2008/11/04 - 2008/11/05
29位(同エリア115件中)
さっくんさん
アウランガーバードを拠点として二つの石窟寺院遺跡を訪れました。山奥でひっそりと眠っていた人類の英知を見学します。
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カジュラホから車でアジャンター石窟群を目指しました。途中地元の人さえ余り立ち寄らないのでは?と思う山間の茶屋で一服入れたのですが、私と言う珍しい珍客に驚いたのか、周囲のインド人が起立して、全くの無表情で此方をガン見してくるんです。実は初回の旅で経験済みなので冷静に対処しましたが、こうしたケースの田舎のインド人は悪気も無いのですが、デリカシーもありません。只興味津々と言ったところでしょうか?まったくの無表情なので、怒っているのか?躊躇しているのかも解らず初回は恐いです。
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そのうち一人が恐る恐る寄ってきてチャイを御馳走してくれました。大都会なら睡眠薬強盗を心配しなければいけませんが、彼等には心配御無用です。私は返礼として当時両切だったgoldenbatを差し出します。
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goldenbatに火をつけて突然噎せ出すインド人、隣の人が挑戦するもゲホゲホ言ってます。どうやらインド人には刺激が強過ぎた様です。それからはカタコトの英語で色々話しましたが、驚いた事に私が日本から来たと言っても、余り反応が無いんです。日本の存在を知らないのかです知っていても、何もイメージ出来る事が無いのかもしれません。それほど素朴な山村の茶屋でした。きっと彼等は日本人はヤバい煙草吸う民族と言うイメージがついてしまった事でしょう。
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アジャンタ石窟寺院に到着しました。石窟内に描かれた壁画で有名な遺跡です。
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石窟は石窟を掘り易い崖がある地形が求められる事から、川沿いの侵食作用で作られた崖に作られる事が多いです。作業にも、飲用としても水は不可欠ですし、一石二鳥な立地だったと思われます。
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壁画が有名だとの事でしたが、それだけに留まらず石窟のファザードや彫刻も見応えがあります。
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遺跡は紀元前1世紀と5~6世紀の二つの時代に渡って作られ、30程の石窟があります。
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とてもそんな古い時代の彫刻とは思えない仕上がりです。
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イギリスの政治家がマハラジャの誘いを受け虎狩りに出かけたは良いものの、逆に虎に追っかけられて、逃げている途中偶然発見されたと言います。
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追っかけた虎のグッドジョブでしたね。
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小部屋の奥に鎮座する仏様。造った職人の絵心が素敵です。
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此方は仏像では無くストゥーパが設けられています。
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細かい絵画がビッシリと描かれています。
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絵画を撮るのは難しいです。何がなんだか解りません(泣)
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ファザードは後期のものとなると、写真の様なものが主流となります。立派なファザードです。第19窟。
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丸いU字型の天井、左右に並び立つ列柱、最深部に御本尊と言うのが、チャイティヤ窟の特徴です。チャイティヤ窟とはストゥーパを祀る為の塔院です。石窟は他に僧侶が暮らす僧院ヴィハーラ窟と対になって成り立ちました。
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ライティングが良い味出しています。
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アジャンター石窟で一番有名な蓮華手菩薩像の壁画です。
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パッと見、この様な山奥の穴蔵の中に、こんな世界が作られているなんて、普通考えないでしょう。それが今まで残された理由なのでしょう。
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惚れ惚れする紋様がありました。
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寝仏もいらっしゃいました。
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第26窟のファザードです。
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第26窟チャイティヤ窟内部。
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こんな山奥にと思ってしまいますが。こんな山奥だったからこそ今世紀迄生き残れたのかもしれません。仏教芸術に詳しく十分楽しめた遺跡でしたが、熟知した人なら一日では足りない遺跡なのではないかと思います。
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続いてエローラ石窟寺院群に向かいます。
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何と言っても最大の見所は第16窟カイラーサナータ寺院です。
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エテ公がいました。私は基本動物大好きなのですが猿は苦手、と言うか嫌いです。親曰く私が猿年なので似た者同士だから仲が悪いのだとか…。
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でもね、コイツ等本当にムカつくんですよ。初回のインドの時、リキシャーの運転手と猿だけは好きになれませんでした。悪さはするし、食べ物パクるし、しかも現地の人曰く神様なので反撃も出来ません。本当無敵なんです。いつか…逆襲してやる…。
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猿を怒らせない様に慎重に寺院を上から見下ろせる位置まで登りました。
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周りの岩盤から察する通り、この岩盤を彫って、この寺院を造ったのです。暫し茫然とするしかない光景でした。
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カイラーサナータ寺院の名前は聖なる山、カイラスから来ていますが、ヒンズー寺院のトンガリ屋根はカイラスを表現しています。
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このアングルから眺めると岩盤を彫り抜いて作られた事が良く解ります。
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そてにしても何故彼等は岩をくりぬいて寺院を建造したのでしょう?
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現在なら建材を組み上げて建物を建てる一卓でしょうが、当時は石材を切り出して、運搬して、組み上げるより、この様な手法の方が有利だったのでしょうか?
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踊っています。お祭りかな?
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象さんに囲まれた女神様。
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このファザードは僧院、ヴィハーラ窟です。何となく解ってきました!
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この遺跡は驚く事にヒンズー教、仏教、ジャイナ教の寺院が共存しています。
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普通同じ場所で異なる宗教が寺院を築く時、以前の宗教の建築は破壊されてしまう事が常でした。こう言うところにはインドの宗教に対する寛容さを感じます。
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抱擁しているのでしょうか?抱き合っているのでしょうか?
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ヒンズー教の崇拝の対象のひとつ、リンガは男根像です。
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最初はびっくりしますが、良く考えれば日本にもありますよね。そして日本の方が露骨だったりもします(笑)
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三階建てのヴィハーラ窟もありました。
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腰つきに躍動感を感じます(笑)
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すぐ側の石窟には仏像がズラリと鎮座していました。
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此方はアジャンター石窟でも見られた様式の石窟のファザードです。
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内部もアジャンター石窟と同様の様式です。恐らく同じ年代に造られたのでしょう。
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アジャンターより、エローラの方が荒々しい地形に存在している様に感じました。
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インドの山奥で、修業をして~♪
流行りましたよね?レインボーマン。 -
何やらお怒りの様です。
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御夫婦でしょうか?仲睦まじそうです。
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エローラ石窟の全ての壁画を理解するにはヒンズー教、仏教、ジャイナ教
、三つのインド主要宗教の知識が必要です。勉強が追い付かない…。 -
仏教とヒンズー教は各地で国教の座を巡り競い合った歴史があります。
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滝が降り注ぐ場所もありました。
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インドネシアのジョグジャカルタのブランバナンとボロブドゥール、カンボジアのアンコールワット遺跡dえも仏教遺跡とヒンズー遺跡が寄り添う様に建てられています。
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洋服の青山と紳士服の青木の様な関係でしょうか?つまりは良いライバルと言う訳で…。
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ジャイナ教も石窟寺院を掘り抜きました。
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小振りではありますが、それでも十分美しい寺院です。
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横から眺めました。
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二つの石窟寺院を巡りました。これらの遺跡が造られた当時、インド人の寿命は30歳前後だったと言われます。カイラーサ寺院の建造時間は約100年と言われてるので3~4世代もかけて彫り込まれた事になります。そんな世代を超えた信仰への執念の形を私は見たのかもしれません。
さてガシュラホー見学後、インドの王道コースのヴァラナシへは向かわず、南下して此処アウランガーバードを訪れたのは、今回訪れた二つの世界遺産の遺跡は勿論ですが、もうひとつ私にとって重要な訪問地があったからです。それは次回インド編の最終回で紹介したいと思います。
最後までご覧になってくださり、ありがとうございました。
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