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《2022.June》あみんちゅなにげに関西街歩きの旅京都そのXIV~三室戸寺のあじさい園ライトアップ編~<br /><br />  《前編から続く》<br /><br />勘違いをして立ち寄ったイオンモール京都桂川を後にして京都市内を走って行く。スマホナビだと色々なルートが表示されるが、車載ナビではほぼほぼ幹線道路を走れと言う。今から思うと記憶にないようなルーティングを経由して、京阪電車宇治線の観月橋駅隣のあの悪評高い交差点を右折し宇治市街を目指す。向かった先は三室戸寺。西国三十三所第十番札所としても有名処ではあるが、6月は特に〝あじさいの寺〟として全国的に有名となる。加えて〝あじさい園ライトアップ〟の期間は土日の19:00~21:00という〝限定〟が入ることからかなりの集客があり、日によっては駐車場の空き待ちをしなければならない位混雑することもあると聞く。今年令和4(2022)年度は6月11日から6月26日の土日となっており、訪れた6月25日土曜日は最終日前日という〝混雑要素満載〟の日でもあった。<br /><br />地の利を知るものならばいざ知らず、観光客の多くはナビ任せでやって来る。また駐車場のある場所が住宅地を越えたような場所にあるために気づかなければ通過してしまうような場所だと聞いていた。当然私もナビ任せ、おまけに住宅地内に迷い込んでしまったようで右往左往した。それでもなんとか駐車場を発見し、車を入庫しようとすると何故か〝真っ直ぐ進め〟とガードマンがいう。臨時駐車場が設けられているのかと指示に従った結果京滋バイパスの側道にまで出てしまう。結局駐車場と認識した場所が正しく、駐車場を利用する車が合図しろと言わんばかりの対応である。仕方なしにぐるっと迂回して元の場所に戻り車を停めた。これで15分はロスした計算となる。<br /><br />駐車場は後払いのコインパーキングである。それ程の混雑をしていないという判断からタイムズ三室戸寺前第1パーキングは閉鎖されていた.駐車した第2パーキングも混雑している程ではなく、入口近くに駐車して三室戸寺を目指すことにする。駐車場から入山受付迄は歩いて数分の距離なので苦にはならない。しかし昼夜入れ替えのシステムが採られており、あじさい園の開園時期(令和4年度は6月1日~7月10日)は昼間と夜に参拝すると1,000円×2で2,000円の入山料が必要だ。あじさいライトアップ期間中はあじさい庭園部分だけの拝観となるために所要時間はそれ程かからないと思われた。それらのことを踏まえて移動していたが、まさかの駐車場での時間ロス。まあ過ぎ去ったことを言っても前には進まないので、入山すれば即あじさい庭園の拝観に進んだ。<br /><br />今回訪れた目的はあくまで〝あじさい園のライトアップ〟だったので、建物等の拝観ができなかったことについては何も思わない上文句もない。確かにあじさい庭園のライトアップは入山料に見合ったものであり、白色LEDを用いたライトアップは、多種多様なあじさいが映えるように考えられていることも伺える。<br /><br />しかし拝観中に耳にする他の観光客の陰口は全く〝良い評判〟がひとつもなかったということが現実だ。駐車場の案内、日本人には自撮り棒を注意するが外国人観光客には見て見ぬふり。他人がやっているからやっても良いとは言えないが、ガードマンが〝仕事をしているように〟思わせる素振りがあちらこちらで見受けられるのである。確かに訳の分からないゴタクを並べてガードマンに噛みついている客もいた。閉門は21:00だということを知って入山しているにも関わらず、その時間になっても見切れていないところがあるからと〝居させろ!〟とほざいていた。こういうクレームは言う者がおかしいと気付いていないことがタチが悪い。しかし他の拝観者からも良き意見が聞かれないことは少なからず不満を持たれていることに違いないであろう。<br /><br />そして現実として閉門時間を迎えると徹底的に人を追い出しにかかるという姿勢にも首を傾げたくなるところもあった。庭園奥の部分から照明を落として行くのは効果的であり、人数のことを考えればやむを得ない措置だと思われる。しかし三室戸寺の退出は、遊園地等で見られる回転手押しタイプの物である。あれは枠の中に1人づつ入って出て行った後再入場はできないシステムであるが、出口の照明が落とされ真っ暗な状態下で出て行くにはあまりにもリスクが大き過ぎるものである。なんとなく進んで行ったタイミングが悪く、手を挟まれたとしても辺りが暗ければ何が起こっているのかわからない筈である。<br /><br />おまけに駐車場も24時間営業のコインパーキングを間もなく閉鎖しますと連呼している。シーズンの駐車料金は2時間以内1,000円となっている。これも事前にその旨を伝えていれば、拝観をやめるか手短かに済ませるかどちらかを自己責任に於いて選択するだけである。<br /><br />結局のところ〝金だけ置いて〟さっさと帰れといった指摘を受けても仕方がないだろう。色々な意味で有名な三室戸寺ではあるが、仏に仕える住職の対応が悪すぎるお寺としても有名となっている。確かに宗教法人ほど〝収入〟に於ける特権を持ち合わせている法人格は日本国内に於いては無いに等しい。しかしいくら〝見映え〟のするものを見せて貰っても、それを提供している方々の魂胆を知ってしまえば興醒めすること間違い無い。少なくともあじさいの時期に訪れたいとは全く思わなくなった。何も無い時期に西国三十三所の御朱印を頂いて終わりかなと思った残念なお寺であり、あじさい庭園ライトアップであった。<br /><br />取り敢えず帰らせたいようなのでさっさと駐車場を後にして、頼まれた買い物をしようと車を走らせる。たまたま視界に入ったダックス宇治三室戸店に立ち寄り、明日の朝食を購入後やっと一服してから出発した。宇治から自宅に戻るにはこれもまたナビの種類によって示すルートが異なってくる。しかし天ヶ瀬ダムを通るルートは夜は走り辛いことは周知していたので、距離的には若干遠回りとなる国道307号線宇治田原経由で帰ることにした。途中曲がる道を間違えて大石迄行ってしまったが予想より随分早く帰ることができた。<br /><br />いつもと同じような午後出発の〝早回りあじさい名所巡り〟の旅であったが、やはり期待外れとなった〝三室戸寺拝観〟が大きくマイナスになってしまったことが残念だった。多分あと一回位はあじさい回りはできそうだと思ってはいるが、満足必須となってしまった〝施設選択〟に自分が追い込まれているようにも思える今回の旅路であった。<br /><br />  《終わり》

《2022.June》あみんちゅなにげに関西街歩きの旅京都そのXIV~三室戸寺のあじさい園ライトアップ編~

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2022/06/25 - 2022/06/25

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2022/06/25

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《2022.June》あみんちゅなにげに関西街歩きの旅京都そのXIV~三室戸寺のあじさい園ライトアップ編~

  《前編から続く》

勘違いをして立ち寄ったイオンモール京都桂川を後にして京都市内を走って行く。スマホナビだと色々なルートが表示されるが、車載ナビではほぼほぼ幹線道路を走れと言う。今から思うと記憶にないようなルーティングを経由して、京阪電車宇治線の観月橋駅隣のあの悪評高い交差点を右折し宇治市街を目指す。向かった先は三室戸寺。西国三十三所第十番札所としても有名処ではあるが、6月は特に〝あじさいの寺〟として全国的に有名となる。加えて〝あじさい園ライトアップ〟の期間は土日の19:00~21:00という〝限定〟が入ることからかなりの集客があり、日によっては駐車場の空き待ちをしなければならない位混雑することもあると聞く。今年令和4(2022)年度は6月11日から6月26日の土日となっており、訪れた6月25日土曜日は最終日前日という〝混雑要素満載〟の日でもあった。

地の利を知るものならばいざ知らず、観光客の多くはナビ任せでやって来る。また駐車場のある場所が住宅地を越えたような場所にあるために気づかなければ通過してしまうような場所だと聞いていた。当然私もナビ任せ、おまけに住宅地内に迷い込んでしまったようで右往左往した。それでもなんとか駐車場を発見し、車を入庫しようとすると何故か〝真っ直ぐ進め〟とガードマンがいう。臨時駐車場が設けられているのかと指示に従った結果京滋バイパスの側道にまで出てしまう。結局駐車場と認識した場所が正しく、駐車場を利用する車が合図しろと言わんばかりの対応である。仕方なしにぐるっと迂回して元の場所に戻り車を停めた。これで15分はロスした計算となる。

駐車場は後払いのコインパーキングである。それ程の混雑をしていないという判断からタイムズ三室戸寺前第1パーキングは閉鎖されていた.駐車した第2パーキングも混雑している程ではなく、入口近くに駐車して三室戸寺を目指すことにする。駐車場から入山受付迄は歩いて数分の距離なので苦にはならない。しかし昼夜入れ替えのシステムが採られており、あじさい園の開園時期(令和4年度は6月1日~7月10日)は昼間と夜に参拝すると1,000円×2で2,000円の入山料が必要だ。あじさいライトアップ期間中はあじさい庭園部分だけの拝観となるために所要時間はそれ程かからないと思われた。それらのことを踏まえて移動していたが、まさかの駐車場での時間ロス。まあ過ぎ去ったことを言っても前には進まないので、入山すれば即あじさい庭園の拝観に進んだ。

今回訪れた目的はあくまで〝あじさい園のライトアップ〟だったので、建物等の拝観ができなかったことについては何も思わない上文句もない。確かにあじさい庭園のライトアップは入山料に見合ったものであり、白色LEDを用いたライトアップは、多種多様なあじさいが映えるように考えられていることも伺える。

しかし拝観中に耳にする他の観光客の陰口は全く〝良い評判〟がひとつもなかったということが現実だ。駐車場の案内、日本人には自撮り棒を注意するが外国人観光客には見て見ぬふり。他人がやっているからやっても良いとは言えないが、ガードマンが〝仕事をしているように〟思わせる素振りがあちらこちらで見受けられるのである。確かに訳の分からないゴタクを並べてガードマンに噛みついている客もいた。閉門は21:00だということを知って入山しているにも関わらず、その時間になっても見切れていないところがあるからと〝居させろ!〟とほざいていた。こういうクレームは言う者がおかしいと気付いていないことがタチが悪い。しかし他の拝観者からも良き意見が聞かれないことは少なからず不満を持たれていることに違いないであろう。

そして現実として閉門時間を迎えると徹底的に人を追い出しにかかるという姿勢にも首を傾げたくなるところもあった。庭園奥の部分から照明を落として行くのは効果的であり、人数のことを考えればやむを得ない措置だと思われる。しかし三室戸寺の退出は、遊園地等で見られる回転手押しタイプの物である。あれは枠の中に1人づつ入って出て行った後再入場はできないシステムであるが、出口の照明が落とされ真っ暗な状態下で出て行くにはあまりにもリスクが大き過ぎるものである。なんとなく進んで行ったタイミングが悪く、手を挟まれたとしても辺りが暗ければ何が起こっているのかわからない筈である。

おまけに駐車場も24時間営業のコインパーキングを間もなく閉鎖しますと連呼している。シーズンの駐車料金は2時間以内1,000円となっている。これも事前にその旨を伝えていれば、拝観をやめるか手短かに済ませるかどちらかを自己責任に於いて選択するだけである。

結局のところ〝金だけ置いて〟さっさと帰れといった指摘を受けても仕方がないだろう。色々な意味で有名な三室戸寺ではあるが、仏に仕える住職の対応が悪すぎるお寺としても有名となっている。確かに宗教法人ほど〝収入〟に於ける特権を持ち合わせている法人格は日本国内に於いては無いに等しい。しかしいくら〝見映え〟のするものを見せて貰っても、それを提供している方々の魂胆を知ってしまえば興醒めすること間違い無い。少なくともあじさいの時期に訪れたいとは全く思わなくなった。何も無い時期に西国三十三所の御朱印を頂いて終わりかなと思った残念なお寺であり、あじさい庭園ライトアップであった。

取り敢えず帰らせたいようなのでさっさと駐車場を後にして、頼まれた買い物をしようと車を走らせる。たまたま視界に入ったダックス宇治三室戸店に立ち寄り、明日の朝食を購入後やっと一服してから出発した。宇治から自宅に戻るにはこれもまたナビの種類によって示すルートが異なってくる。しかし天ヶ瀬ダムを通るルートは夜は走り辛いことは周知していたので、距離的には若干遠回りとなる国道307号線宇治田原経由で帰ることにした。途中曲がる道を間違えて大石迄行ってしまったが予想より随分早く帰ることができた。

いつもと同じような午後出発の〝早回りあじさい名所巡り〟の旅であったが、やはり期待外れとなった〝三室戸寺拝観〟が大きくマイナスになってしまったことが残念だった。多分あと一回位はあじさい回りはできそうだと思ってはいるが、満足必須となってしまった〝施設選択〟に自分が追い込まれているようにも思える今回の旅路であった。

  《終わり》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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