2015/11/08 - 2015/11/08
34位(同エリア256件中)
かっちんさん
かつて炭鉱で栄えた夕張市を訪ねます。
来年3月に廃止予定の石勝線十三里(とみさと)駅とお別れします。
これでJR北海道廃止予定の8駅(鷲ノ巣、東追分、十三里、上白滝、旧白滝、下白滝、金華、花咲)すべてに訪ねることができました。
昼食には夕張のB級グルメのカレーそばを味わいます。
「幸福の黄色いハンカチ」想い出ひろばでは、ラストシーンを思い起こし、風になびく黄色いハンカチを見て健さんのような感動に浸ります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
帯広を出発
朝一番の札幌行き特急「スーパーとかち」に乗ります。
帯広発なので自由席でも空いています。 -
イチオシ
石勝線新夕張に到着
「スーパーとかち」を見送ります。 -
新夕張駅名板
新夕張から夕張方面への支線があるので、右側の隣駅が2駅あります。 -
木々が色づく新夕張
-
駅前には紅葉山駅
札幌から十勝方面を短絡する石勝線(南千歳〜占冠〜新得)が昭和56年に開通するまで、ここは夕張線の紅葉山駅でした。 -
新夕張駅の駅舎
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追分行き普通列車
に乗り、十三里(とみさと)へ向かいます。 -
十三里に到着
降りた人は、かっちん夫婦と駅を見に来たもう一人だけ。 -
イチオシ
十三里を出発する列車
スノーシェッドの中には、複線(駅部分)から単線(本線)に入るポイントがあります。 -
十三里駅名板
十三里駅は昭和37年に開業しましたが、利用客減少により平成28年3月に廃止予定です。
駅名の由来は、追分駅を起点とした十三哩(13マイル)標があったことからです。
駅の住所は夕張市紅葉山で、十三里の名前を使っていません。 -
信号設備の建物
駅舎はありません。 -
イチオシ
紅葉のカラマツ林が綺麗な十三里
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時刻表
9:08の列車で降りたのですが、次の列車まで2時間半から4時間もあります。
十三里は普通列車だけが停車し、特急が通過します。 -
跨線橋の階段
手すりがなぜか紫色です。 -
跨線橋からの眺め
複線の長い線路は、長い編成の貨物列車が走るためです。 -
新夕張方面に乗車するホーム
ホーム端の跨線橋入口が小さな待合室になっています。 -
特急が猛スピードで通過
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夕張川
約3km離れた新夕張まで歩いて戻ることにします。 -
旧線跡
新夕張〜十三里間は現在トンネルですが、以前の旧線跡が夕張川沿いに見えます。 -
珍しい柱状節理
夕張川を渡る瑞穂橋の手前に、細めの柱状節理が発達した玄武岩質安山岩の貫入岩体が露出しています。 -
道の駅「夕張メロード」
新夕張駅前にあります。
道の駅の中に特別展が開催されています。 -
夕張鉄道展
夕張鉄道は、夕張炭鉱の事業用資材や石炭運搬の目的で北海道炭礦汽船によって設立され、大正15年栗山〜夕張本町間が開業しました。
時代が変化し、いくつかの炭鉱閉山により、昭和50年に廃止になりました。 -
鉄道で使用されていた設備や備品
夕張鉄道、国鉄夕張線、三菱鉱業大夕張鉄道のものがあります。 -
ダルマストーブ
汽車の車内暖房に使われたストーブで、家庭用と違い上蓋がなく丸くなっています。 -
夕張どら焼き「たんどら」
石炭とどら焼きを合わせた「たんどら」というお菓子です。
どら焼きの皮は食用竹炭を生地にし石炭をイメージしています。
中のあんは、夕張メロン、かぼちゃ、あずきなどいろいろあります。 -
夕張カレーそば
夕張市民のソウルフードを、隣のメイプルタウン(レストラン)に入り、昼食にします。 -
カレーそば(\980)
当店お奨めNO.1だそうです。
夕張の懐かしき想いでの味です。
寒いときには、カレーそばが体の芯から温まりますね。 -
あんかけ焼きそば(\1100)
当店人気NO.1だそうです。
醤油ベースでコクのあるスパイシーな味わいで、具沢山のあんがカリカリに焼いたおこげ麺を包み込み、癖になる一品です。
これは確かに美味しい! -
石勝線支線の夕張行き普通列車に乗ります
-
清水沢に到着
ここから「黄色いハンカチロケ地」へ行くバスに乗ります。 -
準備万端の除雪道具
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清水沢の広い駅構内
駅舎と信号扱所てこ設備の跡が見えます。 -
てこ設備の滑車
てこを動かすと滑車を通ったワイヤーが引っ張られ、リンク機構などを介して腕木式信号機やポイントを作動させます。 -
清水沢の線路跡
かつて、三菱鉱業大夕張鉄道が走っていました。 -
駅舎の待合室
駅舎の中も広く、かつての賑わいが想像できます。 -
清水沢駅の思い出展
昭和56年の地図があり、当時の思い出を付箋紙に書き込み貼ることができます。
思い出展は2015/11/2〜2016/8月頃まで行われています。
今日は始まってから6日目なので、それほど貼られていません。 -
清水沢駅の玄関
-
駅前食堂
昔からの駅前食堂です。
建物は80年以上前に清水沢旅館だったところで、その面影がありますね。 -
黄色いハンカチロケ地前
清水沢から夕張鉄道バスの循環線に乗り、ここで降ります。
バスは1時間に1本の頻度で走っています。 -
「幸福の黄色いハンカチ」想い出ひろば
バス停から坂道を登り、15分くらい歩いたところにあります。
今年は11/3まで開館予定でしたが、昨年11/10に高倉健さんが亡くなったので、11/15まで臨時開館していました。 -
イチオシ
炭鉱住宅とちらっと見える黄色いハンカチ
ロケ用に作った住宅でなく、実際に暮らしていた炭鉱住宅をロケ地にしました。 -
床屋さんの家
ここも当時床屋さんだったところです。 -
草むらに埋もれるブランコ
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炭鉱住宅への道
さあ、あのラストシーンがよみがえります。
刑期を終えた島勇作(高倉健)が出所直後に妻宛てに出した葉書には
「もし、まだ1人暮らしで俺を待っててくれるなら・・・鯉のぼりの竿に黄色いハンカチをぶら下げておいておくれ。
それが目印だ、もしそれが下がってなかったら、俺はそのまま引き返して、2度と夕張には現れない」
と書かれていたのです。 -
イチオシ
「ほらー、あれ!」
視線の先には、なんと何十枚もの黄色いハンカチが風になびいています。 -
勇作は背中を押され、歩いて行きます
-
・・・
-
2人の再会に、言葉は要らなかった
2人は見つめ合い、そして仲良く家の中に消えて行く。
かっちんは健さんになったつもりで歩いてきたので、ここで感動しました。 -
思い出の家の中
映画に出てきたファミリアAP・5ドアがあります。
他に、映画のシーンを思い出す写真展示や名場面のビデオが映写されています。 -
仲睦まじい夫婦
健さんと倍賞千恵子さんの演技を思い出します。
この後、北海道炭礦汽船が全盛を極めていた時代の鹿の谷倶楽部(鹿鳴館)を訪ねます。
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