2021/11/20 - 2022/01/22
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+mo2さん
キリスト教に次いで世界に2番目に信者の多いイスラム教ですが、日本ではあまり馴染みがありません。マレーシア・イスラーム美術館の全面協力のもと、美術工芸品や宝飾品の展示を通して、イスラーム文化への理解を深める展覧会が、東京国立博物館 東洋館で開催中ということで行ってきました。展示品は全て写真撮影OKでした。
東京国立博物館HPより~
このたびイスラーム関連の豊富なコレクションを有するマレーシア・イスラーム美術館の全面協力を得ることで、特定の国家や地域によらない、世界規模のイスラーム美術の展示が実現しました。
イスラーム教は、7世紀にアラブ人のムハンマドが預言者として唯一神に対する信仰を説き、創始した宗教です。その後、イスラーム教は西アジアのみならずヨーロッパ、北アフリカ、中央アジア、東南アジア、そして東アジアへと広がり、キリスト教に次いで世界で2番目に信者の多い宗教にまで発展しました。イスラーム教を受容した世界各地では、多くのイスラーム王朝が交替しましたが、いずれも各地の文化を融合させた独自のイスラーム文化を展開してきました。
この特別企画では、こうしたイスラーム文化の多様性を知り、イスラーム世界への理解を深める手がかりとなるような美術工芸品や歴史資料などを紹介します。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線
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【1.ウマイヤ朝】
「ダマスクスのウマイヤ・モスク」カール・ヴトケ、ドイツ 1913年
ウマイヤ朝は、イスラム史上最初の世襲イスラム王朝(661~750)。14代のカリフのすべてがウマイヤ家出身であったので、それが王朝名となりました -
「アカンサス文柱頭」ウマイヤ朝、スペイン 10世紀
モスクの柱の上にのせられていたものです。イスラーム建築もイスラーム以前の地中海世界文化の影響を受けていたことを示しています。 -
(上)「楽園またはエデンの園」ウマイヤ朝版図の地図、ジェセフ・モリクソン、イギリス 17世紀
(下)「クルアーン(クーフィ体)」北アフリカ、9~10世紀 -
【2.アッパーズ朝】
(上)「アッパーズ朝(ペルシア)地図」イギリス 1851年
(下)「クルアーン(クーフィ体)」地中海東海岸地域、8~9世紀
アッバース朝は、中東地域を支配したイスラム帝国第2のイスラム王朝(750年?1258年)。イスラム教の開祖ムハンマドの叔父アッバース・イブン・アブドゥルムッタリブの子孫をカリフとし、最盛期にはその支配は西はイベリア半島から東は中央アジアにまで及びました -
「天文学書」アブー・マーシャル、イラン シラーズ、1347年
アブー・マーシャルは、ペルシアの天文学者。イスラム世界において,潮の干満が月の朔望と関係があることを発見した最初の人 -
【3.ファーティマ朝とアイユーブ朝】
ファーティマ朝は、シーア派の一派、イスマーイール派が建国したイスラム王朝(909年 - 1171年)、アイユーブ朝は、12世紀から13世紀にかけてエジプト、シリア、イエメンなどの地域を支配したスンナ派のイスラーム王朝東京国立博物館 美術館・博物館
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「真鍮瓶」イラク、モースルまたはシリア(アイユーブ朝)13世紀半ば
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「八角石碑」エジプト(ファーティマ朝)10~12世紀
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「ラスター彩鉢」エジプト(ファーティマ朝)9~11世紀
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「金製イヤリング」エジプト(ファーティマ朝)11~12世紀
「ラスター彩鉢」エジプトまたはシリア(ファーティマ朝)10~11世紀 -
【4.イランおよび中央アジアにおける初期の王朝】
アッパーズ朝は、9世紀にはすでに弱体化しており、王朝は分裂を続け、中央アジアのガズナ朝(977~1186)やブワイフ朝(945~1055)、イラン系のサーマーン朝(819~1005)など地方王朝の君主が独立をはたしました。 -
「多彩釉刻花文皿」イラン、10世紀
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「鳥文鉢」イラン・ニーシャ―プール、10世紀
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「文字文鉢」イラン・ニーシャ―プール、10世紀
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「クーフィ体文字文皿」イラン東部、10世紀
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【5.モスクの美術】
モスクは、イスラム教の礼拝堂。内部には、イスラーム教の偶像崇拝の徹底排除の教義に従い、神や天使や預言者・聖者の像(偶像)は置かれることも描かれることもなく、装飾は幾何学模様のようなものだけです -
「メダイヨン文敷物」イラン 19世紀
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「モスク・ランプ」エジプト 20世紀初
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【6.北アフリカおよびスペインにおける王朝】
「美術鑑定家」エットーレ・シモネッティ、イタリア・ローマ、19世紀 -
「宝飾ヘッドドレス」「儀礼用イヤリング」モロッコ、1800年頃
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「羊毛を紡ぐ人」ルドルフ・エルンスト、オーストリア、19世紀
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「ラスター彩水差」スペイン・バレンシア、20世紀
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「ラスター彩アルハンブラ壺」スペイン、19世紀
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「螺鈿箱」トルコ、18世紀
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「木画キャビネット」ポルトガル、1800年頃
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「釉下彩装飾タイル」スペイン・トレド 1475-1525年
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「クルアーン(マグリビー体)」スペイン・アンダルシアまたは北アフリカ、13世紀
クルアーンはコーランで、イスラム教(イスラーム)の聖典 -
【7.セルジューク朝】
セルジューク朝 は、11世紀から12世紀にかけて現在のイラン、イラク、トルクメニスタンを中心に存在したイスラム王朝 -
「エナメル彩人物文鉢」イラン、13世紀初
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「エナメル彩騎馬鷹狩人物文鉢」イラン、12世紀末~13世紀初
12世紀末、イランのカーシャーンでは、フリットウェアに新しい配色を加えたエナメル彩の技術が発達します。それは、1度目の焼成で下絵を定着させ、2度目の焼成で釉上に上絵を焼き付けるという方法でした -
「ラスター彩騎馬人物文鉢」イラン・カーシャーン、12世紀
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「雌獅子文銅鏡」イラン東北部および中央アジア西部、12世紀
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「乳鉢・乳棒」イラン(セルジューク朝)、12世紀
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「乳鉢」イラン(セルジューク朝)、12世紀
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「銅匙」イラン(セルジューク朝)、10~11世紀
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「真鍮水差」イラン東北部および中央アジア西部、12世紀末
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「真鍮盤」イラン東北部および中央アジア西部、12世紀
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(左)「銅香炉」イラン東北部、12世紀
(右)「透彫ランプ・スタンド」イラン東北部および中央アジア西部、12~13世紀 -
「クルアーン(東方クーフィ体)」イラン、12世紀
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【8.マムルーク朝】
「祈り」ルートヴィッヒ・ドイッチュ、オーストリア、1923年
マムルーク朝は、エジプトを中心にシリア、ヒジャーズまでを支配したスンナ派のイスラム王朝(1250年 - 1517年)首都はカイロ -
「真鍮盆」エジプトまたはシリア(マムルーク朝)14世紀初
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「真鍮燭台」エジプトまたはシリア(マムルーク朝)1293~1341年
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「真鍮鉢」エジプトまたはシリア(マムルーク朝)1475~1500年
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「真鍮水盤」エジプトまたはシリア(マムルーク朝)14世紀
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「クルアーン」エジプトまたはシリア(マムルーク朝)14世紀または15世紀
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【9.イル・ハーン朝とティムール朝】
「モスク入口の貧者」スタニスワフ・フレボフスキ、フランス・パリ、19世紀
イル・ハン国は、現在のイランを中心に、アムダリヤ川からイラク、アナトリア東部までを支配したモンゴル帝国を構成する地方政権(1258年 - 1335年/1353年)ティムール朝は、中央アジアのマー・ワラー・アンナフル(現在のウズベキスタン中央部)に勃興したモンゴル帝国の継承政権のひとつ -
「ミフラーブ・パネル」中央アジアまたはイラン(ティムール朝)、14~15世紀
ミフラーブ・パネルはアーチ形のタイルで、中央部分とその縁飾りで構成されています。ターコイズ・ブルーの濃淡で施釉され、様式の異なる文字文で装飾されています。
モスクの礼拝する場所に設置され、イランや中央アジアの建築によく見られます。 -
「文字文タイル」イラン、13世紀
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「文字文タイル」中央アジアまたはイラン、14世紀
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「青釉透彫タイル」中央アジア(ティムール朝)、14世紀
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(左)「挿絵本(歴史集成)」ハーフィズ・アブル、イラン・ヘラート、1425年頃
(右)「ラスター彩藍釉鳥文星形タイル」イラン(ティムール朝)、13~14世紀 -
「文字文鉢」イラン(ティムール朝)、15世紀
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「修行僧の鉢」イラン、17~18世紀
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「銅皿」イラン(ティムール朝)、15世紀
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「クルアーン(ムハッカク体)」イラン(イル・ハーン朝)15世紀
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印章 イラン(ティムール朝~サファヴィー朝)
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【10.サファヴィー朝とカージャール朝】
サファヴィー朝は、16世紀から18世紀前半にかけてペルシア (現在のイランを中心とした地域)を支配したイスラーム王朝(1501年 - 1736年)
ガージャール朝は、18世紀末から20世紀初にかけて現在のイランを中心に支配したトゥルクマーン系ガージャール部族連合によるイスラム王朝(1796年 - 1925年)、首都はテヘラン -
「人物文タイル」イラン(サファヴィー朝)17~18世紀
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「ケンタウルス文タイル」イラン(サファヴィー朝)17世紀
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「シャーナメの挿絵」イラン(サファヴィー朝)1610年頃
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「皇太子アッパーズ・ミールザーの肖像」イラン(カージャール朝)1818-20年頃
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「王室肖像入りカージャール朝勲章」イラン(カージャール朝)1878年
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「王室肖像入りカージャール朝勲章」イラン(カージャール朝)1907-09年
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「シャムール刀」イラン(カージャール朝)
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「短剣ジャンビーヤおよび鞘」イラン(アラブ市場用)1800年頃
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「王室肖像入りカージャール朝勲章」イラン(カージャール朝)1878年
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「シバの女王と修道僧図タイル」イラン(カージャール朝)1880年
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「饗宴図皿」イラン(カージャール朝)19世紀
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(左)「ローズウォーター散布瓶」イラン(カージャール朝)19世紀
(右)「白地藍彩花文瓶」イラン(カージャール朝)19世紀 -
「ラスター彩水差」イラン(カージャール朝)19世紀
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(左)「マンスール解剖書(写本)」イラン(サファヴィー朝)16世紀
(右)「解剖学用人形」イラン(カージャール朝)1838-39年 -
「彩色扉」イラン(カージャール朝)19世紀
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【11.武器と外交】
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(上)「火打石銃」アルジェリア 19世紀
(下)「火薬入れ」トルコ(オスマン朝)19世紀 -
「鋼の籠手」イラン(カージャール朝)18~19世紀
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「鉄盾」イラン(カージャール朝)19世紀
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「宝飾短剣」インド(ムガル朝)18世紀
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「馬頭短剣」インド(ムガル朝)18世紀
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「刺突剣」インド(ムガル朝)18世紀
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(左)「儀杖」北インド 19世紀
(右)「虎頭儀杖」インド・デカン 19世紀
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