2023年、プチ旅行を積み重ねるぞ (23) 飛鳥路と橿原神宮、フレンチを求めて

2023/09/24 - 2023/09/24

ダイワロイヤルホテルのチェーンは、景色のいい立地に立つことが多く、部屋はゆったり36平米ぐらいあり、最上階にフレンチレストランがあったりして、好みのチェーンです。

カテゴリー分けしていて、もっともデラックスなカテゴリーでは、浜名湖と橿原にあり、ホテルの名前は、ザ・浜名湖とザ・橿原。
確か、初めてザ・浜名湖に行ったのは、コロナが始まった頃だったかと思います。
大型のホテルなので、コロナ前は、アジアのツアーや、日本人のツアーもよく利用していたようですが、コロナで、ガラーンと静かだった頃に利用して、フランス料理が美味しいのに感心したのでした。

ところが、コロナ禍の苦境で、外国資本と提携することになったそうで、今年の後半は、チェーンのホテルで、フレンチレストランが消えて行き、ビュッフェのみになりつつあります。

フロントの方に聞くと、資本提携は決定されたようで、ただ、この先、レストラン営業をどうしていくかは、まだ決まっていないとのこと。
私は、昨年、フランス旅行をして、お高い店でも3コースで、肉の塊が大きいだけなんで、「これなら、日本のフレンチの方がよほど美味しい」という結論にいたり、今年はせっせと、日本のフレンチを探し求める旅をしています。

残念ながら、ホテルの食事に、少しお安いビュッフェと、刺身自慢の和食と、少しお高いフレンチの三択がある場合、お客の選択は、ビュッフェか刺身になるので、フレンチは、閑古鳥が鳴くことになってしまうのです。

けど、大阪の町にあるミシュランの星つきレストランに、アジアの富裕層がやってきている現状もあるのですから、ホテルのフレンチレストランも、値段的に工夫をして、フレンチレストランを栄えさせてほしいな、と思いました。

とにかく、閑古鳥の鳴くフレンチレストランは、ダイワロイヤルホテルチェーンで、どんどん姿を消していってます。楽天トラベルで予約を探す時、ビュッフェはいつもあるけど、フレンチのコースは、あったりなかったり・・・

そんなわけで、前々から行ってみたかった、ザ・橿原に、まだ、フレンチがあるうちに、フレンチを食べに、一泊旅行しました。

さて、橿原って、橿原神宮以外に、何があるんだろうか、と予習を始めたのは、宿泊の前々日ぐらいでした。

なるほど、小学校の遠足で、何度か歩いた飛鳥の遺跡めぐりのルートがあるんですね。
私はあんまり遺跡にロマンを感じられない方で、それゆえ、小学校の時に、長々と歩いた挙句に、石を見せられて、よほどつまらないと思ったのか、大人になってから、ここをめざしたことはなかったと記憶してます。

もしかしたら、50年以上ぶりになるのでしょうか。
久しぶりに、飛鳥を歩きました。

稲が実りつつあって、稲穂の景色が美しかった。
そして、畦道には彼岸花が咲いてました。
ただ、田んぼの中を歩くから、日陰がないところが多くて、今年の異常な残暑が厳しかったです。

あまり無理に歩くとやばいお年頃なので、田んぼ歩きは満喫したけど、石舞台とかのメジャーなエリアまでは歩かず、そこそこでごまかしました。

二食つきの一泊料金は、3万円ほどでした。

エリア 橿原(奈良)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

鬼の雪隠

石よりも、田んぼの景色が気に入りました。

鬼の俎

亀石

橘寺に立ち寄りました。
二面石という、両側に顔が彫られた石

暑さにめげそうになり、石舞台へ行くのは諦めて、川沿いの道を歩いたのですが、ここも木陰はほとんどなく、ひたすら暑かったです。

ザ・橿原のホテル

ツインは、いつも広々してます。
特に、ここのソファは、ゴロッと寝ころぶのに心地よかった

売店で、吉野葛のキャンデーを見つけました。
溶けないキャンデーとか。
少し放置してから食べると、ぷよぷよ感が味わえますよ、と言われて、ススメに従いました。ブルーベリー味です。

ふつうは、カルパッチョのような生魚の料理のようですが、私のために、あんぽ柿とフォアグラの前菜に変えてくれました

蟹のロワイヤルのスープ

鮑の料理

伊勢海老の天ぷら

一般的には、ビュッフェのレストランが人気で、このチェーンで、フレンチを食べるとき、平日とかは、数人だったり一人だったり・・・
この日は、お客さんはたくさんいたのですが、フレンチコースを選んだのは私だけで、他の方は、和洋折衷コースを選ばれてました。
こんなだから、フレンチレストランが閉まっていくんですよね。寂しい。

肉料理には、松茸の天ぷらと焼き松茸が、たっぷりついてました。

デザートは、和洋折衷でした。

お掃除をされたばかりで、砂地のほとんどに、綺麗な紋様がついたまま。
だから、足を踏み入れるのを躊躇して、端っこのコンクリートをたどって歩きました。
早朝の神社は、心を清々しくしてくれます

参道のから少し外れたところに池がありました。
早朝ゆえか、風もなく、湖面が鏡のようです。
池を見ると、一周したくなる私です。

50年ぶりの飛鳥路と橿原神宮。
しっかり楽しめました。