海外好きも満足、それが埼玉県飯能【ムーミンバレイ、アラブ料理カルヴァーン、天空のポピー他】

2019/06/02 - 2019/06/03

”近所にムーミン谷ができたから”というわけで、ムーミン谷に行ってきました。飯能の。
恒例になりつつある大学時代の同級生たちとの女子会旅。
今回は友人の地元、飯能市をたっぷり味わう1泊2日旅です。
インスタで話題の天空のポピー、アラビア料理のお店、カルヴァーン（carvaan）にも行ってきました。

2019年
6/2　天空のポピー、飯能河原、カルヴァーン、あけぼの子供の森公園
6/3　ムーミンバレイバーク

エリア 飯能(埼玉)

インドに住む友人が帰省したので、今年も女子会開催です。
今回はレンタカーを借りて飯能へ。
神奈川在住の私は圏央道でひとっ走り、なんとたったの1時間で飯能着！電車だと3時間。圏央道すごい！

まず向かったのは、秩父の天空のポピー。秩父高原牧場内にあります。

秩父高原 自然・景勝地

右側に見える通路を挟み、早咲きと遅咲きにしているそう。
どちらも斜面の下のほうから上のほうを見上げると、天空感が出るようになっているので、どちらの時期に行ってもいいかなと思いました。
今回は遅咲きシーズン。

赤メインなのがいいですよね。
ときどき薄いピンクみたいなのも。
すごく薄い絹の布みたい。

機内食で出たというlaysを持ってきてくれました。
インドに行ったときの私の行動食。日本にはカルビーと小池やとワサビーフがあるから、世界のlaysが日本に来ることはないだろうな。

見上げたところ。
昨年の海浜公園のネモフィラのように、お花畑を作る試みがブーム？？
訪問者がインスタでタグ付けして宣伝してくれるから、大規模な広告を打つ必要もない。地元の人がお土産を売って、地元活性化につながり、観光客は季節ごとにきれいな花を鑑賞できて自然を愛でることができ、いい試みじゃないかなと思いました。

日曜日だったので駐車場に入る1キロぐらい前からとろとろ運転になってしまいましたが、思ったよりは混まなかった印象です。

訪問者リスト。すでに外国人にも知られるところとなっているようです。
友人も、インドに一票。

帰りは埼玉県が誇る武甲山を見ながら飯能に戻ります。
途中に、芝桜で有名な羊山公園を横切り、猿の群れに会いつつ、飯能・秩父の自然を堪能。
飯能で大阪から合流の友人を拾ったあとは、飯能バレイを散歩。
飯能河原というそう。少年が川で釣りをしています。河原でバーベキューもできて、こんな自然が近くにあるなんてすてき。

夕飯は楽しみにしていたアラブ地中海料理のカルヴァーンさん。
さきほどの飯能バレイの上に建てられています。
大阪の友人のお知り合いがこちらのスタッフ関係者らしく、それがたまたまインドの友人の地元で、内容が私の大好きなアラブ地中海料理という、色んな偶然が必然を生んだこのお店。

飯能にこんなマニアックなレストランがあるなんて！
通路にはオリーブが植えられています。地中海！
建物はシリアかどっかの要塞のよう。

ちなみに飯能駅にも入っていました。

CARVAAN CRAFTBEER＆GRILL グルメ・レストラン

室内です。
大きな窓から飯能バレイの緑が堪能できるようになっています。
ディナーでも、ぜひ明るいうちに伺いたい！

今回は運転手なので飲めなかったのですが、こちらはブルワリーでもあるそうで、いろいろなビールも楽しめるそう。

エジプトの女性作家さんのランプと言っていたかな。
繊細で素敵。ずっと眺めていたい。ランプの向こうにスフィンクス見える

シャンハイブルーと言われている、シャンハイのレンガ。これを作っている業者さんを突き止めて、中国から持ってきたんだって。すごいこだわり。
中国にはこの色のレンガが多いので、普通にあるもの思っていたのですが、微妙に違う色だったのかな。
考えてみたら、赤煉瓦以外のレンガになんの違和感も持たなかった。この感性の差。

そしてランプはトルコからのものだそう。こだわりがいっぱい。

ってことを、席に案内される前に畳み掛けるように説明され、一瞬で心を掴まれたのでした。

さて、前菜。
モスクのドームのような器がとてもかわいい！
お盆もきっと異国から来たやつ。

エジプトのパン、エイシにつけるオリーブオイルは、パレスチナ発祥のザータルオイルと言うそう。
何種類かのスパイスで味付けされています。
スパイスの種類は教えてもらえなかったんですが、一口食べて、インドのバザールで口の中に飛び込んでくるあの匂い！
インド在住なのでスパイスには詳しい友人と一生懸命分析しましたが、全然分かりませんでした。二人とも、思ったのはコリアンダー、、、、？とにかくインドの市場がぶちこまれているんです。

ザータルっていうのはパレスチナのほうでハーブを総称する言葉らしく、具体的なレシピは見当たらなかったです。

大好物のフムスです。すごく小さいのに、しっかり飾り付けされています。どんぶりで食べたい。

最近コストコの大味フムスばかり食べていたので、すごく繊細に感じました。

ファラフェルとオリーブ。

ファラフェルは、練りすぎてるかな。もうちょっと粒があってパサっとしているのが好み。京都でイスラエル人がやってるファラフェルやさんのが本当においしくてね、、、

オリーブはエジプトのって言ってたかな。粒がやわらかく、フレッシュですごくおいしかったです。ドライトマトとカッテージチーズも入っていて、小さい器の中にたくさんのこだわりが。

これがおいしかった。レバノンのパセリサラダ。
ナッツ、トマト、レモン、挽割小麦ブルグル、そしてよく炒ったクミンが入っていました。パセリが全然苦く感じなくて、家でも作りたい一品。

左側は中東でよく食べるナスのペースト。これは焼きナス感がないペースト。
個人的にはスモーク感が残るほうが好み。

ファラフェルとナスのペーストとフムスはイスラエルや中東各国でほんとに大好きだったのでちょっとごちゃごちゃうるさくてすみません。日本で食べられて幸せです。

左側にあるレイシというエジプトのパンでいただきました。
発酵するパンの起源と言われているらしいです。スタッフが色々教えてくれます。よくわからない中東の料理やスパイスの名前、よく覚えてえらいなー。

クレオパトラも食べていたというモロヘイヤのスープに、かりかりチキンを入れたもの。クミンを混ぜ込んだバスマティライス付き。
バスマティライスの国から来た友人、日本でもバスマティライスでごめんなさい。
私たちは久しぶりのバスマティ、ふたを開けた瞬間にふわっと香るのですが、口にするとそこまで香りは強くなく、食べやすかったです。
モロヘイヤスープはエジプトでおなじみのやつ。
ガーリックの風味がしっかりしています。ガーリックは香ばしく揚げてあったのかな？？
チキンがなくても十分おいしく食べられます。
インドでは、とろとろのものが好まれないそうで、モロヘイヤは食べないんだって。オクラは食べるのにね。

これは牛肉のタジン。
たっぷりお野菜に、牛肉とトマトと玉ねぎの甘いスープをたっぷりかけていただきます。
このスープが海外で食べる味ですごくおいしかったー。
タジンには、もちろんクスクス入り。これはモロッコで食べたやつよりもずっとおいしかったです。日本人好みにアレンジされているのかな。
クスクスには癖のつよいバターのような味がしました。ギー？？

あと、付け合わせにチュニジアだかどっかのチリペーストをもらいました。見た目はコチュジャン。酸味があって、次のパエリアにもよく合いました。発酵させてるのかな。
チリペーストって言うのも、国ごとにいろいろですよね。

インドこぼれ話）ギーが安いインドですが、バターは高いそうで、ケーキには油を使うことが多いそう。バターはどこでも高いんですね。

アフリカ贔屓の私と大阪の友人がチョイスしたパエリアは、アフリカンスタイル。
チキンはもも肉、ささみ、手羽元の三種類。
味付けはみんなよく分かりませんでした。見た目ほど濃くもないし。なんだろね？

アフリカでは、痩せた鶏肉とウガリとびちゃびちゃのフライドポテトばかり食べていたので、こんなゴージャスな米で感動しました。

バクラバがあったら文句なしなんだけど、デザートはアイスだったので、遠慮しておきます。
いや、単に炭水化物とりすぎただけなんだけど。

日が暮れるとアルコールランプが置かれます。
ロゴマークのアラブの商人がいい感じ。

夜のエントランス。エジプトだかトルコだかのランプに明かりが灯って、ますます素敵に。あー、中東行きたい。

改めて、
美食のトルコにギリシャ
お菓子のレバノン
豆づかいのイスラエル などなど、
地中海沿岸は本当に食文化がすばらしい！

食事しながら旅行しているような気分にさせてもらえました。

やたらと炭水化物ものを頼んでしまったので、食後の散歩です。
車で移動して、トーベヤンソン あけぼの子供の森公園へ。トーベヤンソン は、ムーミンの作者です。
これが一番人気の、森の家。
夜の9時までオープンしていて、公園に来た人が自由に出入りできます。

本棚にしたい、、、木のぬくもりと、遊び心がたっぷり詰まった館内。順路はなく、子供たちが好きにいろいろなところをたんけんできるような作りです。

手すりは蔓草のイメージ

隠れかたつむり。

ランプ類もぜんぶかわいらしいです。

スナフキン語録。
旅人はキキとスナフキンが好きだと思う。

木にもランプ。アメリカ南部が舞台のちょっと古い映画みたいですね。

こちらは最近できたと言うカフェのエントランス。北欧らしく、トナカイのモチーフ。
夜遅い時間は、カフェはクローズ。

夜しか見られないものとしては、足元を照らすランプ。何種類かあります。
きのこ型のランプが誘導灯。細部まで、かわいいのです。

夜なのであまりよく見えなかったのですがら昼間ならこの一角は物語の世界のよう！ぜひインスタなどで見てみてほしいです。
新緑の季節だけでなく、秋の景色もすばらしいです。

他にもイベントホールや図書館などがあるそう。建物も迷路みたいになっていて、順路もなければ行き止まりもない、正解もない、という、たったそれだけで、ものすごいストレスフリー効果を感じました。
このかわいらしくも冒険心をくすぐる感じ、スペインのガウディ公園に通じるものがあります！
隠れニョロニョロがいるので探してみてね。

今夜のお宿は、友人の実家。猫ちゃん付きという、なんともうれしいサプライズ付き。
トイレに行くたび、猫ちゃんを触れる喜び！

翌日です。ムーミンバレイの駐車場が馬鹿高いとのことで、友人のご両親に送迎していただくという笑 学生時代に戻ったかのよう。
これは雨の季節限定のデコレーション。
少しずつ傘の色を混ぜて、グラデーションにしているのが細やか。

チケットゲートの前にメッツァと呼ばれる無料エリアがあります。写真はアラビアの食器を使ってくれるカフェ！
ヘルシンキにあるアラビアのファクトリーショップのカフェでも、同じように同社の食器を使っていて、それにいたく感動しました。ここでは有名なフルーツのお皿でサーブされます。日本で買ったら１枚7000円！

メッツァでは、北欧雑貨もたくさん買えます。ま、高いんですが。
イッタラ、アラビア、ロイヤルコペンハーゲン、マリメッコ、珍しいところでは、リネンで有名なラトビアの生地なども！

フィンランドから船でリトアニアに渡れば、ラトビアまでそんなに時間はかかりません。
リトアニアは素敵な旧市街があって、とにかく美食の国。
ラトビアは物価も安く、レトロな挿絵が入った絵本の古本などもあって、どちらも楽しかったです。

分別ゴミ箱が北欧カラー。
ここからヘルシンキまで7000キロの看板がありました。
インドにある友人の自宅から、旦那氏の実家まで800キロだそうで、ヘルシンキまでの距離よりインドのでかさに圧倒される。

無料エリアの有料体験スペース。楽しそうだなー

有料エリアのチケットです。
シンプルなのは、たぶんエコもめざしているからかと。

この湖の景色がムーミン谷に似ているのでは、ということで、飯能が誘致したそうです。たしかに！

ほ、北欧！？（飯能）

エントランス。

北欧カラーの標識。かわいいねー

スナフキンの視線の先に、、、

スナフキンのボート！

もともと遊歩道だった湖畔を利用して作られているかだけあって、緑に囲まれた美しいパークです。

ムーミン谷のシンデレラ城、ムーミンの家です。
入場はガイドツアーのみ。11時前には完売でした。

かわいいです

11時、3時、6時にショーがあります。
ミーとスナフキンは人間です。
ムーミンも人間だけど。

水車もこっそり再現

お花と緑がとてもすてきなんです。ただしこの花、なんか臭う。来年はきっと違う花と思います。

ハガキや文具を売る売店。
ハガキはムーミン谷の特別な消印を押して発送してもらえるそう。

丘の上には遊具エリアがあります。子供がいる人にはいいですね。

隠れスワン。
昔はこの湖もスワンがあったそう。
ムーミンバレイのアトラクションとして、カヌーがあります。

ムーミン谷の灯台。
この湖ではジップラインがあります。
結構楽しそう！

パークの一番奥に、レストラン、お土産やさん、ミュージアムエリアがあります。今回はトーベヤンソン 特別展もありました。ここだけでもかなり充実。

こちらインスタ映えない写真が撮れるスポット。たくさんのセットがあります。

これは順番待ち。

昔の画風なんです。

子供達ががんばって検査室に向かえるように、病院の廊下に描かれたという絵が再現されていました。ムーミン谷のたくさんのキャラクターたちが、あっちに何かあるよ！と言っているかのよう。トーベヤンソン さんの優しさを感じます。

ムーミンの表紙がたくさん展示されていました。
これは日本でマグカップにもなっていたもの。

我らがスナフキン

ムーミンの家の模型です。

スナフキンとムーミン

先ほどのアラビアカフェでランチ。
トーベヤンソン さんも好きだったという、ポテトとアンチョビのクリームパスタ。おいしかったです。
お皿もうれしい！お水のグラスも全部アラビアでした。

最後はおみやげ。
ゲイシャというチョコがおいしいらしく、みんな買ってました。メッツァにあります。

お土産の袋は、紙製。小分け袋（上の写真右）はす買った数だけ配布。
絵柄がとてもかわいいのですが、無駄に手提げ袋は配らないようにしているようです。

隠れムーミン発見。

小分け袋。エコなのですごくテラテラな紙です。
場所により、柄が違いました。かわいくて使えない。

というわけで、飯能、国内なのに海外に触れられ、大変満足でした。そして、フィンランド周り、もしくはエジプト周りを無性に旅したくなるというお釣り付き。

ご覧いただきありがとうございました。

おまけ。
最近日本でも話題になってきたモリンガ（マルンガイ）
東南アジアやインドで街路樹にもなっている葉っぱです。これがすばらしい栄養素を持つスーパーフードだとかで、そのうちモデルが宣伝しだすと思う。
今回はパウンドケーキに入れて持ち寄りにしました。
大阪の友人も、台湾からかついできた大同電鍋でモリンガ蒸しケーキを作ってくれました。

大好きな海外ネタふんだんの、楽しい女子会となりました。