2023/01/30 - 2023/01/30
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さっくんさん
羽田空港到着直前に嫌な胸騒ぎを覚え、スリランカ入国を調べれば、やっぱり悪い予感は的中しスリランカはどうやらビザが必要の様です。笑顔で自己責任で済ますので何とか飛行機に乗せてくれるようお願いして、搭乗を待つ間ググって見れば、スリランカのビザ発給は大使館では行っておらず、ネット上で必要事項を記載してクレジットカード等で代金を支払い、登録が完了すれば現地の入国の際発給されるシステムの様です。捨てる神あれば拾う神あり、これならワンチャンあります!
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皆さんがのんびり搭乗を待つ間、私は宿題を忘れた小学生の様に必死にスリランカビザの申請をネット上で行います。どうやらダミーサイトもある様なので注意が必要です。アドレスが正しいかチェックしましょう。後はこうした国のサイトあるあるのサーバーダウンも頻繁にあるので、私の真似はしない様に!
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バングラデシュのサイトでも同様でしたが、年月日記入を簡易化する機能がエラーが出やすく、これなら普通に打ち込んだ方がよっぽど早いのにと冷や汗を掻きつつ、何とかクレジットカードで代金を支払い、受領のメールは受け取ったものの「正式な登録完了のメールを受け取る迄はスリランカに来てはいけません。」と態々警告文が添えられていました。
ハッタリに決まってるゼ! -
情報によると登録完了のメールは早ければ数分、長くとも48時間で受け取る事が出来、それを越した場合はお問い合わせをと言う事でした。私の場合支払い完了メールのメール受信でタイムアウト、搭乗の運びとなりました。さて、コロンボ到着迄に登録完了のメールは来るのでしょうか?
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今回はいつもとちょっと違ったドキドキも加えて飛行機は日本を飛び立ちました。
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日本の煌びやかな夜景を眺めつつ飛行機は飛びます。
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共同運航便と言う事で何十年ブリにかJALに乗りました。
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途中バンコクで乗り継ぎです。日本人の搭乗者でギュウギュウ詰めなのはこの為です。99・9%がバンコクで下車、または多方面に旅立ちました。また私は独りぼっちです。
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バンコクの空港に降り立つや否やWi-Fiに繋ぎます。来てました!来てました!スリランカビザの登録完了メール。ただすべて英文で、しかも色々な事が書かれているので登録完了メールなのかどうか怪しい部分もあったので、ネットで検索していて過去にビザを取得した先人が残した画像を参考にさせて頂き、ようやくガッツポーズを取りました。
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因みに此方が一通目のメール。個人情報の部分等を省いた一部です。
羽田空港で、NOTICE You should not arrive in Sri Lanka without receving the ETA approval notice.と言う警告文が胸に刺さりました。 -
そしてこれがETA approval noticeです。これも一部分で以降ビザナンバーなど個人情報が続き、再び説明文が続きます。本来これを受け取ってから飛行機に搭乗する運びとなります。バングラデシュもネット上でビザを申請しますが、一旦PDFでダウンロードしたものをプリントして結局は以前通り大使館で申請、受領の運びとなります。スリランカ方式だと大使館に赴く必要が無くとても便利な方式だと思います。そしてこの方式だったからこそ、おっちょこちょいな私も間一髪無事スリランカへ向かう事が出来ました。
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此処で一難去ってまた一難。なんとバンコクの空港には喫煙スペースが無いのです。乗り継ぎの楽しみが無くなってしまいました。待ち合わせ時間は3時間、これでは一旦出国して一服も叶いません。
…もうバンコクでは乗り継ぎしたくありません! -
そして晴れ晴れした気分でいざスリランカへ!
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さて何故バングラデシュへ行くのにスリランカなのかです。バングラデシュへ向かう便はタイ航空、マレーシア航空等幾つか候補があり、そちらの方が距離的には近いのですが、利用者が少ないせいかどれも乗り継ぎ地で長い待ち合わせがあり、事実上一泊しないといけない設定なのです。
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それならば訪れた事のあるタイやマレーシアより訪れた事の無いスリランカの方が魅力的だった事。それに価格も魅力的でした。そしてどうして先に訪れる事にしたかと言うと、これも飛行機の乗り継ぎ時間のタイミングの関係で、往きにストップオーバーした方が理想的な乗り継ぎとなったからです。そして結果論ですがこれは大正解だったと思います。バングラデシュで燃え尽きた後ですとスリランカはもうお腹いっぱい状態だったと思いますから(笑)
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そして揚々とスリランカに到着です。
そして入国もあっけない程簡単に終わらせる事が出来ました。心配だったので一応バンコクのラウンジでお願いしてスマホに届いた登録完了メールをプリントアウトして貰っていたのですが、それを目を通す事も無く入国審査員はパソコンに目を通しながら黙々と審査を完了しました。 -
そして私同様おっちょこちょいな旅人さんに朗報です。観光国家であるスリランカは例えビザ忘れちゃった!って旅人も見捨てない様です。と言うのも私の直前に並んでいた、ちょっと頭の弱そうな白人さんが全くビザの事など考えて無く、審査員が「他にビザ持っていない奴いるか?」って手を挙げた数組を引き連れて別の場所に連れていきました。結局彼等は戻ってきて無事審査を通っていました。只その間その列の入国審査は止まってしまい、長時間その列に並んだ旅人達の冷た~い視線を浴びる事となりますので、ビザを取らずに空港へ到着してしまった旅人は、事前にその旨を申告した方が良いでしょう。ともかくビザが無くとも入国拒否と言う事にはならない様です。
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さて、空港の外へ出ました。待ってましたぁ!とばかりにタクシーの運転手さんの出迎えを受けます。私に断られる為だけに出迎えに来てくれる哀しい運命の人々です。でもそんな彼等は私は大好きです。日本でも、欧米でも、そんな事ありませんよね?どちらも私が訪れたと言うのにみ~んな私など知らねぇ(当たり前だけど…)って感じでドッチラケですもの。本当こうした国は大勢で私を出迎えてくれるんですよ!暖かいねぇ!
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そんな出迎えの人々と会話を楽しみます。
「タクシーは大丈夫です。バスで行きますから。」
「バスなんて無いよ。市バスのバス停なんて2キロもあるよ。乗った!乗った!」
「バス停あるんじゃん!2キロは近いものですよ!どっちですか?」
「あっちですね!ありがとう!」
いつもこんな感じ、彼等は絶対情報をくれる。決して無下に追い払わない。笑顔で会話し情報を頂きます。 -
2㌔の道程をトボトボ歩きます。途中大きなバックパックを背負った白人バックパッカーとすれ違いました。同じ匂いを感じたのか向こうから挨拶が来ました。当然挨拶を交わします。何処が街の中心へ行くバスが来るのか屯している人々に聞いて待っていると、テンションの上がるバスがやって来ました。
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すっごい年代物の多分インド製のバス。これだから市民の足で街へ向かうのはやめられない。多分そのバスは私と同齢若しくは私より先輩なのでは無いでしょうか?少なくとも私が物心ついた頃の日本のバスはもっと流麗だった様な気がします。そんなボロくて古いバスを使っているスリランカは貧しいと思いますか?私はそうは思いません。そんな最早レトロな車体をメンテナンスを繰り返しながら大切に今も使っているスリランカって素敵だと思うのです。
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コロンボの中心、フォート駅前に到着しました。
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駅前にはこんなレトロな建物がありました。
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このレトロな外観のバスが私を空港から市内へと運んでくれたバスです。コロンボで働いているメインとなるバスです。
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駅前には異常な程HOTELと看板を出す店が乱立していますが、これはスリランカ特有のもので我々が考える宿泊施設のホテルとは違い飲食店を指すのだそうです。勿論そんな中でも我々が考える宿泊部門を持つHOTELもあります。
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私もそんな中、駅にもバスターミナルから近い安宿を某宿紹介サイトでチョイス。でも宿主はサイトへのマージンを払いたくないからキャンセルして欲しい(私との直接の取引にしたい。)とぬかすセコビッチ(笑)
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宿にバックパックを置いたら、今度はお腹を満たしましょう。早速HOTELに入ります。
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頂いたのはビーフ・カレー。と言っても牛モツでしたけど…。
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夕暮れももう後僅かですが、ちょっくらコロンボを歩いてみます。
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教会がありました。スリランカは仏教徒が一番多い仏教国ではありますが、ヒンズー教徒を始め、海のシルクロード交易でやって来たムスリム、大航海時代に欧州諸国も侵攻してきたのでキリスト教徒も暮らしています。
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そして現在スリランカに侵攻しているのは中国です。まるで闇金融の様な手段で大きな融資を行い、スリランカが債務不履行となると港を有期ではあるものの自分のものにしてしまいました。スリランカはインドの喉元、インドと中国はきな臭い関係でもあるので、この事でインドはかなり警戒感を持っています。勿論スリランカ市民も中国には警戒感を持つ人も多いのでしょう。コロンボを象徴する様なタワー、ロータス・タワーもどうやら中国資本で建てられた様で、私が尋ねても「嗚呼、チャイニーズ・タワーね…。」等とあまり芳しくない返答でした。
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一国の首都で喧噪の大都会のコロンボではありますが、池には沢山の野鳥が集います。
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おっとペリカンさんもいました。
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いっぱいいました!
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さすが仏教国、何気無い場所に仏様がいらっしゃいます。なんとミャンマー同様仏様の後光は電飾で表現されていました。日本では考えられない光景ですが、敬虔な仏教国であるミャンマーやスリランカが現代的アプローチを取り入れているのは興味深い事です。
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池の上をこれまた年代物の列車が通り過ぎていきました。
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ご存じの方も多いかと思いますが、スリランカは昨年国家として破綻してしまいました。中国の闇金融紛いの融資の罠に嵌ってしまった事。観光立国で外貨獲得の多くを観光収入に頼っていたスリランカはコロナそしてウクライナ紛争による観光客の激減により致命的な影響を受けた為です。今では新しいリーダーも決まり復興を目指していますが、訪問出来るレベルかどうか心配していました。
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勿論詳しく見つめれば、深刻な問題も山積みなのでしょうが、表向きには半年前の様に車が輸入が途絶えてしまった石油を求めてガソリンスタンドに長蛇の列を作る様な光景は無かったし、街の店舗も普通に営業していたし、少しづつではあるでしょうが日常を取り戻せている様で一安心しました。
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スリランカの人が日常を取り戻しつつある中、それ以上に問題なのは、そうした風評が拡散されてしまった事により、コロナ禍も終息が見えないのも相まって観光客の回復が予想以上に遅い事では無いでしょうか?先にも述べた通りスリランカは観光立国なので、以前の様な観光客数が戻ってこそ完全復活なのでは無いでしょうか?
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そんな現状ですから致し方無い事なのですが、以前は観光客を運んでいたオート・リキシャーの運転手の仕事が激減。仕事を得る為にあらゆる手段を取ると言う事が度々見受けられました。もうまるで犬も歩けばリキシャに当る状態です。歩いていて親しげに話しかけて来たと思ったら、リキシャーの運転手だった。なんて事もザラにありました。リキシャの運転手が、リキシャを降りてまで営業をかけないと生き残れない状況でもあると思います。
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ホテルに戻ってきました。コロンボの街並みは当初思っていた程の事は無く、いや寧ろもっともっと観光客が戻っていつものスリランカを早く取り戻して欲しいと思いました。日本の東北大震災の時もそうでしたけど、勿論震災当時は別として復興に動き出したら、積極的に訪れる事も応援のひとつになるのかなと思いました。
さて明日はコロンボの街歩きです。
最後までご覧くださりありがとうございました。
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