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 フランス人の道9   久々の日本人巡礼<br /><br />5月18日 歩き25日目<br /> 6時前に起きて出発準備をするが、これでも遅いくらいだろう。フランス人の道を歩く人たちは本当に朝が早い。たくさんの巡礼が歩く道なので、ベッドが満タンになる前にアルベルゲに到達する意識が強いのだろう。私の今の足では競争にならないので、その代わりに距離を短くしてアルベルゲに早く入るのが吉だ。キッチンに移動してバゲットパンを半分に切り、誰かが置いてったジャム、バターをたっぷり塗って食べる。みんな惜しげもなく残った食材を置いていくので節約派の私には好都合。みなさんありがとさんです有り難く頂きました。ヨーグルト2個も食べて健康的。<br /><br /> 処方された痛み止めを飲んでボルタレンを塗って出発したけど、やっぱり痛いので今日もスティックで右足を庇いながらピョコタンと歩く。

歩く歩く歩く2018の6 フランス人の道2の9

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2018/04/22 - 2018/07/15

177位(同エリア507件中)

旅行記グループ 歩く歩く歩く 2018

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38

おく

おくさん

フランス人の道9   久々の日本人巡礼

5月18日 歩き25日目
 6時前に起きて出発準備をするが、これでも遅いくらいだろう。フランス人の道を歩く人たちは本当に朝が早い。たくさんの巡礼が歩く道なので、ベッドが満タンになる前にアルベルゲに到達する意識が強いのだろう。私の今の足では競争にならないので、その代わりに距離を短くしてアルベルゲに早く入るのが吉だ。キッチンに移動してバゲットパンを半分に切り、誰かが置いてったジャム、バターをたっぷり塗って食べる。みんな惜しげもなく残った食材を置いていくので節約派の私には好都合。みなさんありがとさんです有り難く頂きました。ヨーグルト2個も食べて健康的。

 処方された痛み止めを飲んでボルタレンを塗って出発したけど、やっぱり痛いので今日もスティックで右足を庇いながらピョコタンと歩く。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
徒歩
航空会社
カタール航空
旅行の手配内容
個別手配
  •  お城はポンフェラーダ城。後ろからきた巡礼とシャッターの押しっこをする。この町最大の名所だが時間前なので今年も入れずじまい。何度来れば中に入れるんだろう。<br /><br /> 今日も巡礼が途切れることなく続いている。まだ巡礼最盛期には程遠い5月なのに、夏休みになったら一体どのくらいの人たちが歩くのだろう?考えただけでも恐ろしい。ポンフェラーダの町を抜けるのに狭い路地サイズの道をぐねぐねと歩き、教会裏の可愛らしいマリア像の前を歩く。この像は小さくて可愛らしいので良く覚えている。

     お城はポンフェラーダ城。後ろからきた巡礼とシャッターの押しっこをする。この町最大の名所だが時間前なので今年も入れずじまい。何度来れば中に入れるんだろう。

     今日も巡礼が途切れることなく続いている。まだ巡礼最盛期には程遠い5月なのに、夏休みになったら一体どのくらいの人たちが歩くのだろう?考えただけでも恐ろしい。ポンフェラーダの町を抜けるのに狭い路地サイズの道をぐねぐねと歩き、教会裏の可愛らしいマリア像の前を歩く。この像は小さくて可愛らしいので良く覚えている。

  •  村の外れに農業用と思われる小川が流れていたので腫れて熱を持っている右足をドボンと突っ込んで冷やすことにする。とても冷たいけどここは我慢だ。通りがかった紳士の巡礼が、痛いのなら薬があるよと声を掛けてくれるが、薬は持っているので大丈夫。がっちり冷やすと状態は少しは上向きになるようなので機会があったらまたやろう。しばらく歩いた先に、また水飲み場を見つけたのでここでも冷やすことにする。でもここはペンキなのか黒い油なのか、知らずにその上に帽子を敷いて腰を下ろしたのでベッタリと付いてしまった。水洗いだけじゃとても取れないので失敗した。

     村の外れに農業用と思われる小川が流れていたので腫れて熱を持っている右足をドボンと突っ込んで冷やすことにする。とても冷たいけどここは我慢だ。通りがかった紳士の巡礼が、痛いのなら薬があるよと声を掛けてくれるが、薬は持っているので大丈夫。がっちり冷やすと状態は少しは上向きになるようなので機会があったらまたやろう。しばらく歩いた先に、また水飲み場を見つけたのでここでも冷やすことにする。でもここはペンキなのか黒い油なのか、知らずにその上に帽子を敷いて腰を下ろしたのでベッタリと付いてしまった。水洗いだけじゃとても取れないので失敗した。

  •  11時半、15キロ歩きカカベロスの町までやってきた。昨日の6キロから比べたら頑張った方だ。通りにある小さな教会を覗くと何やら展示してあったので入ってみる。祭りで使用する神輿なのかな?珍しい物が見られた。この隣にティエンダがあったので冷えた缶ビールを買って教会隣りのベンチで一息つく。ちょっと良い時間。カカベロスのアルベルゲは町を越えた所にあって12時オープンだ。ここでゆっくりしてから向かうので丁度いい。<br />

     11時半、15キロ歩きカカベロスの町までやってきた。昨日の6キロから比べたら頑張った方だ。通りにある小さな教会を覗くと何やら展示してあったので入ってみる。祭りで使用する神輿なのかな?珍しい物が見られた。この隣にティエンダがあったので冷えた缶ビールを買って教会隣りのベンチで一息つく。ちょっと良い時間。カカベロスのアルベルゲは町を越えた所にあって12時オープンだ。ここでゆっくりしてから向かうので丁度いい。

  •  12:10、アルベルゲにチェックイン。ここは5ユーロ。元気ならもう一つ先のビジャフランカまで行くのだが今の状態ではここが分相応というものだろう。このアルベルゲはツインルームが聖堂の周りをぐるっと囲んでいるという珍しい造り。既に5人の女性がチェックインしていて、フランス人の道は女性の割合が高いような気がする。やっぱり安心して歩けるからかな。あとコリアがいっぱい。全体の2割くらいいるんじゃなかろうか。韓国語だけで巡礼ができそうだ。<br /><br /> この部屋のもうひとつのベッドには日本人男性が入ってきて、隣の部屋にも日本人女性がいる。この道は運がいいと日本人と出会えるが、マドリッドの道では運がいいと巡礼に出会えるだったな。<br /><br /> 食料を調達しにカカベロスの町へ戻っていく。でも足が痛いので遠くまで行きたくないから3年前にも利用した小さな店で手を打つ。ガラスケースの中にエンパナダがあったが、ここんちのは硬くて不味かったので買わずに500ミリ缶ビールにファンタ、それと木の実1袋で4ユーロと少し。今日も粗食。痩せる筈だよ。

     12:10、アルベルゲにチェックイン。ここは5ユーロ。元気ならもう一つ先のビジャフランカまで行くのだが今の状態ではここが分相応というものだろう。このアルベルゲはツインルームが聖堂の周りをぐるっと囲んでいるという珍しい造り。既に5人の女性がチェックインしていて、フランス人の道は女性の割合が高いような気がする。やっぱり安心して歩けるからかな。あとコリアがいっぱい。全体の2割くらいいるんじゃなかろうか。韓国語だけで巡礼ができそうだ。

     この部屋のもうひとつのベッドには日本人男性が入ってきて、隣の部屋にも日本人女性がいる。この道は運がいいと日本人と出会えるが、マドリッドの道では運がいいと巡礼に出会えるだったな。

     食料を調達しにカカベロスの町へ戻っていく。でも足が痛いので遠くまで行きたくないから3年前にも利用した小さな店で手を打つ。ガラスケースの中にエンパナダがあったが、ここんちのは硬くて不味かったので買わずに500ミリ缶ビールにファンタ、それと木の実1袋で4ユーロと少し。今日も粗食。痩せる筈だよ。

  •  同室の日本人、Kさんは四国高知の人。四国遍路の面白い話を色々聞かせてもらった。昨年は大阪の人と会って、その人からも四国遍路の話を色々聞かせてもらったし、やっぱり巡礼路を歩いている性格上、四国遍路に興味を持つ日本人は沢山いるようだ。Kさんは南米に赴任していたこともあって、スペイン語がぺらぺら。南米からやって来たソロのおばちゃん巡礼とスペイン語で普通に会話している。とても羨ましい。南米からやって来る人とも時たま出会うことがあるが、彼らは信仰心が強いので真面目に巡礼してるそうだ。それと比べて欧米の人はチャラチャラしてる巡礼が多いとも言っていた。チャラチャラした若者は良く目にするが、南米の人のことは初耳だった。そうだったんだ、これからは意識して南米の人を見てみよう。<br /><br /><br /> フランス人の道10   アルベルゲ寿司<br /><br />5月19日 歩き26日目<br /> 同室のKさんは真っ暗な6時に出発していったが、私はいつものように明るくなり始めた7時前に出発。今日はトラバデロ村のアルベルゲSUSIを目指す。何でかと言うと、ネット情報によるとここんちの家庭料理が素晴らしいと書かれていたから。SUSIって寿司かな?家庭料理って寿司のこと?もしかして日本人経営のアルベルゲ?今から期待(妄想)が膨らむ。

     同室の日本人、Kさんは四国高知の人。四国遍路の面白い話を色々聞かせてもらった。昨年は大阪の人と会って、その人からも四国遍路の話を色々聞かせてもらったし、やっぱり巡礼路を歩いている性格上、四国遍路に興味を持つ日本人は沢山いるようだ。Kさんは南米に赴任していたこともあって、スペイン語がぺらぺら。南米からやって来たソロのおばちゃん巡礼とスペイン語で普通に会話している。とても羨ましい。南米からやって来る人とも時たま出会うことがあるが、彼らは信仰心が強いので真面目に巡礼してるそうだ。それと比べて欧米の人はチャラチャラしてる巡礼が多いとも言っていた。チャラチャラした若者は良く目にするが、南米の人のことは初耳だった。そうだったんだ、これからは意識して南米の人を見てみよう。


    フランス人の道10   アルベルゲ寿司

    5月19日 歩き26日目
     同室のKさんは真っ暗な6時に出発していったが、私はいつものように明るくなり始めた7時前に出発。今日はトラバデロ村のアルベルゲSUSIを目指す。何でかと言うと、ネット情報によるとここんちの家庭料理が素晴らしいと書かれていたから。SUSIって寿司かな?家庭料理って寿司のこと?もしかして日本人経営のアルベルゲ?今から期待(妄想)が膨らむ。

  •  今日は途中から道は二手に分かれる。一本は山の中に入って行き、もうひとつはこのまま舗装路を歩き続ける。今の足では舗装路を選択するのが賢明だ。もう1本は前に歩いたことあるし。私の前を一人のソロ女性が歩き出したが、ほとんどの人たちは山の道を選んだ。女性は快適に歩くので、ぴょこたんと歩く私との距離はぐんぐんと開いていく。でも何故か暫く経ってから後ろからやって来たな。なんで?話してみるとアメリカからやって来たお嬢さんでミシェルと言った。ミシェルか、大天使ミカエル、男ならマイケルだろう。ビートルズの歌でもお馴染みなのですぐ名前を覚えられた。昨年、日本に行ったそうなので片言英語で盛り上がる。日本に行った事のある欧米人は想像よりずっといる。

     今日は途中から道は二手に分かれる。一本は山の中に入って行き、もうひとつはこのまま舗装路を歩き続ける。今の足では舗装路を選択するのが賢明だ。もう1本は前に歩いたことあるし。私の前を一人のソロ女性が歩き出したが、ほとんどの人たちは山の道を選んだ。女性は快適に歩くので、ぴょこたんと歩く私との距離はぐんぐんと開いていく。でも何故か暫く経ってから後ろからやって来たな。なんで?話してみるとアメリカからやって来たお嬢さんでミシェルと言った。ミシェルか、大天使ミカエル、男ならマイケルだろう。ビートルズの歌でもお馴染みなのですぐ名前を覚えられた。昨年、日本に行ったそうなので片言英語で盛り上がる。日本に行った事のある欧米人は想像よりずっといる。

  •  2時間歩いてVillafranca del Bierzo に到着。ここには許しの門という名所がある。サンチャゴ巡礼が今よりずっと命がけだった中世の時代、これからオ・セブレイロ(セブドイロだったかな?)の難所に向かわなければならない巡礼に、ここまで到達すればサンチャゴまで行かなくてもオッケーとの許可が当時の教皇から下されたそうだ(確かそう)。「ココまでで許す」で許しの門か。<br /><br />※お役立ち情報<br />  写真は許しの門ではなく、ただの城のようです。許しの門は普通の教会脇にあるので知らないと見落としてしまいますが、村に入った所の巡礼路沿いにあります。<br /><br /> すぐやって来たミシェルと写真の撮りっこをするが、すぐまた会うだろうと思ってミシェルの写真は撮らなかった。ミシェルはここでコーヒー休憩にすると言って自分も誘われるが、足のせいで鈍いから先に進むことにする。どうせまた会うだろうと思ったが、ミシェルとはこれ切り会うことはなかった。

     2時間歩いてVillafranca del Bierzo に到着。ここには許しの門という名所がある。サンチャゴ巡礼が今よりずっと命がけだった中世の時代、これからオ・セブレイロ(セブドイロだったかな?)の難所に向かわなければならない巡礼に、ここまで到達すればサンチャゴまで行かなくてもオッケーとの許可が当時の教皇から下されたそうだ(確かそう)。「ココまでで許す」で許しの門か。

    ※お役立ち情報
     写真は許しの門ではなく、ただの城のようです。許しの門は普通の教会脇にあるので知らないと見落としてしまいますが、村に入った所の巡礼路沿いにあります。

     すぐやって来たミシェルと写真の撮りっこをするが、すぐまた会うだろうと思ってミシェルの写真は撮らなかった。ミシェルはここでコーヒー休憩にすると言って自分も誘われるが、足のせいで鈍いから先に進むことにする。どうせまた会うだろうと思ったが、ミシェルとはこれ切り会うことはなかった。

  •  粗食が続いてるので何か食べたいなー。店がないかなーと道の両側を見ながら歩いていると、運良く町を出るところに小さなスーパーが店開きしてたので缶ビールにオイコスヨーグルト、オレンジで2.41ユーロを買って隣のベンチで手持ちのパンと一緒に食べる。朝飯にビール、日本ならやらないがここはスペイン。加えて旅行中(巡礼だけど)なので朝でも昼でもビールは飲んでも罪悪感はない。安いし。

     粗食が続いてるので何か食べたいなー。店がないかなーと道の両側を見ながら歩いていると、運良く町を出るところに小さなスーパーが店開きしてたので缶ビールにオイコスヨーグルト、オレンジで2.41ユーロを買って隣のベンチで手持ちのパンと一緒に食べる。朝飯にビール、日本ならやらないがここはスペイン。加えて旅行中(巡礼だけど)なので朝でも昼でもビールは飲んでも罪悪感はない。安いし。

  •  町外れからはまた巡礼路は2本に分かれる。1つは山の上を歩き景色はグーだが最初に急角度の上りがある。もうひとつは川沿いのなだらかな舗装路。3年前に山コースを歩いたし、足も痛いので当然川沿いのイージーウェーを選択。川沿いの道は徐々に高度を上げているようだが、ゆるい上り坂の方が足の痛みが軽減される。緩い上りが大好きになった。逆に、下りは緩い下りでも痛みが増すので危険な感じがする。ここで韓国の団体に出会った。聞いたら総勢22名の大巡礼団。いつにも増してコリアンが多い巡礼路となり、間に挟まれて歩くような展開に。ちょっとやだな。<br /><br />  処方して貰った痛み止めは効くのが遅く持続時間が短めな気がしてきた。箱に書いてあるスペイン語を読んだら「イブプロフェン」と読めるので、テレビで宣伝してる薬と同じようだ。日本から持参の痛み止めも持っているので、そっちを試してみようかな。処方された薬が効き目を発するのはどうやら服用してから2時間くらい掛かる気がする。朝起きてから飲んだんじゃ痛いまま歩き出さなくてはならないようだ。どうしようかな。

     町外れからはまた巡礼路は2本に分かれる。1つは山の上を歩き景色はグーだが最初に急角度の上りがある。もうひとつは川沿いのなだらかな舗装路。3年前に山コースを歩いたし、足も痛いので当然川沿いのイージーウェーを選択。川沿いの道は徐々に高度を上げているようだが、ゆるい上り坂の方が足の痛みが軽減される。緩い上りが大好きになった。逆に、下りは緩い下りでも痛みが増すので危険な感じがする。ここで韓国の団体に出会った。聞いたら総勢22名の大巡礼団。いつにも増してコリアンが多い巡礼路となり、間に挟まれて歩くような展開に。ちょっとやだな。

     処方して貰った痛み止めは効くのが遅く持続時間が短めな気がしてきた。箱に書いてあるスペイン語を読んだら「イブプロフェン」と読めるので、テレビで宣伝してる薬と同じようだ。日本から持参の痛み止めも持っているので、そっちを試してみようかな。処方された薬が効き目を発するのはどうやら服用してから2時間くらい掛かる気がする。朝起きてから飲んだんじゃ痛いまま歩き出さなくてはならないようだ。どうしようかな。

  •  その後2時間半歩いて12時ちょいに目的地 Trabadelo 村の私営アルベルゲ SUSI に到着。看板には Albergue SUSI じゃなくて CASA SUSI となってるんだな。カサはアルベルゲよりランクが上の宿だが、料金が同じなら名前なんか何でもいいや。チェックインは13時なので、その前に足を冷やしたいと伝えたら近くの川を紹介してくれる。畑の細い道を伝って日陰になった川に出る。幅10mの川で雪解け水かと思えるくらいとても冷たい。冷たすぎて長い時間入れとけないので出したり入れたり20分ほど冷やしたので足はキンキン。<br /><br /> 川の反対側、ここから離れた橋の下に羊の群れが現れて押し合いへし合いしている。ばっかだなー、おっこちるぞ。牧羊犬もお目付けで付いて来ている。しばらくしたらその牧羊犬が羊をおっぽり出して自分の正面に現れてこちらをじっと見ている。大きな川が間にあるので心配はないが、どうやら見慣れない人間がいたので警戒してるらしい。仕事熱心なんだな。白黒のブチで毛長種。むかし家で飼っていたクロと良く似ているので、まさかクロの生まれ変わりが私を覚えててやって来たんじゃないよなと、現実味のないことを妄想した。「クロッ」と呼びかけたら川を泳いで来られると困るので、声はかけないでおく。

     その後2時間半歩いて12時ちょいに目的地 Trabadelo 村の私営アルベルゲ SUSI に到着。看板には Albergue SUSI じゃなくて CASA SUSI となってるんだな。カサはアルベルゲよりランクが上の宿だが、料金が同じなら名前なんか何でもいいや。チェックインは13時なので、その前に足を冷やしたいと伝えたら近くの川を紹介してくれる。畑の細い道を伝って日陰になった川に出る。幅10mの川で雪解け水かと思えるくらいとても冷たい。冷たすぎて長い時間入れとけないので出したり入れたり20分ほど冷やしたので足はキンキン。

     川の反対側、ここから離れた橋の下に羊の群れが現れて押し合いへし合いしている。ばっかだなー、おっこちるぞ。牧羊犬もお目付けで付いて来ている。しばらくしたらその牧羊犬が羊をおっぽり出して自分の正面に現れてこちらをじっと見ている。大きな川が間にあるので心配はないが、どうやら見慣れない人間がいたので警戒してるらしい。仕事熱心なんだな。白黒のブチで毛長種。むかし家で飼っていたクロと良く似ているので、まさかクロの生まれ変わりが私を覚えててやって来たんじゃないよなと、現実味のないことを妄想した。「クロッ」と呼びかけたら川を泳いで来られると困るので、声はかけないでおく。

  •  今回初の私営アルベルゲ。ベッド5ユーロ、夕食10ユーロと私営にしては格安。でも朝食は4ユーロと高めなのでそれは止めといた。ベッドルームはご覧のように石つくりの部屋に平ベッドが快適に並んでいる。キャッホーだ。<br /><br /> SUSI はスージーと読むそうで寿司ではなかった。スージーはおかみさんの名前。それを言ったら笑われる。雑貨屋から缶ビール2とジュース、チョコパン一袋を買って来る。ビール以外は明日の朝食用だ。全部で4ユーロと少し。山の中なので若干高いようだが納得の値段だ。ちなみにアルベルゲで売っている缶ビールも銘柄によっては雑貨屋と同じ値段だった。良心的~。夕飯は7時半と遅いので、それまでビールと手持ちのチーズ、豆で繋ぐことにする。<br /><br /> 外のテーブルで飲んでいるのだが、同じテーブルでせっせと日記を書いている婦人がいる。聞けばニュージーランド(前のベスとは別人)から一人でやって来たジョーおばちゃん。ジョーって女性の名前にもなるんか。オールドブラックジョーや矢吹ジョーは男だったよな。年は60歳と自分から言っている。膝を痛めているそうなので、自分もこうだと赤く腫れた脛を見せて自慢する。明日はショートコースを予定していて、既にオスタルを予約済みだそうだ。それは安心でいいね。自分もそうしたいよ。

     今回初の私営アルベルゲ。ベッド5ユーロ、夕食10ユーロと私営にしては格安。でも朝食は4ユーロと高めなのでそれは止めといた。ベッドルームはご覧のように石つくりの部屋に平ベッドが快適に並んでいる。キャッホーだ。

     SUSI はスージーと読むそうで寿司ではなかった。スージーはおかみさんの名前。それを言ったら笑われる。雑貨屋から缶ビール2とジュース、チョコパン一袋を買って来る。ビール以外は明日の朝食用だ。全部で4ユーロと少し。山の中なので若干高いようだが納得の値段だ。ちなみにアルベルゲで売っている缶ビールも銘柄によっては雑貨屋と同じ値段だった。良心的~。夕飯は7時半と遅いので、それまでビールと手持ちのチーズ、豆で繋ぐことにする。

     外のテーブルで飲んでいるのだが、同じテーブルでせっせと日記を書いている婦人がいる。聞けばニュージーランド(前のベスとは別人)から一人でやって来たジョーおばちゃん。ジョーって女性の名前にもなるんか。オールドブラックジョーや矢吹ジョーは男だったよな。年は60歳と自分から言っている。膝を痛めているそうなので、自分もこうだと赤く腫れた脛を見せて自慢する。明日はショートコースを予定していて、既にオスタルを予約済みだそうだ。それは安心でいいね。自分もそうしたいよ。

  •  夕飯は大きなテーブルを囲んでみんなで頂く。本当に地元の料理でおしゃれとは無縁だが、本物のスペインの家庭料理を食べた気がした。スープもメインも食べる前におかみさんのスージーが説明してるがチンプンカンプン。でもスープはカボチャでメインはマメ料理らしいのだけは分かった。材料は珍しい物じゃないので、そりゃ食べれば私でもそれくらいは分かるだろう。ベッド数は少ないので簡単にコンプリートの札が表に張り出された。このトラバデロ村には公営アルベルゲだけでも2軒あるし、私営もあるからここが満員でも問題ない。3年前に泊まった公営まで写真を撮りに行って来る。

     夕飯は大きなテーブルを囲んでみんなで頂く。本当に地元の料理でおしゃれとは無縁だが、本物のスペインの家庭料理を食べた気がした。スープもメインも食べる前におかみさんのスージーが説明してるがチンプンカンプン。でもスープはカボチャでメインはマメ料理らしいのだけは分かった。材料は珍しい物じゃないので、そりゃ食べれば私でもそれくらいは分かるだろう。ベッド数は少ないので簡単にコンプリートの札が表に張り出された。このトラバデロ村には公営アルベルゲだけでも2軒あるし、私営もあるからここが満員でも問題ない。3年前に泊まった公営まで写真を撮りに行って来る。

  •  おかみさんのスージーはオーストラリア人なので英語ネイティブだが勿論スペイン語も話す。親切なおかみさんに和風マリアカードを上げてからスペイン語で「私は SUSI が好き」と寿司を食べる真似。「同じように SUSI も好き」と両手をおかみさんに向けるギャグをかましたら、大きな胸をぐりぐり押し付けながらハグしてきたので、ちょっとギョッとした。見てると他の女性にも同じようにギュギュギューっと絞め殺す勢いで熱いハグをしているので情熱的な人のようだ。<br /><br /><br /> フランス人の道11   団体ツアー2つ<br /><br />5月20日 歩き27日目<br /> 6時に起きて出発準備をする。キッチンへ移動すると朝飯セットがカウンターの上に4人分並んでいたので朝食を頼んだのは4人だけなのが分かった。ここには十数人が泊まっているので、みんなも私と同じように朝飯で4ユーロは高いと感じたんだろうか?私は朝飯を頼んでいないので、自前のチョコパンとオイコスヨーグルトを食べる。オスピタレロは朝は顔を出さないようだ。

     おかみさんのスージーはオーストラリア人なので英語ネイティブだが勿論スペイン語も話す。親切なおかみさんに和風マリアカードを上げてからスペイン語で「私は SUSI が好き」と寿司を食べる真似。「同じように SUSI も好き」と両手をおかみさんに向けるギャグをかましたら、大きな胸をぐりぐり押し付けながらハグしてきたので、ちょっとギョッとした。見てると他の女性にも同じようにギュギュギューっと絞め殺す勢いで熱いハグをしているので情熱的な人のようだ。


    フランス人の道11   団体ツアー2つ

    5月20日 歩き27日目
     6時に起きて出発準備をする。キッチンへ移動すると朝飯セットがカウンターの上に4人分並んでいたので朝食を頼んだのは4人だけなのが分かった。ここには十数人が泊まっているので、みんなも私と同じように朝飯で4ユーロは高いと感じたんだろうか?私は朝飯を頼んでいないので、自前のチョコパンとオイコスヨーグルトを食べる。オスピタレロは朝は顔を出さないようだ。

  •  昨晩の夕食時に隣に座った体格のいいおばちゃんもやって来て一緒のテーブルで何か食べている。この人は70過ぎかと思ったが私より1歳年下の67歳だった。欧米人は大人になるのが早いが同時に年を取るのも早い。おばちゃんが出発しそうになったので、もう数日一緒になっていることだしカメラを目の前に掲げて「フォトフォト」と言いながら撮ろうとしたら、何故か手を伸ばしてカメラを触ろうとしている。ストロボをたいて撮ったらやっと「お、フォト!」と言った。目の前にあるのに触らないと分からないらしい。そしたらバックパックに付けていたバッジを見せてくれる。バッジの絵柄を見ると、どうも目が悪い人のようだ。さらにバックパックのサイドポケットから折りたたみの白杖も取り出して見せてくれたので弱視なのが分かった。目の前のカメラさえ触らないと分からないのに毎日知らない道を歩くんじゃ大変だなー。道標や黄色い矢印なんか見えないだろう。狭い山道で踏み外すこともあるか知れない。どのくらい困難な旅なのか想像できないほどだ。それで昨日、オスピタレロが「あなたには特別なベッドを用意した」と言って、出入り口とトイレに一番近い一人用ブースをおばちゃんに提供した謎が分かった。巡礼していると、たまにこのような篤い信仰心で歩いている人と出会うことがある。心の内は見えないのでもっと居るのかも知れないが、このように見るだけで想像できる人も中にはいる。ちなみに私はほぼ遊び半分で歩いていて、その内信仰心は何パーかと問われれば、まぁ5パーくらいかな(とほほ)。おばちゃんは私より少し早めに出発するので「ブエンカミーノ」と言って送り出す。<br /><br /> 7時ちょっと前に出発。今朝は足を引きずらなくても歩けるようだ。早めに飲んだ痛み止めが効いたかな。だが注意してスティックで庇いながら7割の速度で歩くことにする。ゆっくりゆっくり。村を出る途中で私営アルベルゲの前に立っていた青年に声を掛けられた。見るからにコリア顔なので日本語で話しかけて来たことに驚く。あの韓国団体ツアーのメンバーらしい。斜めがけのバックひとつで凄い軽装。ちょっと立ち話してブエンカミーノ。<br />

     昨晩の夕食時に隣に座った体格のいいおばちゃんもやって来て一緒のテーブルで何か食べている。この人は70過ぎかと思ったが私より1歳年下の67歳だった。欧米人は大人になるのが早いが同時に年を取るのも早い。おばちゃんが出発しそうになったので、もう数日一緒になっていることだしカメラを目の前に掲げて「フォトフォト」と言いながら撮ろうとしたら、何故か手を伸ばしてカメラを触ろうとしている。ストロボをたいて撮ったらやっと「お、フォト!」と言った。目の前にあるのに触らないと分からないらしい。そしたらバックパックに付けていたバッジを見せてくれる。バッジの絵柄を見ると、どうも目が悪い人のようだ。さらにバックパックのサイドポケットから折りたたみの白杖も取り出して見せてくれたので弱視なのが分かった。目の前のカメラさえ触らないと分からないのに毎日知らない道を歩くんじゃ大変だなー。道標や黄色い矢印なんか見えないだろう。狭い山道で踏み外すこともあるか知れない。どのくらい困難な旅なのか想像できないほどだ。それで昨日、オスピタレロが「あなたには特別なベッドを用意した」と言って、出入り口とトイレに一番近い一人用ブースをおばちゃんに提供した謎が分かった。巡礼していると、たまにこのような篤い信仰心で歩いている人と出会うことがある。心の内は見えないのでもっと居るのかも知れないが、このように見るだけで想像できる人も中にはいる。ちなみに私はほぼ遊び半分で歩いていて、その内信仰心は何パーかと問われれば、まぁ5パーくらいかな(とほほ)。おばちゃんは私より少し早めに出発するので「ブエンカミーノ」と言って送り出す。

     7時ちょっと前に出発。今朝は足を引きずらなくても歩けるようだ。早めに飲んだ痛み止めが効いたかな。だが注意してスティックで庇いながら7割の速度で歩くことにする。ゆっくりゆっくり。村を出る途中で私営アルベルゲの前に立っていた青年に声を掛けられた。見るからにコリア顔なので日本語で話しかけて来たことに驚く。あの韓国団体ツアーのメンバーらしい。斜めがけのバックひとつで凄い軽装。ちょっと立ち話してブエンカミーノ。

  •  しばらく歩いた急坂で、昨晩のアルベルゲでお喋りしたアルゼンチンの自転車夫婦が声を掛けながら追い越していった。こんだけ坂がきついと自転車も大変だな。後ろ姿に「アニモー(がんばれ)」と声を掛ける。でも登りきれば楽しいダウンヒルが待っているのだから苦しいのは半分だ。歩きは、特に今の私には下りの方がしんどい。<br /><br /> 3年前にも休んだ石のテーブルのある所で一休み。暖かい陽の光に背中を当て、気持ちいーと言いながら日記を書く。毎日せっせと書かないと何しろ日数が長いので片っ端から忘れてしまいそうだ。

     しばらく歩いた急坂で、昨晩のアルベルゲでお喋りしたアルゼンチンの自転車夫婦が声を掛けながら追い越していった。こんだけ坂がきついと自転車も大変だな。後ろ姿に「アニモー(がんばれ)」と声を掛ける。でも登りきれば楽しいダウンヒルが待っているのだから苦しいのは半分だ。歩きは、特に今の私には下りの方がしんどい。

     3年前にも休んだ石のテーブルのある所で一休み。暖かい陽の光に背中を当て、気持ちいーと言いながら日記を書く。毎日せっせと書かないと何しろ日数が長いので片っ端から忘れてしまいそうだ。

  •  小さい村を幾つか通り越して行くと舗装路と土の道との分岐に差し掛かる。自転車は舗装路を直進、歩きは左の土の道へと矢印がついている。前回は土の道を歩いたが、今回はぴょこたん歩きなので舗装路を選択する。舗装路は距離が長いか知れないけど、アップダウンは少なめだろうとの期待で。同じように舗装路を選択した人が前に一人歩いているな。<br /><br /> 舗装路は面白みのない道だった。途中、ブラジルの自転車グループと数回一緒になって、その都度シャッターを頼まれる。自転車なのに上がるのが鈍いんだな、歩みの鈍い私と同じかよ。暫く歩いて行くと谷の向こう側に細い道が見えるが、あれが歩き用の巡礼路かな?でも歩いている人は一人もいないので、また別の道か。<br />

     小さい村を幾つか通り越して行くと舗装路と土の道との分岐に差し掛かる。自転車は舗装路を直進、歩きは左の土の道へと矢印がついている。前回は土の道を歩いたが、今回はぴょこたん歩きなので舗装路を選択する。舗装路は距離が長いか知れないけど、アップダウンは少なめだろうとの期待で。同じように舗装路を選択した人が前に一人歩いているな。

     舗装路は面白みのない道だった。途中、ブラジルの自転車グループと数回一緒になって、その都度シャッターを頼まれる。自転車なのに上がるのが鈍いんだな、歩みの鈍い私と同じかよ。暫く歩いて行くと谷の向こう側に細い道が見えるが、あれが歩き用の巡礼路かな?でも歩いている人は一人もいないので、また別の道か。

  •  反対側の山の上に人家が見えてきた。あそこが合流地点のようだ。単調な道を歩き続けてやっと小さな村迄やってきた。弱視のおばちゃんがバルで休んでいたので声を掛けてみる。私の顔は分からないんじゃないかなと思って「ジャパニーズだよ」と言ってみる。おばちゃんは同じテーブルの数人と談笑していたので目は弱くてもコミュニケーション能力はあるようなので安心した。困っていれば巡礼はみんな助けてくれるから。

     反対側の山の上に人家が見えてきた。あそこが合流地点のようだ。単調な道を歩き続けてやっと小さな村迄やってきた。弱視のおばちゃんがバルで休んでいたので声を掛けてみる。私の顔は分からないんじゃないかなと思って「ジャパニーズだよ」と言ってみる。おばちゃんは同じテーブルの数人と談笑していたので目は弱くてもコミュニケーション能力はあるようなので安心した。困っていれば巡礼はみんな助けてくれるから。

  •  村を過ぎるとまたコリアのグループが目立つようになってきた。まもなく到達するであろうオ・セブレイロ峠には公営アルベルゲがある。コリアの先頭が先にアルベルゲに到着すると後続20数人の順番取りでもされると嫌だなと思って焦る。幸い、足の調子もまずまずなのでスティックでぐいぐい体を押し上げながら頑張る。12:20にセブレイロ峠に到着。村を越えた出口にあるアルベルゲまで土産物屋を通り越して一直線に進む。オープン待ちの行列はたいしたことなかったので泊まるには問題はなさそうだ。バックパックを列に並べれば順番は確保できるので自由に歩き回ることができる。カカベロスで同室だったKさんは既に到着していたが話を聞くと今日は迷ってしまい、大分遠回りをしてここまでやって来たそうだ。こんな山の中で迷うとは大変だな、どんだけ心細かったか想像にかたくない。<br />

     村を過ぎるとまたコリアのグループが目立つようになってきた。まもなく到達するであろうオ・セブレイロ峠には公営アルベルゲがある。コリアの先頭が先にアルベルゲに到着すると後続20数人の順番取りでもされると嫌だなと思って焦る。幸い、足の調子もまずまずなのでスティックでぐいぐい体を押し上げながら頑張る。12:20にセブレイロ峠に到着。村を越えた出口にあるアルベルゲまで土産物屋を通り越して一直線に進む。オープン待ちの行列はたいしたことなかったので泊まるには問題はなさそうだ。バックパックを列に並べれば順番は確保できるので自由に歩き回ることができる。カカベロスで同室だったKさんは既に到着していたが話を聞くと今日は迷ってしまい、大分遠回りをしてここまでやって来たそうだ。こんな山の中で迷うとは大変だな、どんだけ心細かったか想像にかたくない。

  •  隣で順番待ちをしている人たちとおしゃべり。その中に何度も巡礼をしているという韓国系カナダ人のご婦人がいて、この人は日本語がぺらぺらだった。コリアの大グループがいたと言ったら、その人も知っていて「あれは本当のカミーノではありません」とバッサリ。韓国ではサンチャゴ巡礼がいま大流行で、ツアーでやってくるグループも多数あるそうだ。ツアーなのでガイドが全てお膳立てしてくれるので外国人特有の苦労もないし荷物も軽くて済む。そのことを言っているんだろう。脛を故障してると言ったら良い薬があると、タイガーバームを塗ってくれる。スーッとして凄く効きそうなのでボルタレンを使い終わったら買ってみようかな。仕事は薬剤師さんで、医師にシップは使うなと言われたと伝えたら、きっと熱がこもるからだろうと納得の答えをもらえる。この人は親切な人で、シャワー後にもう一度タイガーバームを塗らせてくれ、更に明日の朝も出発前に塗るといいでしょうと言ってくれる。<br /><br /> 私の数人後ろに韓国のお嬢さんが並んだが、しばらく後からやってきた仲間を列に横入りさせていた。やっぱなと思った。でもこのお嬢さんはツアーのメンバーではなかったし、ツアーの人たちは別の宿に泊まるようでアルベルゲにはやって来なかったな。

     隣で順番待ちをしている人たちとおしゃべり。その中に何度も巡礼をしているという韓国系カナダ人のご婦人がいて、この人は日本語がぺらぺらだった。コリアの大グループがいたと言ったら、その人も知っていて「あれは本当のカミーノではありません」とバッサリ。韓国ではサンチャゴ巡礼がいま大流行で、ツアーでやってくるグループも多数あるそうだ。ツアーなのでガイドが全てお膳立てしてくれるので外国人特有の苦労もないし荷物も軽くて済む。そのことを言っているんだろう。脛を故障してると言ったら良い薬があると、タイガーバームを塗ってくれる。スーッとして凄く効きそうなのでボルタレンを使い終わったら買ってみようかな。仕事は薬剤師さんで、医師にシップは使うなと言われたと伝えたら、きっと熱がこもるからだろうと納得の答えをもらえる。この人は親切な人で、シャワー後にもう一度タイガーバームを塗らせてくれ、更に明日の朝も出発前に塗るといいでしょうと言ってくれる。

     私の数人後ろに韓国のお嬢さんが並んだが、しばらく後からやってきた仲間を列に横入りさせていた。やっぱなと思った。でもこのお嬢さんはツアーのメンバーではなかったし、ツアーの人たちは別の宿に泊まるようでアルベルゲにはやって来なかったな。

  •  13時になったのでチェックイン開始。一人一人にのんびり時間を掛けて受付しているので遅々として進まないが文句を言う人は一人もいない。ここはガリシア州なので6ユーロ。ベッドは31番と指定されていた。下段だけど隣のベッドとはぴったりくっついた強制Wベッド状態。これもアルベルゲでは時々ある。隣はどんな人が来るのかな?ドキドキ。

     13時になったのでチェックイン開始。一人一人にのんびり時間を掛けて受付しているので遅々として進まないが文句を言う人は一人もいない。ここはガリシア州なので6ユーロ。ベッドは31番と指定されていた。下段だけど隣のベッドとはぴったりくっついた強制Wベッド状態。これもアルベルゲでは時々ある。隣はどんな人が来るのかな?ドキドキ。

  •  フランス人の道で一番古いと噂の教会へ行ってみる。この教会には伝説があって、昔々の神父が上げたミサの中で、カリスの中のブドウ酒が本物の血に変化したと言うのだ。ミサの中心は聖変化という部分で、キリストが弟子を前にブドウ酒を掲げて「これは私の血である、これを私の記念として行いなさい」と言い残したのを2千年たった今でもカトリック教会では忠実に行っている。ダビンチの有名な絵「最後の晩餐」はその模様を描いたものだ。まぁみんな知ってるよね。そのカリスの現物は聖堂脇に今でも飾ってあるので誰でも見られる。なんか凄いね、インディージョーンズに出てきそうな話だ。カリスの写真を遠くから撮ってから、入り口に置いてあるスタンプを自分で押して教会を後にする。<br /><br /> 帰り道、小さい店で缶ビール2本、1本が1.5ユーロと観光地値段だけど仕方がない。スーパーなら1リットル1ユーロで飲めるのに。それとチーズにチョリソー、でっかいチョコサンドクッキー1本で7ユーロほど。ビールは高かったけど、ほかは下界と同じ値段だったのでまずまずだ。ガリシアのキッチンには一切の食器がない筈だが、ここには幸いコップとカップが1つずつだけあったので、ビールはコップで飲むことができる。缶ビールもコップで飲むのが好き。

     フランス人の道で一番古いと噂の教会へ行ってみる。この教会には伝説があって、昔々の神父が上げたミサの中で、カリスの中のブドウ酒が本物の血に変化したと言うのだ。ミサの中心は聖変化という部分で、キリストが弟子を前にブドウ酒を掲げて「これは私の血である、これを私の記念として行いなさい」と言い残したのを2千年たった今でもカトリック教会では忠実に行っている。ダビンチの有名な絵「最後の晩餐」はその模様を描いたものだ。まぁみんな知ってるよね。そのカリスの現物は聖堂脇に今でも飾ってあるので誰でも見られる。なんか凄いね、インディージョーンズに出てきそうな話だ。カリスの写真を遠くから撮ってから、入り口に置いてあるスタンプを自分で押して教会を後にする。

     帰り道、小さい店で缶ビール2本、1本が1.5ユーロと観光地値段だけど仕方がない。スーパーなら1リットル1ユーロで飲めるのに。それとチーズにチョリソー、でっかいチョコサンドクッキー1本で7ユーロほど。ビールは高かったけど、ほかは下界と同じ値段だったのでまずまずだ。ガリシアのキッチンには一切の食器がない筈だが、ここには幸いコップとカップが1つずつだけあったので、ビールはコップで飲むことができる。缶ビールもコップで飲むのが好き。

  •  3時過ぎに明らかに観光ツアーと思われる団体がアルベルゲの前にやって来た。なんだなんだと思って話す言葉を聞いてみると何と日本語!!あんらーこんな所に日本人ツアーだよ、夢みたい。セブレイロ目当てじゃなくてツアーバスで近くを通ったので、ここをトイレ休憩に使いたかったらしい。でもオスピタレラに断られてた。アルベルゲは巡礼だけのためにあるので、そらそうだわな。バルで何か飲めば貸してもらえますよと言って見る。更に、コーヒーとビールは同じ値段ですよとも。でもビールを飲むとトイレが近くなるからと慎重になっていた。せっかくビールが安く飲めるスペインに来てるのに勿体無い。

     3時過ぎに明らかに観光ツアーと思われる団体がアルベルゲの前にやって来た。なんだなんだと思って話す言葉を聞いてみると何と日本語!!あんらーこんな所に日本人ツアーだよ、夢みたい。セブレイロ目当てじゃなくてツアーバスで近くを通ったので、ここをトイレ休憩に使いたかったらしい。でもオスピタレラに断られてた。アルベルゲは巡礼だけのためにあるので、そらそうだわな。バルで何か飲めば貸してもらえますよと言って見る。更に、コーヒーとビールは同じ値段ですよとも。でもビールを飲むとトイレが近くなるからと慎重になっていた。せっかくビールが安く飲めるスペインに来てるのに勿体無い。

  •  面白い建物はセブレイロ峠名物の茅葺きで、ケルト文化がどうしたこうした。小さな村なので行くところがないからもう一度教会に行って、帰りにまたさっきのツアーと道端で出くわす。添乗員さんにここの教会の謂れを教えてやったら知らなかった。ま、ツアーコースに含まれてないんじゃそうだろな。ツアーの皆さんに教えてやって下さいと伝えたけど、どうかな?後から続々とやって来たツアーの人たちに囲まれて、ひとしきり人気者になる。二人からは「こちらで暮らしている方ですか」とお約束の質問もあった。ジャージにビーサン姿なので地元の人かと思うだろうけど、あなた達と同じ旅行者なんですよ。<br /><br /> 夕ミサがあると言うのでまた行ってみる。聖堂いっぱいに巡礼が入っていたのは意外だったな。みんな信仰心が篤いんだね、巡礼してるくらいだから。ミサの中でそれぞれの国の代表一人ずつに自国語で書かれた文を読ませた。それまでの辛い巡礼を思い出したのか、数人のご婦人はウッウッと読みながら声を詰まらせていた。その姿を目にしてちょっと感動した。人を泣かせるなんて紙にはどんなことが書かれているんだろう。

     面白い建物はセブレイロ峠名物の茅葺きで、ケルト文化がどうしたこうした。小さな村なので行くところがないからもう一度教会に行って、帰りにまたさっきのツアーと道端で出くわす。添乗員さんにここの教会の謂れを教えてやったら知らなかった。ま、ツアーコースに含まれてないんじゃそうだろな。ツアーの皆さんに教えてやって下さいと伝えたけど、どうかな?後から続々とやって来たツアーの人たちに囲まれて、ひとしきり人気者になる。二人からは「こちらで暮らしている方ですか」とお約束の質問もあった。ジャージにビーサン姿なので地元の人かと思うだろうけど、あなた達と同じ旅行者なんですよ。

     夕ミサがあると言うのでまた行ってみる。聖堂いっぱいに巡礼が入っていたのは意外だったな。みんな信仰心が篤いんだね、巡礼してるくらいだから。ミサの中でそれぞれの国の代表一人ずつに自国語で書かれた文を読ませた。それまでの辛い巡礼を思い出したのか、数人のご婦人はウッウッと読みながら声を詰まらせていた。その姿を目にしてちょっと感動した。人を泣かせるなんて紙にはどんなことが書かれているんだろう。

  •  ミサの後半には参加者同士が握手したりする場面があるが、神父は百人くらいいる全員と握手して回っていた。何てマメな神父だろう。ミサの終わりには一段高くなっている祭壇の上に全員を集めて、ここでも一人一人ハグしながら記念の品を手渡ししていた。見ると、磨き上げた小石に、サンチャゴ巡礼の象徴である黄色い矢印が書かれていた。参ったなー、荷物は増やしたくないけどこれは捨てられないだろう。<br /><br /> 良い話の後で恐縮だが、今日はロクなものを食べてないので腹減った。でもここは観光地値段だしなーと迷ったが、結局我慢して寝てしまう。<br /><br /><br /> フランス人の道12   リタイアしてた<br /><br />5月21日 歩き28日目<br /> 成田を出発してから調度今日で1ヶ月だ。帰りの飛行機は7月13日なので、まだまだ先は長い。遊び放題だ。キッチンでひとつだけあるカップを借りてスープの素を入れレンジで温める。残りのチョリソー、チーズにビスケットで朝飯。粗末な食事継続中。<br /><br /> 暗い中、韓国系カナダのおばちゃんが私の脛を心配してわざわざ、またタイガーバームを貸しに来てくれる。何度もカミーノを歩いていると言ってたし、韓国人ツアーを「あれは本当のカミーノではありません」と厳しいことを言ってたので、足を故障しても歩き続けている私を応援してくれてるのかも知れない。本当に親切。この後も会えるかと思っていたが、これを最後に会うことはなかった。まぁ今の私は普通に歩ける人には追いつけないからね。

     ミサの後半には参加者同士が握手したりする場面があるが、神父は百人くらいいる全員と握手して回っていた。何てマメな神父だろう。ミサの終わりには一段高くなっている祭壇の上に全員を集めて、ここでも一人一人ハグしながら記念の品を手渡ししていた。見ると、磨き上げた小石に、サンチャゴ巡礼の象徴である黄色い矢印が書かれていた。参ったなー、荷物は増やしたくないけどこれは捨てられないだろう。

     良い話の後で恐縮だが、今日はロクなものを食べてないので腹減った。でもここは観光地値段だしなーと迷ったが、結局我慢して寝てしまう。


    フランス人の道12   リタイアしてた

    5月21日 歩き28日目
     成田を出発してから調度今日で1ヶ月だ。帰りの飛行機は7月13日なので、まだまだ先は長い。遊び放題だ。キッチンでひとつだけあるカップを借りてスープの素を入れレンジで温める。残りのチョリソー、チーズにビスケットで朝飯。粗末な食事継続中。

     暗い中、韓国系カナダのおばちゃんが私の脛を心配してわざわざ、またタイガーバームを貸しに来てくれる。何度もカミーノを歩いていると言ってたし、韓国人ツアーを「あれは本当のカミーノではありません」と厳しいことを言ってたので、足を故障しても歩き続けている私を応援してくれてるのかも知れない。本当に親切。この後も会えるかと思っていたが、これを最後に会うことはなかった。まぁ今の私は普通に歩ける人には追いつけないからね。

  •  7時に出発、今日も良い天気。ここんとこ天気には恵まれているな。写真は今朝の出発時の朝焼け。毎日夜明けから歩き出してるので毎日朝焼けを見ていられる。日本にいる時って朝焼けを見る機会は無いに等しいのに。<br /><br /> 痛み止めを飲んでから2時間たつので、どうやら効いてきたようだ。起きたらすぐ飲むと効いてくるのも早い。最初のころは歩き出す時に飲んでいたので痛みがすぐには引かず、効いてるのどうかが分からなかったが、今は良く効いているのが分かる。

     7時に出発、今日も良い天気。ここんとこ天気には恵まれているな。写真は今朝の出発時の朝焼け。毎日夜明けから歩き出してるので毎日朝焼けを見ていられる。日本にいる時って朝焼けを見る機会は無いに等しいのに。

     痛み止めを飲んでから2時間たつので、どうやら効いてきたようだ。起きたらすぐ飲むと効いてくるのも早い。最初のころは歩き出す時に飲んでいたので痛みがすぐには引かず、効いてるのどうかが分からなかったが、今は良く効いているのが分かる。

  •  強風で帽子が飛ばされそうな巡礼者像を通り越して、最初に現れたバルでコラカオ1.6ユーロ。2つ目のバルではコラカオに加えチーズケーキで3ユーロ。こんなでっかいチーズケーキは初めてだ。ボリュームがあるので残りの8キロを歩くパワーになるだろう。朝飯がロクなもんじゃなかったのでエネルギーを補給しておく。何故か一緒にケチャップとマヨネーズの小袋が4つもどっと付いてくる。スペインってチーズケーキにこういうの塗るのか?カット野菜とかパンとか、スーパーで買った何かに利用できそうなので貰っておく。

     強風で帽子が飛ばされそうな巡礼者像を通り越して、最初に現れたバルでコラカオ1.6ユーロ。2つ目のバルではコラカオに加えチーズケーキで3ユーロ。こんなでっかいチーズケーキは初めてだ。ボリュームがあるので残りの8キロを歩くパワーになるだろう。朝飯がロクなもんじゃなかったのでエネルギーを補給しておく。何故か一緒にケチャップとマヨネーズの小袋が4つもどっと付いてくる。スペインってチーズケーキにこういうの塗るのか?カット野菜とかパンとか、スーパーで買った何かに利用できそうなので貰っておく。

  •  山の中を歩き続けてトリアカステラ村が近くなった所に超軽装の団体がいた。巡礼にしては軽装すぎるしトレードマークの貝殻も下げてないのでハイキングのようだ。聞いてみたらやっぱりそうらしい。みんな足が鈍いので全員をごぼう抜きにする。

     山の中を歩き続けてトリアカステラ村が近くなった所に超軽装の団体がいた。巡礼にしては軽装すぎるしトレードマークの貝殻も下げてないのでハイキングのようだ。聞いてみたらやっぱりそうらしい。みんな足が鈍いので全員をごぼう抜きにする。

  •  12:55、結構疲れた状態でトリアカステラ村に到着。ここは3年前に泊まった私営アルベルゲに私と同年同月生まれのおばちゃんがいる。その人に会うのが楽しみだったが、行って見るとリタイアしたそうなのでガッカリ。今はその親戚だと言う40代のおじさんオスピタレロが切り盛りしていた。でもそのことを言うと嬉しそうにしてくれる。とても人が良さそうなオスピタレロで親切。おばちゃんとの縁を聞いたから尚更なのかな?ここは私営にしては休めの8ユーロ。ベッドルームは2つあり、石の壁に床が木でギシギシ言うところが味があって良い。通された部屋は前回とは別だったのでちょっと残念かな。<br />

     12:55、結構疲れた状態でトリアカステラ村に到着。ここは3年前に泊まった私営アルベルゲに私と同年同月生まれのおばちゃんがいる。その人に会うのが楽しみだったが、行って見るとリタイアしたそうなのでガッカリ。今はその親戚だと言う40代のおじさんオスピタレロが切り盛りしていた。でもそのことを言うと嬉しそうにしてくれる。とても人が良さそうなオスピタレロで親切。おばちゃんとの縁を聞いたから尚更なのかな?ここは私営にしては休めの8ユーロ。ベッドルームは2つあり、石の壁に床が木でギシギシ言うところが味があって良い。通された部屋は前回とは別だったのでちょっと残念かな。

  •  シャワールームからKさん登場。良く会うなー。Kさんは近くのホテルに予約を入れてあったそうだが返事がないまま行ってみたら満室と言われたそうだ。満室なので返事をしなかったって、何だよそれ。日本じゃあり得ないと思うがこれがスペインだ。どうもあのコリアの大人数ツアーが原因のようだ。ホテルからこっちのアルベルゲを紹介されたそうだ。ま、お陰で私とも再会できたし安いからいんでないかい。<br /><br /> シエスタ前にスーパーで買出し。3年前と同じく冷凍チャーハン、それと生ハム、チーズ、カステラ大袋、ヨーグルト4で9.5ユーロ。いつもは1ユーロもしないSKOLの1リットルビールが1.5ユーロもしていた。何でかな。キッチンに戻って冷凍チャーハンはレンジじゃなくてキッチンにあったヒマワリ油を加えてフライパンで加熱する。手間は掛かるがこの方が美味い気がするので。<br />

     シャワールームからKさん登場。良く会うなー。Kさんは近くのホテルに予約を入れてあったそうだが返事がないまま行ってみたら満室と言われたそうだ。満室なので返事をしなかったって、何だよそれ。日本じゃあり得ないと思うがこれがスペインだ。どうもあのコリアの大人数ツアーが原因のようだ。ホテルからこっちのアルベルゲを紹介されたそうだ。ま、お陰で私とも再会できたし安いからいんでないかい。

     シエスタ前にスーパーで買出し。3年前と同じく冷凍チャーハン、それと生ハム、チーズ、カステラ大袋、ヨーグルト4で9.5ユーロ。いつもは1ユーロもしないSKOLの1リットルビールが1.5ユーロもしていた。何でかな。キッチンに戻って冷凍チャーハンはレンジじゃなくてキッチンにあったヒマワリ油を加えてフライパンで加熱する。手間は掛かるがこの方が美味い気がするので。

  •  1階のレセプション兼食堂に移動してビールと共に昼飯タイム。オスピタレロがパソコンに向かっているのでビールを勧めたら、エクサメンと言った。ネットで試験を受けてる真っ最中だった。オスピタレロの試験らしいがはっきりしない。試験なので時間制限があるそうだ。それは失礼した「アニモ(頑張って)」と一声掛けて一人で飲み食いを始める。<br /><br />  同じ部屋にはソロの女性巡礼がやってきたが日記に何も書いてないので来たとしか記憶がない。夕方、土砂降りになったので慌てて洗濯物を取り込む。今頃まで歩いている人は大変だなーと見もしない巡礼を気の毒に思った。明日はサモアの修道院に泊まる予定。足の方は徐々に回復してる気がする。<br /><br /><br /> フランス人の道13   サリア到達<br /><br />5月22日 歩き29日目<br /> のんびりと7時ころに起きる。Kさんは今朝も早起きして6時ころに出発していった。真っ暗な道を1時間だよ、怖くないのかね。狭いキッチンで立ったまま朝飯にする。ヨーグルト2、チョコパンにチーズ。それとキッチンに備えてあったインスタントコーヒーも頂く。

     1階のレセプション兼食堂に移動してビールと共に昼飯タイム。オスピタレロがパソコンに向かっているのでビールを勧めたら、エクサメンと言った。ネットで試験を受けてる真っ最中だった。オスピタレロの試験らしいがはっきりしない。試験なので時間制限があるそうだ。それは失礼した「アニモ(頑張って)」と一声掛けて一人で飲み食いを始める。

     同じ部屋にはソロの女性巡礼がやってきたが日記に何も書いてないので来たとしか記憶がない。夕方、土砂降りになったので慌てて洗濯物を取り込む。今頃まで歩いている人は大変だなーと見もしない巡礼を気の毒に思った。明日はサモアの修道院に泊まる予定。足の方は徐々に回復してる気がする。


    フランス人の道13   サリア到達

    5月22日 歩き29日目
     のんびりと7時ころに起きる。Kさんは今朝も早起きして6時ころに出発していった。真っ暗な道を1時間だよ、怖くないのかね。狭いキッチンで立ったまま朝飯にする。ヨーグルト2、チョコパンにチーズ。それとキッチンに備えてあったインスタントコーヒーも頂く。

  •  今日はサモア泊まりのショートコースの積もりなので遅めの8時に出発する。雨は上がっているが曇り空だ。トラバレロの村外れから道は二つに分かれる。3年前は山越えルートだったので、今回はサモア修道院を回るコース。サモアコースは距離は長いけど両方歩けて満足だ。多くの巡礼は距離の短い山越えルートを行くが、どっかの夫婦が同じサモアコースを選んで私の後ろに続いた。最初のうちは川に沿った平坦で歩きやすい道が続く。ずっと山の中なんだからそんな道がずっと続く訳もなく、やがて山道に。

     今日はサモア泊まりのショートコースの積もりなので遅めの8時に出発する。雨は上がっているが曇り空だ。トラバレロの村外れから道は二つに分かれる。3年前は山越えルートだったので、今回はサモア修道院を回るコース。サモアコースは距離は長いけど両方歩けて満足だ。多くの巡礼は距離の短い山越えルートを行くが、どっかの夫婦が同じサモアコースを選んで私の後ろに続いた。最初のうちは川に沿った平坦で歩きやすい道が続く。ずっと山の中なんだからそんな道がずっと続く訳もなく、やがて山道に。

  •  10:10、上ったり下ったり山の中を歩き続けていると、修道院は山の開けた隙間から忽然と姿を現した。映画のワンシーンみたいでちょっと感動的。ここに泊まることも考えたけど、やっぱり時間が早いのでサリア方面を目指すことにする。チェックイン時間が遅いので、あんまり待つのも嫌だったし。まだボルタレン塗って痛み止め飲んでるけど足の調子が上向いてるので歩ける。

     10:10、上ったり下ったり山の中を歩き続けていると、修道院は山の開けた隙間から忽然と姿を現した。映画のワンシーンみたいでちょっと感動的。ここに泊まることも考えたけど、やっぱり時間が早いのでサリア方面を目指すことにする。チェックイン時間が遅いので、あんまり待つのも嫌だったし。まだボルタレン塗って痛み止め飲んでるけど足の調子が上向いてるので歩ける。

  •  修道院でスタンプを押して貰い、寄付で0.2ユーロコインを皿の中に入れてみる。ちょっぴりだけどスタンプ貰うだけなんだからいいだろう。皿の中には同じような小さいコインが沢山入ってるし。<br /><br /> この先、暫く村はないようなので、ここサモアの村でエネルギー補給をしておきたい。修道院は村はずれにあるので、村方向に戻って行くと数人の巡礼がやって来た。へー、思ったよりこっちのルートを選ぶ人がいるんだな。同じ方向に行くので歩いていると会わないけど立ち止まると会う機会は増える。<br /><br /> 角のバルに入ってコラカオ1.2ユーロを頼んで手持ちのパンを食べさせて貰う。Wi-Fi もあるのでのんびりと20分も居座る。ネットを開いたらすぐチャットが入った。ボランティアしている国際交流協会で事務をしていたNさん。私がスペインに来ていることを知らずにチャットをしてくれたそうだ。すぐ音声通話にしてビデオにも切り替えて今休んでいるスペインのバル内や外の風景を見せたら喜んでくれる。フェイスブックでも繋がっているので、これから見てくれるそうだ。良い気晴らしができた。<br /><br /> サモア以降はずっと山道になる。上り下りが続くが今日は足の状態がいいのでへっちゃらだ。痛くなってからでは遅いので、朝、少し痛いようなら痛み止めを飲むようにしている。今日は結構な距離をがしがし歩いているが、これで明日何もなければかなり回復していることになる。果たしてどうか?

     修道院でスタンプを押して貰い、寄付で0.2ユーロコインを皿の中に入れてみる。ちょっぴりだけどスタンプ貰うだけなんだからいいだろう。皿の中には同じような小さいコインが沢山入ってるし。

     この先、暫く村はないようなので、ここサモアの村でエネルギー補給をしておきたい。修道院は村はずれにあるので、村方向に戻って行くと数人の巡礼がやって来た。へー、思ったよりこっちのルートを選ぶ人がいるんだな。同じ方向に行くので歩いていると会わないけど立ち止まると会う機会は増える。

     角のバルに入ってコラカオ1.2ユーロを頼んで手持ちのパンを食べさせて貰う。Wi-Fi もあるのでのんびりと20分も居座る。ネットを開いたらすぐチャットが入った。ボランティアしている国際交流協会で事務をしていたNさん。私がスペインに来ていることを知らずにチャットをしてくれたそうだ。すぐ音声通話にしてビデオにも切り替えて今休んでいるスペインのバル内や外の風景を見せたら喜んでくれる。フェイスブックでも繋がっているので、これから見てくれるそうだ。良い気晴らしができた。

     サモア以降はずっと山道になる。上り下りが続くが今日は足の状態がいいのでへっちゃらだ。痛くなってからでは遅いので、朝、少し痛いようなら痛み止めを飲むようにしている。今日は結構な距離をがしがし歩いているが、これで明日何もなければかなり回復していることになる。果たしてどうか?

  •  サリア到着が2時半の予測なので、公営アルベルゲはコンプリートになってる可能性が高い。だめなら次に公営がある村まで4kmを歩き、そこもだめなら仕方ないので私営アルベルゲに泊まろう。ちったぁ余計に歩いても安い方がいい。ずっと歩き続けて村に入ったらそこが山越えルートとの合流地点だった。とたんに巡礼の波にのまれる。<br /><br /> サリアはそこそこ大きな町でサンチャゴまで114km。徒歩でこっから歩けば巡礼証明書が発行される町だ。なのでここから巡礼の数は倍になる。ここまでも相当な人数だったのに、ここからは倍!!うぇっ。<br />

     サリア到着が2時半の予測なので、公営アルベルゲはコンプリートになってる可能性が高い。だめなら次に公営がある村まで4kmを歩き、そこもだめなら仕方ないので私営アルベルゲに泊まろう。ちったぁ余計に歩いても安い方がいい。ずっと歩き続けて村に入ったらそこが山越えルートとの合流地点だった。とたんに巡礼の波にのまれる。

     サリアはそこそこ大きな町でサンチャゴまで114km。徒歩でこっから歩けば巡礼証明書が発行される町だ。なのでここから巡礼の数は倍になる。ここまでも相当な人数だったのに、ここからは倍!!うぇっ。

  •  最初に来たときは公営アルベルゲの場所が分からず迷い狂ったが、今回はアルベルゲまで一直線。アルベルゲ入り口にはコンプリートの札が掲げられてないのでまだ大丈夫のようだ。やった。受付のおばちゃんはフレンドリーだった。こっちも嬉しくなって3年前にも泊まったんだよと言ってみる。下段ベッドをお願いする前に「下段ベッドがいいでしょ!?」と親切に言われて、B23を確保できる。予想に反してまだ到着が早めだったようだ。ありがたや。シャワーしながら洗濯もして、今日も最後に冷たい水で脛を冷やしてみる。相変わらず歩いた後は腫れ上がっているので油断は出来ないらしい。痛みが引いているのは単純に痛み止めが効いているからだけのようだ。明日はどうかな?

     最初に来たときは公営アルベルゲの場所が分からず迷い狂ったが、今回はアルベルゲまで一直線。アルベルゲ入り口にはコンプリートの札が掲げられてないのでまだ大丈夫のようだ。やった。受付のおばちゃんはフレンドリーだった。こっちも嬉しくなって3年前にも泊まったんだよと言ってみる。下段ベッドをお願いする前に「下段ベッドがいいでしょ!?」と親切に言われて、B23を確保できる。予想に反してまだ到着が早めだったようだ。ありがたや。シャワーしながら洗濯もして、今日も最後に冷たい水で脛を冷やしてみる。相変わらず歩いた後は腫れ上がっているので油断は出来ないらしい。痛みが引いているのは単純に痛み止めが効いているからだけのようだ。明日はどうかな?

  •  少し離れたスーパーFROIZへ買い物に行く。トマト、バケツ野菜、1リットルビールに小さなパンの袋詰め、ヨーグルト4にファンタで5.89ユーロ。現金温存のためカードで支払い。ガリシアのアルベルゲなのでキッチンには何もないだろうと思ったが、コップはあったのでラッパ飲みは避けられる。1リットルの大瓶でラッパ飲みしてるとアル中みたいで嫌なのだ。プラスプーンとフォークが幾つも未使用であったので、前の巡礼が買って置いてったのだろう。飲み食いしながらボルタレンを脛にすり込む。今日も幸せだ。バケツ野菜に別包装のトッピングとトマトを加えるとこんな感じになります。とても健康的。(写真下)

     少し離れたスーパーFROIZへ買い物に行く。トマト、バケツ野菜、1リットルビールに小さなパンの袋詰め、ヨーグルト4にファンタで5.89ユーロ。現金温存のためカードで支払い。ガリシアのアルベルゲなのでキッチンには何もないだろうと思ったが、コップはあったのでラッパ飲みは避けられる。1リットルの大瓶でラッパ飲みしてるとアル中みたいで嫌なのだ。プラスプーンとフォークが幾つも未使用であったので、前の巡礼が買って置いてったのだろう。飲み食いしながらボルタレンを脛にすり込む。今日も幸せだ。バケツ野菜に別包装のトッピングとトマトを加えるとこんな感じになります。とても健康的。(写真下)

  •  たまには頻繁に食べているバケツ野菜を詳しく紹介します。元となる野菜(レタスとか人参とか)の上にトッピングの別容器が載っています。今回のトッピングはハム・サイコロチーズ・コーン・クルトンでした。トマトは別買いです。これにドレッシングが小袋で附属しプラフォークも入っています。トッピングにパスタやナンみたいのが入っていることもあって、それだと一食分としても食べられます。価格は割と高くて日本円で300円ほどしますが、バルでエンサラダを単品で頼むと千円近いので、やっぱりスーパーは節約巡礼の味方です。<br /><br /> 食べ終わって隣の部屋に食器を洗いに行って戻ったら、テーブルに出しておいた私のレジ袋が2つ消えている。え?ちょんの間なのにどこへ行ったのだろうと近くを見渡したら隅の椅子の上に袋が載っていたので中を見たら自分のだ。テーブルにはコリアの子供二人が何かしているので、この子達の母親が勝手に動かしたのかなと想像する。空いているテーブルは他に幾つもあるのに、なんで人の物を無断で動かすかなと呆れ、一気にコリアンに対する印象が悪くなった。どんな顔をしてるんだろうと後で見に行ったらオバサンでなくオジサンだった。<br /><br /> ベッドルームに戻ると回りにはフィリピンのグループ3人が入っていた。最初から笑顔いっぱいでフレンドリーの人たちなので、自分の教会にはフィリピンの人たちがいっぱい居て、ミサの時にはギター伴奏でコーラスしていると何となく言ってみると何となく伝わってはいるらしい。自分たちもカトリックだと言ってるが、実はこの3人はフィリピンの神父グループだと数日後に知ることになる。そりゃカトリックの筈だよ。

     たまには頻繁に食べているバケツ野菜を詳しく紹介します。元となる野菜(レタスとか人参とか)の上にトッピングの別容器が載っています。今回のトッピングはハム・サイコロチーズ・コーン・クルトンでした。トマトは別買いです。これにドレッシングが小袋で附属しプラフォークも入っています。トッピングにパスタやナンみたいのが入っていることもあって、それだと一食分としても食べられます。価格は割と高くて日本円で300円ほどしますが、バルでエンサラダを単品で頼むと千円近いので、やっぱりスーパーは節約巡礼の味方です。

     食べ終わって隣の部屋に食器を洗いに行って戻ったら、テーブルに出しておいた私のレジ袋が2つ消えている。え?ちょんの間なのにどこへ行ったのだろうと近くを見渡したら隅の椅子の上に袋が載っていたので中を見たら自分のだ。テーブルにはコリアの子供二人が何かしているので、この子達の母親が勝手に動かしたのかなと想像する。空いているテーブルは他に幾つもあるのに、なんで人の物を無断で動かすかなと呆れ、一気にコリアンに対する印象が悪くなった。どんな顔をしてるんだろうと後で見に行ったらオバサンでなくオジサンだった。

     ベッドルームに戻ると回りにはフィリピンのグループ3人が入っていた。最初から笑顔いっぱいでフレンドリーの人たちなので、自分の教会にはフィリピンの人たちがいっぱい居て、ミサの時にはギター伴奏でコーラスしていると何となく言ってみると何となく伝わってはいるらしい。自分たちもカトリックだと言ってるが、実はこの3人はフィリピンの神父グループだと数日後に知ることになる。そりゃカトリックの筈だよ。

  •  サリアの外れまで散歩がてら行って見る。バックパックを背負ってなければ何てことなく歩けるので、バックパックの配達サービスを利用すれば脛が簡単に治るかなーとも思ったが、面倒なので止めておく。狭い通りにも私営のアルベルゲがそこかしこにあるけどシーズンになるとみんな埋まるのかなぁ?町を見下ろす高台まで到達したところで戻ることにする。<br /><br /><br />歩く歩く歩く2018の7 フランス人の道3の14へつづく

     サリアの外れまで散歩がてら行って見る。バックパックを背負ってなければ何てことなく歩けるので、バックパックの配達サービスを利用すれば脛が簡単に治るかなーとも思ったが、面倒なので止めておく。狭い通りにも私営のアルベルゲがそこかしこにあるけどシーズンになるとみんな埋まるのかなぁ?町を見下ろす高台まで到達したところで戻ることにする。


    歩く歩く歩く2018の7 フランス人の道3の14へつづく

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