2022.5　北関東小さな旅　お待ちかね県民割（埼玉県民向け）　群馬・栃木　温泉めぐり

2022/05/19 - 2022/05/21

前週に引き続き地域割を使った近郊の温泉めぐり。

年1くらいで海外へ一緒に行っていた元YHの旅仲間でもある先輩S氏とのおじさん2人旅。とりわけ何をしよう、何か見ようなんて計画もなく、思いつきのまま温泉宿だけ予約してあとは適当です。
ただ、私の立ち寄りたいところだけ2か所だけピックアップ。

私はお酒を飲まないけれども、S氏はお酒飲み。
であれば、夕食時のアルコール飲み放題は必須。
と言うことで、2週連続の伊東園ホテル巡りということにもなりました。

■ルート
5/19　埼玉－（八ッ場ダム・太子駅）－草津温泉（泊）
5/20　草津温泉－（チャツボミゴケ公園・重監房資料館）－湯西川温泉（泊）
5/21　湯西川温泉－（水陸両用車）－埼玉

■やど（割引前価格）
5/19　草津温泉　伊東園ホテル草津
　　電話予約　8,730円（2食付）
5/20　湯西川温泉　ホテル湯西川
　　JTBで予約　10,215円（2食付）

■旅行の足
　我が家のコンパクトカー

エリア 中之条(群馬)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

5/19（木）

栃木在住のS氏に埼玉北部の駅まで電車で来てもらってR17上武道路を北上。
伊勢崎あたりだろうか、ロードサイドのお店で昼食。
冷凍ものだと思うけれども、エビフライやアジフライなど600円のランチ定食は格安すぎる。

渋川までR17、R353～R145を経て八ッ場ダムで休憩。
造るとか、事業中止とか、世の中で大騒ぎしたダムも完成して満々と水をため込んでいます。

公共事業はいろいろと批判もあり権力の問題もあるけれども、それらが微妙なバランスで釣り合っているところもあるわけで、出来上がって良かったと思う。

ダムの天端 （てんば）から下を見下ろすと怖いほど。
眼で見えるような放水は行っていなかったです。

それより気になったのが、線路（左側部分）が見えたこと。

ラッキーなことにエレベーター（無料）でダム下部まで下りることができました。
なにやら駅ができています。

旧吾妻線（湖底に沈んでしまった旧線の一部）を活用して、自転車型のトロッコ（吾妻峡レールバイク アガッタン）に乗れるようです。

ただこの日、木曜日は営業しない日で残念。
こんなのあるなんて知らなかったです。

レールバイクのホームへは入れるので、ホームから旧吾妻線を。
ずっと昔は営業線として電車が走っていました。架線も取り払わず、元のままです。

反対側は車止め、この先吾妻線は湖底に沈んでしまっています。

エレベータで上にあがり、資料館でダム建設の歴史などを振り返ります。
このダムほど、世間を騒がせたダムも他にはないかな。

国交大臣がどうのこうの、なんて記述よりも、むしろ吾妻線の記録などの方が興味あります。

思いの外、八ッ場ダムで時間を取られてしまいました。
長野原からR292を走り、太子駅跡へ行く途中、赤岩集落があったので道路から眺めました。

中之条町六合赤岩重要伝統的建造物群保存地区
道路から眺めただけでは、ざっくりすぎますね。
駐車場もあるので、中に入って歩いてみないと・・・でも時間が迫っている。

その先、旧太子駅へ。

営業時間が16時までなので、なんとか15分前に到着しました。
私の中では、今回のメインイベントみたいなものです。

入館券も昔のB型硬券を模して作っており、なかなか凝っています。

鉄鉱石を運び出すことが主目的で、旅客輸送は二の次だったようで、鉄鉱石積み出しのホッパー跡などの遺構が残っています。

貨車もホームに据え付けられていました。

資料館の中には、旅客輸送していた頃の運賃表、列車のサボなど展示されています。

太子駅に停車中のディーゼルカー。
当時の長野原線（渋川－長野原間）は電化しても、末端の長野原－太子間は非電化で、この区間だけ廃止されてしまいました。

太子駅をかけあしで見学してから、今夜の宿、草津温泉へ。

伊東園グループの宿なので、部屋に布団が敷いてあるのがデフォルトです。
2人で10畳の部屋なので、広々と使えます。

愛郷ぐんまプロジェクト
4月までは、6,600円以上→5,000円引きと言う大盤振る舞いだったキャンペーンも、5月からは他県と合わせたのか
・6,600円～9,999円→3,000円割引
・10,000円以上→5,000円割引
他県のように、全県共通のクーポンはありません。

その代わり、一部の市町村では独自のクーポンを配布しており、草津町では2,000円分のクーポンをいただくことができます。自治体クーポンなので使える範囲も当該の自治体（このクーポンは草津町だけ）です。

この宿はベース金額8,580円＋入湯税150円＝8,730円
この金額であれば、なにかオプションを付けて10,000円を超えた方が安くなるという逆転現象も起きてしまいます。

今回は伊東園の誕生日クーポン2,500円と別に1,000円クーポンがあったので、オプション付けずにこの割引クーポンを使い、2人で支払額7,560円＋4,000円分クーポンゲットでした。

夕食はまぐろとカジキの料理フェアで、マグロメイン。
しかし、刺身小さいんだよね・・今回、お寿しはパスしました。

どうしても食べすぎてしまう。
部屋に戻れば、特に何もすることはないし、テレビ見たりお風呂へ入ったり、ごろんとなっているうちに眠くなってしまって、これじゃ太るよな、きっと。

5/20（金）

この宿は草津温泉街の中心部からだいぶ外れていて、夕食後や朝食前にお散歩、なんて場所ではありません（その分、静かと言えばそうなんですが・・）。

そんなこともあって、お風呂入るしかなく、それから朝食。
やっぱり食べすぎてしまう。

昨夜、急にS氏が行きたいと言い出した、チャツボミゴケ公園。
コケがきれいで有名らしい（TVで見たとか）。
車で20分くらいなので、チェックアウト後行ってみます。

受付で入場料600円を支払い。

駐車場からシャトルバスで1kmほど登ってからは歩きです。

昨日立ち寄った太子駅から運び出した鉄鉱石の産地だったようです。
気にもしていなかったけれども、鉄鉱石つながりなんだな。

説明を読むと、鉄鉱石や公園のことなど、あらためて知ることばかりです。

メインの穴地獄
硫黄のにおいがぷんぷんします。

ただ思っていたよりも規模は小さいかな。

下から見上げてみます。

六合チャツボミゴケ生物群集の鉄鉱生成地
国の天然記念物に指定されています。

草津に戻って、ハンセン病資料館のひとつである、重監房資料館を見学します。

最初に30分くらいハンセン病の歴史などの映画を見てから展示品を見学。
以前からハンセン病についての施設見学したいと思っていたところなんだけれども、ちょっと重い気持ちになりました。

現在も居住者がいるので、地図上でのピンク部分は立ち入り禁止、そしてこの資料館と道路を隔てた反対側は居住スペースで外から見ることはできます。

プライバシーもあり撮影禁止、もっとも撮影すること自体憚ります。

草津町のクーポンは全額温泉まんじゅうのお土産に化けました。
今夜の宿は栃木県の湯西川温泉、草津を出発したのがほぼお昼頃になってしまい、途中コンビニで昼食代わりのおにぎりを食べた程度で、あとは走りっぱなし。

湯西川温泉、これまた伊東園の宿です。

アサインされた部屋は布団が3組。
ひょっとして間違いか、なんて電話でフロントに確認したところ、余計に敷いてしまったとか。

邪魔なので畳んで押し入れに入れておきました。

栃木県　県民一家族一旅行プロジェクト
・6,000円～9,999円→3,000円割引
・10,000円以上→5,000円割引
さらに2,000円クーポン（栃木県内の指定店で使用できます）

栃木県の割引は予約サイトでクーポンを使用するか、Staynaviを使っての割引になるため、宿独自の割引クーポンとの併用が面倒になり、今回はベース価格にオプションの特別料理を頼み、さらに旅行会社経由で10,000円をわずかに超えるプランにしました。

1人あたり10,215円（別注1,320円含む）→5,215円＋2,000円クーポン

夕食は大きなレストランでのバイキング。
伊東園のウリのひとつなので、大盛況です（笑）

別注の料理は、右側にある那須野ヶ原牛ステーキ。
ステーキはやわらかくて美味しかった、でも他にも料理あるし、なくてもいいかな。

後で食べようと思って、お腹いっぱいになって食べることができず残念無念、鮎の塩焼き。

例によって、部屋に戻れば二人でゴロゴロ。
満腹感と運転の疲れも相俟って、10時には眠くなってしまう、健康的な日々。

5/21（土）

何十何回か目の誕生日を湯西川温泉で迎えました。
年寄りは朝早く、5時過ぎに眼がさめ、きっとお風呂はガラガラだろうなんて行ってみたら、同年代やそれ以上の人がもうお風呂に入っていました。年配者は朝が早いね・・・。

湯上り、真っ裸で体重計に乗ったところ、ビックリすきっ腹のはずなのに3kg増えていました。2週連続の伊東園だし、夕食食べて寝てばっかりではそりゃ太るだろうに。慌てて、朝食はセーブした次第（笑）

宿を8時半前にチェックアウト、道の駅へ向かいます。
道の駅と湯西川温泉駅（野岩鉄道）が併設しています。

画像は駅舎、この右手に道の駅があります。
ただ、鉄道が走っている雰囲気は感じられません。

鉄道は、駅舎から階段を下り、トンネル内にホームがあります。
そして、トンネルを出るとすぐに鉄橋。
時刻表とにらめっこして、リバティを狙ってみました。

鉄道撮影後は、水陸両用車に乗ります。
ダックツアーという会社が経営している車で、お値段3,300円。
うち2,000円はクーポン利用しました。

船とは思わないけれども、水上は船かなぁ。
御船印が売っています、500円という高額。

土曜日朝イチの便は乗客6名だそう、お好きな席へどうぞと言われ乗車します。

県道249号線をしばらく走り湯西川ダム方面へ、トンネルを抜けるとグーグルマップにもないような林道を走って国道交通省の管轄している土地から湯西川湖へ突入。

まぁ、この水に入る瞬間が醍醐味かも。

入ってしまうと、シートベルトを外して、のんびりと進みます。

湯西川ダムをダム湖側から見学。
湖に入らないとみることができない風景です。

20分ほどぐるりと回って陸上へと出ます。

戻る途中、湯西川ダムに立ち寄ります。
天端を歩いて見学。

湯西川ダムはエレベータを開放していないようで、前々日に行った八ッ場ダムのようにダムの下部まで行くことができません。

コロナの影響とガイドは話していましたけど、そうだとしたら意味不明。
エレベータで感染拡大するとも思えないし、なんだか変な取り扱いが残っています。
コロナ感染防止のためトイレの使用を中止しています←頭どうかしているんじゃないかと思う。

出発地の道の駅へ戻り、約70分の水陸両用車はおしまい。
昨年は西目屋村（青森県）の同じようなツアーへ行き、西目屋ダム見学コースでたっぷりダム見学できたことを思うと、今回は消化不良的な感じではあります。

高速を通って茨城県古河のうなぎ店へ。
ホロホロ鳥が美味しいということで、串をいただきます。

たたみ家という、およそ川魚料理のお店とは思えないようなネーミングのお店。
鶏肉も仕入れているようで、さまざまな部位を串にしたもの、美味。

そしてメインはうなぎ。
落ち着いてゆっくり味わいつつ、オオバコな宿でのバイキングよりもずっと味があるよなぁ、としみじみと実感。それは自分が歳を重ねた証拠でもあるのかも。

先輩はここから自宅まですぐ近く、1時間ほどかけて私も自宅へ戻りました。

Gotoトラベルよりも割引率高い県民割、近場の温泉宿めぐりもまたいいと思う。次は同じ宿に2泊してのんびり温泉めぐりがいいかな。