
2022/06/01 - 2022/06/02
43位(同エリア2645件中)
beanbagさん
- beanbagさんTOP
- 旅行記357冊
- クチコミ534件
- Q&A回答27件
- 1,064,247アクセス
- フォロワー292人
この旅行記スケジュールを元に
6月2日(木)曇り一時晴れ
小樽2日目は、気ままに市内を散策した後、祝津の鰊御殿を探訪。その後、余市に立ち寄り、昨日、時間切れで見ることのできなかったニッカウヰスキー余市蒸溜所を訪れます。
この日の観光も予想以上に興味深く、充実した1日となりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝7時過ぎ、ホテルを出て市内へ。中央通りです。
-
小樽市のマンホール蓋はラッコ。
-
旧安田銀行小樽支店 1930年(昭和5年)築
歴史的建造物巡りを再開。旧安田銀行小樽支店 名所・史跡
-
旧第四十七銀行小樽支店
旧第四十七銀行小樽支店 名所・史跡
-
旧塚本商店 1920年(大正9年)築
色内大通りにあります。旧塚本商店 名所・史跡
-
旧小樽倉庫 (運河プラザ) 1890~1894年(明治23~27年)築
大きなシャチホコが目印。小樽市観光物産プラザ(運河プラザ) 名所・史跡
-
北運河沿いを歩きます。
-
月見橋
運河から石狩湾への出口です。 -
竜宮橋の向こうに古めかしい倉庫。
竜宮橋 名所・史跡
-
滑り台のような螺旋が面白い。
-
旧大家倉庫 1891年(明治24年)築
倉庫群の中では最も古い部類です。旧大家倉庫 名所・史跡
-
小樽港縦貫線の旭橋が見えます。
手前の工場は北海製罐㈱ 小樽工場。7:30に突然、予鈴のサイレンが鳴ってびっくりしました。旭橋 名所・史跡
-
ここも北海製罐。小樽にただひとつ残った製缶工場です。
-
旧澁澤倉庫 1892年(明治25年)頃の築
-
旧日本郵船(株)小樽支店 1906年(明治39年)築 重要文化財
現在、保存修理工事中。手前の石畳は船入澗(ふないりま)跡です。旧日本郵船(株)小樽支店 名所・史跡
-
旧日本石油(株)倉庫 1920年(大正9年)築
旧日本石油(株)倉庫 名所・史跡
-
旧日本郵船(株)小樽支店 残荷倉庫 1906年(明治39年)築
-
小樽市漁業協同組合 地方卸売市場
-
部外者立入禁止。ホッケや水ダコが荷卸しされていました。
-
通りがかりに見つけた飴屋六兵衛本舗。大正7年(1918年)創業、100年以上の歴史がある老舗です。
飴屋六兵衛本舗 グルメ・レストラン
-
江戸時代に初代が富山県で飴屋を始め、1891年(明治24年)に小樽移転、1918年に会社を創立したそうです。
-
おまけでいただいた飴玉が、昔ながらのスッキリと上品な甘さ。どれもすこぶる美味しいので、お土産に購入。
-
隣の美園アイスクリームも1919年(大正8年)創業。北海道で初めてアイスクリームを製造しました。
-
1880年(明治13年)、小樽手宮ー札幌間に石炭輸送を目的とした鉄道が開通し、石炭や木材、海産物の缶詰などが小樽から大量に積み出されるようになります。小樽港が取り扱う荷量が多くなったため、沖合いで艀を使った荷揚げから艀が倉庫の近くまで直接行けるよう小樽運河が建設され、1923年(大正12年)に完成します。
当時の賑わいを彷彿させる古い旅館風の建物も残っています。 -
その手宮線も役目を終え、1985年(昭和60年)に廃止されました。
旧手宮線跡 名所・史跡
-
セイコーマート なかた店
セイコーマートは、札幌に本社を置く北海道ローカルなコンビニ。日本に現存する最も古いコンビニエンスストアでもあります。
北海道に来たらぜひ一度訪れたかったコンビニです。ここで朝食のパンを購入します。 -
中央通りの北陸銀行小樽支店ウインドウにこんな掲示が。
北前船の時代から北陸と北海道(蝦夷地)の往来は盛んでした。 -
本日の朝食
セイコーマートで仕入れたメロンパンとりんごジャムパン。メロンパンは残念ながらホットシェフベーカリーの人気メロンパンではありませんが、期間限定品です。
北海道民が愛してやまない「ソフトカツゲン」は北海道限定商品。ヤクルトのような味。
コーヒーは近くのローソンで仕入れました。 -
ホテルのロビーでいただきます。満足。
ホテルソニア小樽 宿・ホテル
-
旧小樽商工会議所 1933年(昭和8年)築
食後再び歴史的建造物巡り。旧小樽商工会議所 名所・史跡
-
旧三井銀行小樽支店 1927年(昭和2年)築 国の重要文化財
旧三井銀行 小樽支店 名所・史跡
-
旧越中屋ホテル 1931年(昭和6年)築
旧越中屋ホテル 名所・史跡
-
旧高橋倉庫 1923年(大正12年)築
ステンドグラス美術館 (旧高橋倉庫) 美術館・博物館
-
旧嶋谷倉庫 1892年(明治25年)築
-
旧荒田商会 1935年(昭和10年)築
明治末期から大正、昭和初期にかけて繁栄を謳歌し、その後衰退した小樽は街全体が博物館のようで、非常に興味深いものであると同時に哀愁を感じさせます。旧荒田商会(旧アール ヌーヴォーグラス館) 美術館・博物館
-
9:00 2時間の早朝散歩を終え、ホテルに戻って来ました。
支度を終え、9:40頃、ホテルをチェックアウトします。ホテルソニア小樽 宿・ホテル
-
旧手宮鉄道施設 擁壁 国指定重要文化財
小樽市総合博物館の傍に、1912年(明治45年)に使用開始された石炭船積みのための高架桟橋に至る線路の路盤を支えたレンガ積み(イギリス積み)の壁が残っています。 -
小樽海岸公園線を北上、祝津漁港付近。
鰊御殿が見えてきます。 -
9:55 鰊御殿に到着。
小樽市鰊御殿 名所・史跡
-
祝津漁港の眺め
-
この鰊御殿は、西積丹 泊村の鰊親方 田中福松氏が1891年(明治24年)から7年をかけて建築した建物を、1958年(昭和33年)当地に移築したもの。
-
一部2階建で総面積611.9平方メートル(185.1坪)。
主に、タモ・セン・トド松といった北海道産原木や東北地方から取り寄せたヒノキ等、約540トンが使われており、仮に、この材料を使用して30坪の家を建てるとすると20軒分建てる事ができるそうです。
今では見られないほど太い柱や梁に驚かされます。 -
全盛期の2月~5月には120人程の漁夫が寝泊まりしていました。
-
館内には、にしん漁やにしん加工に使われた道具、番屋で暮らした人々の生活用具などを展示しています。
-
主人家族と使用人が暮らす場所は、明確に区分されています。こちらは主人家族の居住ゾーン。
-
修学旅行生が訪れています。
-
イチオシ
日和山灯台 1883年(明治15年)初点灯
映画「喜びも悲しみも幾年月」のロケに使われました。高島岬 / 日和山灯台 自然・景勝地
-
沖合のトド岩
野生のトドの生息地だそうです。 -
小樽市鰊御殿を下から見上げるとこんな感じです。
-
11時過ぎ、旧青山別邸に立ち寄ります。
にしん御殿小樽貴賓館(旧青山別邸) 名所・史跡
-
青山家は1859年(安政6年)に山形県から渡道し、明治・大正を通じ、留吉、政吉の親子二代がにしん漁で巨万の財をなし、その三代目 政恵が1917年(大正6年)から6年半余りの歳月をかけ建てた別荘が、この別邸です。
ちなみに本宅は、旧青山家漁家住宅として札幌の「北海道開拓の村」に移築されています。 -
材料は酒田より欅を大量に運ばせ、床や柱は欅の春慶塗り、漆くい壁、神代杉の幅広天井、うぐいす張りの廊下、端から端まで継ぎ目のない一本物の長押しなど、贅を尽くした豪邸。 紫檀、黒檀、タガヤサン、白檀を使った書院づくりの床の間、欄間は竹、紫檀、白檀に彫刻が施され、金に糸目を付けない豪奢な造りです。
建物の三方に庭があり、趣深い枯山水の中庭など名庭が広がります。
狩野派の流れを汲む日本画の絵師たちが競って描いたふすま絵、書も見事なもの。
あいにく建物内は撮影禁止。現地に来るまでこの建物の存在を知りませんでしたが、内部撮影が可能になれば、一気にその豪華絢爛さが拡散して、人気に火がつくと思います。「さながら日本のヴェルサイユ宮殿」と言えば大袈裟でしょうか。
なお、三代目 政恵のその後については、消息がありません。 -
訪れた時は入場料@1,100円の他に、牡丹・芍薬庭園拝観料として@300円を徴求、なかなかの商魂です。
-
現在は小樽貴賓館としてレストラン・宴会場を営業しています。
-
ランチは民宿 青塚食堂。
民宿 青塚食堂 宿・ホテル
-
私は刺身定食 2,100円。
-
妻は八角焼き定食 1,700円。
-
サービスでホッケのすりみ揚げをいただきました。
全て美味しい。あっという間に満席、入店待ちとなる訳が分かりました。 -
昼食後、余市に向かいます。
-
ニッカウヰスキー余市蒸溜所正門です。
13時スタートのガイドツアー(無料)を電話予約してあります。昨日、時間切れで参加できませんでしたが、再トライしました。ニッカウヰスキー余市蒸溜所 名所・史跡
-
正門
-
定時きっかりにガイドツアーが始まります。
まず乾燥棟の見学。 -
ピート(泥炭)が展示してあります。スモーキーな香り、大好きです。
-
粉砕・糖化棟
-
発酵棟
-
発酵タンクです。
-
蒸留棟
-
ポットスチル
手前の4基が1次蒸留用。 -
奥の2基は2次蒸留用。
-
間の小さなポットスチルは創業当初からのもの。朝ドラ「マッサン」にも登場しました。
-
余市蒸溜所は日本で唯一、石炭直火炊き。10分おきに石炭を投入するそう。なかなかの重労働です。
-
工場創立当時の事務所(旧社名 大日本果汁株式会社)
「ニッカ」とは「日果」の略称、トリビアです。 -
事務所の内部
-
リタハウス
長らく研究所として利用されていました。 -
旧竹鶴邸
-
玄関のみ見学できます。
-
内装は和洋折衷。
-
貯蔵庫
何棟も並んでいます。 -
一号貯蔵庫の内部
樽ごと千葉工場に送られ、瓶詰めするそうです。 -
工場見学を終えて、お楽しみのテイスティングタイム。
-
しかし、車を運転するので、ウイスキーは飲めません。りんごジュースをいただきます。
-
14:00 見学を終え、余市を後にします。
-
怪しい雲行き、雨がポツポツ降り出しました。ここまで2日間、降らなくてラッキーでした。
-
道央自動車道
あと少しで千歳ICです。 -
15:10 ホンダレンタカー千歳店に到着。余市を出て1時間ちょっとです。
2日間で356km走破しました。ホンダレンタカー (千歳店) 乗り物
-
15:45 新千歳空港に到着。
新千歳空港 空港
-
私がロビーで待つ間、妻がANA FESTAで購入したお土産。これとか、
ANA FESTA 新千歳空港 (千歳ロビー店) お土産屋・直売所・特産品
-
これとか。
いずれも孫たちへのお土産です。 -
かなり早めの夕食は、えびそば一幻。評判が高いので、かねてから気になっていました。
私たちが食べている間に、当店のみあっという間に待ち行列が発生、かなりの人気店です。えびそば一幻 新千歳空港店 グルメ・レストラン
-
えびみそ 830円
-
えびしお 830円
独特のエビスープが美味しい。値段も良心的。 -
ANA74便 羽田行き
-
関東平野北部に怪しい雲。時折、稲妻が走ります。
群馬県に大粒の雹が降ったようです。 -
19:00 羽田空港に到着。
この後、P3駐車場からマイカーで帰宅しました。羽田空港 第2旅客ターミナル 空港
-
2日目も17,396歩と、かなり歩きました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
民宿 青塚食堂
3.25
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
小樽(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 小樽・積丹・余市1泊2日
0
95