柏市の旧沼南町・片山・ヨタイ観音堂・石仏

2020/10/31 - 2020/10/31

旧沼南町片山は「かでやま」「かぜやま」ともいう。江戸期は片山村。地名は「かせ（崖）・やま（山）」の転訛で崖になっている山という意味。旧沼南町片山新田は江戸期は片山新田。寛文１１年（1671）に成立したが度重なる洪水により享保年間（1716～1736）に再開発された。水田耕地で無住地。地名は片山村の新田という意味。ヨタイ観音堂の敷地は村田重左衛門家の所有であり、観音・観音堂の施主でもあるからです。石段を上った窪んだような敷地に簡素な祠堂といくつかの石塔が置かれています。ヨタイ観音とは西国33観音+花山法王像＝３４体あるところから≒ヨタイ観音といわれるようになったそうです。お堂の額に赤く宝暦二年（１７５２）とあるように西国３３観音巡拝記念に重左衛門家が施主になってこれらを造立したものです。
参考にさせていただいたブログは下記です。
石仏神心　59　北総石仏　旧沼南町の石仏　片山に詳しく書かれています。
http://sekibutu.blogspot.com/

エリア 柏・流山(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

手賀の丘公園から南蔵院へ向かう途中にあります。

この石段を登った所に有ります。

祠堂の右に見える石塔は万延元年（1860）出羽三山西国秩父坂東供養塔と大正3年普門品講中造立「故村田重左衛門之碑」が並んでいます。

ヨタイ観音の拝殿。村田重左衛門家の所有です。

３基の墓石。

十九夜塔は女性の墓石です。

隣も墓石。

隣も墓石。

手水舎。

お堂の額に赤く宝暦二年（1752）とあるように西国３３観音巡拝記念に重左衛門家が施主になってこれらを造立したものです