2022/05/31 - 2022/05/31
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kojikojiさん
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この旅行記スケジュールを元に
「ノシャップ岬」で利尻富士と再会すると、別れがたいのか我々の後をついてくるようです。バスは「宗谷サンセットロード」を南下するのですが、バスの右の車窓からは美しい海岸線とその先に浮かぶ利尻富士の姿が見えます。この道は美しい海岸線で、集落が途切れると電線も無くなるので車のCMの撮影に何度も使われているそうです。バイクも通り過ぎ、こんな道を走ったら気持ちよいだろうと思いました。前方を見ていたバスガイドさんが「人が歩いています!」と驚きの声をあげました。確かにリュックを背負った人が1人歩いています。こんなクマが出るかもしれない場所を酔狂な人だと思います。たぶん30キロは歩かないと民宿すら無い道です。久し振りに見た「稚咲内漁港」の信号を左折するとバスは「サロベツ原野」に入ります。この日はバスの最後尾に座っていたので、バスの後方の窓から写真を撮ることが出来ました。原野を走る1本道は途中で地盤沈下していたり、なかなかワイルドです。そして後方にはずっと利尻富士の姿が見えています。こんな内陸からも見えるのが不思議な感じがします。「サロベツ湿原センター」には午後2時過ぎに到着しました。ここでは1時間ほどバスガイドさんの説明で高山植物を楽しむことが出来ます。もう少し後であればエゾカンゾウが一面に咲くのですが、それに合わせるとレブンアツモリソウは見ることが出来ないし、花好きの人にとっては何度も来ないとならない場所のようです。ほとんどの方が下を向いて花の写真を撮っていますが、この原野からも利尻富士は美しく見えます。とても間に海があるとは思えない絶景ですが、皆さん気にも留めていません。花を楽しんだ後はこの日宿泊する豊富温泉まではすぐで、午後4時前には着いてしまいました。豊富温泉には数件のホテルがあるようですが、この日は「ホテル豊富」に宿泊です。ホテルの前にはライラックがきれいに咲いていたので写真に撮っておいて正解でした。札幌に戻るとライラックまつりが終わったすぐ後でしたが、ほとんどの花が散ってしまった後でした。到着してすぐはお風呂が混むと思ったので少し部屋で休みました。風呂に入った後の宴会場での夕食は八角の味噌焼きなんて初めて食べるものもあってなかなか良かったです。遅い時間になってから大浴場に行くと貸し切り状態でした。豊富温泉は元々石油の掘削をしていたら掘り当てた温泉で、そのせいか湯分を含んだお湯は稚内の声間温泉の湯にも似ていました。成分はこちらの方が強いようで、アトピーの方が湯治に来るようです。この日はさすがに旅の疲れも出てきたようで早い時間に寝てしまいました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 観光バス 船 JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
「ノシャップ岬」で利尻富士と再会しましたが、もうこれでお別れだとばかり思っていました。
ノシャップ岬 自然・景勝地
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「宗谷サンセットロード」と呼ばれる国道254号線を「サロベツ原野」に向かって南下しますがまだ利尻富士が見えています。
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いくらバスが走っても見えなくなるどころか距離が縮まって大きくなっているようです。
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距離が近くなっているのでその姿もくっきりしてきました。
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グーグルマップで「鹿がたくさんいる」と検索するとこの海岸線が表示されますが、本当にエゾシカがいました。グーグルとリンクしているのかもしれません。
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最初にバスガイドさんが見つけましたが、一瞬で「若い雄ジカですよ。」と見分けていました。見掛けるエゾシカの多くはメスの群れで、オスを見掛けるのは珍しいことです。
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エゾシカの角は毎年3月頃になると自然に根元部分から脱落して新しく生え替わります。4月頃から8月頃にかけて「袋角(ふくろづの)」と呼ばれる柔らかい外皮に包まれ、中に血管が通った状態で成長します。血流によってカルシウムが沈殿し、根元から角化します。やがて8月下旬頃から全体が硬くなり、血流が止まった後に外皮が剥げ落ちてシカの角は完成します。
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毎年落ちた角は見つけてお土産物屋に持っていくと買い取ってもらえるそうです。当然長いものが高く、そしてついになった状態で2本拾うことが出来ると一番高いそうです。ただ、角はバラバラ落ちるので次いで見つけるのは難しいそうです。
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稚内西海岸は左手に丘陵を眺めながら海岸線を下っていきます。
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利尻富士はいったいどこまで見え続けるのだろうかという疑問に変わってきます。
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抜海の集落でバスが左折すると「抜海岩陰遺跡」が見えてきました。抜海岩と呼ばれる砂岩質の岩陰にあります。抜海岩は高さ30メートル程の小山で、大岩が小岩を背負うように見え、アイヌ語の「パッカイ・ペ=子を背負う・もの」に由来しています。
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昔に宗谷アイヌが天塩アイヌと戦った際に、礼文アイヌに応援を求めた事がありました。戦い終わって礼文アイヌが島へ帰ることになりましたがシケがつづき、長い間この地で足止めされてしまいました。その間に礼文アイヌの若者「ワカルパ」がコタン(集落)一の美女「モナシノウク」と恋仲となり、やがて子供が産まれてこの地に残りました。
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しかし「ワカルパ」ははるか洋上に見える島影に望郷の念が止みがたく、ある日こっそり島へ帰ってしまいました。これを知った「モナシノウク」は子供を背負って丘に登り、波のうねりに向かって「ワカルパ」の名を呼び続けました。雨の日も風の日も、痩せ衰えた母と子の姿が丘から消えることはありません。
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ある日コタンの人が丘を見上げると、いつもの「モナシノウク」の姿がありませんでした。かわりに子供を背負った人の形をした大きな岩がそこにあったということです。こんな話もここから利尻富士が見えなければ記憶に残らない話かもしれません。
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基本的に旅行は個人でするのが好きなのですが、このような情報はガイドブックを読んでも知りえることが出来ないので、ガイドさんのいるツーも捨てがたくなってしまいます。
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バスはさらに南下して利尻島と一番近い辺りまでやってきます。水面は鏡のように静まり、歩いて渡れるような気になってきます。
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この辺りから眺める利尻富士が一番きれいだったかもしれません。海上に浮かぶ利尻富士の姿はこれが見納めになりました。
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バスは「稚咲内漁港」の信号を左折して海岸線から離れ、「サロベツ原野」に向かいます。
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原野の中に入る1本道は湿地の上に造られているので毎年のように高低差が出来てしまうそうです。バスの最後部から撮った写真ですが、数十センチの段差が出来ています。
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驚いたことに内陸部にかなり入っても利尻富士は後をついてきています。これには感動すら覚えます。
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しばらく走った午後2時過ぎに「サロベツ湿原センター」に到着しました。
レストハウス サロベツ グルメ・レストラン
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ここでバスガイドさんの説明で湿原の花を見に行きます。
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「利尻礼文サロベツ国立公園」の湿原の成り立ちや、そこに生息する動物や花々、地域の人々の暮らしや産業、かつて行われていた泥炭採掘の歴史などについて、写真やパネル、豊富な映像資料から知ることができます。
サロベツ湿原センター 名所・史跡
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利尻島と礼文島を訪ねるツアーは数多くありますが、この「サロベツ原野」まで足を延ばすツアーは少ないと思います。この3か所を見て初めて「利尻礼文サロベツ国立公園」の観光が完結するような気がします。
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この施設は「北のカナリアたち」のロケ地として使用され、主演の吉永小百合や、センターのスタッフ役として出演した満島ひかりなどのキャストが訪れたそうです。
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今回のツアーで「北のカナリアたち」のロケ地をすべて回ったことに気が付きました。東京に帰ったら絶対に映画を観なければと思いました。
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湿原の中はこのような木道が設けられ、1周1キロの遊歩道になっています。ショートコースもありますがゆっくり歩いても30分ほどなのでロングコースが良いと思います。
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このセンターの南側はかつては広大な泥炭採掘地だったそうです。サロベツ原野では1970年から2002年まで泥炭を採掘し、パイプラインで工場に圧送し、水洗・選別・粉砕・乾燥・ペーハー調整を経て土壌改良材などの加工品を生産していました。残りかすは工場から水路を通り採掘跡地に戻されました。
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全く姿は違いますが、なぜか宮崎駿のアニメの「未来少年コナン」のサルベージ船を思い出しました。
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浚渫船で採掘した泥炭はパイプラインで屋内まで圧送され、最初にこの「水洗分離機」を通ります。回転ドラムによって製品の原料になる繊維質とそれ以外の水や泥炭残差(残りかす)とに分離され、泥炭採掘跡地に戻されました。
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泥炭は主に気温の低い涼しい気候の沼地で植物の遺骸が十分分解されずに堆積して、濃縮されただけの状態で形成されます。泥炭が蓄積した湿地帯を泥炭地と呼び、日本では主に北海道地方を中心に分布します。泥状の炭で石炭と泥の中途半端のような状態のものであると言え、見た目は湿地帯の表層などにある何の変哲もない普通の泥です。
泥炭産業館 美術館・博物館
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興味の範囲が全く違うようで、皆さんは先に進んでしまいました。バスガイドさんからのルールで、36人のすべてが説明を聞けないので、花の名前は伝言ゲームで後ろの人に教えることになりました。妻まで伝言された花の名前はその場で友人とのLINEグループに写真と名前がアップされました。
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ということで1人だけ花の名前を知らずに写真だけ撮っていました。
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妻が伝言ゲームで名前を聞いておいてくれて、写真と一緒にLINEで送っておいてくれたので旅行記を作成するときに非常に助かりました。
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ミツガシワはミツガシワ科ミツガシワ属の一属一種の多年草で、日本を含め北半球の寒冷地に分布し、湿地や浅い水中に生える植物だそうです。4月から5月に白い花を総状花序に多数つけます。京都市の深泥池や東京都練馬区の三宝寺池など暖帯の一部にも孤立的に自生していますが、これらは氷期の生き残り(残存植物)と考えられるそうです。三宝寺池は近いので行ってみようかな。
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この地図は非常に興味深く、これまで走ってきたノシャップ岬からの海岸線の風景の成り立ちが良く分かりました。こういったマップが非常よく出来ている施設だと思いました。
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見学できる湿地のマップです。ここからショートコースとロングコースに分かれます。後で気が付きましたが、最後の展望デッキから先はあまり花が無いので、ショートコースに入って戻るのが良いかもしれません。
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ショウジョウバカマの名前の由来は、紅紫色の花を空想上の生き物ショウジョウ(猩々)の顔に、地面を放射状に這うように広がる葉っぱをそのハカマ(袴)に見立てたという説や、花の色が猩々の赤い髪や緋色の袴の色にいているところから名付けられたなどの諸説があるそうです。
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同じショウジョウバカマだと思いますが色が違うようです。
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頭を上げると利尻富士と目があったような気がしました。こんな内陸部まで遠く離れた島が見えるのが本当に不思議です。
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エゾカンゾウは一般にニッコウキスゲの名前で呼ばれる花です。子供の頃に家族でこの花を見に行ったことを思い出します。花期は5月上旬から8月上旬で、草原や湿原を代表する花で、群生すると山吹色の絨毯のようで美しいです。この湿地でも季節になるとそんな姿が見られるようです。
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タテヤマリンドウは漏斗状の淡青紫色の花を茎の上部に1個だけ上向きにつけます。花は日があたっている時だけ開き、曇天や雨天時は筆先の形をした蕾状態になって閉じているそうです。
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少し咲いた状態のタテヤマリンドウを見比べてみると花の特性がよく分かりました。
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ヒメシャクナゲ花期は6月から7月で、枝の先端に2個から6個のピンク色の花からなる散形花序をつけます。花柄は直立して長さ1センチから2センチになり、その先端に下向きにつぼ形の花冠をつけます。花柄も萼片もピンク色になります。
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このところ足が痛いと言っていましたが、そんなことも忘れるほど高山植物の魅力に取りつかれてしまったようです。
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カラフトイソツツジはきれいな白い花を咲かせていました。名前を聞くとなるほどツツジのようですが、その花はあまりにも小さいです。
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誰1人利尻富士なんて見ていませんね。しかし皆さん花好きで、男性の方も名前に詳しいのには驚きました。
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俄か愛好家が1人生まれました。
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ミツバオウレンも可憐な白い花をつけていました。花期は6月から8月で、花の大きさは1センチくらいです。
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ホロムイイチゴの和名は北海道岩見沢市の幌向地区で発見されたことにちなむそうです。果実は琥珀色をしていて食用になります。日本ではクラウドベリーの英語名でも知られます。
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旅行前は特に興味が薄かった「サロベツ原野」は最高に面白い場所に代わりました。それにしても今回のツアーの案内には花のことはあまり書かれていませんでした。7月以降の同じツアーは富良野方面にも立ち寄るのでもっと花に特化したものになるようです。
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ミズバショウは盛りを過ぎて少し悲しい姿になっていました。6月に見られるだけでもありがたいのかもしれません。
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この時期ミツガシワがたくさんの花をつけていました。
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アップで見ると不思議な花弁をしているのが分かります。
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相変わらず利尻島が美しく見えます。ただこれもサロベツ湿原が見納めで、翌日は海岸線に戻ってもその姿は見えませんでした。
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展望デッキで添乗員さんに写真を撮っていただきました。2人の間に利尻富士を入れてもらいたかったのですが。
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4日間ずっと姿を見せてくれてありがとうございました。この姿があるかないかで旅の印象は全く違ったと思います。
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オオバナタチツボスミレは日本では知床半島にのみ分布するタカネタチツボスミレの亜種で、花期は5月から8月です。花の径は2センチから3センチで花色は濃紫色から淡青紫色で日本産のスミレの中ではもっとも大きいそうです。
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美しい花を見ながら楽しい散策が出来ました。また季節が変わると違った花が見られるようです。
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アキタブキが大きな葉をつけていました。自生する場所によって違いはあるようですが、長さは2メートルを超え葉の大きさも1メートルを超えるそうです。アイヌの民謡にあるコロポックルはこのフキの下に住んでいるといわれます。
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散策が終わると妻はバスガイドさんから聞いていた売店に芋餅やコロッケを買いに行きましたが、すでに売り切れでした。揚げ芋を買ってホテルで食べましたが美味しかったです。
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「サロベツ湿原センター」を後にして、この日宿泊する豊富温泉に向かいます。
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宗谷本船の線路を渡ると豊富町ももうすぐです。この線路をまっすぐ行けば稚内駅にたどり着くわけです。稚内駅に行ったのももう3日前のことです。
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豊富牛乳公社の工場がありました。セイコーマートも資本参加している第3セクターのようです。セイコーマートの牛乳はすべて豊富町で生産され、日本海の潮風を受けたこの土地の牧草はミネラルが豊富だそうです。年間を通して冷涼な気候は牛にとってとても快適な環境で、ストレスが少なく、のびのびと育った牛から搾った生乳は乳脂肪分が高くてコクのある味わいの牛乳になるそうです。
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午後4時前に豊富温泉の「ホテル豊富」に到着しました。周囲には何もないところですが、温泉としては有名な場所だそうです。皆さんがエレベーターに並んでいるので表に出てみます。
豊富温泉 ホテル豊富 宿・ホテル
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バスガイドさんから聞いていたライラックの花を見るためです。フランス語ではリラと呼ばれます。花冠の先は普通4つに裂けているが、まれに5つに裂けているものがあり、これは「ラッキーライラック」と呼ぶそうです。
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ここで採った写真をLINEで友人に送ったら5弁の花に丸印を書き込んで10分後に返送されてきました。その丸の多いこと。ここのライラックはラッキーライラックばかりのようです。ここでライラックを見て安心してしまったのですが、札幌では5月18日から29日までライラック祭りが開催されていました。終わったすぐ後に札幌に戻るので花は残っていると思っていましたが…。ここで見ておいて良かったです。
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サラサドウダン(フウリンツツジ)もきれいな花をつけていました。和名のサラサドウダンは花に紅色の筋が入り、更紗模様に似ていることから名付けられたものだそうです。別名のフウリンツツジの方が花のイメージに合っているように思えます。
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部屋は昭和のデザインを感じる和室でした。
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洋間より広いし、床に座れるのでのんびり寛げます。やっぱり日本人なのだと感じるひと時です。
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このホテルは温泉で有名なので部屋風呂は使いませんでしたが、ここでも洗面台が小さいので困ります。
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ホテルの周辺は森なので癒されます。夕方から翌朝までは雨が降っていました。
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ホテルは不思議なアールデコのようなデザインになっています。
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エレベーター前の椅子などはウィーン世紀末のユーゲントシュティールがコンセプトかと思ってしまいます。
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夕食までに時間があったので明るいうちに1回目のお風呂をいただきました。
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午後6時から夕食になりました。やっぱり向かい合わせで食事する方がいいですね。
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ここも特に特徴のない和食膳のようでした。
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刺身は甘エビとサーモンと帆立です。地産の食材ですが、翌日になって羽幌に立ち寄った際にこの海岸線が甘えびが良く獲れるところだと知りました。プリプリで美味しいとは思っていたのですが。
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お気持ちだけのカニの足ですが、蟹味噌が見た目と違って美味しかったです。
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ここでも生うにがいただけました。友人からのLINEで「晩御飯はウニ食べないよね。」とあったので、すぐに写真を送り返しました。
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焼き物は八角の味噌焼きでした。北海道ではポピュラーで比較的安い魚ですが、食べるのは初めてでした。意外に身も多く身離れも良くて美味しかったです。
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タラの寄せ鍋も熱々で美味しいです。
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北海道は日本のそば粉の40%を生産していますし、製粉会社に勤めていた友人にその年の一番いいそば粉を用意してもらって蕎麦打ちの会を長年やっていましたが、大抵の年は北海道産でした。一大産地の幌加内も近いからか美味しい蕎麦でした。
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面白かったのが薄くスライスしたタケノコの梅和えで、とても美味しかったです。このホテルの冷酒は旭川の高砂酒造の北吹雪という純米酒でした。ラベルには「日本最北の純米酒」とありました。翌日に増毛町の国稀酒造に行きましたが、地図で見ると増毛町の方が北にありましたが…。
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夕食後は少し寝てしまい、遅い時間になってから大浴場に行きました。節電のためか部屋の前の廊下からロビーはかなり暗くなっています。
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さすがにこの時間はどなたもいらっしゃらなくて貸し切り状態でした。
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小さいですがサウナもありました。
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大浴場は円形の温室のようなデザインで、その曲面に沿って浴槽が設けられています。
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大きな浴槽が2つあって、片方は無色透明の湯です。
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奥にあるのが豊富温泉の「油風呂」です。大正15年に石油試掘時に天然ガスとともに噴出した豊富温泉は油分を含んだ独特のお湯で世界でも類を見ないようです。弱アルカリ性の湯は肌に優しく、油分に含まれるタール等の成分が、乾癬やアトピーといった皮膚疾患に良いとされるそうです。
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昼間に入った時はアトピーの湯治に来ていらっしゃる方も見掛けました。湯に浸かると花の奥に油のにおいがツンとしますがすぐに慣れてしまいます。
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成分分析表もありましたが文字が小さいので写真に撮っておきました。
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今まで入った温泉で良かったと思うのは北海道の温泉が多かったです。お茶萬べの山の中にある二股ラジウム温泉、函館の谷地頭温泉にあった「池の端」という旅館も良かったのですが閉めてしまったようです。登別の湯も泉質がいろいろあってよかったです。そして今回その中に豊富温泉が加わりました。
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まだまだ行っていない温泉は多いので、インバウンドが再開する前に数多く行ってみたいと思います。ツアーも5日目が終わり、翌日は札幌まで海岸線を走り抜けます。
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