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バングラデシュの旅を始める前に乗り継ぎの悪さを利用してスリランカのコロンボでストップオーバーを楽しみました。

バングラデシュへ!前編トランジットでスリランカ2

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2023/01/31 - 2023/01/31

54位(同エリア554件中)

旅行記グループ 南アジアの旅

2

120

さっくん

さっくんさん

バングラデシュの旅を始める前に乗り継ぎの悪さを利用してスリランカのコロンボでストップオーバーを楽しみました。

旅行の手配内容
その他

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  • フォート駅前から一日が始まります。駅前はドヤ街的雰囲気ですが、バスターミナルにも近く観光にはうってつけです。

    フォート駅前から一日が始まります。駅前はドヤ街的雰囲気ですが、バスターミナルにも近く観光にはうってつけです。

  • バス通りに密集するトタン屋根の商店群の向こうには建設中の高層ビルが。近代化が進むアジアのアンバランスな世界観を象徴する様な光景です。

    バス通りに密集するトタン屋根の商店群の向こうには建設中の高層ビルが。近代化が進むアジアのアンバランスな世界観を象徴する様な光景です。

  • 昨日訪れた場所から鉄道を写していると、一人の男性と知り合いました。煙草を一本あげると、そのお礼に一か所案内したいところがあると言います。やっぱり彼もオートリキシャの営業だったのです。彼はお礼だからと強調しますが、そんな訳が無いのは無論招致でしたが此処はいっちょ乗ってみようかと思いました。毒喰らわば皿までです。但し<br />「もし貴方が私と営業がしたいのなら、時間と労力の無駄に終わるビターなエンドになるだけだから連れて行かない方が良い。」<br />と言う事は念を押しておきました。

    昨日訪れた場所から鉄道を写していると、一人の男性と知り合いました。煙草を一本あげると、そのお礼に一か所案内したいところがあると言います。やっぱり彼もオートリキシャの営業だったのです。彼はお礼だからと強調しますが、そんな訳が無いのは無論招致でしたが此処はいっちょ乗ってみようかと思いました。毒喰らわば皿までです。但し
    「もし貴方が私と営業がしたいのなら、時間と労力の無駄に終わるビターなエンドになるだけだから連れて行かない方が良い。」
    と言う事は念を押しておきました。

  • 彼が私を案内したのは何故かカソリックの教会。彼はこれは立ち寄っただけ的な発言をすると話題を変えて更にコロンボを離れます。なるべく遠い見所を周って、徴収する値段を釣り上げたいのでしょう。涙ぐましい努力だけど、その努力はきっと報われません。何故ってその努力の報酬を支払うのは私なのですから。

    彼が私を案内したのは何故かカソリックの教会。彼はこれは立ち寄っただけ的な発言をすると話題を変えて更にコロンボを離れます。なるべく遠い見所を周って、徴収する値段を釣り上げたいのでしょう。涙ぐましい努力だけど、その努力はきっと報われません。何故ってその努力の報酬を支払うのは私なのですから。

  • 続いて訪れたのはヒンズー寺院であるマハ・カリ・アンマン寺院です。さて、一か所案内するだけだった筈なのに自動的に二つ目に連れて来られてしまいました。彼の行為は最早明白です。でもそんな事は<br />「全てお見通しだ!」(仲間由紀恵さん風に)です。<br />でも見所は楽しまさせて頂きます(笑)

    続いて訪れたのはヒンズー寺院であるマハ・カリ・アンマン寺院です。さて、一か所案内するだけだった筈なのに自動的に二つ目に連れて来られてしまいました。彼の行為は最早明白です。でもそんな事は
    「全てお見通しだ!」(仲間由紀恵さん風に)です。
    でも見所は楽しまさせて頂きます(笑)

  • 寺院の尖塔にはギッシリとヒンズーの神々の人形が並んでいます。これは南インドの様式なのでしょうか?私が訪れた北インドではあまりこの様式の寺院を見かけませんでした。寧ろシンガポール等インド外でこの様式の寺院を知りました。

    寺院の尖塔にはギッシリとヒンズーの神々の人形が並んでいます。これは南インドの様式なのでしょうか?私が訪れた北インドではあまりこの様式の寺院を見かけませんでした。寧ろシンガポール等インド外でこの様式の寺院を知りました。

  • ヒンズー寺院は本当にカラフルです。カラフルを通り越えてサイケテリックに感じる程です。

    ヒンズー寺院は本当にカラフルです。カラフルを通り越えてサイケテリックに感じる程です。

  • そしてヒンズー教は多神教です。本当に様々な神様がいらっしゃいます。

    そしてヒンズー教は多神教です。本当に様々な神様がいらっしゃいます。

  • その中でも中心を為すのは維持神であるブラフマー、創造神ヴィシュヌそして破壊神シヴァです。

    その中でも中心を為すのは維持神であるブラフマー、創造神ヴィシュヌそして破壊神シヴァです。

  • ヒンズーの神様はシヴァを始めクリシュナやラーマ等青い肌の神様が多いです。これは彼等が土着の神様で本来肌が黒かった事に起因します。後にインドをアーリア系の民族が支配する様になるとカースト制度が生まれ支配層の肌の白いアーリア系の人々はハイカースト。披支配層の色の黒い土着の人々はローカーストとされました。即ちカースト制度はある意味一番歴史の古い黒人差別とも言えるでしょう。黒=悪な世界観なので、本来土着で肌が黒い神々はインドの特別な色とされる青に置き換えられて表現されているのです。

    ヒンズーの神様はシヴァを始めクリシュナやラーマ等青い肌の神様が多いです。これは彼等が土着の神様で本来肌が黒かった事に起因します。後にインドをアーリア系の民族が支配する様になるとカースト制度が生まれ支配層の肌の白いアーリア系の人々はハイカースト。披支配層の色の黒い土着の人々はローカーストとされました。即ちカースト制度はある意味一番歴史の古い黒人差別とも言えるでしょう。黒=悪な世界観なので、本来土着で肌が黒い神々はインドの特別な色とされる青に置き換えられて表現されているのです。

  • ガネーシャ様もいました。

    ガネーシャ様もいました。

  • ヴィシュヌの妻ラクシュミーさんです。

    ヴィシュヌの妻ラクシュミーさんです。

  • ココナツに灯を燈し、この祭壇の下でエイヤッ!と叩きつけます。

    ココナツに灯を燈し、この祭壇の下でエイヤッ!と叩きつけます。

  • ヒンズー寺院は勿論神聖な場所ですが、他の宗教とは違い静粛ではなく日々祭事的な躍動感に満ちています。

    ヒンズー寺院は勿論神聖な場所ですが、他の宗教とは違い静粛ではなく日々祭事的な躍動感に満ちています。

  • こちらは隣接するSri Venkateshwara Hindu寺院です。

    こちらは隣接するSri Venkateshwara Hindu寺院です。

  • ヒンズー寺院前はビーチとなっています。ドライバーさんはこのビーチを津波ビーチと呼んでいました。どうやらこのビーチで津波が発生し、彼の家も被災したと言います・津波の語源が日本語だと知ると驚いていました。

    ヒンズー寺院前はビーチとなっています。ドライバーさんはこのビーチを津波ビーチと呼んでいました。どうやらこのビーチで津波が発生し、彼の家も被災したと言います・津波の語源が日本語だと知ると驚いていました。

  • 遠くにコロンボの市街が眺められました。

    遠くにコロンボの市街が眺められました。

  • 此方はイスラームのモスク、マダンピティヤ・モスク。

    此方はイスラームのモスク、マダンピティヤ・モスク。

  • 一般的なリキシャワーラーは観光地図を片手にコロンボ市内屈指の寺院ガンガラーマ寺院を筆頭に効率良く何ヵ所回って幾らと営業をかけてきます。一方彼は言葉巧みにリキシャに連れ込み、遠出する事で「遠くまで観光した。」と高い料金の説得力を上げ、「もう何処だか解らない、自力では帰れない。」と言う不安感を抱かせ、支払いを唆すのが狙いでしょう。私としては皆が薦めてくる寺院は私としては徒歩圏、一方このドライバーさんが周遊しているコースはリキシャーならではの効率を生かしたもの、私としては此方の方が都合が良いのです。只ドライバーさんは最期でミスを犯しました。それはターゲットに私を選んだ事です。言い値が通る相手ではありませんよ!

    一般的なリキシャワーラーは観光地図を片手にコロンボ市内屈指の寺院ガンガラーマ寺院を筆頭に効率良く何ヵ所回って幾らと営業をかけてきます。一方彼は言葉巧みにリキシャに連れ込み、遠出する事で「遠くまで観光した。」と高い料金の説得力を上げ、「もう何処だか解らない、自力では帰れない。」と言う不安感を抱かせ、支払いを唆すのが狙いでしょう。私としては皆が薦めてくる寺院は私としては徒歩圏、一方このドライバーさんが周遊しているコースはリキシャーならではの効率を生かしたもの、私としては此方の方が都合が良いのです。只ドライバーさんは最期でミスを犯しました。それはターゲットに私を選んだ事です。言い値が通る相手ではありませんよ!

  • リキシャーの勝手に連行ツアー、とりを務めるのは仏教国らしく仏教寺院であるラジャ・マハー・ヴィハーラです。これまでキリスト教の教会、ヒンズー寺院、車窓からモスクとバランス良い観光ルートもセンスが良いし、流石街を知り尽くしています。

    リキシャーの勝手に連行ツアー、とりを務めるのは仏教国らしく仏教寺院であるラジャ・マハー・ヴィハーラです。これまでキリスト教の教会、ヒンズー寺院、車窓からモスクとバランス良い観光ルートもセンスが良いし、流石街を知り尽くしています。

  • スリランカでは過去に三回釈迦が訪れたと信じられているそうです。そのうちの一か所がこの寺院だと信じられています。

    スリランカでは過去に三回釈迦が訪れたと信じられているそうです。そのうちの一か所がこの寺院だと信じられています。

  • コロンボ近郊で一番格式高い寺院だそうです。

    コロンボ近郊で一番格式高い寺院だそうです。

  • 純白のストゥーパがありました。

    純白のストゥーパがありました。

  • 大きな菩提樹が立っています。

    大きな菩提樹が立っています。

  • ココナツ油に灯を燈します。

    ココナツ油に灯を燈します。

  • 菩提樹の下の仏様。

    菩提樹の下の仏様。

  • それでは寺院内を参拝しましょう。

    それでは寺院内を参拝しましょう。

  • 先ずは寝仏様と御対面です。

    先ずは寝仏様と御対面です。

  • 寺院内はびっしりと仏画で埋め尽くされています。

    寺院内はびっしりと仏画で埋め尽くされています。

  • 仏画もですが、その裏地?と言うか壁面の色合いもセンスが良くとても落ち着く院内です。

    仏画もですが、その裏地?と言うか壁面の色合いもセンスが良くとても落ち着く院内です。

  • 仏画それぞれの質も高いと思います。

    仏画それぞれの質も高いと思います。

  • 此方におわすのが御本尊様でしょう。

    此方におわすのが御本尊様でしょう。

  • お釈迦様がスリランカへ来訪した場面です。

    お釈迦様がスリランカへ来訪した場面です。

  • 大勢の女学生さんが社会科見学に訪れていました。

    大勢の女学生さんが社会科見学に訪れていました。

  • 上部座仏教は故郷のインドではヒンズー教に飲み込まれ衰退してしまいましたが、スリランカではアーリア系シンハラ人の王国に庇護され現在まで繁栄しました。

    上部座仏教は故郷のインドではヒンズー教に飲み込まれ衰退してしまいましたが、スリランカではアーリア系シンハラ人の王国に庇護され現在まで繁栄しました。

  • スリランカは現在ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジアと拡がる上部座仏教のルーツとも言えるでしょう。

    スリランカは現在ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジアと拡がる上部座仏教のルーツとも言えるでしょう。

  • 現在スリランカの約70%が仏教徒と言います。その殆どがシンハラ人です。一方スリランカには南インドから移民してきたヒンズー教のタミル人も数多く暮らしています。

    現在スリランカの約70%が仏教徒と言います。その殆どがシンハラ人です。一方スリランカには南インドから移民してきたヒンズー教のタミル人も数多く暮らしています。

  • この両民族の対立により、スリランカは近現代史に於いてシンハラ人と分離独立を求めたタミル人との内戦を経験しました。両民族は長い歴史の中共存してきた筈なのに何故今になって?と疑問に思うかもしれません。その種明かしはイギリス統治時代のヨーロッパお得意の非道な植民支配です。意図的にひとつの民族だけ重用し民族を分断し、意図的に民族同士が憎しみ合う構図を作り上げる分割統治が行われた事が大きいでしょう。特にアフリカで彼等が行った分割統治は余りにも非道で、ルワンダの大虐殺を始め、様々な悲劇を生む原因となり、その影響は現代も尚傷跡深く残っています。また出てきました。調べてみればどんどん出てくる欧州植民支配の悪行の数々。

    この両民族の対立により、スリランカは近現代史に於いてシンハラ人と分離独立を求めたタミル人との内戦を経験しました。両民族は長い歴史の中共存してきた筈なのに何故今になって?と疑問に思うかもしれません。その種明かしはイギリス統治時代のヨーロッパお得意の非道な植民支配です。意図的にひとつの民族だけ重用し民族を分断し、意図的に民族同士が憎しみ合う構図を作り上げる分割統治が行われた事が大きいでしょう。特にアフリカで彼等が行った分割統治は余りにも非道で、ルワンダの大虐殺を始め、様々な悲劇を生む原因となり、その影響は現代も尚傷跡深く残っています。また出てきました。調べてみればどんどん出てくる欧州植民支配の悪行の数々。

  • この黄金の鐘は日本に寄贈して頂いたとドライバーさんは言っていました。

    この黄金の鐘は日本に寄贈して頂いたとドライバーさんは言っていました。

  • 南アジアで人々が手を合わせて仏様を拝む姿は新鮮に映りました。流石仏教国、濃厚な仏教の世界観を体験する事が出来ました。次の機会にはシギリヤやボロンナルワ等、この国の仏教遺跡を見学したいものです。

    南アジアで人々が手を合わせて仏様を拝む姿は新鮮に映りました。流石仏教国、濃厚な仏教の世界観を体験する事が出来ました。次の機会にはシギリヤやボロンナルワ等、この国の仏教遺跡を見学したいものです。

  • 境内にはヒンズー教の祠もありました。インド亜大陸に於ける仏教寺院には至る所でヒンズー教との習合が見られます。

    境内にはヒンズー教の祠もありました。インド亜大陸に於ける仏教寺院には至る所でヒンズー教との習合が見られます。

  • シヴァ神でしょうか?

    シヴァ神でしょうか?

  • 仏教寺院を訪れ終わると彼は本音を吐露しだしました。これまで訪れた寺院の入館料、ガソリン代、ガイド代、併せて〇〇ドル欲しいと。<br />「確かに実費はかかっている事は理解しています。訪問した場所も見応えがあり、自分ではとても周れなかった遠隔の場所だった事もあるから、それなりにガソリン代がかかっている事も理解しています。ガイドとしての気遣いも十分だったと思います。とは言えその値段は承服できません。私の見立てでは××ドルで十分でしょう。貴方の主張している金額が本気なら詐欺です。今更値下げしても無駄です。私の提示した金額、それが唯一の答です。嫌だと言うら此処で置いていって貰って構いません。私は自力でコロンボに戻れますから。」<br />と私の提示した金額を渡すとスタスタ歩き出す私。必死にオートリキシャで私を追う彼。<br />「せめてコロンボ迄は送っていくよ。」

    仏教寺院を訪れ終わると彼は本音を吐露しだしました。これまで訪れた寺院の入館料、ガソリン代、ガイド代、併せて〇〇ドル欲しいと。
    「確かに実費はかかっている事は理解しています。訪問した場所も見応えがあり、自分ではとても周れなかった遠隔の場所だった事もあるから、それなりにガソリン代がかかっている事も理解しています。ガイドとしての気遣いも十分だったと思います。とは言えその値段は承服できません。私の見立てでは××ドルで十分でしょう。貴方の主張している金額が本気なら詐欺です。今更値下げしても無駄です。私の提示した金額、それが唯一の答です。嫌だと言うら此処で置いていって貰って構いません。私は自力でコロンボに戻れますから。」
    と私の提示した金額を渡すとスタスタ歩き出す私。必死にオートリキシャで私を追う彼。
    「せめてコロンボ迄は送っていくよ。」

  • コロンボ迄到着すると彼は豹変して泣き落としに来ました。両手を合わせて拝みながら<br />「それは無いだろ、せめてもう少し…。昼飯代だけでも…。」<br />「私は最初に言った筈です。」<br />私はそう言い残してオートリキシャを後にしました。。彼は真面目な人間だと思います。決して悪い人間では無いのはこうしたケースを存分に経験している私には解ります。だからこそ後ろ髪は引かれました。もう少し色を付けてあげても良いのでは無いか?でも彼は最後の最期でミスをしました。言い値です。今スリランカが置かれている現状は理解はします。それであっても、「この方法なら日本人ならいける!」なんて甘く見られたらオシマイです。優しさは人の為ならず。なのです。ごめんね。そしてありがとう。

    コロンボ迄到着すると彼は豹変して泣き落としに来ました。両手を合わせて拝みながら
    「それは無いだろ、せめてもう少し…。昼飯代だけでも…。」
    「私は最初に言った筈です。」
    私はそう言い残してオートリキシャを後にしました。。彼は真面目な人間だと思います。決して悪い人間では無いのはこうしたケースを存分に経験している私には解ります。だからこそ後ろ髪は引かれました。もう少し色を付けてあげても良いのでは無いか?でも彼は最後の最期でミスをしました。言い値です。今スリランカが置かれている現状は理解はします。それであっても、「この方法なら日本人ならいける!」なんて甘く見られたらオシマイです。優しさは人の為ならず。なのです。ごめんね。そしてありがとう。

  • 人を騙してリキシャに載せて暴利を貪るリキシャワーラーも悪党ですが、踏み倒すの前提でリキシャワーラーをコキ使う私も悪党ですね(笑)でもインドで散々人間の屑の様なリキシャワーラーとバトって鍛え上げられましたから、ボッタクリには負けません。

    人を騙してリキシャに載せて暴利を貪るリキシャワーラーも悪党ですが、踏み倒すの前提でリキシャワーラーをコキ使う私も悪党ですね(笑)でもインドで散々人間の屑の様なリキシャワーラーとバトって鍛え上げられましたから、ボッタクリには負けません。

  • スリランカは後から訪れるバングラデシュと比べて圧倒的に観光資源に恵まれた国です。今回の私の旅の経緯を知らない方は何故バングラデシュに一週間もいるのに何故スリランカに建った一日かと不思議に思う事と存じます。只観光資源が多いと言う事は弊害も伴うと思うのです。昨今先進国であるヴェネツィアやバルセロナでも観光公害と言う言葉を耳にします。また第三ヵ国では観光による収入が重要な資金源となっている国々が多く、コロナ禍やウクライナ紛争、そして中国による債務の罠に陥り国家破綻を経たスリランカの現状では、なりふり構わず客を取らないと生活がままならないリキシャワーラーが多いのが実情なのでしょう。

    スリランカは後から訪れるバングラデシュと比べて圧倒的に観光資源に恵まれた国です。今回の私の旅の経緯を知らない方は何故バングラデシュに一週間もいるのに何故スリランカに建った一日かと不思議に思う事と存じます。只観光資源が多いと言う事は弊害も伴うと思うのです。昨今先進国であるヴェネツィアやバルセロナでも観光公害と言う言葉を耳にします。また第三ヵ国では観光による収入が重要な資金源となっている国々が多く、コロナ禍やウクライナ紛争、そして中国による債務の罠に陥り国家破綻を経たスリランカの現状では、なりふり構わず客を取らないと生活がままならないリキシャワーラーが多いのが実情なのでしょう。

  • 更にコロンボと言う街の特性もあると思います。観光立国あるあるなのですが、例えばモロッコを例にすると世界遺産の街フェズやマラケシュに観光客は真っ先に向かってしまい玄関口であるカサブランカにはあまり観光客を見受けないと言う現象が起こります。これと同様観光資源の豊富なスリランカでは、観光客の多くはコロンボを素通りしてシギリヤ・ロックやボロンナルワ、若しくはキャンディ等に移動してしまうのではないでしょうか?私の滞在時でも空港では多くの白人観光客を見かけましたが、コロンボではごく僅かでした。それ故リキシャワーラーも外国人観光客を見かければ見逃すまいと追ってくるのでしょう。

    更にコロンボと言う街の特性もあると思います。観光立国あるあるなのですが、例えばモロッコを例にすると世界遺産の街フェズやマラケシュに観光客は真っ先に向かってしまい玄関口であるカサブランカにはあまり観光客を見受けないと言う現象が起こります。これと同様観光資源の豊富なスリランカでは、観光客の多くはコロンボを素通りしてシギリヤ・ロックやボロンナルワ、若しくはキャンディ等に移動してしまうのではないでしょうか?私の滞在時でも空港では多くの白人観光客を見かけましたが、コロンボではごく僅かでした。それ故リキシャワーラーも外国人観光客を見かければ見逃すまいと追ってくるのでしょう。

  • もうその回数は数えられない程で流石の私もちょっと辟易しました。最後の方は私らしからず先制してお断りを入れる程。驚いたのは、最早リキシャに乗ったまま話しかけるのでは効果が無いと悟ったのか、多くのリキシャワーラーがリキシャを何処かに置いて通行人としてさりげなく話しかけてリキシャ迄誘導する、乗せてしまえば!と言う手法を取っていた事です。中には観光客が誰でも訪れる有名寺院迄連れていくと迫り、それが叶わないと知ると、今度はその寺院で張っていて帰りこそ使って貰おうと待ち構えている執念深いワーラーもいました。そしてそれさえ叶わないと知ると、何やら使用済みのチケットだけでも欲しいと頼まれました。どうやら何某かの実績があるとガソリンのチケットと交換出来る様なシステムがある様です。一見平静を取り戻したかの様なコロンボの街ですが経済破綻の影響がまだまだ残っているのでしょう。一日も早く経済が復興して、観光客が戻り、リキシャワーラーが無茶しなくとも生活出来る状態になればと思います。

    もうその回数は数えられない程で流石の私もちょっと辟易しました。最後の方は私らしからず先制してお断りを入れる程。驚いたのは、最早リキシャに乗ったまま話しかけるのでは効果が無いと悟ったのか、多くのリキシャワーラーがリキシャを何処かに置いて通行人としてさりげなく話しかけてリキシャ迄誘導する、乗せてしまえば!と言う手法を取っていた事です。中には観光客が誰でも訪れる有名寺院迄連れていくと迫り、それが叶わないと知ると、今度はその寺院で張っていて帰りこそ使って貰おうと待ち構えている執念深いワーラーもいました。そしてそれさえ叶わないと知ると、何やら使用済みのチケットだけでも欲しいと頼まれました。どうやら何某かの実績があるとガソリンのチケットと交換出来る様なシステムがある様です。一見平静を取り戻したかの様なコロンボの街ですが経済破綻の影響がまだまだ残っているのでしょう。一日も早く経済が復興して、観光客が戻り、リキシャワーラーが無茶しなくとも生活出来る状態になればと思います。

  • そんな事を考えながら歩いているとお目当ての特徴的な建物が見えてきました。

    そんな事を考えながら歩いているとお目当ての特徴的な建物が見えてきました。

  • コロンボで一番由緒あるモスク、ジャミ・ウル・アルファー・モスクです。

    コロンボで一番由緒あるモスク、ジャミ・ウル・アルファー・モスクです。

  • 朱色と白のストライプが印象的な建物です。

    朱色と白のストライプが印象的な建物です。

  • モスク内部も参観出来ました。

    モスク内部も参観出来ました。

  •  重厚であるが威圧的では無い。のがモスク建築の特徴だと思います。

     重厚であるが威圧的では無い。のがモスク建築の特徴だと思います。

  • ヒンズー寺院もありました。

    ヒンズー寺院もありました。

  • コロンボの街の中心に建つカーン時計台。

    コロンボの街の中心に建つカーン時計台。

  • コロニアル様式で一際目立ちますがカルギリスと言うスーパーの建物だそうです。

    コロニアル様式で一際目立ちますがカルギリスと言うスーパーの建物だそうです。

  • 敬虔な仏教国であるスリランカでは至る所に仏様がいらっしゃいます。

    敬虔な仏教国であるスリランカでは至る所に仏様がいらっしゃいます。

  • 途中見かけた食堂で軽食を頂きました。

    途中見かけた食堂で軽食を頂きました。

  • サモサとミルクチャイです。インドを思い出します。サモサは可愛らしい形をしたスナックですが、中身はしっかりピリ辛のカレーが詰まっています。インド亜大陸の旅は食べ物を食べると言う事はつまりカレーを食べる事でもあります。

    サモサとミルクチャイです。インドを思い出します。サモサは可愛らしい形をしたスナックですが、中身はしっかりピリ辛のカレーが詰まっています。インド亜大陸の旅は食べ物を食べると言う事はつまりカレーを食べる事でもあります。

  • まるで蠅の様に付き纏うリキシャーワーラーを払いながら、コロンボを訪れたなら誰しも足を運ぶと言う寺院を目指します。リキシャーワーラーが<br />「寺院に行くのか?乗ってかないか?」<br />と声がかかるので、地図を見ずとも向かってる道筋が間違い無い事を確信します。

    まるで蠅の様に付き纏うリキシャーワーラーを払いながら、コロンボを訪れたなら誰しも足を運ぶと言う寺院を目指します。リキシャーワーラーが
    「寺院に行くのか?乗ってかないか?」
    と声がかかるので、地図を見ずとも向かってる道筋が間違い無い事を確信します。

  • 大きな湖が見えてきました。あと一息です。

    大きな湖が見えてきました。あと一息です。

  • 先ず訪れたのは湖上に建つシーマ・マラカヤ寺院です。

    先ず訪れたのは湖上に建つシーマ・マラカヤ寺院です。

  • スリランカの著名な建築家、ジェフリー・バワ氏の作品でモダン建築の寺院です。

    スリランカの著名な建築家、ジェフリー・バワ氏の作品でモダン建築の寺院です。

  • スリランカの仏教はミャンマーやタイと同様上部座仏教です。仏様は金ピカです。

    スリランカの仏教はミャンマーやタイと同様上部座仏教です。仏様は金ピカです。

  • 寺院の向こうにもモダンな形の高層ビルが建っています。

    寺院の向こうにもモダンな形の高層ビルが建っています。

  • 先にも述べましたが、宗教観の薄い日本では寺院はとても保守的な伝統様式が好まれますが、敬虔な仏教国の方が返って電飾の後光だとかモダン建築の建築だとか現代的なアプローチを行っている事が印象的でしたが、寺院を歴史遺産と捉えるか、宗教行事の必需品として捉えるかの違いなのでしょうか?

    先にも述べましたが、宗教観の薄い日本では寺院はとても保守的な伝統様式が好まれますが、敬虔な仏教国の方が返って電飾の後光だとかモダン建築の建築だとか現代的なアプローチを行っている事が印象的でしたが、寺院を歴史遺産と捉えるか、宗教行事の必需品として捉えるかの違いなのでしょうか?

  • 日本人にとっては寺院=木造、遺跡なら石造と言う固定概念に囚われている部分が多いので、コンクリート造のモダン建築に戸惑います。

    日本人にとっては寺院=木造、遺跡なら石造と言う固定概念に囚われている部分が多いので、コンクリート造のモダン建築に戸惑います。

  • この金ピカの仏像、そしてこの配列を見るとスリランカが上部座仏教だと言う事を実感します。

    この金ピカの仏像、そしてこの配列を見るとスリランカが上部座仏教だと言う事を実感します。

  • 本堂から湖に突き出したお堂はお土産屋として使われていました。

    本堂から湖に突き出したお堂はお土産屋として使われていました。

  • エントランスから本堂を眺めました。

    エントランスから本堂を眺めました。

  • 次に訪れたのはガンガラーマ寺院、コロンボで一番格式高い寺院だそうです。

    次に訪れたのはガンガラーマ寺院、コロンボで一番格式高い寺院だそうです。

  • キャンディの仏歯寺はその名の通り釈迦の歯が収められていると信じられていますが、此方の寺院には髪が収められていると信じられています。

    キャンディの仏歯寺はその名の通り釈迦の歯が収められていると信じられていますが、此方の寺院には髪が収められていると信じられています。

  • 嗚呼仏様、お酒を飲み過ぎて肝臓を悪くしてしまったのでしょうか?

    嗚呼仏様、お酒を飲み過ぎて肝臓を悪くしてしまったのでしょうか?

  • 兎に角街でリキシャワーラーに声かけられると先ずこのお寺の話になります。

    兎に角街でリキシャワーラーに声かけられると先ずこのお寺の話になります。

  • それだけコロンボにとって特別なお寺と言う事でしょう。

    それだけコロンボにとって特別なお寺と言う事でしょう。

  • 此方はオーソドックスに座禅を組んだ仏様です。

    此方はオーソドックスに座禅を組んだ仏様です。

  • 千手観音様でしょう。

    千手観音様でしょう。

  • 勿論寝仏様もいらっしゃいます。

    勿論寝仏様もいらっしゃいます。

  • 布袋様です。七福神は元々インド生まれの神様達ですものね。

    布袋様です。七福神は元々インド生まれの神様達ですものね。

  • ガンガラーマ寺院の菩提樹です。

    ガンガラーマ寺院の菩提樹です。

  • 信徒さんが右回りに柄杓で水をかけながら菩提樹を周ります。

    信徒さんが右回りに柄杓で水をかけながら菩提樹を周ります。

  • 傘をさしている仏様もいらっしゃいました。

    傘をさしている仏様もいらっしゃいました。

  • これはインドネシア、ボロブドゥール遺跡のストゥーパと同型です。ボロブドゥール以外でこの形のストゥーパを見た事が無いのでとても興味深いです。でもボロブドゥールは大乗仏教です。どの様な関連があるのでしょう?

    これはインドネシア、ボロブドゥール遺跡のストゥーパと同型です。ボロブドゥール以外でこの形のストゥーパを見た事が無いのでとても興味深いです。でもボロブドゥールは大乗仏教です。どの様な関連があるのでしょう?

  • こ、これは金剛力士像?もう何でもありな世界観になってきました。

    こ、これは金剛力士像?もう何でもありな世界観になってきました。

  • 大勢の仏様の頂点に聳える仏塔はブッダガヤのマハーボーディ寺院のオマージュでしょう。

    大勢の仏様の頂点に聳える仏塔はブッダガヤのマハーボーディ寺院のオマージュでしょう。

  • タイのエメラルド仏様にそっくりな仏様もいらっしゃいました。

    タイのエメラルド仏様にそっくりな仏様もいらっしゃいました。

  • 倉庫の様なスペースの片隅にこの方もいらっしゃいました。確かに仏様にはなってしまいましたが…。もうちょっとまともなところに飾ってあげてよ!

    倉庫の様なスペースの片隅にこの方もいらっしゃいました。確かに仏様にはなってしまいましたが…。もうちょっとまともなところに飾ってあげてよ!

  • 世界中の仏教感を寄せ集めた様な見所満載な寺院でした。

    世界中の仏教感を寄せ集めた様な見所満載な寺院でした。

  • ペイラ湖を回り込みながら散策を続けます。湖上に浮かぶは先程訪れたシーマ・マラカヤ寺院です。

    ペイラ湖を回り込みながら散策を続けます。湖上に浮かぶは先程訪れたシーマ・マラカヤ寺院です。

  • 湖の向こうにチャイナ・タワーが建っています。スリランカは中国に媚びて工事も始まっていた日本の鉄道建設を中止しました。その末路は鉄道が出来るどころか国家は破綻、債務の罠に陥り港まで取り上げられてしまいました。一方これから訪れるバングラデシュでは日本の協力で造られたメトロが部分開業しお祭り騒ぎなのだそうです。誰を信頼するかで明暗がハッキリしました。友達は選ばないといけませんね。

    湖の向こうにチャイナ・タワーが建っています。スリランカは中国に媚びて工事も始まっていた日本の鉄道建設を中止しました。その末路は鉄道が出来るどころか国家は破綻、債務の罠に陥り港まで取り上げられてしまいました。一方これから訪れるバングラデシュでは日本の協力で造られたメトロが部分開業しお祭り騒ぎなのだそうです。誰を信頼するかで明暗がハッキリしました。友達は選ばないといけませんね。

  • 只、スリランカの元大統領ジャヤワルダナ氏は日本が敗戦後のサンフランシスコ講和条約で<br />「憎しみは憎しみによっては止まず、ただ愛によって止む。」<br />と言う仏教の言葉を引用し、賠償金請求権を放棄する演説をされました。<br />この事から分割統治を含む、日本に対する強硬な態度を取ろうとしていた国も多かった中、彼の言葉によってどれだけ日本は救われた事でしょうか?<br />今、窮地にあるスリランカ。日本を裏切ったなんて小さな事言わずに、こんな時こそ恩返しの時ではないでしょうか?

    只、スリランカの元大統領ジャヤワルダナ氏は日本が敗戦後のサンフランシスコ講和条約で
    「憎しみは憎しみによっては止まず、ただ愛によって止む。」
    と言う仏教の言葉を引用し、賠償金請求権を放棄する演説をされました。
    この事から分割統治を含む、日本に対する強硬な態度を取ろうとしていた国も多かった中、彼の言葉によってどれだけ日本は救われた事でしょうか?
    今、窮地にあるスリランカ。日本を裏切ったなんて小さな事言わずに、こんな時こそ恩返しの時ではないでしょうか?

  • 街の中心フォート地区へ近づくと至る所に建設途上のビルに出くわします。その陰に中国の存在が見え隠れしています。

    街の中心フォート地区へ近づくと至る所に建設途上のビルに出くわします。その陰に中国の存在が見え隠れしています。

  • ゴール・フェイス・グリーンと呼ばれるイギリスが整備した緑地を訪れました。広大な緑地でコロンボ市民が寛いでいます。

    ゴール・フェイス・グリーンと呼ばれるイギリスが整備した緑地を訪れました。広大な緑地でコロンボ市民が寛いでいます。

  • 公園の突堤から眺めを楽しみます。

    公園の突堤から眺めを楽しみます。

  • 目前に広がるはインド洋、その向こうはインドです。

    目前に広がるはインド洋、その向こうはインドです。

  • インド洋を望む巨大な公演を挟んだ向こうには目下工事中の高層ビルが。今度の経済破綻でどうなる事やら…。

    インド洋を望む巨大な公演を挟んだ向こうには目下工事中の高層ビルが。今度の経済破綻でどうなる事やら…。

  • 一通りコロンボの見たいところを周った後、さてこれからどうしよう?と考えていて、ふと思い立った事があります。昨夜地球の転び方を読んでいてゴールと言う街が気になりました。その昔アラブの商人達の東方貿易の地として繁栄したと言います。イスラームをテーマに旅をする私にとって気になる情報です。とは言えそゴールの街を整備したのはその後訪れたオランダやイギリスが要塞化したのでその痕跡は薄いでしょう。しかも今から向かっても日没は逃れられません。ですが一度思い立ったらいかない訳にはいきません。さぁゴールを目指しましょう(笑)

    一通りコロンボの見たいところを周った後、さてこれからどうしよう?と考えていて、ふと思い立った事があります。昨夜地球の転び方を読んでいてゴールと言う街が気になりました。その昔アラブの商人達の東方貿易の地として繁栄したと言います。イスラームをテーマに旅をする私にとって気になる情報です。とは言えそゴールの街を整備したのはその後訪れたオランダやイギリスが要塞化したのでその痕跡は薄いでしょう。しかも今から向かっても日没は逃れられません。ですが一度思い立ったらいかない訳にはいきません。さぁゴールを目指しましょう(笑)

  • ゴールを目指してバスはひた走ります。

    ゴールを目指してバスはひた走ります。

  • 遂にゴールに到着しました。ゴール・インです。

    遂にゴールに到着しました。ゴール・インです。

  • やっぱり日没してしまいました。

    やっぱり日没してしまいました。

  • 半島の様に海に突き出す旧市街へ向います。ゴールはコロンボから南へ120㌔。スリランカ南部の中心的都市です。現在では内陸部の新市街に多くの人が暮らし、半島部分の旧市街はツーリスティック・ゾーンです。

    半島の様に海に突き出す旧市街へ向います。ゴールはコロンボから南へ120㌔。スリランカ南部の中心的都市です。現在では内陸部の新市街に多くの人が暮らし、半島部分の旧市街はツーリスティック・ゾーンです。

  • そんなゴールにも仏様がいらっしゃいました。電飾の後光が神々しく輝いています。

    そんなゴールにも仏様がいらっしゃいました。電飾の後光が神々しく輝いています。

  • 今では裏口の様になってしまっていますが、本来は此方がメイン・ゲートのオールド・ゲート。門の上の紋章は東インド会社のもの。植民支配の象徴です。

    今では裏口の様になってしまっていますが、本来は此方がメイン・ゲートのオールド・ゲート。門の上の紋章は東インド会社のもの。植民支配の象徴です。

  • ゴールは世界遺産に認定され、しかも旧市街は海に突き出した限定された地域となり、旧市街はかなりツーリスティックに整備されていました。明らかに海外からの観光客向けのお土産屋や飲食店も数多くあります。当然コロンボと比べ観光客の比率も大きいです。観光整備は勿論良い部分もありますが、少なくとも今の私の求めている方向性ではありません。観光を終えたら即移動で良いかな?とも思いました。観光地は値段も高いし、観光客に囲まれているより現地の人々と戯れていたい方だからです。

    ゴールは世界遺産に認定され、しかも旧市街は海に突き出した限定された地域となり、旧市街はかなりツーリスティックに整備されていました。明らかに海外からの観光客向けのお土産屋や飲食店も数多くあります。当然コロンボと比べ観光客の比率も大きいです。観光整備は勿論良い部分もありますが、少なくとも今の私の求めている方向性ではありません。観光を終えたら即移動で良いかな?とも思いました。観光地は値段も高いし、観光客に囲まれているより現地の人々と戯れていたい方だからです。

  • ゴール旧市街の中心街でしょう。外国人観光客率が高そうです。

    ゴール旧市街の中心街でしょう。外国人観光客率が高そうです。

  • ゴール旧市街はとても小さなスペースです。あっという間に突端の灯台に到着しました。

    ゴール旧市街はとても小さなスペースです。あっという間に突端の灯台に到着しました。

  • 観光地だけあってコロンボでは殆ど見かけなかった土産屋さんも充実していました。

    観光地だけあってコロンボでは殆ど見かけなかった土産屋さんも充実していました。

  • それではゴールのモスクを見ていきましょう。ライトアップされたこの建物はミーラン・ジュマ・モスクです。一見カソリック寺院を思わせる様式です。

    それではゴールのモスクを見ていきましょう。ライトアップされたこの建物はミーラン・ジュマ・モスクです。一見カソリック寺院を思わせる様式です。

  • Zaviya Shazuliyyahモスク。ミーラン・ジュマ・モスクの裏に建つ小さな礼拝所と言った風情です。

    Zaviya Shazuliyyahモスク。ミーラン・ジュマ・モスクの裏に建つ小さな礼拝所と言った風情です。

  • Zaviya Ummul Fugarah モスク。此方も小さな礼拝所的存在です。

    Zaviya Ummul Fugarah モスク。此方も小さな礼拝所的存在です。

  • ゴールはその歴史からスリランカに暮らすムスリムにとっても大切な場所なのか、純白のチャドルで身を包んだムスリマの女学生さん達が沢山訪れていました。皆東洋人が珍しいのか此方を見つめてくるので<br />「アッサローム・アレイコム!」<br />と声をかければ<br />「ワレイコム・アッサローム!」<br />と元気な大合唱が返ってきました。

    ゴールはその歴史からスリランカに暮らすムスリムにとっても大切な場所なのか、純白のチャドルで身を包んだムスリマの女学生さん達が沢山訪れていました。皆東洋人が珍しいのか此方を見つめてくるので
    「アッサローム・アレイコム!」
    と声をかければ
    「ワレイコム・アッサローム!」
    と元気な大合唱が返ってきました。

  • 旧市街を囲う城壁の上で夜風を受けます。アラブの商人達、ポルトガルやオランダ、イギリスの海の男達…。野望を抱いた荒れ暮れ者達が活躍し、通り過ぎって言った街なのかもしれません。

    旧市街を囲う城壁の上で夜風を受けます。アラブの商人達、ポルトガルやオランダ、イギリスの海の男達…。野望を抱いた荒れ暮れ者達が活躍し、通り過ぎって言った街なのかもしれません。

  • お土産屋さんが集まる地域は、途端にコロンボ市内の様な混沌とした雰囲気が全く感じられないんですよね。なんでしょう?この違い。

    お土産屋さんが集まる地域は、途端にコロンボ市内の様な混沌とした雰囲気が全く感じられないんですよね。なんでしょう?この違い。

  • 本来裏口の現在のメイン・ゲートを潜ってゴール旧市街を後にします。

    本来裏口の現在のメイン・ゲートを潜ってゴール旧市街を後にします。

  • ヒンズーに仏教そしてイスラーム。ポルトガルにオランダそしてイギリス…何処か聞いた事がある、訪れた事があるシチュエーションです。思い出しました。マレーシアのマラッカです。どちらも古くからアジアの海洋交易で栄えた街です。そんな街には新旧交易で訪れたオールスターズの足跡が至るところに残されていました。

    ヒンズーに仏教そしてイスラーム。ポルトガルにオランダそしてイギリス…何処か聞いた事がある、訪れた事があるシチュエーションです。思い出しました。マレーシアのマラッカです。どちらも古くからアジアの海洋交易で栄えた街です。そんな街には新旧交易で訪れたオールスターズの足跡が至るところに残されていました。

  • 行きはヨイヨイ帰りは…と言うのは旅の鉄則。そもそも帰りの終バスなんて調べずにやって来てしまいました。バスターミナルも往き来た時よりひっそりしています。先ずはトイレでスッキリします。トイレの番人のオジサンに料金を払います。人の嫌がる仕事に就かざる得ない彼の様な人々には、なるべく笑顔で接する様にしています。夕食やら飲み物やらを整えて、いざバスはあるかな?と不安を抱えながらバスターミナルでキョロキョロしていると、先程のトイレの番人のオジサンが<br />「何処に行くんだい?コロンボかい?あそこのバスだよ!急ぎなさい!」<br />「ありがとう!オジサン!」<br />と返答しバスへと向かいました。往き来た味気ない現代的エアコンバスと違って、年代物のテンション上がるバスがそこに待ち受けていました。

    行きはヨイヨイ帰りは…と言うのは旅の鉄則。そもそも帰りの終バスなんて調べずにやって来てしまいました。バスターミナルも往き来た時よりひっそりしています。先ずはトイレでスッキリします。トイレの番人のオジサンに料金を払います。人の嫌がる仕事に就かざる得ない彼の様な人々には、なるべく笑顔で接する様にしています。夕食やら飲み物やらを整えて、いざバスはあるかな?と不安を抱えながらバスターミナルでキョロキョロしていると、先程のトイレの番人のオジサンが
    「何処に行くんだい?コロンボかい?あそこのバスだよ!急ぎなさい!」
    「ありがとう!オジサン!」
    と返答しバスへと向かいました。往き来た味気ない現代的エアコンバスと違って、年代物のテンション上がるバスがそこに待ち受けていました。

  • 車内に入って更にテンション・アップです。なんか怪しい照明に、前面にはナイト・ライダーの様なライトアップ。更にアジアン・ポップをガンガン流し、そして飛ばす!飛ばす!結局往きと同じ位の時間だったので、速度的には同程度だったのかもしれませんが、車体が大きく古いので速度感が半端ありません。

    車内に入って更にテンション・アップです。なんか怪しい照明に、前面にはナイト・ライダーの様なライトアップ。更にアジアン・ポップをガンガン流し、そして飛ばす!飛ばす!結局往きと同じ位の時間だったので、速度的には同程度だったのかもしれませんが、車体が大きく古いので速度感が半端ありません。

  • しかも座る席を間違いました。なんとドアを開けっぱなしで爆走します。勿論シートベルトなんてものはありませんので、体勢を崩して転げたら最後車外に放り出されます。

    しかも座る席を間違いました。なんとドアを開けっぱなしで爆走します。勿論シートベルトなんてものはありませんので、体勢を崩して転げたら最後車外に放り出されます。

  • そんな走りなので、当然事故ります。皆様一斉に野次馬となります。交番の様なところでちょっとしたストップで終わって一安心。でもそんなんで良いのか?と言うのはこうした国あるあるです。

    そんな走りなので、当然事故ります。皆様一斉に野次馬となります。交番の様なところでちょっとしたストップで終わって一安心。でもそんなんで良いのか?と言うのはこうした国あるあるです。

  • 何とか日が変わる前にコロンボに戻ってきました。今回のスリランカはこれまでです。リキシャのアタックが必要以上に多いのには辟易しましたが、それ以外は人々も優しく久しぶりのインド亜大陸の旅を堪能出来ました。観光地について否定的な発言はしましたが、私も旅人の端くれですからそれが全く無ければ張り合いが無いと言うものです。そうした観光に関して言えばスリランカは数もバラエティも豊富な国です。またこの国がもう少し落ち着いたら、是非再訪したい、そう思える国だったと思います。さて明日から本命のバングラデシュです。早めに床に着きましょう。<br /><br />最後までご覧になって下さり、ありがとうございました。

    何とか日が変わる前にコロンボに戻ってきました。今回のスリランカはこれまでです。リキシャのアタックが必要以上に多いのには辟易しましたが、それ以外は人々も優しく久しぶりのインド亜大陸の旅を堪能出来ました。観光地について否定的な発言はしましたが、私も旅人の端くれですからそれが全く無ければ張り合いが無いと言うものです。そうした観光に関して言えばスリランカは数もバラエティも豊富な国です。またこの国がもう少し落ち着いたら、是非再訪したい、そう思える国だったと思います。さて明日から本命のバングラデシュです。早めに床に着きましょう。

    最後までご覧になって下さり、ありがとうございました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 快特さん 2023/02/19 18:15:43
    コロンボ仏教
    この国 昭和の時代 乗り継ぎで 2時間 いたことあります
    空港免税売店 ろくなものありませんでした!
    観光客を 誘うドライバ- いるんですね

    さっくん

    さっくんさん からの返信 2023/02/19 18:54:41
    Re: コロンボ仏教
    コメントありがとうございます。
    スリランカのしかも昭和の頃となるとかなり劣悪な状態だった事と思います。今でも立派とは言えませんが、それでもセイロンティーとかスリランカならではの
    お土産を買う事が出来ました。
    観光客を誘うタクシー・ドライバー。これはスリランカだけと言う事では無く、観光資源に恵まれているけれど、国は途上国と言う場合、良くある光景です。更にスリランカは昨年国家が破綻してしまい、その他にもコロナ禍やウクライナ紛争により観光客が激減してしまい、結果なりふり構わず客を取らなければ生きていけない現状なのでしょう。悪質なドライバーはいつの世だっていますが、スリランカの状況が良くなれば、こうしたドライバーの問題も少なくなると思います。

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