2001/05/08 - 2001/06/23
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kojikojiさん
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パフォスのキングスホテルに相談してタクシーを一日チャーターしてもらいました。トロードス山中のビザンチン教会を巡るためです。バスツアーの方が安いからそちらにしなさいとフロントのお姉さんに言われましたが、ツアーではいくつも見学できないのでチャーターにしました。結果としては金額面ではツアーでも良かったかもしれません。でもタクシーのおじさんと仲良くなって知り合いの家に連れて行ってもらってお茶を御馳走になったり、楽しい思い出もあります。いきなりタクシーで行っても教会の大部分は鍵がかかっていて、管理人を探すのも大変でした。ギリシャのテッサロニキでも普通の家の主婦が鍵を持っているからと家を訪ねた事がありました。旅としては楽しい思い出になりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 1.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 タクシー
- 航空会社
- オリンピック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
パフォスで滞在したホテルのお姉さんにお願いしてタクシーをチャーターしてもらいました。安い一日ツアーもありましたが、見たい教会の数か所しか見られないので黒魔をお願いしました。まずは農家のような博物館に寄ってもらいました。これは驢馬で挽く臼です。
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庭先にはサボテンの花が咲いていました。
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庭先の花やハーブがきれいでした。
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建物の中は涼しく表とは違った空気が流れているようです。
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トロードスへ向かって山道を走ると羊の放牧に出会いました。キプロスはハルミという名の山羊のチーズが有名です。裂けるストリングチーズのようですがカマボコくらいにスライスして炭火で焼くと何とも言えない食感と香ばしい香りがたまりません。
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先日通って来たペトラ・トゥ・ロミウの海岸から山道に入って1時間ほどでオモドス村(Omodos)に到着しました。ここで教会を見学して一休みしました。キプロスコーヒーを飲んでタクシーの運転手のおじさんの買ってくれたオリーブの実の入ったクロワッサンをいただきました。塩味が滲みて何とも言えぬ美味しさです。美味しい物はタクシーの運転手に聞けです。
運転手さんと一緒にトローディッサリという修道院に行ってどこの教会が見学できるか教えてもらいました。ちなみにこの修道院は拝観謝絶でしたが中を見せてもらえました。そして松林の九十九折れの山道を走るとキッコー修道院に着きました。 -
聖ルカの描いたとされるイコンは祭壇の奥にカーテンで覆われて見ることは出来ません。正教の信者のみ参拝できるのでタクシーの運転手さんに参拝をお願いしました。おじさんにとってもラッキーなことではあると思いました。そのイコンをモザイクで再現したものが飾ってあります。この修道院自体は古い建物ではありませんので、世界遺産には含まれてはいません。
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ここの修道院はキプロスの正教の教会の中でも重要な所のようでした。ツアー客も来ていない時間だったので厳かな雰囲気の中でお参りできました。運転手さんにとっては久し振りに来たらしく熱心にお祈りしていました。聖ルカが描いたと言われるイコンが置かれていました。この辺りはサクランボが名産のようでチェリーリキュールが道端で売られています。先ほどの村ではコマンドリア(甘口のワイン)を買ってここではリキュールを買いました。
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カロパナイオティス(KALOPANAYIOTIS)村のランバディスティス修道院(
Lampadistis)です。ここはツアーコースにもなっているようでドイツ人の人達がたくさん来ていました。 -
ここは建物は建物も素晴らしいのですが、内部のフレスコの素晴らしさは見事でした。現在も現役の教会として使われている祈りの場です。写真の撮影はしませんでした。
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修道士の方々はここでどのような生活をしているのでしょう。いつかギリシャの聖山アトスに行ってみたいと考えていました。その願いはいまだに叶わず、村上春樹の「雨天炎天」「ギリシャ・トルコ辺境紀行」で読むにとどまっています。
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「キリストのエルサレム入城」ロバに乗ったイエスがエルサレムに入城するとき、多くの人が自分の服や葉のついた枝を道に敷いた場面です。
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VIA CRUCIS(ヴィア・クルチス)という宗教的な儀式が行われます。
VIA CRUCISはラテン語で、その意味は、十字架の道、すなわち苦難の道です。
「Via Crucis)(ヴィア・クルチス)」というタイトルです。これはイエス・キリストが拷問を受け傷ついた身体でありながら、自分の手で自分が磔にされる十字架を、処刑場のゴルゴダの丘まで運ばなければなりませんでした。 -
「イエスの埋葬」十字架を背に赤い衣装の聖母マリアと、パリサイ人のニコデモが亜麻布に香料を入れて遺体を巻いたところのようです。足元にいるのは福音書記ヨハネでしょうか。
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預言者バラムがロバに乗って使者と共にバラク王のもとに向かうと、神は怒りを発し天使を遣わして止めようとします。ロバには天使が見えたので怖がって道から外れようとしますが、バラムには見えないのでロバを叱ります。するとロバが怒ってバラムに文句を言います。そしてバラムにも天使の姿が見えるようになり、天使から「神が言ったことしかしてはならない。」と言われます。
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聖人のフレスコも綺麗に残されています。
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次はペドウラス村(PEDOULAS)のミハイル教会です。
切妻屋根の教会は変わっていると思いますが、この辺りは冬は雪が積もる所です。キプロスのトロードスにはスキー場もあるくらいです。雪が積もらないように考えられた切妻の片流れの建築です。 -
外部はシンプルな石を積んだだけのようですが、内部には素晴らしいフレスコ画が隠されています。
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大天使ミハエルにこの聖堂を奉納する場面です。
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よく見るとこの建物の形が同じだという事が分かります。
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「受胎告知」大天使ミハエルに捧げた教会なのでミハエルの姿が多いなと思いました。
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「東方三博士の礼拝」横たわるマリアの左に東方から礼拝に訪れた三博士の姿と、右手には包帯で巻かれたような生まれたばかりの幼子イエス。mch論大天使ミハエルの姿もあります。
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「イエスの洗礼」左手に洗礼者ヨハネと洗礼を受けるイエス・キリストの姿。右手には大天使の姿もあります。ギリシャの数々の教会で見て来たのと同じようなフレスコの水の描き方に目が止まります。
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「マリアの死」黄金伝説によると、年老いたマリアは息子に会いたいと願います。すると天使が来て3日後に死ぬと預言します。聖母が死ぬ前に懐かしい使徒たちに会いたいと願がうと天使が十二使徒たちを雲にのせて運んできます。そして幼子と聖人の姿をしたイエスが現れます。
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「コンスタンティノス1世と聖ヘレナ」伝説によれば320年頃ヘレナは息子のコンスタンティヌスに依頼されてゴルゴタを巡礼し、キリストが磔になった十字架を発見したとされます。このとき同じ場所で聖釘(キリストに打ち付けた釘)も見つかったそうです。この聖釘と十字架の破片はイタリアのモンツァの博物館が所蔵しています。この十字架をめぐるヘレナの伝説は4世紀末にヨーロッパから起こります。
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「聖キリアキ」ローマ皇帝ディオクレティアヌスはキリアキの両親がキリスト教徒であったため彼らを拷問するよう命じ、後に2人を追放した。キリアキは、ディオクレティアヌスの共同統治者であった皇帝マクシミアヌスの元に送られ、法廷に引き出される。その場で信仰を捨てることを拒絶すると、皇帝は鞭打ちを命じた。皇帝の者たちがあらゆる方法でキリアキを拷問したが、彼女の信仰を崩すことはできなかった。ある夜、牢獄にて「拷問を恐れるな、キリアキよ。我が聖神(聖霊)はお前と共にある。」との神の声を聞き、それを信じる。そしてその後もさまざまな拷問を生き抜き、ついに断首されることになったときに神への祈りを始めた。それがキリアキが生きている間に成した最後の行いであった。キリアキは21歳で死去した。 (ウィキペディアより)
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主祭壇画の左側はダビデ王。
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主祭壇には聖母マリアと幼子イエスの姿と、香炉を手にした大天使ミハエルと大天使ガブリエルの姿があります。
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主祭壇の右側はソロモン王の姿があります。
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ニキタリ村(NIKITARI)のアシノウ(Asinou)修道院は更に山を二つ越えた松林の中にひっそりと建っていました。聖母マリアに捧げられたこの教会のフレスコは特に見事でした。
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受胎告知から始まるイエスの生涯、マリアの死と最後の審判までが鮮やかなフレスコで描かれています。外部は地味ですが内部は全く別の世界です。
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他の教会はまだ集落と呼べる場所の中にありましたが、ここは完全に孤立した場所に建っていました。
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こんな風景の中にポツンと教会が建っているだけです。
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堂内に入り、入り口側を見返すと鮮やかなフレスコが壁を覆っています。上部には聖堂を奉納する場面が見えます。
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天上には旧約聖書の数々の場面が鮮やかに描かれています。聖書を読めない人もこの絵を見てキリスト教の教義を理解していったのでしょう。
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ポテドウ(Podithou)教会の手前のガラタ村(Galata)で運転手さんとカフェで一休みしました。と言ってもビールをいただきましたが。ドライバーのおじさんはトルコが北側を占拠する前は船乗りで、日本にも着たことがあると言っていました。長崎と大阪と神戸、沖縄にも行ったそうです。一番印象に残っているのは17日間いた函館でよく通った店に子供が4人いて・・。懐かしそうに遠くを見つめていました。
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最後はポテドウ(Podithou)教会の見学。ここも閉まっていて通りすがりの人に聞くと村に戻って鍵を借りるそうでした。ここまで来たので鍵を借りて見学させてもらいました。ギリシャのテッサロニキでも同じように近所の家に行って鍵を借りたり、カストリアでは博物館の人に車で案内してもらった事もありました。
本当はもう幾つか見学したい所はあったのですが思ったよりも移動に時間がかかりました。100 -
堂内はビザンチンスタイルの16世紀のフレスコ画で覆われています。
「Take,eat,this is my body.」彼らが食事をしているときにイエスはパンを取り、それを祝福しました。それからイエスはパンを細かく裂き、次のように言いながら弟子たちに渡しました。「これを取って食べなさい。なぜならこれは私の身体だからです。」 -
「Drink ye all it.」あなた方ひとりひとりが杯から飲みなさい。なぜならこれは私の血だからです。
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周囲はこんな麦畑のような場所です。
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よほど正教やビザンチンのフレスコ画に興味が無い限りタクシーのチャーターはお勧めしません。金額もこの当時で2万円以上しましたし、10時間山道を100キロ以上は走っていると思います。キッコーと幾つかの教会だけですがツアーであれば数分の一の金額で見学できます。
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帰りはここから2時間山を幾つも越えました。海岸線が見えたときは日が沈むときでその美しさは言葉では表せません。運転手さんの友達の家に寄ってコーヒーをご馳走になったりしたので、ホテルに戻ると夜になていました。とても楽しい一日でした。フロントのお姉さんは心配していましたがニッコリ「楽しかった!」と言うと自分のことのように喜んで暮れました。翌日がラルナカまでの移動でタクシーの予約をお願いすると、金額を交渉までしてくれて地図上から想像していた金額よりかなり安く済みました。
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翌朝朝食を摂っているとフロントのお姉さんが「タクシーが着ているわよ。」と呼んでくれました。お世話になったお礼を言ってラルナカへ向かいます。途中にアギオス・ネオフィトスとスタヴロヴィニーの立ち寄りもお願いしていましたが、この教会にも停めてくれ案内してくれました。昨日のおじさんとは違うドライバーですが、教会好きの日本人と知られているようです。
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ネオフィトス修道院(St.Neophytus)は9時の開門時間で誰も見学者はいませんでした。岩窟にへばりついたような教会でした。その自然のままの岩のカーブにフレスコ画が描かれていて不思議な感じがしました。
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ここでも色鮮やかな聖書の世界が広がっています。後年スリランカの岩窟寺院を見たときのこの修道院のフレスコを思い出しました。
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ここから一度パフォスの街に戻るような感じでラルナカに向かいます。今日は波が荒いらしく座礁した難破船の廻りには白い波が立っていました。
ラルナカへ行く前にスタヴロヴィニー修道院へ向かいます。
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