2021/03/14 - 2021/03/14
1904位(同エリア54833件中)
かっちんさん
大人の休日倶楽部パスを利用して苫小牧から道東を周遊する鉄道旅をはじめます。
この旅行記では途中の釧路までの車窓風景と、過去訪れたことのある沿線の見どころ、廃止された駅などを紹介します。
お勧めする沿線の見どころは13ヶ所。
ひまわり畑の「パレットの丘」、赤レンガ造りの「滝の上発電所」、紅葉の「滝の上公園」、「三菱大夕張鉄道」の南大夕張駅、「トマムの雲海」観賞、「旧狩勝線ミュージアム」、「六花亭」のスイーツ、国鉄士幌線「タウシュベツ橋」、「尺別原野を走る貨物コンテナ」、釧路和商市場の「勝手丼」、「鶴居村村営軌道」、釧路湿原「キラコタン岬」、砂岩脈「春採太郎」
過去廃止された駅は、石勝線「十三里駅」、根室本線「稲士別駅」「直別駅」「尺別駅」「古瀬駅」。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・JR北海道車内誌、2021年3月
・JR北海道資料「2021.3.13ダイヤ改正」
・鉄道チャンネル「今乗っておきたい「室蘭本線・岩見沢~沼ノ端」 駅周辺を楽しむ旅(1)」
・安平町HP
・サントリーCM「金麦 『帰り道』篇 15秒」
・北海道開発局夕張川ダム総合管理事務所「川端ダム」
・北海道企業局「滝の上発電所」
・歩王のLet'sらGO!「昭和56年に廃止された夕張線登川支線・楓駅(初代・2代目)跡に行ってみた。」
・タタールのくにびき-蝦夷前鉄道趣味日誌-「室蘭本線追分駅[5] 石炭中継ヤードの跡地と保線機械基地」
「石勝線川端駅 パークゴルフ場廃墟の旧型客車」
・ミツウマ「セフティーマット」
・NPO法人 旧狩勝線を楽しむ会「旧狩勝線ミュージアム」
・狩勝高原エコトロッコ鉄道
・かっちん旅行記
『幻のアーチ橋”国鉄タウシュベツ橋”を湖底から巡る(北海道)』、2014年5月27日
『トウモロコシ畑の絶景が見られる東追分駅(北海道)』、2015年9月23日
『釧路行き日本一運行時間が長~~い定期普通列車-2(北海道)』、2015年8月24日
『冬到来の釧網本線に乗り、車窓を楽しむ旅(北海道)』、2015年11月7日
『夕張の十三里駅と黄色いハンカチのロケ地を訪ねて(北海道)』、2015年11月8日
『清水沢の炭鉱遺産をめぐる旅(北海道夕張市)』、2016年8月22日
『黄色い絨毯になる「パレットの丘」のひまわり畑(北海道千歳)』、2017年10月8日
『滝の上公園の紅葉と大正末期の「滝の上発電所」(北海道夕張)』、2017年10月8日
『初夏の石勝線、夕張支線のローカル線旅(北海道)』、2018年6月22日
『国鉄旧狩勝線の歴史と三大車窓を感じる旅 ~旧狩勝線ミュージアム~(北海道)』、2018年7月1日
『根室本線の廃止になる直別・尺別駅2019-3 ~栄華を極めた開拓農家と炭鉱~(北海道)』、2019年3月6日
『武佐の森と花咲線の絶景2019~花の咲く自然豊かな森と車窓から眺める別寒辺牛湿原~(釧路)』、2019年6月2日
『国内最大級の砂岩脈「春採太郎」見学会2019~年に一度大潮の時期に開催~(釧路)』、2019年6月5日
『釧路湿原のキラコタン岬ツアー2019~湿原の絶景とタンチョウ・エゾシカとの出会い~(鶴居村)』、2019年6月6日
『北海道開拓を支えた鶴居村営軌道~軌道跡散策と温根内木道の低層・高層湿原の花~(釧路湿原)』、2019年6月6日
『道東の原野と湿原を走る根室本線2019~音別の尺別原野と別寒辺牛湿原~(北海道)』、2019年6月20日
『トマム産雲海の幻想的な風景2020~朝日とトマム山からのパノラマにも感動~(北海道)』、2020年9月8日
『スイーツの帯広六花亭とトマム散策2020~リコッタパンケーキとトマムの森~(北海道)』、2020年9月8日
・ウィキペディア「JR北海道キハ150形気動車」「室蘭本線」「石勝線」「根室本線」
「追分駅」「東追分信号場」「十三里信号場」「新夕張駅」「稲士別駅」「直別駅」「尺別駅」「音別駅」「古瀬駅」
「プラットホーム」「モジャくん」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JR特急 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
周遊した鉄道路線図
苫小牧から室蘭本線で追分、石勝線で新得、根室本線で帯広・釧路へ向かいます。
釧路から釧網本線で網走、石北本線で旭川までは、次の旅行記で紹介します。 -
岩見沢行き列車(苫小牧駅)
苫小牧~岩見沢間は昔、石炭輸送で活躍した路線でしたが、現在は運行頻度の少ないローカル線となっています。
たった1両で走る気動車はキハ150形。JR北海道になってから製造され、JR東日本のキハ110系をベースにしています。 -
キハ150形の運転席(苫小牧駅)
平成5年(1993)に製造され、急行に使われたキハ56系を上回る高出力機関を装備しています。 -
3本の線路(後部車窓)
苫小牧を出発し沼ノ端を過ぎると札幌方面の千歳線と分かれしばらく並行します。
右側の線路が電化され運行本数の多い千歳線。
その隣の2本の線路が室蘭本線(苫小牧~岩見沢)。
室蘭本線はかつて幌内や夕張から大量の石炭を室蘭港へ輸送する大動脈と位置付けられ、複線区間になりました。 -
千鳥式ホームの遠浅駅(後部車窓)
遠浅駅(とあさえき)は2つのホームをずらし、以前構内踏切で結んでいた構造です。
これはタブレット(通票)交換を上り下りの先頭車両の乗務員に短時間で受け渡すためです。 -
指が腫れている「モジャくん」(車内)
JR北海道のマスコットキャラクターで、「北の国・北海道のどこかに、ひょっとしたらいるかもしれない生き物」と公表されています。
ドアの窓ガラスに今でも貼られている懐かしい「モジャくん」です。 -
早来駅付近(後部車窓)
標高の高い山がなく、地形的な起伏が少ないことから農地が広がっています。
ここは平成18年(2006)に早来(はやきた)町と追分町が合併し、安平(あびら)町となっています。 -
石勝線の高架橋(前面車窓)
追分駅が近づき、まもなく石勝線と合流します。 -
複雑な場内信号機(追分駅手前)
線路は左側が室蘭本線下り(岩見沢方面)、中央が室蘭本線上り(苫小牧方面)、右側が石勝線上下列車用。
左側の5番と6番の信号機は、乗車している岩見沢行き用で、5番が青信号なのでまっすぐ進みホームに入ります。
右側の5ヶ並んだ信号機は石勝線用ですが、なぜか3番の信号機がありません。 -
3番信号機の謎解き(追分駅に接近)
線路は駅舎のある右側ホームから石勝線の1番線、左隣にホームに接しない2番線、左側ホームに室蘭本線の4番線5番線、その外側が6番線です。
2番線は札幌と帯広・釧路を結ぶ貨物専用の通過線です。
2番線と4番線の間は少し距離があり雪が積もっています。ここがかつて3番線だったところで線路が撤去されています。 -
鉄道の町たった証の「動輪マーク」(追分の団地)
かつて追分駅構内だっところに建てられた町営住宅です。 -
「追分駅」で石勝線に乗り換え
ここは明治25年(1892)に北海道炭礦鉄道室蘭線と夕張支線が開通し、追分が両線の分岐点として停車場と機関庫が設置されたことにより、多くの鉄道関係者が定住しました。
その後、石炭輸送がなくなり、現在は駅と保線の関係者だけでひっそりしています。
駅名標にある隣駅は、安平・三川が室蘭本線、南千歳・川端が石勝線です。 -
イチオシ
出発信号機の「ム気」「石気」とは?(追分駅)
「ム5」「石5」は5番線から出発した列車用で、室蘭本線or石勝線へ向かう線路の信号案内。(列車が通っている線路が5番線)
「ム4」「石4」は4番線から出発した列車用で、上記と同様の信号案内。
さて、「ム気」「石気」とは?
実は4番線・5番線の島式ホーム北端に切り欠き式ホームがあり、ここに停車する線路を「気動車着発線」と言います。
写真では4番線と5番線の間にある雪の残る線路が「気動車着発線」。信号機の番線表示に「1~6」ではなく「気」を使っています。 -
跨線橋の階段用マット(追分駅)
冬のスリップ防止ゴムマットが跨線橋の階段に敷かれています。
北海道の長靴メーカーとして有名な「MITSUUMA(ミツウマ)」のロゴが見えます。 -
不思議な「あびらのとびら」(追分駅のポスター)
ここは安平町追分中央。
語呂合わせですが、「あびらのとびら」を開けて安平の魅力へ会いに行けます。
安平の魅力とは、菜の花畑、鉄道の町「道の駅あびらD51ステーション」、国内チーズ専門工場発祥の地、サラブレッド体験など。 -
「道の駅あびらD51ステーション」案内(追分駅)
駅から徒歩15分のところにある「道の駅あびらD51ステーション」は、2019年4月19日オープンしました。
鉄道資料館には、SL-D51 320、特急キハ183系車両が展示されています。 -
駅舎の正面玄関(追分駅)
昭和55年(1980)に改築された駅舎。 -
日本の追分駅(追分駅待合室の展示)
「追分」は道が分かれるところを表す日本の伝統的な地名。
安平町の「追分」は元からあった地名ではなく、夕張線の分岐点として名付けられたものです。
全国の追分駅は4駅、追分の名前が入っている駅が4駅あります。
旅好きな皆さんは、いくつご存じですか? -
時代の玄関口として機能する追分駅(追分駅待合室の展示)
明治25年~昭和55年(1892-1980)は、石炭輸送の拠点として、夕張・幌内・美唄など石炭を運ぶ大動脈の一翼を担いました。
昭和56年(1981)からは、石勝線開業により道東と道央や道南、新千歳空港から全国各地さらに海外までを結ぶ鉄道観光の拠点となっています。
なるほど。 -
ひまわり畑の「パレットの丘」(2017年10月8日に訪問)
北海道独特の遠くまで見渡せる丘の景色「パレットの丘」は、9月下旬~10月中旬頃に一面がひまわり畑になります。
緑肥用として植えられている「ひまわり」なので秋に咲きます。
追分駅から8.7kmのところにあるので、行きはタクシー、帰りは散策してきました。
旅行記は『黄色い絨毯になる「パレットの丘」のひまわり畑(北海道千歳)』
https://4travel.jp/travelogue/11314139 -
釧路行き特急「おおぞら」(追分駅)
追分から釧路まで4時間弱。
これから車窓旅を楽しみます。 -
イチオシ
在りし日の「東追分駅」(2015年9月24日に訪問)
追分の隣にある駅で、昭和40年(1965)旧夕張線に新設され、昭和56年(1981)新得までの石勝線開業により石勝線の駅になります。
しかし、利用者減少に伴い2016年3月に旅客扱いを廃止。「東追分信号場」になりました。 -
とうもろこし畑の中にある「東追分駅」(2015年9月24日に訪問)
現在ホーム等は撤去されましたが、列車交換できる信号場として存続しています。
旅行記は『トウモロコシ畑の絶景が見られる東追分駅(北海道)』
https://4travel.jp/travelogue/11062769 -
「東丘通り踏切」を通過(東追分付近)
2010年 サントリー金麦CM「帰り道」扁のロケ地になったところです。
動画を見たい方は「金麦 帰り道」で検索を。 -
川端駅裏に佇む客車(川端駅)
パークゴルフ場・レストハウス「ユニトピア川端」で活用されていた「スハフ44客車」。
SL-C62ニセコ号で使用されていた車両とのこと。 -
川端ダム
川端駅を通過すると右手に川端ダムが現れます。
昭和37年(1962)に発電用水と由仁・栗山地区のかんがい用水を目的に造られたダムです。 -
本物そっくりのミニチュア(2018年6月22日撮影)
川端駅ホーム柵の外に、川端ダムのミニチュアがつくられています。
普通列車で川端駅に停車した時にご覧ください。 -
赤レンガ造りの「滝の上発電所」(滝ノ上付近)
北海道炭礦汽船(株)が自家用発電設備として建設したものです。
発電所は通常非公開ですが、例年10月中旬の「夕張もみじ祭」の時に建物内部を公開しています。 -
紅葉の竜仙峡と千鳥ヶ滝(2017年10月8日に訪問)
発電所の隣の「滝の上公園」には、夕張川の浸食によりできた美しい渓谷の竜仙峡や千鳥ヶ滝が見られます。
紅葉の時期は北海道内でも有数の名所となっています。
旅行記は『滝の上公園の紅葉と大正末期の「滝の上発電所」(北海道夕張)』
https://4travel.jp/travelogue/11313588 -
在りし日の「十三里駅」(2015年11月8日に訪問)
国鉄「十三里駅」は昭和37年(1962)滝ノ上~紅葉山(現、新夕張)間に開業。
利用者減少に伴い、2016年3月に旅客扱いを廃止し、「十三里信号場」になりました。
駅名の由来は、追分駅を起点とした十三哩(13マイル)標があったことからです。 -
秋色に染まる「十三里駅」(2015年11月8日に訪問)
旅行記は『夕張の十三里駅と黄色いハンカチのロケ地を訪ねて(北海道)』
https://4travel.jp/travelogue/11084018 -
「紅葉山駅」(新夕張駅前)
「新夕張駅」に停車。
旧駅名「紅葉山」は昭和56年(1981)石勝線開業に伴い、「新夕張駅」に改称。 -
旧夕張線の橋梁(新夕張付近)
2019年4月1日石勝線夕張支線(新夕張~夕張)が廃止されましたが、橋梁はまだ残っています。 -
「三菱大夕張鉄道」の南大夕張駅(2016年8月22日に訪問)
夕張線清水沢から南大夕張を経て大夕張炭山まで開業した「三菱大夕張鉄道」。
7つの炭鉱の石炭輸送にあたりました。
明治44年(1911)に部分開業し、炭鉱閉山とともに昭和62年(1987)廃止。
「南大夕張駅」には、当時活躍した客車、炭車、ラッセル車等が保存されています。
旅行記は『清水沢の炭鉱遺産をめぐる旅(北海道夕張市)』
https://4travel.jp/travelogue/11175815
清水沢の炭鉱住宅、旧北炭清水沢火力発電所、三菱大夕張鉄道、幻の三弦橋などの紹介。 -
北海道物産センター跡(旧楓駅付近)
旧夕張支線の楓駅付近に残る建物が石勝線から見えます。 -
「トマム駅に停車」
「星野リゾートトマム」があるところです。
冬はスキー、夏は雲海が発生し楽しめます。 -
「トマムの雲海」観賞(2020年9月8日に訪問)
6月~10月中旬の早朝にトマム山のゴンドラに乗り、雲海テラスから幻想的な雲海を観賞することができます。
発生確率は40%。雲海には「太平洋産雲海」、「トマム産雲海」、「悪天候型雲海」などがあります。
写真はトマムの盆地状の地形で発生した「トマム産雲海」です。
旅行記は『トマム産雲海の幻想的な風景2020~朝日とトマム山からのパノラマにも感動~(北海道)』
https://4travel.jp/travelogue/11651576 -
新得駅に停車
石勝線は新得まで、この先は根室本線です。 -
「旧狩勝線ミュージアム」(2018年7月1日に訪問)
落合~新得間の旧狩勝線は車窓から十勝平野を一望できる風景が見渡せ、日本三大車窓のひとつに数えられています。
旧狩勝線新内駅のあった狩勝高原には「旧狩勝線ミュージアム」と「エコトロッコ鉄道」の施設があり、旧狩勝線の歴史とその雰囲気を感じることができます。
現在、東鹿越~新得間を走るJR代行バスが近くのサホロリゾートに停車するようになり、途中下車できます。
旅行記は『国鉄旧狩勝線の歴史と三大車窓を感じる旅 ~旧狩勝線ミュージアム~(北海道)』
https://4travel.jp/travelogue/11399147 -
帯広駅に停車
-
「六花亭」のスイーツ(2020年9月8日に訪問)
帯広にはスイーツの美味しい「六花亭」があります。
写真は六花亭本店オリジナルの「リコッタパンケーキ」。
旅行記は『スイーツの帯広六花亭とトマム散策2020~リコッタパンケーキとトマムの森~(北海道)』
https://4travel.jp/travelogue/11652763 -
イチオシ
国鉄士幌線「タウシュベツ橋」(2014年5月27日に訪問)
昭和12年(1937)に建造されたコンクリート製アーチ橋「タウシュベツ橋」は、糠平ダム建設に伴い水没しすでに84年近く経っています。
夏の間は発電量が多く水没してしまいますが、春と秋・冬にかけては水位が下がるため「タウシュベツ橋」の姿が現れ、幻の橋と呼ばれるゆえんです。
旧国鉄士幌線アーチ橋見学ツアーを、NPO ひがし大雪自然ガイドセンターが開催しています。
旅行記は『幻のアーチ橋”国鉄タウシュベツ橋”を湖底から巡る(北海道)』
https://4travel.jp/travelogue/10893408 -
在りし日の「稲士別駅」(2015年8月24日に停車)
帯広から2つ目の「稲士別(いなしべつ)駅」。
昭和34年(1959)国鉄「稲士別仮乗降場」として開業し、その後JR北海道継承時に駅に昇格。
利用者減少に伴い、2017年3月に廃止になりました。 -
板張りホームの「稲士別駅」(2015年8月24日に停車)
仮乗降場の面影が残っています。 -
在りし日の「直別駅」(2019年3月6日に訪問)
根室本線は十勝の内陸部から太平洋岸沿いに出ます。「直別駅」は釧路市の飛び地です。
明治40年(1907)釧路・十勝の境(釧路側)に「直別(ちょくべつ)駅」が開業。
利用者減少に伴い、2019年3月に旅客扱いを廃止し、「直別信号場」になりました。
駅の裏には「キナシベツ湿原」へ通じる木道があります。
旅行記は『根室本線の廃止になる直別・尺別駅2019-3 ~栄華を極めた開拓農家と炭鉱~(北海道)』
https://4travel.jp/travelogue/11473381 -
ログハウス風の直別駅舎(2019年3月6日に訪問)
平成15年(2003)の十勝沖地震では、駅通過中だった特急まりも号が脱線。
駅舎も被災し、現在のログハウス風駅舎に建て替えられました。 -
坊主頭の「ヤチボウズ」(直別付近)
-
在りし日の「尺別駅」(2019年3月6日に訪問)
「○別」の続く駅名。
大正9年(1920)に雄別炭礦尺別炭山からの石炭輸送貨物駅として開業し、その後旅客扱いも開始。
昭和20年(1945)尺別炭礦休山となり、昭和45年(1970)雄別炭礦尺別鉄道が廃止。炭鉱輸送と炭鉱関係者で賑わったところです。
原野に中にポツンと残る廃屋は、かつての栄華を象徴しているかのようです。 -
列車の到着する尺別駅(2019年3月6日に訪問)
利用者減少に伴い、2019年3月に旅客扱いを廃止し、「尺別信号場」になりました。 -
音別駅(2019年6月21日に訪問)
尺別原野で鉄道写真を撮るために訪れました。
近くに大塚製薬の釧路工場があり、清涼飲料水をコンテナ貨物で出荷していましたが、2019年よりトラック輸送に切り換えられました。
2021年3月に無人駅となりました。 -
「尺別原野を走る貨物コンテナ」(2019年6月21日に撮影)
尺別原野にある「音別の丘」から、「太平洋沿いの原野を走る鉄道」を撮影します。
旅行記は『道東の原野と湿原を走る根室本線2019~音別の尺別原野と別寒辺牛湿原~(北海道)』
https://4travel.jp/travelogue/11623170 -
荒波の押し寄せる太平洋(音別付近)
特急は音別海岸を走行中。 -
イチオシ
パシクル沼(音別~古瀬)
湿原と沼の景色。
パシクル川が太平洋に流れ出す河口に広がる「馬主来沼(パシクル沼)」は、海跡湖です。 -
在りし日の「古瀬駅」(2019年3月6日に訪問)
秘境駅ランキング2018年度版では第8位。
昭和29年(1971)国鉄古瀬信号場として開設し、仮乗降場として旅客を取扱い、その後、JR北海道継承時に駅に昇格。
利用者減少に伴い、2020年3月に旅客扱いを廃止し、再び「古瀬信号場」になりました。 -
釧路駅に到着
-
和商市場の「勝手丼」(2019年6月2日)
釧路駅近くの和商市場に入り、お店の人からトレーをもらい、新鮮な魚介類の中から好きな刺身を選びます。
熱々のご飯は別のお店で用意しています。
旅行記は『武佐の森と花咲線の絶景2019~花の咲く自然豊かな森と車窓から眺める別寒辺牛湿原~(釧路)』
https://4travel.jp/travelogue/11563550 -
「鶴居村村営軌道」(2019年6月6日)
根室本線新富士駅から鶴居村まで走っていた「鶴居村村営軌道」。
昭和43年(1968)に廃止されましたが、軌道跡は「釧路湿原探勝路」となり歩くことができます。
「鶴居村ふるさと情報館」では、酪農の歴史と展望、鶴居村の軌道の歴史が展示されています。
屋外にはディーゼル機関車と自走客車(写真)が保存されています。
旅行記は『北海道開拓を支えた鶴居村営軌道~軌道跡散策と温根内木道の低層・高層湿原の花~(釧路湿原)』
https://4travel.jp/travelogue/11574988 -
イチオシ
釧路湿原「キラコタン岬」(2019年6月6日)
鶴居村の「ホテルTAITO」に泊まり、翌日早朝に宿のご主人がガイドする「湿原ウォッチングツアー」に参加すると釧路湿原の「キラコタン岬」を見学できます。
旅行記は『釧路湿原のキラコタン岬ツアー2019~湿原の絶景とタンチョウ・エゾシカとの出会い~(鶴居村)』
https://4travel.jp/travelogue/11571495 -
イチオシ
砂岩脈「春採太郎」(2019年6月5日)
釧路市東部の興津(おこつ)海岸に、国内最大級の砂岩脈「春採太郎(はるとりたろう)」があります。
ここを見学するには海岸沿いを歩いて行く方法しかなく普段は海の中。
しかし、年に一度、潮位が下がる大潮の干潮時間帯に海岸を歩く(写真)ことができます。
旅行記は『国内最大級の砂岩脈「春採太郎」見学会2019~年に一度大潮の時期に開催~(釧路)』
https://4travel.jp/travelogue/11569765
次の旅行記は釧網本線で網走へ向かいます。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- マプトさん 2021/06/29 17:30:40
- (室)追分駅
- 今日の午後、道北は突然の雷雨に襲われました。昨夜は占冠付近が大変な大雨で、警報が出たほどでした。でも、道内各地のこと、詳しいですね。
富良野に住んでいた時、気まぐれルートで札幌だとか、函館方面に行く時は、車で占冠まで出て、鉄道に乗りました。線が違うと雰囲気も違うもんですね。また、岩見沢から追分経由で苫小牧に抜ける経路もよく乗りましたよ。栗山付近のトンネル崩壊で一部単線になりましたね。また思いっきり、鉄道旅がしたいです。
- かっちんさん からの返信 2021/06/29 22:00:30
- Re: (室)追分駅
- マプトさん
こんばんは。
北海道は好きなところで、たびたび訪れています。そのせいなのか段々と細かいことまで調べるようになりました。
マプトさんの道内旅行記も楽しんで読んでいます。
かっちん。
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