2022/10/01 - 2022/10/01
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kojikojiさん
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豪快な仏が浦のクルーズが終わった後はバスに乗ってさらに海岸線を南下します。そして着いたのが脇野沢港です。午後3時を回った所での到着です。この港を午後3時30分に出港するフェリーで陸奥湾を横断して津軽半島側の蟹田港まで1時間のクルーズです。添乗員さんはチケットを買い求めに走り、一応20分の自由時間になりますが、皆さんはバスから降りません。1人堤防を歩いてみると蟹田港から来るフェリーが見えました。この日の陸奥湾は風もなく海面は鏡のように静まって波もありません。その海面を滑るように来る船はとても美しかったです。この航路には個人旅行では来ることは無いと思っていたので、今回のツアーに参加してよかったと思います。フェリーはかなり小型で乗用車にして十数台しか積めないようです。この日は3列あるレーンの中央に自家用車が3台と我々のバスが1台だけでした。1時間のクルーズ中はずっとデッキに出ていましたが、海峡の中心辺りで、右に下北半島と左に津軽半島が見える景色は心に残りました。遠くに函館へ向かうフェリーも見えました。夕日に向かって走るフェリーは1時間で対岸の蟹田港に着きました。バスに戻ってそのまま津軽半島を横断してこの日に泊まる岩木山のホテルに向かいます。途中の車窓の風景も素晴らしく、稲刈りの済んだ田んぼでもみ殻を燃やす風景など普段は見られないものも見ることが出来ました。日が落ちて到着したのは「ロックウッド・ホテル&スパ」というホテルでしたが、ここは昔の「鯵ヶ沢プリンスホテル」でした。日本中を旅していると西武鉄道グループの名残に出会うことが多くあります。ホテルとしての造りは良いので快適な滞在が出来ました。ただ、今回のツアーは結構お高いのですが、それに見合った夕食ではないように思います。温泉は素晴らしく、この日も貸し切りで楽しむことが出来ました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 船 JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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牛滝港を出たバスは脇野沢港に向かうのですが、一番近いルートである338号線ではなく、253号線で遠回りしていました。これには理由があるのかは分かりません。338号線が運転しにくいのか、フェリーの時間までの調整だったのだと思います。
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迂回しているのが分かったのは「かわうち湖」を通過したからです。湖には立派な橋が架かっていますが、グーグルで検索してもその先には何もありません。何のための橋なのか…。
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川内ダムを通過しました。この湖が人造湖だということが分かりました。本州最北端のダムとして知られているそうです。
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ダムを越えてからは川内川に沿って森の中を走り抜けます。このルートは「かもしかライン」という名前がついているようです。
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束ねた稲を稲架(はさ)に掛けて干しています。こんな風景は関東地方では見かけなくなった気がします。昨年の冬に宮崎県に行った際に「大根やぐら」を見て感動しました。これも迫力があって凄かったです。
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川内川が海に出てしまうと海岸線に沿って338号線を西に走ります。しばらくすると岬のようなものが見えてきます。
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脇野沢港には午後3時過ぎに着きました。添乗員さんはチケットを買いに走ります。20分ほど自由時間になりますが、ほとんどの方がバスから降りませんでした。
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1人で堤防を歩いてみると対岸の蟹田港を出たフェリーが海面を滑るようにやってきました。この日の陸奥湾は鏡面の様な静けさで波も無いように見えます。
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堤防のすぐ脇を入港してきました。昔ギリシャの島々をフェリーで旅していた頃を思い出します。そんなころから30年近い月日が流れています。
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舳先に立つ甲板員の方がかっこよく見えます。
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思っていたよりも小さなフェリーです。船名は「かもしか」で総トン数は611トンで、乗用車20台またはバス4台が積めるそうです。
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小さな港の中でフェリーはターンしていきます。車庫入れのように上手いこと回るものです。岸壁にいた係員のおじさんに船の方に来ないよう制止されます。
マリンハウス脇野沢 お土産屋・直売所・特産品
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その理由はすぐに分かりました。サンドレットを投げるので、当たらないように離れていてくださいという意味でした。後半員の方がロープに付いたサンドレットをくるくる回転させて岸壁に向かって投げます。
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岩壁のおじさんは細いロープを手繰り寄せて、その先にある船と岸壁を繋ぐ太いロープを引っ張ります。太平洋フェリーではライン・スローワーと呼ばれる索発射銃でこのロープを飛ばしていました。
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このツアーに申し込むまで乗ることは無いだろうと思っていた「むつ湾フェリー」の下北半島の脇野沢港と津軽半島の蟹田港を結ぶルートです。
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船尾(トモ)のスターンランプが開き始めました。船首(オモテ)の場合はバウランプと呼び、船側にある場合はサイドランプといいます。
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船内には3レーンあるようです。バスに乗ったままフェリーに乗り込みます。
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バランスを取るために中央のレーンに先に乗用車を3台入れ、その後ろに我々のバスが並びました。この日はこの4台だけが蟹田港に向かいます。バスが停車してしまうと全員降りて、船のデッキに上がります。
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陸奥湾の横断フェリーを今回乗ると、今度は青森港から函館に向かう津軽海峡を渡るフェリーに乗りたくなってしまいます。
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バスで走ってきた海岸線の後ろには昨日行った恐山の近くの釜臥山の頂上のレーダーサイトが見えました。
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脇野沢港の沖合には姿が似ている「鯛島」とそこに建つ「陸奥弁天島灯台」が見えました。
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対岸に見えるのは青森市の東側の夏泊半島のようです。
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港にあるのは「脇野沢港第3東防波堤灯台」です。
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竜神広場のモニュメントは海と山と里に挟まれた地形からくるエネルギーがぶつかり合う場所として整備されたようですが、財源がどこから出ているかの方が気になります。
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太陽が沈む方角に進んでいくようです。
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この角度からだと確かに鯛のような姿に見えます。
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フェリーが出港して少し進むと鯨のような姿に見えてきます。30年ほど前にイタリアのローマの北にあるボマルツォという村にある怪物庭園に行ったことがあります。澁澤龍彦の「ヨーロッパの乳房」に掲載されているのを読んでどうしても行きたくなり、かなり苦労していった記憶があります。その公園に並ぶ怪物にも劣らない造形美だと思いました。
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脇野沢港はあっという間に小さくなっていきます。仏が浦から山の中をずいぶん走りましたが、海岸線からいきなり山が続いている印象です。
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今年の旅では利尻島と礼文島のフェリー旅と、伊豆大島航路の高速船と、この津軽海峡と陸奥湾の旅が思い出になりました。今年の旅もまだ3か月分残っていますが。
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太陽を背にして「鯛島」を見ると逆光だった先ほどの不気味さは失われました。
鯛島 自然・景勝地
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「青函フェリー 青森ターミナル」を出港したフェリーが函館に向かっていくのが見えました。このルートも近い将来乗ってみたいと思います。函館の港から出港するシーンは菅田将暉と小松菜奈の映画「糸」で観ましたが、そこだけが記憶に残っています。
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下北半島が遠くなってきました。
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ちょうど中間地点の辺りでしょうか。右に下北半島で平舘(たいらだて)海峡を挟んで左に津軽半島が見えます。イスタンブールから「モトル(乗合水上バス)」に乗ってアナドル・カブールまで行き、要塞の丘から眺めた黒海の景色がこんな風だったなと思い出しました。
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太陽光線が当たっている下北半島側の海岸線がきれいに見えます。
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平舘(たいらだて)海峡に面した海岸線には道路も無いので、手付かずの自然が残っているように思えます。
脇野沢西海岸 自然・景勝地
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20キロ位離れていますが、「石崎無線中継所」通称「津軽の塔」がはっきり見えました。これは電電公社が造ったコンクリート製無線中継所跡 で高さ89メートルあります。1978年に北海道と本州を結ぶマイクロ波通信拠点として完成しますが、2001年同区間の通信手段の光ファイバー化により運用停止します。アンテナは撤去され塔部分だけが残っています。
https://www.youtube.com/watch?v=7n2ri1Qctvc&t=168s平舘台場跡地 名所・史跡
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妻は2等客室でお休み中でした。我々のツアー19人以外には自家用車3台分の人しか乗っていないのですから座席はガラガラです。
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沈みゆく太陽が作る光のラインに向かって進んでいるようです。
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船内のアナウンスが入り、蟹田港が近いのでバスに戻ります。
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楽しいクルーズも終わってしまいました。自分で車を運転しないので、フットパッセンジャーがフェリーを利用するのにはかなり苦労があります。まだ国内ならよいのですが、ヨーロッパのフェリー乗り場は町の郊外に遭ったり、コンテナ置き場の奥に遭ったり、過去には数々の苦労がありました。
むつ湾フェリー 乗り物
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港には「風のまち交流プラザ トップマスト」というこちらもお金のかかった施設がありました。展望テラスと最上階には展望台もあるようですが、ツアーバスはそのまま通過してしまいます。
風のまち交流プラザ トップマスト 名所・史跡
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蟹田港からは津軽半島を横断して西海岸近くまで進みます。こちらも稲刈り前の田んぼが黄金色できれいです。
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北海道新幹線の高架の下をくぐりました。東北新幹線はまだ盛岡までしか利用したことがありません。東京からだとその先は飛行機の方が早い気がしてしまいます。
大平駅 駅
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十三湖には翌日に行きますが、そのすぐ近くを通過しています。
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この辺りも風力発電の風車が数多くありました。
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ホテルに着く前に太陽は沈んでしまいそうですが、きれいな夕日が楽しめました。
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稲刈りの終わった田んぼでは藁が燃やされていました。最初はもみ殻はと思いましたが、まだ干している時期なのでもみ殻が出ることはありません。コンバインで稲を刈り取ると藁の部分は機械がみじん切りにするそうです。それを田んぼで燃やしているようです。
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昔父と田舎の空地の草刈りに行っていましたが、あまりの広さに閉口していました。それに毎週のように刈らないとすぐに伸びてしまいます。ある時燃やしてしまおうと風下から火をつけました。最初は良かったのですが、風向きが変わった途端に燃え広がって大変なことになったことを思い出しました。
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級に車窓から岩手山が見えました。その姿から津軽富士とも呼ばれるほか、「お」をつけて「お岩木(山)」あるいは「お岩木様」とも呼ばれるそうです。吉幾三の「津軽平野」の歌詞にも「お岩木山よ見えたか親父(おどう)」とありました。
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ベンセ湿原は津軽半島北部から秋田県境にかけての沿岸地域に広がる津軽国定公園の一部です。十三湖あたりから湿地や岩木川の近くを通り抜けながら南下していきます。
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日本海に剥いて風車が回転しています。
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太陽はもうほとんど沈んでいるようです。淡いピンク色が残っているだけです。
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風車の近くには家屋は建てられないので、このような湿地が選ばれているのでしょうか。
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巣に帰るのか鳥の群れが見えました。ほとんど日本昔話のような世界になってきました。
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走行するバスの中からにしてはうまく月の写真が撮れました。
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この日のホテルは岩木山の中腹にある「ロックウッド・ホテル&スパ」です。鯵が沢の名前でピンと来ましたが、昔は「鯵ヶ沢プリンス」だったホテルです。
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完全に陽が落ちた午後6時前にホテルに到着しました。ロビーで鍵を受け取って部屋に上がります。プリンスホテルだっただけあって、共用部分は大理石が使われてお金がかかっています。客室もそこはかとなくプリンスホテルの雰囲気が残っています。
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水回りは改修されているのかもしれませんがきれいで使いやすかったです。
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プリンスホテルのバスルームは換気が悪くてあまり好きではありませんでしたが、今回は大浴場があるので利用しませんでした。
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部屋のインテリアはプリンスらしさを感じます。シングルベット2つのツインルームですが十分な広さがありました。
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スキー場はすぐ裏にあり、ゴルフ場も近いので20代にとまった数々のプリンスホテルを思い出します。原田知世の「私をスキーに連れてって」の時代です。BGMはもちろんユーミンです。
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ソファーベットがスキーヤーズホテルっぽいです。
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夕食は3階のレストランでした。ビュッフェスタイルで、テーブルを決めてからカウンターに行って飲み物を注文しました。部屋で缶チューハイを飲んでいたので、いきなり地酒にします。
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「もっきり」というスタイルで、枡にもこぼれんばかりのお酒が注がれました。地元鯵ヶ沢の「神の座」と「安東水軍」です。同じ酒蔵なので味は似ていました。名前の由来は十三湊で交易により栄えたとされる「安東水軍」にちなんで名づけられたそうです。
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味は悪くはなかったのですが、今回のツアーはかなり高めの値段設定だったのでビュッフェ料理はなんだかなぁと思いました。美味しい冷酒は良いのですが、お酒に合う料理が少ないのはどうなのかしら。
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ロボットの作ったお寿司。イカとキャベツの漬け物は初めて食べましたが、青森名物のようです。
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我々のツアーと数組の家族連れだけがお客のようでした。巨大な施設なだけに少し寂しい感じがします。
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部屋で少し休んでから大浴場に向かいます。まだ10時過ぎですが、フロントも含めて人の気配は感じられません。
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男女の漢字が面白いデザインです。
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妻とはしばしお別れです。
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まだ早い時間ですが、大浴場には誰もいませんでした。今晩も貸切風呂になりました。
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鯵ヶ沢温泉は塩分の強い湯で、肌がすべすべになる温泉だそうです。
ロックウッド ホテル&スパ 宿・ホテル
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露天風呂の湯は熱くて気持ち良かったです。
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下北半島に続き、津軽半島の夜も満天の星空でした。夜は真っ暗でしたが、朝湯に入ると日本海側の海岸線がきれいに見えました。
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部屋に戻った後にカメラのレンズを窓ガラスに押し付けて写真を撮るとオリオン座の3つ星がきれいに写せました。部屋の前はスキー場で、右手には岩木山が見えるようです。
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