2020/10/10 - 2020/10/10
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+mo2さん
この旅行記スケジュールを元に
3月3日開催予定だったナショナルギャラリー展、新型コロナの影響で会期が、変更6月18日に開幕しましたが、いよいよ閉幕ということでもう一度見に行ってきました。併せてこの日開幕のロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー所蔵 「KING&QUEEN展」 ―名画で読み解く 英国王室物語―
(上野の森美術館)と10月6日に開幕したばかりの特別展「桃山―天下人の100年」(東京国立博物館)と上野の美術館・博物館を回ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線
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10時前に上野に到着、会期終了も迫ってきた「ナショナルギャラリー展」。もう1度見に来ました。
今年の国立西洋美術館の展覧会は、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が2020年3月3日(火)~6月14日(日)。「スポーツ in アート展」が7月11日(土)~10月18日(日)でしたが、「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が6月18日(木)~10月18日(日)に延期。「スポーツ in アート展」は中止となってしまいました。国立西洋美術館 美術館・博物館
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1時間近く時間がありましたので常設展を見て回ります。
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国立西洋美術館は、2020年10月19日(月)から2022年春(予定)にかけて、館内施設整備のため、全館休館ということでじっくりと鑑賞しました。
国立西洋美術館 ミュージアムショップ 専門店
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ロンドン・ナショナル・ギャラリーが、その200年の歴史で初めて館外で開催する大規模な所蔵作品展であり、出品されている61作品はすべて日本初公開の名品ばかりです。フェルメール、エル・グレコ、レンブラント、モネ、ゴッホ・・・と続きますが、私としてはもう少しボリュームが欲しかった。まぁ、コロナ落ち着いたらロンドンに行きましょう(笑)
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世界屈指の肖像専門美術館「ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリー」。同館が所蔵するイギリス歴代王朝の貴重な肖像画・肖像写真など、およそ100 点が来日する展覧会「KING & QUEEN展」が、この日(10/10)より上野の森美術館で開催されるということで行ってきました。チューダー朝から現在のウィンザー朝に至るまで、5つの歴代王朝・・・ヘンリー8世、エリザベス1世、ヴィクトリア女王といった歴史上高名な君主から、現在の女王であるエリザベス2世、その息子のチャールズ皇太子や孫のウィリアム、ヘンリー両王子まで、英国王室の肖像画を見るととともにそれぞれの人物史も紹介されており、興味深い展覧会でした。若き日のエリザベス女王、お綺麗だったのですね。
上野の森美術館 美術館・博物館
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東京国立博物館へ移動。この日は、上陸しなかったものの台風が、太平洋沖を通過しており人は少なめでした。
東京国立博物館 美術館・博物館
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1573年の室町幕府の滅亡から、1603年の江戸幕府開府までの30年間に花開いた、日本美術史上もっとも豪壮で華麗な「桃山美術」。この時代を中心に、室町時代末から江戸時代初期にかけて移り変わっていった日本人の美意識を、数々の名品によって紹介する特別展「桃山-天下人の100年」。東京国立博物館の名品中心の展覧会かと思っていましたが、期待を大きく裏切られました(良い意味です)。京都国立博物館、九州国立博物館、宮内庁の国宝、重要文化財。京都の細見美術館、野村美術館、そして智積院、大覚寺、天球院、高台寺からの出品が一堂に会しています。
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展覧会は、写真撮影不可ですが、今回展示の東京国立博物館の作品(過去の常設展示にて写真撮影)を何点か紹介しておきます。
大井戸茶碗 銘 有楽(朝鮮時代、16世紀)
寂びの茶碗の代表格として有名な大井戸茶碗の内,五指に入ると言う定評が与えられ,かつて織田信長の弟有楽斎が所持していたところから「有楽」の銘を持っています。
※本展覧会での撮影ではありません -
志野茶碗 銘 橋姫(安土桃山~江戸時代・16~17世紀)
岐阜県土岐市・可児市に広がる美濃窯では、天正から慶長にかけ黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部といった桃山様式の茶陶が焼かれました。この茶碗は大振りで筒形の造形が力強く、文様も奔放な筆致で橋と苫屋が描かれます。志野の中でも古格で、堂々とした作風を示す作品です。
※本展覧会での撮影ではありません -
鼠志野鶺鴒文鉢(安土桃山~江戸時代、16-17世紀)
志野独特の白い土に酸化鉄の泥漿を掛け、文様を掻き落とし、全面に長石釉を掛けると、鼠地に白抜きの文様の鼠志野となります。偶然残った掛け残しを岩に見立て、そこに一羽の鶺鴒を描く。着想の面白さと造形とが見事に融合した鼠志野を代表する優作です。
※本展覧会での撮影ではありません -
桐竹文鏡 青家次作 (安土桃山時代・天正16年(1588) )
外区下部に「天下一青家次天正十六」と鋳出銘があって,製作期と作者が知られます。文様は大振りの亀鈕を中心に枝桐と竹を全体に散らしていますが,肉取りが高くて鋭角的で,立体感にあふれています。後陽成天皇の御料と伝え,文様表出が特に見事であり,桃山時代を代表する名鏡といえます。
※本展覧会での撮影ではありません -
「舟橋蒔絵硯箱」本阿弥光悦作(江戸時代、17世紀)
国宝。書画、工芸のさまざまな分野で天分を発揮し、琳派の祖となった桃山・江戸初期の芸術家、本阿弥光悦の代表作として有名な硯箱です。蓋を高く山形に盛り上げているのが特徴的。
※本展覧会での撮影ではありません -
「檜図屏風」狩野永徳筆(安土桃山時代・16世紀)
桃山時代の金碧障屏画の代表的作品として著名なこの屏風絵は、桂宮家(もと八条宮家)に伝来し、明治14年(1881)の宮家廃絶により御物となりました。画面にある引手金具の跡から、もとは天正18年(1590)12月落成の八条宮邸の襖絵であったとされます。このことから、作者が当時画壇の第一人者であった狩野永徳(1543-90)の最晩年の作と考えられています。
※本展覧会での撮影ではありません -
「檜図屏風」(左隻・部分拡大)
金箔を貼った大地や雲を背景に、画面いっぱいに大枝を広げる巨木の圧倒的な姿が迫ってきます。背景を整理し、色の数を少なくし、藁筆のようなもので樹皮を荒々しく描き、檜の力強く堂々たるさまを強調します。金地と金雲の間からは群青の水をたたえる池水が見えます。巨木の強い生命力は、画家自身の激しい気概を示すと同時に、桃山武将の豪放な美意識を伝えています。
※本展覧会での撮影ではありません -
「牧馬図屏風」長谷川等伯筆(安土桃山時代・16世紀)
「牧馬図」は、武人が原野で馬を調教するありさまを絵がいたもの。屏風絵の一般的な慣習に従って、右隻が春、左隻が秋の光景を描いています。
※本展覧会での撮影ではありません -
「牧馬図屏風」(左隻・部分拡大)
※本展覧会での撮影ではありません -
「松林図屏風」長谷川等伯筆(安土桃山時代・16世紀)
国宝。等伯の代表作で近世水墨画の傑作です。
画面全体に霧が立ちこめ、左隻の松林は右端の雪山まで奥深く続き、右隻では向かい合った林がたがいに傾いて地面の起伏を暗示します。松葉や地塗りの筆致は荒い。ひんやりとした霧の中を歩いていると黒い影が現れ、松林に囲まれていて、かすかに山の頂が望まれます。一瞬の体験を永遠にとどめたような、静まり返った光景は、わびの境地ともいえる世界です。
※後期展示作品・本展覧会での撮影ではありません -
「松林図屏風」(部分拡大)
不規則な紙継ぎ、左右で寸法の異なる紙幅、地面の線のずれ、両端で切れた松、画面両端の「長谷川」「等伯」印が基準印と異なることなど、謎が多く、草稿ともいわれます。主題の上では「浜松図」など、やまと絵景物画の流れを汲むが、等伯が私淑した中国・南宋時代の画僧牧谿の、自然に忠実たろうとする思想と水墨技法が、日本で到達し得た希有の例であるといえます。
※後期展示作品・本展覧会での撮影ではありません -
一の谷馬藺兜(桃山‐江戸時代、16~17世紀)
豊臣秀吉にゆかりの『一の谷馬藺兜』 後立がアヤメ科の植物の馬藺(ばりん)をかたどったものになっています。秀吉から三河国岡崎藩士志賀家の祖先が拝領したと伝わります。
※本展覧会での撮影ではありません -
「桃山-天下人の100年」(平成館)を出て東洋館へ
2時間近くみて回りました。
詳細は、 別に旅行記、東京国立博物館(東洋館①~⑧) としています。東京国立博物館 ミュージアムショップ 専門店
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本日、購入した図録です。
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