2022/02/23 - 2022/02/23
401位(同エリア1479件中)
kojikojiさん
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- 旅行記1780冊
- クチコミ1205件
- Q&A回答73件
- 3,490,477アクセス
- フォロワー171人
システィーナ礼拝堂から中世のイコンまで地下3階の1フロアを見学するだけですでに2時間が過ぎようとしています。これは1日では全部観ることが出来ないかもしれないという焦りの気持ちがだんだん膨らんできます。自分自身の足や腰がだるくなってきたので、足の痛い妻が大人しく1日かけて一緒に見ていてくれるのかも怪しくなってきました。とりあえずエスカレーターで地下2階まで上がります。フロアの入り口は美しい花々で飾られたベンチが置かれ、ルネサンスの到来を感じますが、妻にとってはただの休憩用のベンチのようでした。他のお客さんの姿も無いのでしばらく休ませていただきましたが、地下1階へ上がる際に通りがかったら若いお嬢さんがボッティチェルリのプリマベーラのようにSNS映えしそうなポーズで写真を撮っていらっしゃいました。
この地下2階が絵画的には一番充実しているようで、過去に見学してきたヨーロッパの数々の美術館に収蔵されている絵画がずらりと並び壮観でした。これらの名画をもう1度全部見に行くことは無いと思うので、30数年の思い出に浸りながら見学を続けました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー JALグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- エイチ・アイ・エス
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2時間かけてようやく最初の1フロアの見学が終わりました。すでにへとへとで地下2階に上がるとルネサンスの到来を感じました。美しく飾られた白いベンチはインスタ映えするように設えられていますが、妻にはただの休憩用のベンチだったようです。妻にはもうルネサンスは訪れないのだと思います。
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「受胎告知」フィレンツェ/サン・マルコ美術館
いきなりフラ・アンジェリコのフレスコからルネサンスはスタートします。2回目のフィレンツェでどうしてもサン・マルコ美術館に行きたくて、友人と別れて1時間後に中央市場で待ち合わせをしました。フラ・アンジェリコの美しい絵画に美術館を離れることが出来ず、1時間遅れて戻って激怒されたことを思い出します。 -
「受胎告知」ロンドン・ナショナルギャラリー
カルロ・クリヴェッリの作品の中でもルネサンス的な空間が感じられます。左側には大天使ガブリエルと大司教が描かれ、建物の中で祈禱台に跪くマリアの姿があります。空にある冠からの光線は建物を貫いています。妻と行ったロンドンの旅は無料なのを良いことに美術館と博物館をずっと巡っていました。そして高額の入場料がかかる教会には行きませんでした。
ナショナル・ギャラリー:https://4travel.jp/travelogue/11048482 -
「受胎告知」ウフィツィ美術館
サンドロ・ボッティチェリの優雅な受胎告知の場面です。システィーナ礼拝堂ではミケランジェロの作品は再現されていましたが、壁面の下に並ぶボッティチェリの作品が白い壁になっているのが残念でした。 -
「受胎告知」ジョヴァンニ・ベッリーニ
ヴェネツィアのアカデミア美術館で見て以来の再会です。 -
「受胎告知」ピエロ・デッラ・フランチェスカ
アレツッォのサン・フランチェスコ聖堂のどの位置にあったかまでよく覚えています。ボッティチェッリなどより一世代前の、イタリア初期ルネサンスを代表する画家です。 -
「受胎告知」レオナルド・ダ・ヴィンチ
ウフィツィ美術館にも何度も通っていますが、何度見ても受胎告知はこの作品が1番だと思います。この絵だけで10枚くらいディティールの写真を撮りました。足元の花や遠景の山と港の風景だけでも1枚の絵画として成立していると感じます。 -
「受胎告知のマリア」アントネッロ・ダ・メッシーナ
この作品もパレルモのシチリア州立美術館で出会いました。この絵と「死の凱旋」はこの美術館で感銘を受けた作品としてよく覚えています。 -
「受胎告知」ロヒール・ファン・デル・ウェイデン
この作品はルーブル美術館に収蔵されていますが、いつの頃からかフランドル絵画をしっかり見たくなって3週間かけてベルギーとオランダの美術館を巡ったのは良い思い出になりました。 -
「受胎告知と二聖人」シモーネ・マルティ二
この作品もウフィツィ美術館で印象に残っている作品です。大天使ガブリエルの口元からマリアに向かって「めでたし、めぐまれた女よ。主はあなたとともに。」と文字が書かれてあります。 -
「アテネの学堂」ラファエッロ
ヴァチカン宮殿の著名の間の上部に掲げられています。朝一番で誰もいないシスティーナ礼拝堂へ走っていた際にこの絵の下を通過するときに「ラファエロ。申し訳ない。」と声を掛けたことを覚えています。 -
左がプラトンで右側がアリストテレスです。プラトンが天を指さしているのは精神世界を研究したからで、アリストテレスが地を刺しているのは科学を意味しています。プラトンはレオナルド・ダ・ヴィンチがモデルになっています。
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紀元前3世紀の数学者ユークリットが弟子たちに幾何学の定理を説明しています。近くには憂鬱な哲学者ヘラクレイトスの姿もありました。石工の衣服を着ているミケランジェロがモデルになっています。
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数学者ピタゴラスは数学と音楽の擬人像でもあります。
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「聖体の議論」ラファエッロ
この作品も同じヴァチカン宮殿の著名の間の上部に掲げられています。カソリックの教義を1つの壮大な構図にまとめたもので、画面は上下3層に区分され、最上階中央には全能の神がいます。第2層には中心にキリストが配され、左右に聖母マリアと洗礼者ヨハネの姿があります。第3層は地上界で、祭壇に聖体が置かれてあります。左右には大教皇や神学者、ユリウス2世とシクストウス4世とブラマンテ屋フラ・アンジェリコも描かれています。 -
「小椅子の聖母」ラファエッロ
フィレンツェのピッティ宮殿にはたくさんの絵画が所狭しと並んでいますが、部屋を渡る扉のすぐわきに飾ってあるのに驚いたことがあります。 -
「荘厳の聖母(ルチェッライの聖母)」ドゥッチョ
ウフィツィ美術館に収蔵された作品で、中世からルネサンスへの転換期の典型的な作品だと思います。 -
「荘厳の聖母(オンニサンティの聖母)」ジョット
師であるチマブーエやドウッチョと形式も同じですが、空間と立体表現には進化が見られます。聖母も明暗法によって立体的に描かれ、幼子イエスの体系のかわいらしさやバランスもよく描かれ、それぞれの視線に人間性を感じます。 -
「聖アンナと聖母子」マゾリーノとマザッチョ
これもウフィツィ美術館に収蔵されています。全体をマゾリーノが描き、聖母子と右上の天使が若いころのマザッチョの作とされています。マゾリーノは当時隆盛していたゴシック様式の流れを汲みながらルネサンスを感じる作品になっています。 -
「ブレラ祭壇画」ピエロ・デッラ・フランチェスカ
ミラノのブラレ美術館で印象に残った作品の1つです。マザッチョやフラ・アンジェリコなどフィレンツェ派の伝統に基づき、空間は合理的に構成され、背景の存在感が右音に描かれています。聖母子に跪いているのは寄進者のウルビーノ公フェデリーコ・ダ・、モンテフェルトロです。 -
「聖母子と二天使」フラ・フィリッポ・リッピ
聖母は手を合わせわが子を拝んでいることから「謙遜の聖母」と呼ばれ、マリアが自分の母性としての尊厳を主張せず自分もまたイエスの下にいることを示しています。 -
「聖母子と聖女カタリナとマグダラのマリア」ジョヴァンニ・ベッリーニ
ヴェネツィアのアカデミア美術館の収蔵品です。15世紀末から祭壇用聖母子像の中で聖母とイエス、聖人や聖女が加わって身振りで戦費的会話を交わす「聖なる会話」の図像が描かれるようになります。 -
「大公の聖母」ラファエッロ
フィレンツェのピッティ宮殿で印象に残る作品です。この聖母像は18世紀のハプスブルグの大公フェルディナンド3世が愛好し、旅行にも携帯したことからこの名前で呼ばれます。 -
「長い首の聖母」パルミジャーノ/ウフィツィ美術館
異様に長くのばされた曲がりくねった姿態からマニエリスム様式の特徴を感じます。 -
「聖家族」ルーカ・シニョレッリ
マリアは聖書を読み養父ヨセフがイエスを礼拝する聖家族図です。これは15世紀以前には登場しないルネサンス的主題で、聖母の夫でイエスの養父であるヨセフがクローズアップされています。ただヨセフはほとんどの場合老人の姿で描かれています。 -
「聖家族(ドーニ家の聖家族)」ミケランジェロ/ウフィツィ美術館
この絵はドーニ家の婚礼の際に家族礼拝用に制作されました。画面は前後3層から構成され奥の空間がキリスト教以前の異教徒の律法無い時代、養父ヨセフのいる空間がユダヤ教的律法の時代、聖母のいる空間が恩恵の時代というキリスト教から見た3時代を象徴しています。 -
「美しき女庭師」ラファエッロ/ルーブル美術館
聖母は幼子イエスと視線を交わして親密さを確かめ合っています。もう1人の幼子の姿をした洗礼者ヨハネはアトリビュートである十字架を先端に付けた杖を持ってラクダの毛の衣をまといイエスに跪いています。 -
「聖母戴冠(オッディの祭壇画)」ラファエッロ
ヴァチカン美術館に収められたラファエッロの祭壇画です。画面は上下2段に分かれ、下段には聖母の死を表す石棺が置かれてあります。十二使徒が棺を開けると聖母の姿は無く、ユリとバラが咲いているだけでした。ユリは聖母の純潔を表しバラは愛を表します。4人の使徒は天上を見上げ、キリストから天の女王の冠を受ける荘厳な有様を目撃しています。 -
「フォリーニョの聖母」ラファエッロ/ヴァチカン美術館
この絵は1512年に亡くなった教皇勅書発令係のシジスモンド・デ・コンティの遺言で描かれました。左手には洗礼者ヨハネが聖母子を指さし、聖フランチェスコが跪いています。右手には聖ヒエロニムスと跪く寄進者が描かれています。 -
「十字架を背負うキリスト」ティントレット
嘲弄されたキリストはローマの総督ピラトの家から十字架を背負いゴルゴダの丘までカルヴァリオ山を登ります。ここではキリストと共に十字架にかけられて処刑されるデュスマスとゲスタスという2人の盗賊も描かれています。この時代の磔刑では十字架にかけられて即死することは無く、刑を受ける者は両手首と両足首を釘でうちつけられ、体を支えられなくなることで呼吸困難に陥って死に至りました。イエスと共に十字架につけられた2人の盗賊は安息日に死体が十字架にかかっていることを嫌ったユダヤ人たちの依頼で、安息日を迎える前に足を骨折させて窒息死させられました。 -
「荊冠のキリスト」ヒエロニムス・ボス/ロンドン・ナショナル・ギャラリーと「十字架を担うキリスト」ヒエロニムス・ボス/ヘント美術館です。
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ヘント美術館というかゲント(ヘント)には苦い思い出があります。ブリュッセルに到着した際にエミレーツに預けた荷物が数日届かなかったことと、ゲントに向かう地下鉄の車内でスリに合ってクレジットカードを失って失意のうちに行ったのがこの美術館でした。
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「東方三博士の礼拝」ジェンティーレ・ダ・ファブリアーニ/ウフィツィ美術館
この豪華な祭壇画を委嘱したのは当時メディチ家と勢力を二分した大富豪パッラ・ストロッツィで、メディチ家が保護していた東方三博士の祝祭行列を意識していたとされます。 -
「キリストの変容」ラファエッロ/ヴァチカン美術館
ジュリオ・デ・メディチ枢機卿、後の教皇クレメンス7世の依頼により、フランスのナルボンヌ大聖堂の祭壇画として着想されました。ラファエロが1520年に亡くなるまで取り組んだ本作は画業の集大成といえます。 -
「キリストの復活」イル・ペルジーノ/ヴァチカン美術館
復活の図は15世紀まではキリスト自らが棺の蓋を開けて徒歩で地上に現れますが、ペルジーノは空中を飛ぶ姿を描いた画家の1人です。これによりキリストの神性が明瞭に示されました。 -
「聖母被昇天」ティツィアーノ/サンタ・マリーア・グロリオーザ・ディ・フラーリ聖堂
キリスト教の教義「聖母被昇天」を表現しています。画面の中央にはたくさんの天使たちに囲まれながら、黄金色に輝いている天空に向かって、赤色の衣を身につけ、青色のマントを羽織ったマリアが昇っていく様子が描かれています。画面の上部には父なる神が描かれ、その左右には大天使ミカエルと、王冠をマリアの頭に被せようとしている小さい天使が描かれています。 -
「ヴィーナスの誕生」サンドロ・ボッティチェリ/ウフィツィ美術館
ウフィツィ美術館ではこの絵の上には分厚いアクリルのカバーが被せてあったので、ここで見るほうがすっきりしている印象を受けました。古典的な女神ヴィーナスは水より出現して貝殻のうえに立ち、霊的情熱の象徴である西風のゼピュロスに乗って岸へと吹き寄せられています。季節の女神であるホーラたちの1人が花で覆われた外套を女神へと差し出しています。ヴィーナスのポーズは当時発見された「恥じらいのヴィーナス」タイプの古代彫刻から得たものとされます。 -
1回目のキプロスの旅ではタクシーをチャーターして移動していました。その途中でペトラ・トゥ・ロミウという美しい海岸にも立ち寄りました。この海岸はヴィーナス(アフロディーテ)が流れ着いたという伝説の残る海岸です。あまりの海の美しさにここならヴィーナスが誕生するなと思ったものです。記念に小石をいくつか拾ってきましたが、最終日に空港へ向かうタクシーの運転手に「ずいぶん重い荷物だね。石でも入ってるのかい。」と言われてドキッとした覚えがあります。
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「春(プリマベーラ)」サンドロ・ボッティチェリ/ウフィツィ美術館
画面には6人の女性と2人の男性が描かれています。この作品を鑑賞する流れは向かって右から左に向かい、春を告げる西風の神ゼピュロスが3月の冷気を吹き飛ばし、ニンフのクローリスを拉致して自分のものにしようとしている。後にゼピュロスと結婚したクローリスは神の地位へと引き上げられ、春の女神となってバラの花を大地へと撒き散らしています。左手の三美神のうち背景に目を向けている中央の女神は自身がキューピッドに狙いをつけられていることにも無関心なようです。中央の女神はマーキュリーの方を向いていますが、マーキュリーは画面上部に視線を注いています。 -
「パルナッソス」アンドレ―ア・マンティーニャ/ルーブル美術館
作品の左側でチェトラを奏でているのはアポロンで、その前では9人のミューズが踊っています。伝説によれば9人のミューズがともに歌うと「火山の噴火」を誘発すると言われており、作品中でも左上に赤いマントの「火山」がアレゴリーとして描かれています。画面の右手にペガサスとともに描かれているのがメルクリウスで、象徴である翼のついた帽子をかぶり2匹の蛇が絡む杖を手にしています。洞窟の前では鍛冶の神ウルカヌスがキューピッドに向かって叫吹き矢を入ろうとしています射ろうとしています。 -
「眠れるヴィーナス」ジョルジョーネとティツィアーノ/ドレスデン古典絵画館
この絵は疫病で亡くなったジョルジョーネが未完のまま残し、それにティツィアーノが加筆して完成させています。 -
「ヴィーナスに訴えるキューピッド」ルーカス・クラナッハ/ロンドン・ナショナル・ギャラリー
このスタイルの絵をクラなっははたくさん描いているので細部を見ないとどこの美術館の収蔵品か分かりません。この絵では当時版画集で流布していた「愛のエンブレム集」の道徳的教訓が強調されています。いたずら者のキューピッドが甘い蜜をとろうとして蜜蜂に襲われてひどい目に合っています。 -
「書斎の聖アウグスティヌス」サンドロ・ボッティチェリ/オニサンティ聖堂
聖アウグスティヌスは4世紀から5世紀にかけて活動をおこなったラテン教会四大博士のひとりで11世紀に創設された聖アウグスティノ教会の教祖としても知られ、キリスト教で最も著名な聖人の1人とされます。 -
「書斎の聖ヒエロニムス」ドメニコ・ギルランダイオ/オニサンティ聖堂
この2枚の絵画はフィレンツエのオニサンティ聖堂で向かい合わせになっているので必ず両方ともあると思っていました。聖ヒエロニムスは聖書をラテン語訳した大神学者でローマ教会の四大神父の1人です。 -
「聖セバスティアヌス」アンドレア・マンティーニャ/ルーブル美術館
マンティーニャは3枚の「聖セバスティアヌス」を描いており、パリ以外ではウィーンとヴェネツィアにあります。セバスティアヌスは囚われの身であった2人のキリスト教徒マルクスとマルケリアヌスをその信仰で励ましたことからディオクレティアヌス帝は裏切りを責め、杭に縛り付けられて矢で射られます。「聖セバスティアヌス」というとどうしても三島由紀夫や澁澤龍彦を連想してしまいます。 -
「ソロモンとシバの女王」ピエロ・デッラ・フランチェスカ
これもアレッツォのサン・フランチェスコ聖堂で見た作品です。建物の壁に直接描かれたフレスコ画を複製とは言え原寸大で日本で見ることが出来るとは思いもしませんでした。 -
「四使徒」アルブレヒト・デューラー/アルテ・ピナコテーク
ミュンヘンのアルテ・ピナコテークに収蔵されている作品です。左にペテロとヨハネ、右にパウロとマルコがいます。デューラーは人間が四大元素に支配される四性論を表現しています。ヨハネの衣装の赤は火=多血質、ペテロが青で水=粘液質、パウロが白で空気=胆汁質、マルコが黒で土=元素とされます。 -
「貢の銭」マザッチョ/ブランカッチ礼拝堂
フィレンツェのサンタ・マリア・デル・カルミネ大聖堂のブランカッチ礼拝堂の壁画で、描かれているモチーフはマタイによる福音書に書かれている聖ペトロに関するものです。神殿への税を支払うことが出来ないペトロに対し、キリストが魚の口から銀貨を見つけるように説いたエピソードです。 -
「子供の遊び」ピーテル・ブリューゲル(父)/ウィーン美術史美術館
描かれている子供は幼児から若者まで幅があり、様々な遊戯が細かく描き込まれています。およそ80種類の遊戯を認めることができます。市役所とも思われる大きな建物が子供たちで占められていることは、市政を取り仕切っている大人たちが神の目から見れば子供同然だという暗喩とも考えられます。このような発想は当時の文学にも見られ、1530年に出版されたフランドルの詩では、人類は馬鹿げた遊びに夢中になっている子供と同じだという表現があります。 -
「ネーデルランドのことわざ」ピーテル・ブリューゲル(父)/ベルリン国立美術館
描かれているのはある海辺の村の日常生活と、その中でのちょっとした騒ぎの様子です。左側の家の壁には逆さまになった地球儀が描かれているが、これは人間は皆愚かであり、世間の出来事や行いに翻弄されるという、神無き誤った世界の象徴とされます。作品には100以上ものネーデルラントのことわざが描かれており、詳しくはベルギーの旅行記で書いたことがあるので今回は省略です。 -
「バベルの塔」ピーテル・ブリューゲル(父)/ウィーン美術史美術館
ブリューゲルのバベルの塔はウィーン美術史美術館とボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館の両方を見に行きましたが、こちらの方が断然良いと思います。この絵もディティールを10枚くらい撮り家で眺めては悦に浸っています。 -
「雪中の狩人」ピーテル・ブリューゲル(父)/ウィーン美術史美術館
小学生の時の図工の教科書でこの絵を初めて知って、その構図の奥行に引き込まれる思いを感じました。いつか本物を見てみたいと思いながら念願が叶ったのは30歳の時でした。その後ウィーンでは何度か見ていますが、初めて見た時の感激は忘れられません。 -
また妻は先に行ってしまいました。ヨーロッパを旅するときは写真の撮れる美術館は時間がかかるので嫌がられるのですが、今回は嫌な顔をせずに1日かけることを了承してくれました。
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「サン・ロマーノの戦い」パオロ・ウッチェロ/ルーブル美術館
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「岩窟の聖母」レオナルド・ダ・ヴィンチ/ルーブル美術館
ほぼ同じ構図と構成で描かれた2点の作品があり、最初に描かれたといわれるバージョンがパリのルーヴル美術館に収蔵され、後に描かれたといわれるバージョンはロンドンのナショナル・ギャラリーに収められています。 -
「岩窟の聖母」レオナルド・ダ・ヴィンチ/ロンドン・ナショナル・ギャラリー
2つのバージョンの重要な相違点は画面右の天使の視線の向きと右手の位置が挙げられます。その他の細かな相違点には、色使い、明るさ、植物、スフマートと呼ばれるぼかし技法の使い方などがありますがこの2点が並んで展示されていること自体に感激します。 -
「最後の審判」レオナルド・ダ・ヴィンチ/サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院
この絵をミラノで初めて観たのは1988年の研修旅行でした。昨年の秋に行った釧路のフィッシャーマンズワーフに西武百貨店が参画する前にウォーターフロントの視察が目的でした。当時は事前予約など必要ではなく、ずいぶん薄暗い中にあまりきれいではない絵だなと感じました。 -
その後ミラノには何度も行っているのですが、まだ修復されてからの「最後の審判」は見ていません。ダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」を読んで、映画を見てからはもう1度見てみたいとは思っているのですが。
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「ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像」ドメニコ・ギルランダイオ/テッセン・ボルネミッサ美術館
妻と行った3度目のマドリッドで初めてテッセン・ボルネミッサ美術館に行くことが出来ました。大抵旅の最後にマドリッドに到着するのですが、1か月の旅の終わりには必ず体調を崩してしまい、この美術館も体を引きずるように行ったことを覚えています。 -
「ウルビーノ公妃の肖像/ウルビーノ公の肖像」ピエロ・デッラ・フランチェスカ/ウフィツィ美術館
バッティスタとフェデリーコ夫妻の横顔は、広大な風景の中で際立っています。この背景はウルビーノの誇り高い地主兼支配者として公爵と公爵夫人を讃えるのに役立ち、遠方まで続く風景は夫妻の支配する広大な領土を示唆しています。空気遠近法を使用した風景は遠くになるほど輪郭はすべて朧なものになっています。 -
「総督レオナルド・ロレダンの肖像」ジョヴァンニ・ベッリーニ/ロンドン・ナショナル・ギャラリー
ヴェネツィアの貴族出身で20年間ドージェと呼ばれるヴェネツィア総督を務めたレオナルド・ロレダンの肖像は身分の高さにも勝る威厳や知性や精神力をも感じさせます。サン・マルコ大聖堂に隣接した敷地に建つドゥカーレ宮殿の大広間や豪華な部屋が目に浮かんできそうです。 -
「大使たち」ハンス・ホルバイン/ロンドン・ナショナル・ギャラリー
イングランド王ヘンリー8世は離婚して後のエリザベス女王の母アン・プーリンと再婚します。反対するローマ教会から別れ英国国教会を成立することになりますが、フランソワ1世が密かに2人の大使を派遣して結婚を容認する旨を伝えます。前景の奇妙な円盤は斜めに引き延ばされた頭蓋骨で、ヴァニタス(虚しさ)の寓意です。 -
「アルノルフィーニ夫妻の肖像」ヤン・ファン・エイク/ロンドン・ナショナル・ギャラリー
大好きな絵がありました。この絵のモデルはイタリアのルッカの商人で画家と友人で、この絵は彼の結婚記念画と解釈されています。イタリアのルッカは城塞都市で、叔母の友人が住んでいて聞いた話ですが、コロナ禍の時は町の出入りを規制するのに便利だったそうです。戦争からの防御だけではなく、ペストなどの疫病に有効だという話は本当だったようです。ルッカに行ったときに広場のバザーで買った小学生の描いたフィレンツェの天国の門の絵が見事で、30年近くクリスマスの時期に飾っています。 -
この絵の画期的な新しさは正面の壁に掛けられた凸面鏡で、夫婦のいる室内が映っているだけでなく、自分自身が絵の中にいるように感じます。凸面鏡を見て頭に浮かんだのがクェンティン・マセイスの「両替商とその妻」とパルミジャーノの「自画像」ですが、両合ともこの美術館に収蔵されていてびっくりしました。またデューラーの絵の目の中には人物の見ている部屋が描かれていることも思い出しました。すると。
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「自画像」アルブレヒト・デューラ―/アルテ・ピナコテーク
1550年に28歳のデューラーが「不滅の色で」自分を描いたと画中に書き残しています。右手を胸に置いて真正面の左右対称の姿は聖布に写ったキリストのイコンのようです。 -
この自画像に限ったことではありませんが、眼球の中には画家のいるアトリエなのか窓枠と部屋の風景までも描かれています。デューラーの家のあるニュルンベルグにはクリスマスマーケット巡りのツアーで行ったことがあるのですが、自由時間が短くて家を見学できなかったことが悔やまれます。この目に映った窓はニュルンベルグのアトリエなのかもしれません。
ニュルンベルグ:https://4travel.jp/travelogue/11088055 -
「エレオノーラ・ディ・トレドと子息の肖像」アーニョロ・ブロンズィーノ/ウフィツィ美術館
ブロンズィーノはフィレンツェのコジモ1世の宮廷画家として家族の肖像を数多く残しています。エレオノーラは名前からも分かるようにスペインの王族から輿入れした女性です。 -
「バルダッサーレ・カスティリオーネの肖像」ラファエッロ/ルーブル美術館
この絵の4分の3の角度や黒を中心とした配色はレオナルドのモナリザを下敷きにしているようです。この絵はルーベンスがマドリッドで、レンブラントが水彩で模写をしたといわれていて、それぞれの画家の自画像作成に大きな影響を与えたとされています。 -
「ヴェールの女」ラファエッロ/ピッティ宮殿
この絵のモデルは不明ですが、女性の顔やポーズから連想されるのはローマのパラッツォ・バルベリーニにあるラファエッロの愛人のラ・フォルナリーナを思い出させました。胸をはだけて左の腕には画家の署名である「Raphael Vrbinas (ラファエル・ウルビヌス)」の腕章が印象的な作品でした。 -
「凸面鏡の自画像」パルミジャーノ/ウィーン美術史美術館
この絵を見ると澁澤龍彦の「ドラコニア奇譚集」の「鏡と影について」や「高岡親王航海記」の中の鏡湖の一章を思い出します。そしてオランダのハーグにあるエッシャー美術館で見た「三つの球体」を連想します。
エッシャー美術館:https://4travel.jp/travelogue/11025521 -
「聖母子と寄進者」ハンス・メムリンク/メムリンク美術館
ベルギーとオランダの美術館を巡る旅ではブルージュに3日滞在しました。その中でもメムリンク美術館のすばらしさは記憶に強く残っています。
メムリンク美術館:https://4travel.jp/travelogue/11025186 -
「回春の泉」ルーカス・クラナッハ/ベルリン国立美術館
長らく続く話ではスペインの探検家フアン・ポンセ・デ・レオンが1513年に現在のフロリダへ旅行した際に若返りの泉を探し求めていたとされます。この絵の中では左側に若返りを願う老人たちが見え、中央の泉に入ると若い娘時代に若返ります。回春の泉に入るのは女性だけで、男性が若返るには若い女性と接することが一番だったからだそうです。 -
「聖母子を描く聖ルカ」ロヒール・ファン・デル・ウェイデン/ボストン美術館
この絵はボストン美術館のものですが、全く同じ構図の絵がエルミタージュ美術館にもありました。初めて聖母子の姿をイコンに描いたのは医者であり画家であった福音書記者聖ルカであると伝えられています。キプロスのトロードス地方の教会巡りをしたときにキッコー修道院に立ち寄りました。ここには聖ルカが描いたとされるイコンが納められていますが、正教徒では無いので見ることは出来ませんでした。代わりというかチャーターしたタクシーの運転手が礼拝に行きましたがなんか納得いかないものがありました。
トロードス:https://4travel.jp/travelogue/10374419 -
「手品師」ヒエロニムス・ボス/サンジェルマン・アン・レイ市立美術館
この絵は初期のボスの風刺的な作品の1つです。画面はテーブルを挟んで右に手品師が立ち、左には見物人が立っています。山高帽の手品師は風貌からも胡散臭く、ペテン師のようです。前かがみの老人はペテン師の口上にすっかり乗せられています。老人の後ろではとぼけた顔の男が老人の財布を盗もうとしています。 -
「若い女性の肖像」ペトルス・クリストゥス/ベルリン国立美術館
この作品で思い出すのは澁澤龍彦の「幻想の肖像」という本のことです。昭和45年から3年間婦人公論に掲載された巻頭の口絵の解説をしたものを編集された本です。澁澤に気に入った絵画を画集から印刷したそうですが、現在なら著作権に抵触しそうな話です。その中で紹介されていた1枚がこの絵で、ペトルス・クリストゥスについては「天才的な巨匠と世に謳われるほど、づぐれた独創と技術の持ち主でもないのに、生涯でただ一枚、その他多くの作品とはまるで比較にならぬ、謎のような大傑作を残して死んで行った画家がいる。」と紹介しています。 -
「婦人の肖像」ロヒール・ファン・デル・ウェイデン/ロンドン・ナショナル・ギャラリー
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「両替商とその妻」クェンティン・マセイス/ルーブル美術館
この作品の最初の額縁には旧約聖書の「秤においても升においても不義をなすべからず」というフレーズがあったと言われています。夫は両替天秤で硬貨の重さを量っています。天秤は善悪をはかる象徴で職業に伴う倫理観を促しています。彼の前にある金や真珠や丸めた布にはめた指輪などの宝飾品は、この世のはかなさを表しています。妻は絵入りの時祷書をめくっています。こちらは魂=「聖」を示していますが、妻の視線は時祷書ではなく天秤の方へ向けられています。 -
「二人の肖像」ハウスブーフの画家/ゴータ城美術館
一組の愛し合う男女が描かれた作品で、2人が片方ずつ触れている赤い房は「赤い糸」に相当するものと解釈されています。我が家の赤い糸はどこか先に行ってしまって姿もありません。 -
「エジプト逃避途上の休息」ルーカス・クラナッハ/ベルリン国立美術館
2019年の「クラーナハ展」ではアムステルダム国立美術館収蔵の木版が来ていましたが、ベルリンの作品を見るのはこれが初めてなので感慨深かったです。 -
「アレクサンドロス大王の戦い」アルブレヒト・アルトドルファー/アルテ・ピナコテーク
先ほど地下3階で見たナポリ考古学博物館のモザイクの題材と同じ紀元前333年のシリアのイッソス河畔の戦いの場面です。画面に広がる密集隊形の細密描写にも驚かされますが、よく見ると3頭立ての白馬の馬車で敗走するダレイオス3世と追いかけるアレクサンドロス大王の姿を確認することが出来ます。 -
「冥界の渡し守カロンのいる風景」ヨアヒム・パティニール/プラド美術館
カロンはギリシャ神話の冥界の王ハデスのもとに死者の魂を送る三途の川の渡し守です。幼子のような魂を乗せた小舟は冥界に向かいますが、左岸は天使のいる神に祝福された世界、対岸は永遠の業火の燃え盛る地獄です。この絵を見てこの美術館にはベックリンの「死の島」が無いことに気づきました。 -
「アダムとエヴァ」アルブレヒト・デューラー/プラド美術館
この絵ではエヴァはアダムより白い肌をしていて知恵の木のそばに立っています。右手は枝に置き左手で蛇から差し出される知恵の実を表すリンゴを持っています。枝に吊られた板には「上部ドイツ生まれのアルブレヒト・デューラーは聖母マリアのご出産の1507年後にこれを制作した」とあります。アダムはエヴァのほうを向いていて、すでに実を左手に持っています。 -
「ヘントの祭壇画」ヤン・ファン・エイク/フーベルト・ファン・エイク/バーフ大聖堂
ベルギーの旅でゲントにも立ち寄りこの祭壇画を見ることが出来ました。15世紀ネーデルランド絵画を代表する傑作で、北方ルネッサンス最初で最高の作品に位置付けられます。 -
12枚のパネルで構成される三連祭壇画形式の上段中央で右手を掲げて祝福のポーズをとる男性。彼が誰なのかこの500年議論が続いてきたそうです。洗礼者ヨハネと聖母マリアの間にはイエス・キリストが描かれるのが一般的ですが、中央の男性は教皇の冠をかぶっていることから父なる神だとする見方もあります。さらには父と子と聖霊の三位一体の象徴だという説もあります。
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上段中央右の洗礼者ヨハネが中央の男性を指さしていることが、問題の人物はイエス・キリストだとする説の根拠となっています。
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聖母マリアの王冠や衣を彩る宝石の輝きも1つ1つ丁寧に描き込まれています。フランドル絵画の魅力はこの衣装や宝飾品の美しさと言っても過言ではないと思います。
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聖歌隊の女性たちの唇を読み解くどの聖歌を歌っているのかが分かるそうです。
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子羊は、ヨハネによる福音書の「見よ、世の罪を取り除く神の子羊だ」という一節からイエス・キリストの象徴と考えられています。血を流しながらも自らの足でしっかりと立つその姿は十字架での死と復活を暗示しています。
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「イーゼンハイムの祭壇画」マティアス・グリューネヴァルト/ウンターリンデン美術館
三連祭壇画の中央には凄惨な描写で知られるキリストの磔刑が描かれ、左翼には聖セバスティアヌス、右翼には聖アントニウスが描かれています。 -
「快楽の園」ヒエロニムス・ボス/プラド美術館
この展示は画期的で、モーターで三簾祭壇画が開閉してくれます。これはまさに開こうとしている状態です。両翼のパネルが合わさって、「天地創造」の場面が現れます。 -
だんだんと扉が開いていきます。ボスの作品の中でも最も有名な作品で、かつ最も大がかりな作品と言われます。
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プラド美術館で何度か観ていますが、ドキドキしてきます。中央の画面の「快楽の園」が見えてきました。
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3枚のパネルに描かれている絵画はおそらく左翼、中央パネル、右翼へと展開する物語になっていますが、必ずしも左翼から観なければならないというわけではないようです。左翼には神がアダムにイヴを贈る場面、中央パネルには猥雑で人目を引く裸体の人物、空想上の動物、巨大な果物、石などが積み上げられた構造物などの広大な情景、右翼には地獄で拷問を受ける罪人などがそれぞれ描かれています。
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最も目を引くのは画面の中央部に立つ怪物で、胴体は割れた卵の殻で、中は居酒屋になっています。2本の脚は木の幹でできていて、そのため「樹幹人間」とも呼ばれます。卵殻の胴の向こう側には顔があり、写実的で不気味ですがこれはボスの自画像ではないかとする説もあります。これらのフィギュアが売っているのですが、結構よいお値段なのでまだ買うことが出来ないでいます。その下にはハーディガーディという楽器の姿もあります。この楽器もボスやブリューゲルの絵画によく登場します。実際の演奏はエストニアのタリンのレストランで聴いたことがありますが何とも哀愁のある音色でした。
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地上の楽園あるいはエデンの園を描いたもので、前景中央部にはキリストの姿をした神がアダムにエヴァをめあわせる様子が描かれています。周囲には多くの種類の動物や植物が見られて、色調は明るく、いかにも穏やかな雰囲気が感じられます。しかし左下手前では食肉獣が獲物をくわえて歩いており、右後方ではライオンが獲物を襲っていて、決して単なる平和な世界ではなさそうです。また中景右端には蛇が巻き付いた木はアダムとイヴが禁断の木の実を食べることを象徴しているようです。中央部には奇妙な形の塔が立ち、ボス特有のシュールレアリスム的な雰囲気が漂います。
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前景では裸体の男女が一見無秩序に群がっているようです。裸体の人々の中に右下の1人だけ毛皮をまとった男性が描かれており、これはアダムではないかともいわれます。中景では人間たちに動きと流れが見られ、池で女たちが水浴している所を男たちが動物に乗って包囲するように動いています。彼らが騎乗しているのは馬や牛や豚などのなじみのある動物だけでなく、ユニコーンやグリフォンのような想像上の怪獣も含まれます。遠景では奇妙な形をしたオブジェのような物体がいくつも配置され、その後方の空中には動物や人間がゆったりと飛んでいるようです。
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しばらくするとまた扉は閉まっていきます。
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「聖アンナと聖母子」レオナルド・ダ・ヴィンチ/ロンドン・ナショナル・ギャラリー
ナショナルギャラリーでは薄暗い別室の中に展示してあって、危うく見逃すところでした。ここではルーブル美術館の作品と見比べることが出来ることが貴重です。 -
「聖アンナと聖母子」レオナルド・ダ・ヴィンチ/ルーブル美術館
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「白貂を抱く貴婦人」レオナルド・ダ・ヴィンチ/クラクフ国立美術館分館
描かれている女性はミラノ公ルドヴィーコ・スフォルツァの愛妾だったチェチーリア・ガッレラーニであるといわれています。また、この絵画に描かれているのは白貂(シロテン)ではなく、白い被毛を持つフェレットといわれます。ミラノのスフォルツァ城ではミケランジェロの3つのピエタをローマとフィレンツェに続き見ることが出来た感激がありました。 -
「キリストの洗礼」ヴェロッキオとレオナルド・ダ・ヴィンチ/ウフィツィ美術館
レオナルドダ・ヴィンチの師であるヴェロッキオがサン・サルヴィ修道院のために依頼された祭壇画です。キリストと洗礼者ヨハネとおおよその背景はヴェロッキオが描きましたが、左端の天使と円形は弟子のダ・ヴィンチが加筆したとされます。 -
「洗礼者ヨハネ」レオナルド・ダ・ヴィンチ/ルーブル美術館
「モナ・リザ」や「聖アンナと聖母子」とともにダ・ヴィンチが最後まで手元に残し続けた作品の1つとして知られます。この作品はキアロスクーロを使用して洗礼者ヨハネの姿を孤立させて描き、その姿は暗い背景から浮かび上がっているように見えます。聖人は毛皮に身を包み、長い巻き毛を持ち、「モナ・リザ」を彷彿とさせる謎めいた笑顔で笑い右手は天国を指しています。 -
「モナ・リザ」レオナルド・ダ・ヴィンチ/ルーブル美術館
初めて見たのは1988年で、その後2000年と2011年と3回観に行くことが出来ました。3回目の旅ではロワール渓谷の古城も巡り、ダ・ヴィンチが最後を迎えたクロ・リュセ城に行ったこともあり違って見えました。 -
「聖ペテロの磔刑」カラヴァッジョ/サンタ・マリーア・デル・ポポロ聖堂
サンタ・マリア・デル・ポポロ聖堂のチェラージ礼拝堂のために制作された「聖ペテロの磔刑」は対画である「聖パウロの回心」と共に同礼拝堂へ収められています。逆十字架に架けられる聖ペテロや刑の執行人など場面の必要要素以外を殆ど排除した、カラヴァッジョの大きな特徴を備えている作品と言えます。 -
「聖パウロの回心」カラヴァッジョ/サンタ・マリーア・デル・ポポロ聖堂
「聖ペテロの磔刑」の対画として収められた作品です。パウロ(サウロ)はダマスコへの途上において「サウロ、サウロ、なぜ、わたしを迫害するのか」と、天からの光とともにイエス・キリストの声を聞き、目が見えなくなります。アナニアというキリスト教徒が神のお告げによってサウロのために祈ると目から鱗のようなものが落ちて、目が見えるようになり、パウロ(サウロ)はキリスト教徒となります。通常はこのように馬から落馬する姿で描かれます。 -
「聖母の死」カラヴァッジョ/ルーブル美術館
大天使ミカエルから自身の臨終を聖告され、息子イエスの弟子達に会いたいと願い、皆が雲に乗って集まった中に3日後にその時を迎えた場面です。カラヴァッジョの作品の中でも完成度の高い作品ですが、著しく品性に欠けるとして依頼主であるローマのサンタ・マリア・デラ・スカーラ聖堂から受け取りを拒否された逸話が残されてます。 -
「キリストの埋葬」カラヴァッジョ/ヴァチカン美術館
元々はサンタ・マリア・イン・ヴァリチェッラ聖堂内礼拝堂のために描かれた作品です。磔刑に処され死したイエスの肉体をゴルゴダの丘の麓の小さな園に岩を掘らせて建てた墓へ埋葬する場面です。強い光によって闇に浮かび上がるイエスの亡骸や、亡骸を運ぶアリマタヤのヨセフやニコデモ、聖母マリアを始めとする聖女たちの浮き彫りを感じさせる表現に魅了されます。 -
「聖マタイの召命」カラヴァッジョ/サン・ルイージ・デイ・フランチェージ聖堂
主題は徴税人であったマタイが収税所で机に向かっているところに、キリストが自分に付き添うよう呼びかける場面です。ただ誰がマタイかという論争があり、黒い帽子の男が自らを指さしているのかその右手に座る男を指さしているのか。カラヴァッジョの場合は人差し指は第3者を指し示すとされるので、一番奥の男性がマタイとされているようです。 -
カラヴァッジョは生き方も含め大好きな作家なので、彼の足跡を訪ねてローマからナポリ、メッシーナからマルタ島まで旅しました。この美術館にはマルタ島にある「洗礼者ヨハネの斬首」などの作品が無いことが残念でした。
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「大工の聖ヨセフ」ジョルジュ・ド・ラ・トゥール/ルーブル美術館
ラ・トウールは長らく忘れられ、世紀になって再発見された画家です。ラ・トウールの名を知らしめたのは後年の宗教画に顕著な、ろうそくの光に照らし出された夜の情景だと言えます。こうした明暗表現はカラヴァッジョの影響が明らかで、そのため初期のころローマに留学していたとも推測されます。 -
「合奏」ヴァランタン・ド・ブーローニュ/ルーブル美術館
16世紀のローマは国外からも多くの画家を引き寄せました。フランス人のヴァランタンもその1人で、カラヴァッジョ風の強い明暗対比による写実主義表現を用いています。ここまでで3時間が経過しましたが、まだ地下2階をうろうろしています。
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