柏市の旧沼南町・柳戸・兵主八幡神社・庚申塔群

2020/10/31 - 2020/10/31

手賀の集落から県道印西・柏線に戻ります。信号のあるY字路から西へ行けば柳戸（やなど）地区となります。２００ｍほど進むと東武バスの一ツ井戸バス停があります。一ツ井戸は県道から南下へ降りたところのＴ字路傍に東屋風に保存されています。崖上の下柳戸集落では男子が朝野良仕事に出るときは天秤棒に水桶を提げて一ツ井戸において置き、昼食時・帰宅時に水を運び上げた辛い歴史のある所だそうです。「下柳戸には婿にやるな」という俚諺もあったとか。（沼南町教育委員会・沼南の歴史をあるく　から参照引用）柳戸には昔、手賀沼の渡し場があって”柳渡”と称したとか。柳のたくさんあった岸辺なのか、柳のように細長い水路が通っていたのか「柳の渡」≒「柳戸」に転化したと考えられていると「沼南風土記」に書かれています。兵主八幡神社ですがその南道路沿いに８基の庚申塔が並んでいます。キャ・カ・ラ・バ・アの種子を書いた真新しい角塔婆（というのでしょうか？）を立てた庚申塔群です。
参考にさせていただいたブログは下記です。
石仏神心　58　北総石仏　旧沼南町の石仏　柳戸に詳しく書かれています。
http://sekibutu.blogspot.com/

エリア 柏・流山(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

県道柏ー印西線228号の六所神社入り口から東へ３００ｍ手賀への分岐の信号のある交差点を手賀方向に５００ｍ進むと八幡神社の鳥居が見える。鳥居の手前に庚申塚があります。

手賀と印西の分岐点、興福院の案内もある。

バス停東台。布施行バスはここから228号線から離れる。

布瀬行きは１日８本、土日は６本

手賀と印西の分岐点を表す道標。

手賀と印西の分岐点、興福院の案内もある。

県道の向いの林の中にも石塔。

大日如来の文字が見える。

手賀方向に４００ｍ進むと八幡神社の鳥居が見える。鳥居の手前に庚申塚があります。

道路に沿って庚申塚があります。８基の庚申塔が並んでいます。

文字青面金剛、下部に三猿。左から寛政十二年（1800）庚申年の青面金剛塔。

文字青面金剛王、下部に三猿。天明五年（1785）青面金剛王塔。

猿田彦大神。明治６年猿田彦大神塔。

青面金剛像、下部に三猿。延享元年（1744）六臂ショケラ持青面金剛塔。アーモンドヘッドの青面金剛像は側面に二童子を浮き彫りにしていて近在にないものです。

庚申塔。明治４０年文字庚申塔。

文字青面金剛尊、下部に三猿。安永七年（1778）青面金剛尊塔。

文字青面金剛王、下部に三猿。文政十二年（1829）異体字青面金剛王塔。

判読不能。正徳二年（1712）青面金剛（各願之満所）塔。

林の中の庚申塔群。