東京で探す海外vol.3　御徒町の台湾、上野のイスラム文化、荻久保のマレーシア

2021/12/10 - 2021/12/10

コロナも落ち着いて、2年ぶりに旅友達と再会！
前から楽しみにしていた上野のイスラム美術展へ。4トラでイイネをたくさんいただいたマレーシアイスラム美術館とのコラボです。
https://4travel.jp/travelogue/11437588

と、友人おすすめのマレーシア料理店、馬来風光美食へ行ってきました。
強烈に本場の味、とてもおすすめです。

エリア 上野・御徒町(東京)

末広町を出たところの大通りのいちょう、ここが色づくと秋も終わり。

御徒町に向かうJRのガード下に、何やらアーティストフリーみたいなエリアができていました。

御徒町付近。台湾に見えなくもない。

友達と待ち合わせは、御徒町の台湾料理、新竹さん。
私が30分時間を間違え早く来てしまい、友人が30分遅刻するというミス（笑）

お店には台湾の方だか中国の方だか、本場の味を知っているだろう人が結構来店していました。そしてお土産も買って帰るという、愛され具合が伝わってきます。

客家丼という、ルーローファンに高菜みたいなのが混ざったやつ。
青梗菜だったかな、茹でた青菜がこれでもかというほどのっていて健康にいい！
しかも安い。地元の人がひっきりなしにテイクアウトしていくのも頷ける・・・
大根のスープもおいしかった。
中国茶に、めちゃくちゃ辛いソース、その辺の中華料理店より台湾を感じられるお店でした。近所にあってほしい・・・。

台湾客家料理 新竹 グルメ・レストラン

食べたら歩いて上野へ。私は初めての東京国立博物館。

東京国立博物館 美術館・博物館

今日のメインイベント、イスラム美術展。この柱だけでテンション上がる二人。

今回のアート展は２フロアだけというこじんまりしたものでしたが、イスラム美術を時代ごと、地域ごとに追っていてとても興味深かったです。
日本語で見れるって、なんて分かりやすい・・・
今まで色々な国で見てきたイスラムアートや王朝の名前がやっと繋がりました。

中国には毛筆を使ったアラビア語字体があること。
宝石が産出されるインドイスラム世界では、装飾品が発展したこと、
イスラム原理主義で知られるイランでは、かつて人物を描いた細密画が発展したこと、それがやがてインドに伝わってこと。
アラビア語を使ったモダンアートも素敵（写真右）
マレーシアのイスラムアートミュージアムで学んだ東南アジアのイスラムアートもいくつか紹介されていました。

世界のイスラムアートのまとめ的な位置づけでしょうか。
色々な国を旅行している者にとってはかなり勉強になりました。

こちらは日本の美術がたくさん展示されていました。縄文土器とかね。

ミュージアムショップも日本のアートだけがそろっていて面白かった。
そしてこのお城みたいな大階段も圧巻でした。

建物だけ見てるとまるでドイツかどこかです。

あら、どこのヨーロッパ？？

イスラムアートにどっぷり浸かったあとは、マレーシア料理を食べに荻久保へ。
馬来風光美食さんという、その道の方々には超有名なお店だそう。
店主はマレーシア出身のエレンさん。
友人が電話で事前にオーダーしてくれたセットがこちら（メニューは口頭伝承またはインスタを見てね、ってことでした、アジアｗ）

一番おいしかったのはマレーシア風のバクテー。
シンガポールのバクテーと違って、醤油と漢方がベース、具はキノコや油揚げ、油条、パクチーなど。具が多いのもマレーシア風の特徴。
そして最大の特徴は20種類以上入っているという漢方。
「マレーシアのバクテーは漢方よ！」だそう。これを食べたらシンガポールのはもう食べられない・・・
ほのかに苦味を感じるのもいいのです。
あまりにもおいしかったので、すぐに真似してみました。
鍋をしたあとの残り汁に台湾のだしパックと中国醤油、にんにくなどを入れると、やや近づきます。

馬来風光美食 グルメ・レストラン

メインはタイがまるごと一匹入ったフィッシュヘッドカレー！
エレンさんのお母さんが屋台をやっていたそうで、超本格的なマレーシアカレーでした。
カルディなどで売っているマレーシアカレーの味とはぜんぜん、まったく、雲泥以上の差、とってもおいしかった！
思い出すのは南インドのカレー。エレンさんは中華系でも、さすがはマレーシア人。タイなどのカレーと比べるとウコンの味が強いと感じました。日本ではなかなかおいしいお魚カレーに出会えなかったのでとてもうれしいです。
おくらは多分一袋は入っています。

都内にも数えるほどしかないマレーシア料理店、大阪にも有名な場所があるらしいですが、こちらはすべて手作りしている点が全然ちがうんだそう。
自分で作れる人だから、エレンさんはレトルトカレーも監修されているそう。すごい人です。

しっかし油が多い（笑）カップ１ぐらいは入ってるだろうな。
もちろん盛大に残してしまうのですが、残ったものは「はいこれ！ジップロック！」と、いかにもアジアな神対応です。もちろん自分で入れて帰る！
あ、ご飯はココナツミルクで味付けしてありました。ナシレマのアレですね。
エレンさんによると、家庭ではそんなことをしないそう。
ご飯ももちろん持ち帰りました。
冷凍して保存して少しずつ食べています。
本当に現地で食べるようなカレーで、私の家には今冷蔵庫の中にマレーシアがあると言っても過言ではない。

おつまみは四角豆とエビの、エビみそ炒め。
エビミソはガピみたいな発酵調味料で、エレンさん手作りだそう。
四角豆がしゃきしゃきしていておいしいです。

デザートはココナツ餅。忙しい中、ちゃんと蒸し器で蒸して出してくれます。
固めのお餅の中には、醤油のような塩味を感じるお砂糖。素朴でおいしい。最近こういうアジア菓子がたまらなく好きなのです・・・

お店は4組が限界の大きさ。エレンさんが完全ワンオペでやっています。
カウンター席だったので、色々とお話できて楽しかったです。

金曜日は予約でいっぱい。なんか手伝いますよって言いたくなる。

今回はこのメニューでしたが、他にもエレンさんオリジナルのペーパーチキンやダル、ナシレマ、ルンダンなど、色々とおいしそうなものがありました。
ご興味ある方はぜひインスタを見てオーダーしてください！

以上、東京で探す海外vol3でした。
ご覧いただきありがとうございます＾＾