぎ時間は十分な佐用駅だが、出発待ちをしていた車両はレールバスのキハ120ではなく、単行運行の可能なキハ122であった。姫新線といえば雨風の影響を受け易く倒木や土砂流入などによって運休や遅れが生じることは有名である。このような現実からもし姫新線が運休した場合智頭急行の上郡回りを想定しての行程立案を組まざるを得ないことは仕方がない。ラッキーなことに天候が崩れることもなく定時に姫新線も運行されていたので予定を変えることもなかった。どこぞの知事と同じ名前の三日月駅では〝アルミ缶〟を〝風鈴〟にして風情を出す工夫がなされている景色を車窓に見ながら定刻に播磨新宮駅に到着、今度は2両編成のキハ127に乗り換えて姫路を目指すこととなる。JR西日本管轄でいつも収支の悪さから〝廃線〟という二文字から離れられない姫新線ではあるが、それなりに利便性は改善されているように思う。姫新線自体数十年ぶりの乗車だが、旧型気動車がトロトロと走っていた記憶がある。その後沿線の通勤通学客の便宜を図るために高速化改造がなされ、姫路から上月間の最高時速は100km/hに引き上げられ、同時に高速走行が可能なキハ127・キハ122が投入されるに至っている。また上月から津山間を走るキハ120もエンジンの大出力化やトイレの増設などの改修がなされており、それなりの改善はなされているようだ。<br /><br />路線の高速化がなされた結果、ローカル線の旅路になると思われていた姫新線の旅は一時間程のもので終わりとなり、終着の姫路駅に到着する。素直に乗り換えをすれば21:00前に最寄駅に到着するのだが、その辺りが私にとっていわくのある姫路駅の魔力に惹かれてしまう。駅付近の喫煙所を探すために改札を出て行ったのである。以前は駅前に喫煙所が設けられていたのだが、このご時世そのようなものはとっくの昔に撤去されているようだ。しかし最近役立つことの多い〝喫煙所マップ〟には駅ビルデパートのピオレ姫路の地下一階にあると記載されていた。コロナ禍で屋内の喫煙所は軒並みクローズされている最中、まさかね~と思いながら向かって行くと・・・そのまさかが存在することを知る。まあ密を避けるように〝4名以内〟と書かれてはいたが、あまりそのことを気にかけている者もいないようだ。本来ならば後から来た者が配慮すべき者なのであるが、長居をしてコロナに罹患した方がバカを見るので一服を済ませると早々に立ち去って駅を目指す。その結果当初予定していた19:41発野洲行き新快速の一本前19:26の長浜行きに乗車することができた。車内での2時間弱の時間は、通勤時間でもあり窮屈な者である。途中尼崎近辺で受信した社内LINEに〝リアルスタンプ〟を急造して返信するなどして暇を持て余していること丸わかりみたいなことをやっていた。大阪を過ぎればあっという間に最寄駅だが、一服に拘り過ぎて2本のバスを乗り過ごしてしまった。しかし通勤時にどこかへ立ち寄った際に乗るバスであったこともあり、何ら思うこともなくど田舎バス停に到着する。自宅を出てから12時間40分、車とは違う電車旅に結構満足できた私であった。<br /><br />  《終わり》

ひと夏の思い出2022~福ふく ふくろうの寺 光明寺~

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2022/08/24 - 2022/08/24

38位(同エリア175件中)

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

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ひと夏の思い出2022~福ふく ふくろうの寺 光明寺~

例年になく猛暑が続いた令和4年の夏。あるはずの〝梅雨〟までもが夏に組み込まれてしまったことは言うまでもない。まだまだ暑い日が続いているが、暦の上では立秋を過ぎ8月も残り1週間となった。

シフト勤務のワーカーをしている限り、学生はもちろんカタギの仕事をしている方々とは全く異なり〝夏休み〟的なものはない。ただこまめに連休を入れて、日帰りや一泊の旅を計画し過ごして来た例年ではあったが、流行るコロナ禍とは裏腹に〝イベント行事〟がシフト末に入る日が続くため、シフト跨ぎの4連休が取れない辛さがある。

そんな背景の中伸ばし伸ばしになっていた行き先があった。兵庫県佐用町平福の十輪山光明寺。兵庫県には違いないが、岡山県や鳥取県との県境付近に位置しているために、我が町石山からではかなり遠いイメージがある。コロナ回避のために車を利用したいこともあるが、一般道を走ると204km、5時間の道のりである。流石にこの距離はキツいので鉄道利用にするがこちらも距離的には大差ない。ただ車内では寝ることはできるため、関西ワンデイパス利用で行くことにする。

自宅から駅迄は珍しくバスに乗る。またそのバスが路線を間違い途中でUターンをするという場面に出会す。駅には少し延着するがさほど影響はない。その後新快速乗車後、姫路と相生で各停に乗り換えて上郡に到着する。以前は何もなかった駅ではあったが、智頭急行の開通で〝陰陽連絡線〟の起点駅と変わり現在に至っている。乗り換えの時間を利用して駅前を散策し、一服と顔出しに勤しんだ私であった。

智頭行きの普通列車に乗るために智頭急行上郡駅へと向かう。駅員氏はいるが平福迄の切符は〝ノリホ〟のような切符であった。智頭急行線は初乗車であるが、高規格化された線路をローカル線らしからぬスピードで走って行く。20km強の平福駅まであっという間であった。

平福駅でスーパーはくと都の離合等を確認後光明寺に向かって歩き出す。スマホナビで表示させると少し遠回りの道を指し示すが、現地の案内板通りに歩いて行けばあっという間に到着できた。

この光明寺を〝ふくろうの寺〟としたのはご住職の尽力が大きいが、〝風鈴の寺〟と呼ばれるようになったのは、ご住職の発案をSNS拡散されたことが大きいと聞いている。平福は歴史ある街ではあるが、メジャーな観光地的なものがない場所であった。そこで夏の時期に風鈴を飾ったところ見事にバズり、今年は3,000個もの風鈴が境内に飾られる迄になっている。まだ期間があるためネタバレになるので委細は伏せておくが、このご住職はすべての参拝客を〝楽しくさせることが楽しみ〟というお人柄なので、数多くの風鈴やふくろう像、そしてシャレが効いたご住職の言葉が書かれた石板等が至る所にあり、顔や気持ちがほっこりすること間違いなしです。

それ程敷地が広くないと聞いていたので2時間もあればと考えていたが甘かった。私的には一日中滞在していても飽きなかった場所だったろうと少し悔やんだことが印象として残っていた。16:00の閉門時間に合わせてお寺を後にする。山門外にもチェーンソーアートの一刀彫等目を引くものは沢山ある。帰る方向に向かいながらも色々な作品や石仏等を見ながら急な参道を下りて来た。

事前の計画が甘かったこともあり、平福という街が因幡街道の宿場町だったことも含め、歴史的な観光ができることを知らなかった事実がある。自宅までの距離や所要時間を考えると安易に行動すれば最終バスに乗れないことも考えられる。そんな背景から行きとは違うルートを取って佐用から姫新線経由で姫路に辿り着く行程では17:26平福発の上郡行き普通列車に乗らざるを得ない。そんなことを考えながら限られた時間で回れる場所は回ろうと考え、道の駅平福や平福宿本陣を駆け足で回り平福駅に辿り着く。上下線の車両交換ができる平福駅は交換がある場合を除けば行きに降りたホームでは無いこと位分かりそうだが、暴走してしまって2番乗り場に向かってしまい慌てて1番ホームに戻ってくるといった失態をしてしまった。まあ無事列車には乗車することができ、次駅の佐用に到着する。佐用ではホームが変わるために地下通路を歩くが、この辺りはまだまだバリアフリー化が考えられるには時間がかかりそうだと改めて思う。

3分の乗り継ぎ時間は十分な佐用駅だが、出発待ちをしていた車両はレールバスのキハ120ではなく、単行運行の可能なキハ122であった。姫新線といえば雨風の影響を受け易く倒木や土砂流入などによって運休や遅れが生じることは有名である。このような現実からもし姫新線が運休した場合智頭急行の上郡回りを想定しての行程立案を組まざるを得ないことは仕方がない。ラッキーなことに天候が崩れることもなく定時に姫新線も運行されていたので予定を変えることもなかった。どこぞの知事と同じ名前の三日月駅では〝アルミ缶〟を〝風鈴〟にして風情を出す工夫がなされている景色を車窓に見ながら定刻に播磨新宮駅に到着、今度は2両編成のキハ127に乗り換えて姫路を目指すこととなる。JR西日本管轄でいつも収支の悪さから〝廃線〟という二文字から離れられない姫新線ではあるが、それなりに利便性は改善されているように思う。姫新線自体数十年ぶりの乗車だが、旧型気動車がトロトロと走っていた記憶がある。その後沿線の通勤通学客の便宜を図るために高速化改造がなされ、姫路から上月間の最高時速は100km/hに引き上げられ、同時に高速走行が可能なキハ127・キハ122が投入されるに至っている。また上月から津山間を走るキハ120もエンジンの大出力化やトイレの増設などの改修がなされており、それなりの改善はなされているようだ。

路線の高速化がなされた結果、ローカル線の旅路になると思われていた姫新線の旅は一時間程のもので終わりとなり、終着の姫路駅に到着する。素直に乗り換えをすれば21:00前に最寄駅に到着するのだが、その辺りが私にとっていわくのある姫路駅の魔力に惹かれてしまう。駅付近の喫煙所を探すために改札を出て行ったのである。以前は駅前に喫煙所が設けられていたのだが、このご時世そのようなものはとっくの昔に撤去されているようだ。しかし最近役立つことの多い〝喫煙所マップ〟には駅ビルデパートのピオレ姫路の地下一階にあると記載されていた。コロナ禍で屋内の喫煙所は軒並みクローズされている最中、まさかね~と思いながら向かって行くと・・・そのまさかが存在することを知る。まあ密を避けるように〝4名以内〟と書かれてはいたが、あまりそのことを気にかけている者もいないようだ。本来ならば後から来た者が配慮すべき者なのであるが、長居をしてコロナに罹患した方がバカを見るので一服を済ませると早々に立ち去って駅を目指す。その結果当初予定していた19:41発野洲行き新快速の一本前19:26の長浜行きに乗車することができた。車内での2時間弱の時間は、通勤時間でもあり窮屈な者である。途中尼崎近辺で受信した社内LINEに〝リアルスタンプ〟を急造して返信するなどして暇を持て余していること丸わかりみたいなことをやっていた。大阪を過ぎればあっという間に最寄駅だが、一服に拘り過ぎて2本のバスを乗り過ごしてしまった。しかし通勤時にどこかへ立ち寄った際に乗るバスであったこともあり、何ら思うこともなくど田舎バス停に到着する。自宅を出てから12時間40分、車とは違う電車旅に結構満足できた私であった。

  《終わり》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
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