2022/02/23 - 2022/02/23
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kojikojiさん
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地下1階の見学も残すところムンクの部屋だけとなりました。もう階段を登る元気も無くなり、エレベーターで2階に上がります。2階を見学してから1階を周った方が歩く距離が少なくて済むようです。そのようなショートカットは妻が目ざとく考えてくれるので助かります。2階は現代の絵画と企画展示がメインで、レンブラントの自画像を十数点並べた部屋が個人的には面白く感じました。このフロアは展示室がいくつも無いので早々に切り上げて1階に降ります。このフロアにはピカソやシャガールやキリコなど20世紀の画家の作品が並びます。ダリくらいまでは良いと思いましたが、アンディ・ウォーホールやロイ・リキテンシュタインはわざわざ陶板で再現する必要があるのかとも思ってしまいます。最後にゲルニカを見てようやく美術館を一通り見学し終わりました。通常であれば最後にもう一度見たいと思い、その絵に戻ることもあるのですが、さすがにこの美術館ではそんな気も置きませんでした。午前10時に入館して、下りのエスカレーターに乗ったのは午後4時20分を周ったところでした。案内所でバスの時刻表をいただくとちょうど午後4時30分にバスが来ることが分かったので急ごうと思っても足が進みません。何とかバスには間に合い、あっという間にホテルに戻り、ようやくゆっくり休憩することが出来ました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー JALグループ 徒歩
-
「メランコリー」エドヴァルト・ムンク/オスロ国立美術館
ムンクとその仲間たちとの恋愛関係のもつれが主題で、一種の心理ドラマが描かれています。前景の男性と桟橋上の仲睦まじげな2人が対角線上に置かれて、心理的な距離感がいっそう強調されているようです。 -
「思春期」エドヴァルト・ムンク/オスロ国立美術館
子供から大人への過渡期にある少女を描いているこの絵のモデルは一説によると結核により15歳で世を去ったムンクの姉のソフィーエであると言われています。 -
「ダグニー・ユールの肖像」エドヴァルト・ムンク/ムンク美術館
モデルはムンクのベルリン時代の仲間たちの間で女王的な存在だった女性です。ムンクと作家のストリンドベリとポーランドの作家プシビシェフスキーの3人が彼女をめぐって恋のさや当てをし、プシビシェフスキーと結婚しました。 -
「マドンナ」エドヴァルト・ムンク/ムンク美術館
この作品は2004年にムンク美術館から「叫び」ととも盗難されたことがあります。ムンクは聖母マリアを恋人と捉えて描き、「愛と苦悩」の二元性を象徴していると解釈され、作品の女性は、ムンクの友人ダグニー・ユール・プシビシェフスカであるともいわれています。ムンクにとってダグニーは理想の女性像であったようです。 -
「生のダンス」エドヴァルト・ムンク/オスロ国立美術館
3人の女性を通してムンクは女性の人生における様々な段階を表現していると解釈できます。白いドレスの女性は「生命のフリーズ」における正の要素「愛」、黒いドレスの女性は負の要素「死」「不安」であると考えられます。 -
「星月夜」エドヴァルト・ムンク/ムンク美術館
ムンクは幻覚や幻聴に悩まされていたため、その時に感じたものを表現していました。この「星月夜」は恐怖などはなく、落ち着いている時に描かれた作品だと言われています。ゴッホが描いた数年後にムンクがこの作品を制作しました。そのためムンクがゴッホの作品を知って「星月夜」を制作したとも言われてるそうです。 -
「叫び」エドヴァルト・ムンク/オスロ国立美術館
この絵はムンクが感じた幻覚に基づいており、ムンクは日記にその時の体験を次のように記しています。「私は2人の友人と歩道を歩いていた。太陽は沈みかけていた。突然、空が血の赤色に変わった。私は立ち止まり、酷い疲れを感じて柵に寄り掛かった。それは炎の舌と血とが青黒いフィヨルドと町並みに被さるようであった。友人は歩き続けたが、私はそこに立ち尽くしたまま不安に震え、戦っていた。そして私は、自然を貫く果てしない叫びを聴いた。」とあります。 -
これでようやく地下1階の見学が終わりました。残り2フロアを残しながら叫びたい気分です。1階と2階は展示室が少ないので、閉館までには間に合いそうです。
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まずは2階までエレベーターで上がって、それから1階の見学に移ることにします。窓からは昨日歩いた千畳敷辺りの展望台と眼下には欠航になっていた「うずしお汽船」の港が見えます。
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この時点で午後3時30分なので残り1時間で見学を終える予定にします。2階の展示はテーマが設定されていて、「食卓の情景」「家族」「運命の女」「レンブラントの自画像」です。
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「カナの婚礼」バルトロメ・ムリーリョ/バーミンガム大学
イエス・キリストが最初に行った奇跡で、ガリラヤのカナという町の婚礼に聖母マリアや弟子たちとともに招かれたイエスは宴のブドウ酒が尽きたことを聖母から知らされ、6個の水がめに注いだ水を良質のブドウ酒に変えます。この奇跡はパンと魚の奇跡とともに最後の晩餐を示唆するものと解釈され、4世紀ころから美術に表現され、この主題はテーブルを囲む祝宴の情景として表現されるようになりました。 -
「エマオの晩餐」カラヴァッジョ/ロンドン・ナショナル・ギャラリー
この作品では晩餐をともにするのが処刑されたはずのキリストであると知って弟子たちが驚いている様を描いたもので、赤い衣装を身に着けたキリストに光が当たり周囲の闇から際立った演出をしています。 -
「聖ユーグの奇跡」フランシスコ・デ・スルバラン/セビリア美術館
復活際前のある日に修道士たちの前に皿の上に盛られた肉が出されます。食うべきか、食わざるべきか、彼らは議論をはじめます。そして突如深い眠りに襲われます。45日後に異変に気づいた使いの少年が司教を連れてきます。修道士たちが目覚めたその時に皿の上の肉が突然灰になってきます。これは肉食の戒律の起源を説いた修道院の物語です。 -
「シント・ヨーリス自警団幹部の祝宴」フランス・ハルス/フランス・ハルス美術館
プロテスタントによる新生国家オランダでは宗教画がすたれたかわりに裕福な市民たちが肖像画を求めるようになります。その肖像画の第一人者として活躍したのが、ハールレムの画家ハルスです。聖ゲオルギウス市民隊とは16世紀の混乱期に市民たちが結成した自警団の1つで、17世紀には社交クラブと化して、年1回このように盛大な宴会を開くようになりました。 -
「農民の祝宴」ピーテル・ブリューゲル(父)/ウィーン美術史美術館
婚宴の主役は花婿と花嫁ですが、ブリューゲルは宴会の主役をはっきりとは描いていません。「農民の踊り」でも踊っている人物のうち誰が主役なのかが、はっきりとはわかりません。この作品ではテーブルの右手前で客のために給仕をしている男性が花婿であるとされ、当時は花嫁に限って被り物をしなかったため、正面の長い髪の女性が花嫁であるとされます。 -
「ジャガイモを食べる人々」フィンセント・ファン・ゴッホ/ゴッホ美術館
この作品はオランダのニューネン在住時に描かれたゴッホの画家としてのキャリアの初期の頃の作品です。ゴッホは書簡では「ジャガイモを食べる人々がその手で土を掘ったということが伝わるように努めた」と書いています。同じような作品がクラレミュラー美術館にも収蔵されています。 -
「ボート遊びの人々の食事」オーギュスト・ルノワール/フィリップ・コレクション
舞台となったのはパリ郊外セーヌ河畔の行楽地シャトウ一にあるレストラン「フルネーズ」の川面を見下ろすテラスです。舟遊びに来たパリつ子たちが楽しくテーブルを囲んでいる情景で、5年前の「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」とよく似通っており、絵のサイズもほぼ同じです。この作品では個々の人物描写に注がれたレストランのテラスを背景とする集団肖像画の趣が強いようです。モデルを務めるのは身近な友人たちで、左手前で犬とじやれあっているのはやがてルノワールの妻となるアリーヌ・シャリゴ、背後で手すりに寄りかかる男はレストランの店主の息子です。 -
「王様が飲む」ヤーコブ・ヨルダーンス/ブリュッセル王立美術館
ユーモアたっぷりの場面が今にも動き出しそうです。1月6日の公現祭(東方の三博士がベツヘレムに来訪したことを祝う祭り)を人々が陽気に祝うこの題材を、ヨルダーンスは繰り返し描いています。この日に家族や友人たちが集って、楽しく飲食して歌うのがフランドルの習慣で、大きなケーキには豆が1つ隠してあり、それを見つけた者は「豆の王」と呼ばれて祭りの主役となります。そして王がグラスを持ち上げ、皆が「王が飲む!」と大声で唱和する場面です。
ブリュッセル王立美術館:https://4travel.jp/travelogue/11024838 -
「卵を料理する老女と少年」ディエーゴ・ベラスケス/スコットランド国立美術館
強い光は左側から女性を照らして、調理器具と調理している卵には光が背景の少年には暗い影を投じています。このキアロスクーロ(光の明暗を使った技法)はとても強調的で、壁の底辺のところから壁に掛けているバスケットを見る為には不可欠です。同時に濁った暗さと黄土色と茶色によっての微妙な色合いを組み合わせて使ってコントラストをはっきりみせようとしています。 -
「聖家族と聖アンナ」エル・グレコ/タベーラ施療院
スペイン周遊の旅の最後にトレドでは1泊して2日間エル・グレコを求めて美術館や教会を巡りました。マドリードに戻る前に最後に行ったのがこの「タベーラ施療院」で、この絵を模写している画家の方の姿が印象的でした。
タベーラ施療院:https://4travel.jp/travelogue/11372698 -
「家族の肖像」レンブラント・ファン・レイン/ヘルツォーク・アントン・ウルリヒ美術館
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「皇帝マクシミリアン2世とその家族」ジュゼッペ・アルチンボルト/ウィーン美術史美術館
ハプスブルク帝国の宮廷画家に任命されて間もなく、アルチンボルドはマクシミリアン2世とその妻、3人の子供達の肖像画を描きました。この作品はわずか1年後に有名な連作「四季」により素晴らしい結実をもたらしたマニエリスム様式へと向かうアルチンボルトの中間段階を理解するのに役立つ重要な作品とされます。 -
「家族の肖像」アンソニー・ヴァン・ダイク/デトロイト美術館
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「画家の家族の肖像」ヤーコブ・ヨルダーンス/エルミタージュ美術館
ヨルダーンス自身の自画像と妻カタリナ・ファン・ノールト、娘エリザベトを描いた肖像画です。描かれている家族はこの作品を観るものすべてを歓迎して招き入れるかのように表現され、ヨルダーンスは多くの寓意をこの作品に描きいれています。「背後に描かれている絡まりあったブドウのつるは、この夫婦が一心同体であることを、エリザベトが手に持つ果物は愛情を、花々は無垢と純真をそれぞれ意味しています。画面左上の木にとまったオウムは夫婦間の貞節を、右下の犬は忠誠と信頼を表しています。 -
「老いは歌い、若きは奏でる」ヤーコブ・ヨルダーンス/アントワープ王立美術館
一族の長である祖父と祖母が機嫌よく歌を歌いだすと、その息子が民族楽器である袋笛(バグパイプ)を奏で、孫も幼いながら父を真似て袋笛を奏でています。場面の登場人物たちの表情はどれも個性的かつ陽気な雰囲気を感じさせます。画面中央上部に掲げられる銘文にはラテン語で当時の諺「子は親の真似をする、親は子の言動に注意せよ」と訓戒が記されています。 -
「出現」ギュスターヴ・モロー/モロー美術館
ユダヤ王ヘロデ・アンティパスの姪で、その後妻ヘロデヤの娘サロメがヘロデ王の前で踊り、褒美として洗礼者ヨハネの首を求めたとされる場面「ヘロデ王の前で踊るサロメ」であるが、ここでは斬首された洗礼者聖ヨハネの首がサロメの目前に出現するというモロー独自の解釈に基づきながら、非常に象徴的かつ幻想的に場面を構成しています。 -
「サムスンとデリラ」ピーテル・パウル・ルーベンス/ロンドン・ナショナル・ギャラリー
ペリシテ人の脅威からイスラエルの民を救う先駆者であった怪力者サムソンは、ペリシテ人に対する残虐な仕打ちをしていたため、ペリシテ人から報復をされます。サムソンが恋をしていたペリシテ人の娼婦デリラにサムソンの弱点を探らせ、ついにサムソンは頭髪が弱点であると教えてしまい、ペリシテ人から髪を剃られるのです。 -
「悪しき母たち」ジョヴァンニ・セガンティーニ/オーストリア美術館
この作品にはびっくりしました。オーストリア美術館の窓際に飾られていることもあって、窓の光線が写り込んで上手く写真が撮れなかった覚えがあります。 -
凍りついた氷原が広がっている光景が描かれて、前景には古びた木が立っており、年若い女性が木に縛られています。女性の腹部から下は薄いローブをまとっているが、乳房から上はあらわになっています。女性は少し膨らんだ腹部に左手を当てています。女性の赤く長い髪の毛は木の枝に絡みついており、両の目を閉じて頭を後方にそらし、歓喜にも苦痛にも見える表情を浮かべています。女性は生まれてくる子どもを堕ろした母親であり、当時は堕胎罪を犯した者には死刑が処せられました。
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「罪」フランツ・フォン・シュトゥック/ノイエ・ピナコテーク
シュトゥックはミュンヘン分離派グループの創始者の1人で、彼はスイスの象徴主義の画家アルノルト・ベックリンに影響され、主に神話などを絵画のテーマとして用いました。旧約聖書のイヴの裸体に大蛇が巻き付いている様子が描かれ、右上の端には明るい色が使われている一方、残りの背景は暗闇に包まれています。 -
「海に毒を流すキルケ」ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス/南オーストラリア美術館
魔女キルケは漁師のグラウコスに思いを寄せていましたが、グラウコスはスキュレというニンフに恋をしていた。スキュレはグラウコスの告白を聞いて、どうしたらいいのかと魔女キルケのもとを訪ねます。グラウコスが好きだったキルケは怒り出し、あらゆる毒草を取り、魔法をかけて混ぜ合わせました。キルケはその毒の液体を持って、スキュラの住むシチリアの海岸へ行き、毒の液体をまじないを唱えながら、その入り江に流し込みます。スキュラが海岸へ来て水浴びを始めるとスキュラの身体は上半身は美しいニンフのままであったが、下半身は六匹の飢えた犬となりました。船が近くを通ると船乗りを食べてしまう怪物になってしまいました。 -
「ユーディットⅠ」グスタフ・クリムト/オーストリア美術館
運命の女ファムファタールと言えばクリムトのユディットを外せないですね。額も見事なまでに再現されているのが分かります。 -
「自画像」レンブラント・ファン・レイン/マウリッツハイス美術館
この作品はマウリッツハイス美術館で見た記憶があります。レンブラントは数多くの自画像を残していて、いくつもの美術館でその作品を観たことがあります。ここに一堂に揃えられた自画像の展示は企画展示としては面白いと思いました。 -
「ゼウシクスとしての自画像」レンブラント・ファン・レイン/ヴァルラフ・リヒャルツ美術館
レンブラントは自己精神分析の手段として自画像を制作していたようです。作中のレンブラントの視線は鑑る者に向けられているが、本来は鏡に映ったレンブラントが彼自身に向ていた視線です。眉を上げ、開いた口は嘲笑しているかのように見えます。レンブラントは冷静な正確さで彼の人相を描き、頬や頬の皺、加齢により垂れ下がった瞼の重みを、何層にも塗り重ね表現しました。 -
「自画像」レンブラント・ファン・レイン/ウフィツィ美術館
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「聖パウロに扮した自画像」レンブラント・ファン・レイン/アムステルダム国立美術館
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「レンブラントの自画像(模写)」レンブラント・ファン・レイン/マウリッツハイス美術館
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「無帽の自画像」レンブラント・ファン・レイン/ルーブル美術館
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「縁なし帽をかぶった自画像」レンブラント・ファン・ルーブル美術館
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「羽飾り帽をかぶった自画像」レンブラント・ファン・レイン/ベルリン国立美術館
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「サスキアを膝に抱く自画像」レンブラント・ファン・レイン/ドレスデン古典絵画館
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「死んだゴイサギを掲げる自画像」レンブラント・ファン・レイン/ドレスデン古典絵画館
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「自画像」レンブラント・ファン・レイン/スコットランド国立美術館
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「腰に手を当てる自画像」レンブラント・ファン・レイン/ウィーン美術史美術館
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「自画像」レンブラント・ファン・レイン/ロンドン・ナショナル・ギャラリー
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「カンヴァスに向かう自画像」レンブラント・ファン・レイン/ルーブル美術館
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「パレットを持つ自画像」レンブラント・ファン・レイン/ケンウッド・ハウス
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「自画像」パブロ・ピカソ/ピカソ美術館
パリの「ピカソ美術館」が所蔵する「青の時代」の代表作2枚「自画像」 と 「ラ・セレスティーナ」が収蔵されています。そういえばパリのピカソ美術館に行っていなかったことに気が付きます。そして、バルセロナのピカソ美術館は予約時間に行ったにもかかわらず職員のストライキでキャンセルされ、夕方に又出直したことも思い出します。 -
「海辺の貧しい人々(悲劇)」パブロ・ピカソ/ワシントン・ナショナル・ギャラリー
この作品はピカソの作品の中でも「青の時代」と呼ばれる時期(1901-1904年)に制作された作品の1つで、不運をじっと耐え忍ぶバルセロナの漁師家族を描いています。「青の時代」はピカソが形成した最初の独自のスタイルで、コバルトやインディゴといった冷たいブルーを基調にした作風で、ピカソが極度の貧困と絶望のただ中にいた時期で、さらには親しい友人のカサへマスが不幸な恋愛の果てに自殺したことから暗い気持ちと苦悩に打ちひしがれていました。 -
「玉乗りの少女」パブロ・ピカソ/プーシキン美術館
バラ色の時代の作品で、男の体がデフォルメされて大きく描かれているので、少年の身体の細さが強調されています。球体と立方体の対比がピカソの造形性への関心を示しているようです。背景に小さく描かれた人物や動物が作品に奥行き感を与え、牧歌的ではありますが、作品からはどこか厳しさが感じられます。 -
「美しき日々」バルテュス/ハーシュホーン美術館
手鏡を見ている少女のモデルは第2次世界大戦中にバルテュスが一時期住んでいたスイスのフリブール郊外にいたオディル・ビュニョンです。少女は右胸を半分のぞかせ、左膝を立てて、右脚を伸ばし股を開いて手鏡を見ています。少女の左側から光が入り、光がさしこむテーブルに置かれた洗面器は西洋美術においては伝統的に「純潔」を象徴するといわれます。 -
「シャネル嬢の肖像」マリー・ローランサン/オランジェリー美術館
マリー・ローランサンはパリ出身のエコール・ド・パリの画家で彫刻家でもあります。1906年頃から「洗濯船」に出入りするようになり、ピカソやドランと出会います。また一時期は詩人アポリネールの恋人でもありました。この作品は1920年代のパリでモード界の寵児であったココ・シャネルの注文による肖像画です。シャネルは完成した絵に満足せず、受取りは拒否されました。この対応を受けてローランサンはシャネルのことを「田舎娘」と揶揄したといわれています。 -
「座る裸婦」アメデオ・モディリアーニ/コートールド美術館
この作品のモデルはハーバート・ベアーボーム・ツリー卿の娘で女優でモデルのアイリス・ツリーです。彼女がモディリアーニのためにモデルになった当時、女性の陰部の毛を目に見える現実的な形で描くことは前代未聞でした。議論は翌年の1917年に巻き起こり、わいせつな絵だとして警察はモディリアーニの個展を強制的に閉じさせました。 -
「若い小間使い」アメデオ・モディリアーニ/オールブライト・ノックス美術館
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「美しき女庭師(ビーダ―マイヤー時代の亡霊)」パウル・クレー/ベルン美術館
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「無題:静物」パウル・クレー/ベルン市立パウル・クレー美術館
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「大きな浴女」パブロ・ピカソ/オランジェリー美術館
ピカソはイタリア旅行中にギリシャやローマ時代などの古代美術に触れ、大きな影響を受けました。作品は画面一杯に、量感豊かな裸婦が描かれています。顔が無表情で彫刻的でもあり、手や足が身体に比して大きく描かれています。ギリシャ彫刻のような額から続いた鼻が描かれていることなどが、新古典主義の時代に描かれた人物像の大きな特徴です。 -
「窓辺に座る女」パブロ・ピカソ/ピカソ美術館
パリ -
「生きる喜び」マックス・エルンスト/スコットランド国立近代美術館
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「雨上がりのヨーロッパ」マックス・エルンスト/ヴォズワース・アシニーアム
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「沈黙の目」マックス・エルンスト/ワシントン大学美術館
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「ローマへの道」ポール・デルヴォー/デルヴォー財団
ポール・デルヴォーは以前から好きな作家で、それはたぶん澁澤龍彦の影響でもあったと思います。2012年に府中美術館で開催された展覧会も観に行きました。ベルギーを旅した際にはリエージュにある美術館にも行きたかったのですが、オランダも合わせた3週間の旅では足を延ばすことが出来なかったのが今でも残念です。 -
「不安がらせる女神たち」ジョルジュ・デ・キリコ/個人蔵
ジョルジョ・デ・キリコはイタリアの画家で、第1次世界大戦以前にイタリアで形而上絵画の旗手として活躍し、後のシュルレアリスムムーブメントに大きな影響を与えました。 -
「時間の謎」ジョルジュ・デ・キリコ/個人蔵
1910年始めにミラノを離れてフィレンツェへ移動し、そこでベックリン作品を下敷きに最初の形而上絵画シリーズを製作し始めます。この作品もその当時のものです。 -
「預言者の報酬」ジョルジュ・デ・キリコ/フィラデルフィア美術館
1939年に、キリコはルーベンスの影響を受けてネオバロック形式へ移行します。しかしキリコの形而上絵画時代以降のあらゆる作品は決して高い評価がなされることはありませんでした。キリコは自分に対する悪評に憤慨し、後期作品は成熟した良い作品だと思っていました。 -
「形而上的なミューズカルロ・カッラ/ブレラ美術館
キリコは形而上絵画時代の成功と利益を得るために、過去の自己模倣作品を制作して販売しました。偽造作品の多くが公共および民間のコレクションに入っていたために非難を浴びることになります。 -
「ゆでたインゲン豆のある柔らかい:内戦の予感」サルバドール・ダリ/フィラデルフィア美術館
ダリも以前は興味のない画家でした。最初にスペインを周遊した1998年当時、バルセロナに1週間いながら「ダリ美術館」へ行こうと思いもしませんでした。その後興味が大きくなり妻を伴って20年後にフィゲラスまで足を延ばすことが出来ました。
ダリ美術館:https://4travel.jp/travelogue/11361623 -
「ナルキッソスの変容」サルバドール・ダリ/テート・ギャラリー
ロンドンを旅した際に美術館巡りに疲れ果てた妻と別れて1人で行ったテート・ギャラリーに収蔵されている作品です。画面の左側で湖を見つめるのがナルシスで、そのナルシスの右に同じような形態で3本の指に挟まれた卵が偏執狂的批判的方法(ダブルイメージ)で描かれています。ダブルイメージで描かれたその卵からはナルシスの生まれ変わりの水仙が殻を破って花を咲かせています。左側のナルシスは自己愛のうちに死に、同時に花としてまた復活したということをダリは同一的に描いています。
テート・モダン:https://4travel.jp/travelogue/11048698 -
「イカロスの墜落」マルク・シャガール/ポンピドゥーセンター
物語はイカロスとダイダロスという親子が幽閉されたいた塔を脱出するために空を飛ぶ計画を立てます。蝋から作られた美しい翼を背負い、イカルスは飛び立ち空高く上昇しました。ダイダロスは蝋が溶けるのでイカロスに何度も太陽に近づきすぎないように警告しましたが、その警告を無視してまっすぐに太陽の明るい光に向かいました。太陽の熱は翼の蝋を溶かし、実際の神話ではイカロスはエーゲ海に落ちますが、画面下には赤い川が描かれています。 -
「彼女をめぐりて」マルク・シャガール/ポンピドゥーセンター
ポンピドゥーセンター実は1988年に初めてパリに行った際に建物を見に行った記憶がありますが、それ以降は新しい建築が増えたこともあっていくことはありませんでした。次にパリに行く機会があればまた行ってみたいと思います。 -
「殉教者」マルク・シャガール/チューリッヒ美術館
ホンダの創業者である本田宗一郎はパリでシャガールと会った経験があります。この時に日本からのお土産に毛筆と墨と硯の一式を持っていくことに決めたそいうです。いざシャガールに会いに行くと、「これはどう使うのか」という話になり、あれこれ説明しているうちに、いきなり席を立って画室にこもってしまった。何が起きたのかわからず、戸惑う本田に、シャガールの妻が「もう、主人の出てくるのを待っていてもいつになるかわかりませんよ。あなたからもらった筆を実際に試しているのでしょうが、こうなったら何時間でも画室にこもったきりになってしまうのです」と説明したそうです。 -
「農夫の生活(ロシアの村)」マルク・シャガール/オールブライト・ノックス美術館
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「詩人:三時半」マルク・シャガール/フィラデルフィア美術館
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「ゲルニカ」パブロ・ピカソ/ソフィア美術館
2018年のスペインの旅はバルセロナからスタートして3週間後にマドリッドで終わりました。その最後に体調を崩しながら行ったのが「ソフィア美術館」でした。ゲルニカなど写真撮影できないコーナーもありましたが、ここで念願が叶いました。
ソフィア美術館:https://4travel.jp/travelogue/11372730 -
ピカソがドイツ空軍による無差別爆撃を受けた1937年に描いた絵画およびそれと同じ絵柄で作られた壁画です。ドイツ空軍によってビスカヤ県のゲルニカが受けた都市無差別爆撃を主題として、20世紀を象徴する絵画であるとされます。その準備と製作に関してもっとも完全に記録されている絵画であるとされることもある。
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現在のロシアによるウクライナ侵攻を考えると人類の進歩はほとんどないように思えます。この侵略が終わった時にプーチンに対しての反戦絵画などが描かれることがあるのだろうかと思います。
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「雄と雌」ジャクソン・ポロック/フィラデルフィア美術館
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「ステッピング・アウト」ロイ・リキテンシュタイン/メトロポリタン美術館
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もうこの辺りになると陶板として絵画を制作しなければならないのだろうかと感じてきます。
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あの作品が無かったとかこんな作品があれば良かったのにと思うこともありましたが、終わってみればそんな感情も消え去りました。ミュージアムショップに立ち寄っても何か欲しいという気持ちも置きません。
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完全に燃え尽きて美術館前のバス停に向かいます。
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午前10時から午後4時30分まで約6時間の見学でした。同じような時間はルーブル美術館や大英博物館でも経験していますが、歳をとったせいかこの日は堪えました。
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美術館で休憩することも無くやってきたバスでアオアヲリゾートまで戻りました。
旅はまだ続きますが、大きなミッションをやり終えた気がします。
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