2018/04/22 - 2018/07/15
4515位(同エリア7852件中)
おくさん
ポルトガル人の道6の25 分岐の町 CAMINHA
6月22日 日本出発から62日目
Sardao の私営アルベルゲ。キッチンに行って冷蔵庫にしまっておいたヨーグルト、ゆで卵にコーヒーで朝飯。昨晩、予定外のバーベキューがあったので飲むのを忘れたセブンアップと残ったヨーグルトは持ち歩くことにする。ポン菓子みたいなのも手付かずのままなので、これも持ち歩き。BBQのお陰で食べなかった食料がたんまりある。二人組のドイツの女の子もやって来たので、ドナティーボだった昨日のBBQのお金はどこに入れるのか尋ねたら、テーブルの上に置いてある箱でいんじゃないのと言うことなので5ユーロを入れてみる。昨晩は自前のご飯を食べた後で腹が減ってなかったから差ほど食べなかったし、期待していた飲み物もなかったので5ユーロでいいだろう。実は昨日の内にBBQのドナは幾らしたらいいのかアルベルゲの人に尋ねていた。でも何度聞いても値段を言わなかったので結局、5ユーロ。アルベルゲの人の思惑など知る由もない。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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凄く古い石造りの古民家をリニューアルしたアルベルゲだが、ベッドルームなどは快適だった。ただ、ベッドルームに隣接してあるシャワー・トイレルームが全面すりガラスなのが気になった。特にこの部屋には私以外の5人全員が女性だったし、そこは少し気を使わなくてはならなかった。おまけに洗面所には濡れたTバックがタオル掛けにひょいと引っ掛けてあるし、気にしないにも程がある。
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7:10出発。山の中からのスタートなので村を抜けるとすぐ山の中へ突入。今日もえっちらおっちらと山を上り下りする。1時間半歩くと遠くに海が見える村までやって来た。手ごろなベンチが設えてあったので、バックパックからセブンアップとポン菓子みたいのを取り出して小休止。少し前に追い越した昨日のおばちゃんがすぐやって来る。おばちゃん中々やるな。
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ヴィーラ・ブライア・デ・アンコラの大きな町で巡礼路を見失う。でも左は海なので、巡礼路は海沿いに続いている筈だから海から離れなくちゃ問題ない。そう言えばエステルはこの町のホステルに泊まると言ってたな。想像より大きな街なのでホステルも沢山ありそうだ。
座るに手ごろなコンクリートの塊があったので、持ち歩いているOIKOSヨーグルトとポン菓子みたいのをまた食べて小休止。スカスカの食べ物なので腹の足しにはならなそう。もう買わないでおこう。隣にはごみ箱もあるので都合がいいと言うか、いつも出たゴミを始末できる所で食べるようにしている。でも、バナナやオレンジみたいに自然に還るゴミは藪の中に捨ててしまう。歩き出したら少し離れた海沿いを行くおばちゃん発見。あそこが巡礼路か、だったら並行して進むこの道を歩き続けていても大丈夫だ。このまま行こう。 -
暫く行くと、海側から線路をくぐる小さなトンネルに黄色い矢印が描かれていて、こっちの道へと誘導している。珍しく巡礼路が向こうからこちらにやってきた。
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軽めの山道を2時間と、海沿いを2時間半歩いただけで今日の目的地 CAMINHA に到着。対岸にスペインが見えてきた。ここから巡礼路は川沿いに行き、ポルトガル最後の町バレンサ方面と、渡し船で対岸のスペインに渡り海沿いを歩き続ける道とに別れる。昨日のアルベルゲの人達に聞いたところ全員がバレンサ。うーむ、また一人ぼっちか、、、4日後にレドンデラで道は合流するので、そこで何人かと合流できるかな?
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まだ時間は11時半。アルベルゲへ向かうには早すぎるので少しカミンハの町を探索する。小さな町なので地図どおりになっていて分かり易い。公園の向こう側には対岸へ渡る長い橋が続いていて、あれがバレンサ方面へ行くのだろう。どうせだから明日乗る予定の渡し船を下見に行ってみよう。フェリーも停泊していて、向こう岸まで5分ほどで着いちゃいそうだな。港町の後ろに小山が控えているが、地図ではあの山を越えていくらしい。
小さなチケット売り場があったので、張り紙を見て運行状況を調べる。明日の土曜日は10時から12時まで、1時間置きの出航なのが分かった。料金は1.50ユーロと格安だ。安いので公営なのかな?チケット小屋から黒人のおばちゃんが出てきて、いま読んだ張り紙と同じ事を説明してくれる。でもおばちゃんの親切にオブリガード。 -
12:20、アルベルゲへ移動する。地図のとおりに進むと簡単に公営アルベルゲは見つかった。アルベルゲは地下だが地上から入る入口が続いている。ここにも張り紙があって、読んでみると2時オープンだった。まだ大分あるな。昼飯でも食べようかと歩き出すと、何度も一緒になってるおばちゃんもやって来る。また張り紙の所に戻って二人して相談する。おばちゃんはイタリア人なので何語で話したのか記憶にないが目的は同じなので何となく話が通じる。多分、おばちゃんはイタリア語で私は片カタカタコトのスペイン語だったろう。おばちゃんは携帯を持っているので張り紙の所に電話してくれるが、チェックインはやっぱり2時で動かなかった。じゃぁ2時にまた集合しようと言うことになって、私は食堂を探しに賑やかな方に歩いていく。安く食べさせてくれる店はどこかなと物色していると、この辺りの定食はみんな安めの6ユーロらしいのが分かる。ポルトガルってやっぱり物価が安いんだなぁ。
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1軒のレストランに入ってみる。昨日、BBQで肉を食べたので珍しくサーモンステーキなるものを注文する。スープはポタージュでビールまで飲んでもやっぱり6ユーロだった。物価安のポルトガル万歳。食べ終わってもまだ1時半。2時までには時間が有るのでスーパーへ買出しに行っとこう。500ml缶ビールとヨーグルト4、果物の桃にプラム、青リンゴ、ファンタオレンジにコーヒー10包み、8Pチーズまで買ってもたったの7.17ユーロだった。昨日の村のミニスーパーでは完全にぼられたのを確信する。くそ、またやられた。
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2時5分前にアルベルゲ前に来ると、調度おばちゃんも別方向からやって来た。あっちには公園しかないので、公園で時間つぶししてたのかな。オスピタレロは爺ちゃんがやって来た。かなりの年寄りなので心配になる程だ。ここは5ユーロ。ベッドルームは広く、沢山の2段ベッドが並んでいる。おばちゃんは入り口に近いベッド下段をゲットしたが、私は一番奥をゲットする。すぐイタリアのエステルもやって来た。
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少ししたら若者がやたらとチェックインしてきた。若者は一人二人なら静かだが、数人で固まるとやかましいったらない。ベッドルームで大声を出しているので今晩が心配になる。そろそろ夏休みに入ったのかな。ハイキング気分でやって来るガキ共は勘弁して貰いたい。若者だけじゃなく年配者もやって来る。余りにも多いので(約30人)ここが主要な出発地になってるようだ。だから今までのアルベルゲと違ってベッド数が多いのか。若者はみんな私とは別のバレンサ方面に行ってほしい。
ベッドルームは満床になったようだ。これだけ多いと、さっき大声で騒いでいた若者も遠慮するようなので安心する。私の上段ベッドの若者がスネから血を流していたので、消毒薬とカットバンを上げようとしたらノーサンキューだった。体は大きいけど大人しい若者なので、騒がしい連中とは別らしい。みんなこの兄ちゃんみたいに礼儀正しいと良いのに。 -
レセプションに黄色い矢印を描いてくれているシスターの写真が飾られていた。毎日何十個も目にしている矢印だが、描いている所を見るのは初めてだった(写真だけど)。こうやって無償のボランティアの人たちのお陰で私たちが歩かせてもらってるんだなぁと意識を新たにした。
ポルトガルの道26 アルベルゲ難民 Espana
6月23日 日本出発から63日目
朝になって気が付いたが、他の人たちはベッドに紙の枕カバーとシーツを敷いていた。べたべたするビニールのベッドだったので、寝心地が悪いアルベルゲだなーと昨日の内に感じていたのだが、ちゃんとシーツを支給してくれてんじゃん。私とイタリアおばちゃんは早いチェックインだったので、老いぼれた爺ちゃんが受付してくれたが、後からやって来た人たちは若い女性から受付されていた。その差でシーツが貰えなかったのかと分かった。爺ちゃん勘弁してくれよ。 -
今日はフェリーで対岸へ渡る。出航時間は10時なのでのんびり。キッチンへ移動すると何人もが朝飯を食べたり出発の準備をしている。いま出て行くという事はやっぱりセントラル・ルートと合流するバレンサへ向かうのだろう。イタリアのエステルとドイツの二人組みはゆっくりしているので、もしかしたら私と同じ海沿いを行くのかな。だったら嬉しいけど。
長年使っていた半ズボンと長袖のポロシャツ、それに穴が空いた5本指靴下をアルベルゲのゴミ箱に捨てる。ポロシャツはそんなに古くはなかったが、バックパックのベルトのお陰で穴が空いてしまった。まだオンボロのTシャツが捨てる候補だが、もう暫く着る予定。それを捨てちゃうと予備の着替えが1枚になってしまうので、雨が続いた場合は着るものがなくなってしまうから少し慎重にする。
朝飯には青リンゴにコーヒー、ヨーグルト。役不足のポン菓子みたいのにはチーズを挟んで押しつぶすといけるのを発見する。ここは9時がチェックアウト時間なので10時のフェリーまでねばることも出来るが、殆どの人達が出発しちゃったのでフェリー乗り場に行くことにする。 -
8:15、フェリー乗り場。フランスからの年配4人組がいて、片言で話をしたらテレビのクルーが自分たちを取材しにやってくると言っている。ほんとかな?どういう手づるでこの人たちが取材対象になったのか謎だったが、暫くしたら本当にやって来てカメラを廻している。まぁ見てても放送自体を見られる訳じゃないのでどうでもいい感じ。
10時のフェリーで仕方ないと諦めてたら、少人数なら随時出発するタクシーボートがあると売店のおばちゃんから勧められる。フェリーは10時の筈だが、タクシーに乗せたいのか10時半の出航と嘘っぽいことを言っているな。タクシーボートは5ユーロで、フェリーは1.50ユーロ。その差で朝飯くらいは楽に食べられるので一旦は断る。エステルがやって来て、この子はタクシーボートを使うそうなので気が変わり、だったらと自分もお願いする。今日はフェリーを降りてから25キロ先のアルベルゲまで歩かなくてはならないので、歩き出しが遅い時間だと到着が夕方になりそうだ。文字通り時間を金で買うことにする。 -
ボートはちょっと高かったけど、ブィーンとスピードのある小型ボートはテンションが上がり楽しかった。エステルの他に女性の巡礼が一緒に乗ったので3人だけの乗客だ。そりゃ売店のおばちゃんも必死になるだろう。向こう岸までの短い距離なので、5分も乗ってないようだった。降り際に運ちゃんを記念に撮らせてもらう。オブリガード。ボートを降りると女の子はさっさと歩き出した。矢印も続いているのでその後を追いかける。
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港からは一山越して反対側の町に出るのが分かっているので気合を入れて歩き出す。最初は結構な坂が続いた。エステルは歩くのが早いので、徐々に置いてかれることになった。途中で二人組の婦人が歩いていたが、フェリーはまだ出発しないのでどういう経路でここまでやって来たのか不思議だった。やっぱりタクシーボートだったのかな?
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山を越えて着いたのはそこそこ大きな町だった。道端で朝市をやっていたので、果物でも買おうかなと思ったが適当なのが見つからなかったので素通り。この町には公営アルベルゲがあるがチェックインは午後の4時なので利用する人がいるのかな?あ、向こう岸のアルベルゲに泊まらない人ならフェリーで移動してきて泊まるか。この町も便利そうなので、もし次があるならカミンハじゃなくてこっちに泊まるのもありだな。
アルベルゲを示す看板を見たのを最後に巡礼路を見失う。うろちょろしている所に年配のおじさんがやって来たので、こういう人は巡礼路を知っているだろうと声を掛ける。「アルベルゲか?」と逆に言われるが、「オープンが4時なので泊まらない」と何となく応えて巡礼路を教えて貰う。ちょっと教えるには複雑なようで、一緒に歩いて矢印のある所まで連れてってくれる。まことにありがたい。 -
おじさんにお礼を言って歩きだすとやがて町外れに出る。石段を海に向かって下りて行くと人家のない方角からエステルがやって来た。おっかしな方からやって来るんだな。エステルは若いだけに足が速いので、徐々にその差は開いてきて、やがて見えなくなってしまう。貴重な旅仲間だが自分のペースで歩く方が大切だ。
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ずっと歩き続けて暑いし喉が渇いたのでバルがないかなーと考え出す。やっと出てきた村には御あつらえ向きにバルがあったのでこれ幸いとビールを頼み、エネルギー補給にピンチョスも頼む。テレビではワールドカップをやっていて、地元の人たちが真剣に見ているがどこの対戦なのか興味がないので知ろうともしない。この村は観光地になっているのか、ツアーらしい団体が海岸沿いの道を徘徊していた。
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道路沿いに私営のアルベルゲが現れた。大きめで清潔そうだ。ここもサイトで紹介していたアルベルゲだが、これより進んだところのアルベルゲに泊まる予定なので素通り。更に歩き続けるとやっと遠くに目的のアルベルゲが見えてきた。やれやれやっと着いたかと安心したのも束の間、玄関には巡礼の女の子が座り込んでいたので嫌な予感が。どうしたんだろうと声を掛けると女の子は恨めしそうな顔で「フルだって」と。え、こんなに歩く人が少ない道なのにフルとは!?オーナーも一緒に居て、ポルトガルのグループが予約で買い占めたそうだ。公営アルベルゲは予約はできないし団体には他を進めるんだけど、私営アルベルゲは多くが金儲けでやってるので、時にはこんなこともある。
団体って時期的に海水浴客か?アルベルゲをまるごと買い占める程の大所帯は巡礼とは思えない。なんだよ、アルベルゲって巡礼のためにあるんじゃなかったのかよ。そう言えば4月に雪の峠越えをやっとのことでやっつけた町のアルベルゲがフットボールチームの予約でフルだったのを思い出した。女の子はタクシーで次の町を目指すそうだが、私の辞書にタクシー利用は存在しないので、隣のカフェで冷たいコーラを一杯のんで、オーナーが教えてくれたキャンピングを目指す。 -
キャンピング場(写真)は2キロ先だったので、割合簡単に着くことができる。でもやっぱりここもフル。何となくそんな気がしていたよ。そこで気がついた、今日は土曜日だった。しかも周りは海岸だらけのビーチだらけ。だからこのキャンピングは海水浴のための施設なのかも知れない。今日は掻き入れ時だったのだ。受付の女の子から2キロ先にもキャンピングがあると教えて貰い、どうせフルさと思いながら野宿かなーと諦め顔で歩いているとアビタシオン15ユーロの看板が!?すっごく立派な外観なのだが、これは駄目元で尋ねなければ。大きくて伝統がありそうなホテルの外観に若干びびるが、こっちも真剣だ。ここで使えるスペイン語は「ドルミール?(寝る)」しか知らないが、東洋人の喋るスペイン語は想像で理解してもらえる。部屋はあるらしく、担当を呼ぶから待ってと言われる。
※今朝ボートで渡ったところがポルトガル・スペインの国境で、これからは何ちゃってスペイン語が使えるので幾らか気楽。アビタシオンは部屋のこと。 -
ホテル側のスタッフは立派だけど、ホステル側の担当はその辺のチンピラみたいなおっちゃんだった。でも見た目と違ってこの人は割りと親切のようだ。一応、確認で「15?」と聞くと「ごめんなさい、15はグループで一人なら20」と言われたけど、こんな立派なのに20なら御の字だ。ということで今晩の宿、無事にゲットだぜ。良かったー、マジで野宿コースかと思ってた。今回の巡礼では何度も野宿を覚悟したが、運良くまだ一度も野宿をしないで済んでいる。幸運に感謝だ。
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ホテル側とホステル側は棟続きだが大きなホールを挟んで別になっていた。庭から直接ドアがあって、カギを開けて入るとちゃんとしたホテル仕様だった。中にはふたつ部屋があって、入口近くにはベッドが1つと奥の部屋には2つのベッドがあった。一人なんだから一人用でいいかなと陣取ったが、やっぱり2つの方が広いので移動。どうせ私しか使わない部屋なので好き放題だ。小さなキッチンが付属していて、もちろんバス・トイレも室内にある。こんな豪勢なのは久しぶりだ。これが20ユーロなら格安だろう。アルベルゲはガチョンだったが終わり良ければ何とかだ。
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隣のホールでは結婚パーティーが開かれていた。大音量の音楽がガンガン掛かってダンスの真っ最中。ホールの扉が開けっぱなしなのでスペインのパーティーを外から見物できる。ニコニコしながら写真を撮っていたら中の人からは「入れ入れ」と声が掛るが、メ、滅相もない。こんな身なりでフォーマルウェアのパーティーに混ざれる訳がない。みんな白いハンカチを頭上でくるくる廻しながら踊って大盛り上がり。こんな風景、テレビで見た気がする。みんな楽しそうなのでこっちも楽しくなる。チンピラおじさんは煩くて済まないと恐縮しているが、おめでたいことなので「てんごのーぷろぶれま(問題ない)」だ。
おっちゃんにスーパーがないかと聞いたら、さっきのキャンピングの中にあるとのこと。早速行ってみるが運悪くシエスタで売店の扉にはカギが掛かっていた。ポルトガルもシエスタやるんだっけか?あ、今日からもうスペインかと思いだす。
大音量のダンス音楽は一時も止むことがないので、おっちゃんはよっぽど悪いと思ったのか商売物のホタテの貝殻をプレゼントしてくれた。赤い下げ紐も付けてあって少しばかりの装飾も金色で施してある。マジックで私の名前まで書いてくれていた。ありがたく頂く。今回の巡礼では毎年持ち歩いていた貝殻が大きくて重たいので、今回は過去の巡礼で拾ったフィステラ産の小さいのを下げている。折角だからチェンジだ。小さいのはオスタル備え付けの引き出しに置いていこう。
夕方になったので再度キャンピングのスーパーへ。シエスタが終わった時間なのにまだ開いてないんだがな。隣の土産物屋に行ってスーパーは?と聞いたら担当の女性を呼び出してくれ、無事にオープンになった。他にも待ってる人がいたようで、同時に数人がスーパーの中に入る。まぁキャンピング場のスーパーなのでそれなりだった。330mlの缶ビール3本にコーラ、ハム、チーズ、ポテチ、ヨーグルト2とハンバーガー用のパン1袋で9.15ユーロ。今日はタクシーボートから始まってオスタルと、いっぱい金を使ってしまった。 -
部屋にあった簡易キッチンには大きなガラスのコップがあったので有りがたい。ビール3本をコップに注いでコーラまで立て続けに飲み干す。パンにチーズ・生ハムを載せて味付けにヨーグルト。こういう時に小袋のケチャップが欲しいなぁ。どっかで手に入れたいもんだ。ヨーグルトは胃腸のためでポテチは油の補給。
暇なのでネットしにホテルの本宅の方に出かけて行くと、二人の女性巡礼が外にいた。やっぱりあのアルベルゲがコンプリートだったので、タクシーで次の町まで移動するそうだ。ここは15ユーロだよと教えて上げたが、もう移動を決めたらしい。まったく何てアルベルゲだ。もしかしたらここの結婚パーティーの人たちが買占めたのかな? -
ファンタオレンジが飲みたくなったが、キャンプ場まで歩くのがかったるいので、ホテルのバーで高いのを飲ませてもらう。でも1.50ユーロとカフェ並の値段だった。
隣のパーティー会場では相変わらず大音量で音楽が流れていて、延々とダンスが続いている。すんごい体力。でも10時がお開きタイムのようで、ピタッと止んだ。今夜は久し振りの一人部屋なのでゆっくり寝られそうだ。
ポルトガルの道27 コリアの歌姫 Ramallosa
6月24日 日本出発から64日目 -
7時半、今日からスペイン時間に時計を合わせる。ポルトガルなら6時半だ。ホステルの部屋で昨日と同じ物を食べる。コーヒーが飲みたいがお湯がないので水溶きコーヒー。これでも飲まないよりずっとマシ。コーヒー持ってると精神的にホッとする時間が持てるので嬉しい。ホテル側のフロントまで出向いてカギを返して、ついでにネットチェックする。
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ホテル前で出発の用意をしていたら目の前を巡礼が歩いて行く。すぐ合流したのはコリアのお嬢さん。学生かと思ったらプロのジャズシンガーとのことでビックリ。Youngmi(ヨンミ)ちゃんは日本語を少し話すので喋っていて楽しい。その上この子は、こんなおっさんでも一緒に歩くのが楽しいらしく、写真を撮ってると待っててくれるし、休むと言うと一緒に休んでくれる。朝飯のようで、ボカディージョを取り出して「一緒ニ食ベマスカ?」と聞いてくれるが一人分サイズなので勿論ノーサンキュー。
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昨晩は私とほぼ同じモウガスのオスタルに泊まったそうだ。ビーチがいっぱいある地域なので、探せばそんなのがあったのか。今日は私の目的地より4.2km手前の Baiona のオスタルに予約を入れてあるらしい。15ユーロだそうなので、ちゃんと安いところを探してるんだな。結局、ヨンミちゃんが泊まるという町まで一緒に歩く。この Baionaと言う町は観光地のようで賑わっている。インフォメーションに入りましょうと言うので付き合う。ヨンミちゃんはこの町止まりなので情報収集したいのかな。「私の泊まるホステルはこっち」と言う角まで一緒に歩きそこでバイバイ。お喋りしながら歩いていると時間が経つのが早い。
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1時少し前に Ramallosa の町に到着。地図どおりに古めかしい橋を渡って坂を登り、突き当たった所が今晩の宿。歴史を感じる立派なオスタルだ。名前も立派で「Hospederia Paso Pias」。この町にはアルベルゲがないけどネットではこのオスタルを紹介している。情報では個室で15ユーロの筈。ここも昨日のホテルと同様、巡礼者用には安いオスタルを用意しているが、外観から見てホテル部門はきっと高いんだろうと想像できる。ありがたいことです。
門から入って扉にあった張り紙を見たら受付が3時だった。うえ、2時間待ちかよ。それを知ってたら同じ料金なんだからヨンミちゃんと同じオスタルでも良かったなと思うが後の祭り。どうも昨日から宿では多少の苦労が付きまとう。
スーパーは大きなチェーン店の Gadis と Dia が近くにあるのに日曜で両方とも閉店だった。すっごいついてない。チェックインまでかなりあるし、公営アルベルゲと違うのでちゃんと泊まれるか確認しときたいな。もし泊まれないようなら何か別のことを考えなくてはならない。誰かやって来ないかな。中で音がするのは聞こえてくるのだがこっちまで出てこないので確認しようがない。
暫くしたら運良く顔見知りの巡礼夫婦礼がやって来た。他にも泊まる人がいると思うとほっと一安心。もし泊まれなかったとしても複数でオロオロするのは一人よりずっと心強い。夫婦はどう言う訳か、中に入って行き、扉のない1室の中にリュックとスティックを置いて、私にも「モチーラはここに置けるよ」と言い残してどっかに行ってしまった。まぁ多分泊まれる可能性が強くなったと確認できたので、スティックだけそこに置かせてもらい食べ物を探しに町に戻って行く。 -
メインストリートにはバルが何軒もあるが、やっぱり店から買ったもので安く済ませたい。路地の先に小さな店があるのを発見。近づいていくとここんちは日曜でも開店していた。やった。スペインは日曜休みにする店が多いが、中にはこうやって日曜も開けるしシエスタさえやらない店がたまにある。たまーにだけどね。中に入ると本当に雑貨屋で、子供のおもちゃから手作りパンまで置いてある。ビールは見当たらないが尋ねると客からは見えない冷蔵庫からエストレージャの大小缶ビールを出してきたので大きいほうを頼む。それとガラスケースの中から指差しでトルティージャ。両方で3.5ユーロだった。食べられそうな所も見当たらないので、離れた石段に座って飲み食いする。500ml缶ビールはそこそこ飲み出があってグーだ。道端で1リットルビール瓶のラッパ飲みはさすがに私でも憚(はばか)られるのでここは缶ビール。缶ビールでもどうかと思うと言われそうだな。
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オープンまでの待ち時間はたっぷりあるので、大きな川岸に移動して日陰になったベンチで日記を付けながらまったり。サーフボードの上に突っ立ってオールで漕ぎながら移動している人がいる。あんな遊びがあるんだ。向こう岸に巡礼路が見えているので、エステルでもやって来ないかなと期待してみる。エステルは来なかったけど、今朝会ったおばちゃん巡礼がやって来た。あの人もきっと同じホステルを目指しているのだろう。橋を渡り終えた所で待ち伏せしてホステルまで一緒に歩く。彼女はオーストラリアからやって来たジェーンで年齢は私より少し若いかな。
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まだ2時だが、二人でホステルの玄関を入ったところに調度レセプションの扉が開いたので運良くチェックインできる。1時間も早いチェックインなのでついてる。15ユーロで一人一部屋なのが喜ばしい。バスタオルとハンドタオルも部屋に付属していた。まぁ普通は当たり前だろけどアルベルゲばかり好んで泊まっているとこんなのも有り難いと感じる。かなり年季の入った部屋でシャワー・トイレは共同だが安くちゃ何でもオッケーだ。シャワー、洗濯し終えたらエステルが到着して隣の部屋に落ち着いた。面白い偶然が続くもんだ。
5時、キャッシング兼ねて買い物に出かけて行く。まだ100ユーロもあるのでピンチじゃないが、カードの決済日が27日なので、いまやると利息が3日分で済む計算だ。キャッシングの利息は年率15%と高額だが、それは1年借りた場合だ。返済が数日なら大した利息にはならないので決済日近くになったら追加キャッシングするのが利口な消費者だろう。今回は300ユーロできたので手持ちが大枚400ユーロになって気がでかくなる。昼前には開いていたので、後で買い物に来ようと目星を付けておいた店は午後になったら閉店してたので、昼に買い物したおばちゃんの店へ。
ここんちの食べ物はパン類とお菓子しかないので、ピザ一切れと明日用にボカディージョとドーナッツを仕入れる。それとビールのロング缶で9.3ユーロ。調理パンは世界中どこでも割りと高い。2度も買いに行ったので、おばちゃん小さなお菓子をサービスしてくれる。レチェがどうとか言ってたので牛乳を元にした揚げ菓子のようだ。砂糖が振りかけてあって甘い。オブリガード。
ビーサンだからか、こないだぶつけた足の親指が痛むようだ。旅先で、しかも体が資本の巡礼なので少しの変化でも悪化すると困るので気になる。
このオスタルは全室個室だが、巡礼仕様なのか簡単なキッチンがあってコップや電子レンジもあって便利。ピザをチンして食べたら美味しかった。おばちゃんの手作りだろう。飲み物の自販機が2台も設置してあるが、ファンタオレンジが1.2ユーロと高いようだ。高い自販機は滅多なことでは利用しない。 -
Wi-Fiを繋いだらヨンミちゃんから早速フェイスブックの申請が届いてた。そこには韓国ソウルのクラブで歌っているカッコいい姿があった!歩いているときは純朴そうな少女に見えたが、化粧もバッチリでずっと大人に見えた。やっぱりジャズシンガーだ。(写真はヨンミちゃんのフェイスブックのムービーから)
明日はビーゴまで歩を進める。ビーゴにはアルベルゲがないので、宿を予約しておくことにしよう。宿予約に利用している Hotels.com は10泊の利用で1泊分が無料になる。既にタダの権利をゲットしているので、今回はそれを使う。と言ってもどこでもタダになる訳じゃなく、利用した過去10泊の平均だから高いホテルには泊まることができない。念入りに調べてホテル・カナイマと言うのに決める。ホテルにしては休めだし立地もビーゴの中心なのでこれなら便利そうだ。Wベッドのシングルルームで一泊4,191円+税・サービス料込みで4,610円。無料分が3,580円なので、足が出た分の差額1.033円だけのお支払いで済む。これで明日の宿は安心。でも巡礼路からどのくらい外れるのかがさっぱり分からない。近づいたら早めにGPSで探すしかない。ビーゴは大都市なのでGPS電波届くかな?
仲良くなったエステルとジェーンが同じオスタルにいるのに、それぞれ個室なので顔を合わせる機会がない。個室はありがたいけど、こういう点では一長一短ありだな。
ポルトガルの道28 ビーゴ到達 Vigo
6月25日 日本出発から65日目
部屋の水道からはお湯が出たのでコーヒーを2杯飲む。いいねー、朝に温かなコーヒーが飲めるなんて。昨日、おばちゃんの雑貨屋から買っておいたボカディージョとクロワッサン風ドーナッツで朝飯。部屋のカギはドア廊下側に挿しっぱなしにしといたら、オスタルのおばちゃんが中にしてねと教えてくれる。更に、チェックアウトするときは廊下側に挿して出てってねとも。だから来た時に廊下側にカギが挿してあったのか。アルベルゲと同じ気になってたからドアにカギを掛ける意識がなかったよ。 -
8:15、出発だ。オーストラリアのジェーンは既に出発したようだが、隣りのエステルの部屋にはまだドアにカギが挿さってないので部屋にいるようだ。調度廊下に出てきたので挨拶して霧雨の中を出発。スペインの4人組が歩いていたので少し話して追い越す。歩くのがとても鈍いグループだったな。
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幹線路を外れて山の中へずんずんと入って行った山の中で矢印を見失い焦る。本物の山道なので背筋が寒くなるような危険を感じる。方向違いに行ってしまうとかなり危険だ。最後に見た地点まで戻ろうとするが、そこすらも見つからない。気分的には30分迷った気がするけど、実際はもっと短いだろな。分からない山道が怖くなったので安全な舗装路まで戻ってこっちを歩くことにする。濡れたグレーチングが斜めになっていた所でズルッと滑り転んでしまう。打った膝と手をついた際の指が痛むが、痛いのは短時間だけだったので良かった。雨の日は滑り易いのにちょっと油断した。箇条書きのような文が続いているが至って真剣だ。
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町に入った所に八百屋があったのでファンタオレンジ0.6ユーロを買って店先で立ったまま飲む。ごくごく。遠くのほうにビーゴらしいビル群が見えてるが、ここはまだ手前の町。段々と賑やかになってくると訳が分からなくなって来たのでタブレットの地図をみながら進む。GPS電波はキャッチできてないが、大雑把な位置は分かるので歩く方向はまぁ間違ってはいないだろう。
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とうとうビーゴのど真ん中にやって来た。人だらけで久々の大都会。ビルに囲まれた公園にやって来たが、ここから道は放射状に伸びているのでどこを行けばいいのか判断に苦しむ。ビルの谷間なので勿論GPSは当てにならない。方位磁石まで動員して、まぁこれだろうと思う道を進むことにする。
半信半疑のまま歩いていると、バックパックに下げた帆立貝を見たおじさんが後ろから声を掛けてくれる。オスタルでチンピラみたいなおっさんがくれた大きなホタテ貝が図らずも役に立った。話をすると巡礼経験者のようだ。カナダの人で、今は観光でやって来たらしい。自分の進む方向に自信がなかったので、ここが何処なのか尋ねたら Camerias 通りと教えてくれる。「ほらそこに書いてあるだろう」と。そう言えばこっちでは通りの名前が住所になっているのを思い出した。40日前にお世話になった診療所の受付で日本の住所を尋ねられたときに盛んに「通りの名前は?」と何度も言われてた。日本では住所を通りで現すことはないので説明のしようが無くて困ったんだった。 -
今居る位置が分からなくても通りの名前が分かったので進むべき方向も自ずと分かる。タブレット地図で、ここをこう行くと公園沿いの道になるから、そこをぐるっと回った所の交差点を左に曲がってうんたらかんたらと作戦を立てられる。歩いていくとちゃんと公園も現れたので気を良くする。それからは地図の通りに進むことが出来て無事に今晩の宿に到着。GPSが無くても今いる位置さえ分かれば地図を見ながら進むことが出来る。
ビーゴは過去数回訪れた町だけど宿泊は初めて。2回来た時は駅の周りをうろついただけで実際の街中へ入ったのは今回が初めてだ。まぁ大きい大きい。大きすぎて予約したホテルにたどり着くまで一苦労だった。Hotel Canaima には1時半に到着だが天気が悪いのでずっと遅い時間に感じる。安宿のホステルやオスタルじゃなくて本物のホテルは今回初利用。まぁ私が泊まるんだからホテルと言ってもツアーで泊まるような立派なのじゃ無くて、安いのに決まってますけどね。 -
外観は立派に見えたが中に入っていくと小さな子供がうろちょろしていて家族経営なのが分かった。部屋は最上階の7階、小さなバルコニーもついていて下の通りが見渡せる。でも部屋の天井が斜めってるので屋根裏部屋のようだ。この部屋が良いのか悪いのか分からないが私としたら上等の部類だ。
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勿論、トイレ・シャワールームも付属していてベッドは大きいWベッド。エアコンはなかったけど扇風機がある。快適だ。昼飯を求めて街に出ると、運良くスーパーの Froiz を見つける。1リットルビール、OIKOSヨーグルト2、KASレモン、チョリソーにバケツ野菜にバゲットパン。今回初物のスイカ4分の1も買ってみる。合計7.92ユーロ。円なら1030円と言うところ。日本で同じだけ買うなら半分も買えないだろう。いつもながら物価安のスペイン万歳。今日もカードでお支払い。
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食べ終わってから一眠り。暇なので明日の巡礼路を探しに行ってみよう。ビーゴ手前から巡礼路から離れてしまっているので、さっぱり分からない。でもビーゴを貫いて次の町レドンデラまで巡礼路は続いているので、この町のどっかにある筈。ふらふらしていると遠くに特徴のある見慣れた駅が現れる。2回利用した駅なので懐かしいから覗いていこう。まあ当たり前だが構内は前と同じだった。改札がないので電車のあるプラットホームまで入っていける。ガードマンさんに「CAMINOはどこ?」と尋ねるが、この人はCaminoを知らなかった。でも市内地図をどっかから持って来てくれる。オブリガード。地図にもCaminoルートは記されてないけど、ないよりずっとマシ。
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地図を見ると、ビーゴにもサンチャゴ教会があるのが分かったので、サンチャゴ巡礼者としてはこれは尋ねないとだろう。ホテルの前を逆方向に行くと大きなサンチャゴ教会が通りに面してあったので簡単に見つけられる。中に入っていってスタンプを押してもらえる。
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帰りに果物屋に寄ってトマト、ネクタリンにオレンジ1個で1.26ユーロ。店のお姉さんにカミーノは何処?と聞いたら、「カミーノかどうか知らないけど店の前をバックパックを背負った巡礼が良く歩いているよ」とのこと(スペイン語なので想像でそう理解した)。まぁ通りには矢印もないから本物の巡礼路ではないかも知れないが、ここを北上すればいずれ合流できるだろうと高をくくる。
ビーゴにアルベルゲはないので、みんなどこに泊まっているんだろうと気になる。明日はきっとレドンデラの公営アルベルゲに集合するかな?もしかしたらセントラルを行ったフィリップスやパベルに再会するかもとほのかな期待が生まれる。
ずっと使っている日記帳だが、日数が長いのでページ数が足りない年もあった。なので今回は最初から小さい文字で書くように勤めた結果、まだ沢山残りページがある。もうあと20日で旅が終わるので小さい文字で書かなくても大丈夫のようだ。これからは普通サイズで書くようにしようか。
ポルトガルの道29 懐かしやレドンデラ Redondela
6月26日 日本出発から66日目
ビーゴのホテル・カナイマ。残りの野菜とチョリソーをパンに挟んで朝飯。OIKOSヨーグルトとコーヒーも飲んでパワー充電完了。この部屋も蛇口からお湯が出るので便利だ。テレビを付けたら「くれよんしんちゃん」をやっていた。しんちゃんがスペイン語を喋っている。入念にパッキングして8:25スタート。天気がイマイチ。 -
ホテル前の道路には黄色い矢印がないが、ここを北上する意外に選択肢がない。どうせ巡礼路を外れていることだし、なるべく海沿いを歩いていればどっかで合流するだろう。でも田舎と違って都会では海岸沿いに造船所があったり会社が立ち並んだりしているので海岸線を歩くと言う訳にはいかず、なるべく海から離れないようにするのが精一杯。いずれにしてもこの道以外に歩く方法が見当たらない。
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9:55、最初の町にパン屋があったので休んでいくことにする。スペインに入っているのでお気に入りのコラカオが頼めるようになった。それとドーナッツで2.6ユーロ。カミーノからは外れているが、当たらずとも遠からずな感じがする。ちょっと心配なのは、この先に登場する複雑なラウンドアバウトだ。地図だととても大きな交差点に見えて、まるでインターチェンジかジャンクションに見える。もしかしたらあの交差点は自動車専用かも知れないな。歩行者は入っていけなかったらどうしようと一抹の不安が湧き上がる。
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さて、問題の交差点がやって来た。すると手前に黄色い矢印が出現!!おっ、何て幸運。矢印(編集で明るくしました)はあの細い坂を指しているようだ。これで間違いなしに進むことができる。交差点から矢印に導かれるまま坂を登りだす。それにしてもこの辺りが巡礼路になっていたんだなぁ。どこで合流したのか全然気が付かなかった。
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急な坂を登って行く途中からはビーゴ湾に掛かる大きな橋が見えてきた。あの橋はポルトとリスボンへ行くバスで2度通過したことがあるが外から見るのは初めてだった。
山の中に入っていくと結構な角度で長い坂が続いている。スティックを頼りにえっちらおっちら登っていくと、昨日の朝に見かけたスペインの4人グループが屋根つきのバス停で休んでいた。アハハ、また会ったと向こうも笑顔で迎えてくれる。いつも一人で歩いている私に興味を持ったのか、年齢は幾つなのか聞いてきたので、68と答えると一様にビックリしていた。まぁ日本人は若く見えるからね。メンバーの一人が足を故障していて、それで歩くのが鈍いと言っていたな。ブエンカミーノ。 -
下の方に町が見え出した。でも大きくはないので目指すレドンデラとは違うようだ。ここで逆方向からやって来た巡礼は日本人青年だった。へー、こんな若い子が歩いているよ。学生でもなさそうだし、どういう素性なのか謎だった。十字架を首から下げているのでカトリックかと聞いたら、そうだけど洗礼はまだだと良く分からないことを言っている。頼りなさそうな兄ちゃんなので、ちゃんと歩き通せるのかなぁと心配になるほどだった。
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町外れのラウンドアバウトでまた迷う。タブレットを出して確認してる最中に離れた所を行く巡礼を発見。あとに続く。徐々にレドンデラ市内に入って来て、こんな感じだったかなぁと言う街並みも出てきた。レドンデラは町を跨ぐ長くて高ーい鉄橋が特徴なのを思い出す。見るまで忘れてたよ。
やがて泊まったことのある公営アルベルゲ前に到着。まだ12時半なので1時のオープン前だった。既に十数人が並んでいるので最後尾にバックパックを置いて、誰か知り合いがいないかーと列の人たちを見ていくと、いたいた、フィリップスがいたよ。ポルトで別れたのが最後だったので、9日振りの再会だ。でもパベルの顔が見当たらないので、歩くのが遅く一日に歩く距離も短いパベルはまだここまでたどり着かないようだ。 -
約15人ほどが行列を作っているが、最初の数人から後ろは間をぐっと空けているので並んでいる風でもないらしい。単にベンチがあるところに座っているだけに見える。10mほど開いた空間に後からやって来た4人グループが入ったので、じゃぁ自分もその人たちの後ろに並んでしまおう。時間になったので受付開始。どやどやとアルベルゲの中に入っていく。順番通りじゃなく早いもん勝ちか?ベッドは指定じゃなくチェックインした順に好きなのを取れるスタイルだった。早い受付だったので選び放題。ここは場所によっては二つのベッドがぴったりと並んだ強制Wベッド状態。フィリップスは早い受付なのにWベッド状態を選んだな。余り気にならないのだろうか。私は隣が壁のシングルベッド状態を当然選ぶ。
ここはカミーノが合流する町なのでアルベルゲの収容人数も大きい。でもその割りにシャワーは男女別のが2つずつしかない。まぁ日本の温泉入浴じゃないんだからみんな短時間で終わらせることが出来るので、そんな不便でもないかな。物干しは湿度の高いシャワールーム内なので乾くのは絶望的。 -
スーパーへ買出し。久しぶりに生ハム1ユーロとペーストのチーズ、今日はビールじゃなくて1リットル白ワイン。ヨーグルト4にクロワッサンで7ユーロほど。キッチンで飲み始めたらフィリップスがやって来たので広げた物を自由に飲み食いさせたる。ガリシア州のアルベルゲには食器も何も置いてないので、ワイン用のコップがないと言ってる。「フィリップスはペットボトルを持ってるじゃん、それをナイフでカットすればコップになるよ」と身振りを交えて提案したらさっさと不器用にカットしてコップを完成させた。自分のコップは昨日のホテルから持ってきたプラコップだが、これが軟くてバックパックの横に挿しておいたらビキッと割れていた。でも割れてない所に上手にワインを注げば使うことができる。次は自分もペットボトルをカットしてコップを作ろう。フィリップスは要領のいいところがあって、それは時々感じていたが今回も最後に1枚残った生ハムをぺロッと食べてしまった。普通は飲み食いさせて貰ってるんだから遠慮するだろー。
そこへエステルがやって来た。この子は色んな服を持っていて、とっかえひっかえ色んな格好をしている。バックパックの中身はみんな衣服なのかな。 -
ワールドカップはフィリップスの地元フランスが試合をやる日なのでテレビを見に行こうと誘われてバルへ。もう酒はいいのでコラカオにする。近くに顔見知りの巡礼の女の子がいたので、声を掛けたら一緒のテーブルになっていいかとやって来てくれる。ロシアの子だった。今回がファースト・カミーノだそうだ。ロシアはバリバリの共産国なので巡礼にやって来る人はとても少ないが、たまーに会うことができる。それでも4年間に会ったロシア人はこの子で3人目かな。2年前に会ったのは夫婦で、名前をセブトラナとルステルと言った。物覚えが悪い私にしては不思議なほど覚えている。スパシーバ(ありがとう)だけロシア語で言えて、あとは簡単な英語でお喋りする。
女の子はスーパーへ行き、テレビを見続けているフィリップスを残してアルベルゲ前のベンチでまったりする。もっと知り合いがやって来ないかなーと待ってみたが、今日はもう誰も来なかった。
歩く歩く歩く2018 ポルトガル人の道7の30へ続く
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