柏市の旧沼南町・大津ヶ丘・前原公園・石仏

2020/10/14 - 2020/10/14

この公園には、「権現古墳」と言う古墳が現状保存されています。この団地のある場所には、縄文時代から、奈良・平安時代にかけての集落跡が沢山あり、現在と同じく多くの人々が生活していました。古墳の前の石塔は全部で１１基あり、道標や庚申講として各所に建てられていたものをここに集めました。
旧沼南町に大井という場所がある。ここは旧沼南町でも比較的早くから開けた地区であるが、いろいろな歴史伝承を持っています。戦国期には、小金の高城氏が当地も支配下に置いている。その大井には、かつて大井追花城があった。もともと、この城は大井追花の相馬氏系の在地領主の城館であったとともに、大津川河口付近の水運を監視する、役割を担っていたのであろう。手賀沼の南側に広がる大井新田は、明治時代から昭和にかけて開拓された田畑で、その中を流れる大津川が手賀沼に注いで居ます。旧沼南町を二分する国道１６号線は1968年（昭和43年）3月 柏市若柴 ～ 柏市大島田間が供用開始なり大井交差点で県道282号柏印西線と交差します。続いて大島田交差点で県道8号船橋我孫子線と交差します。大井と大島田の間に日本住宅公団の大津が丘団地が昭和53年（1978年）に完成しました。2017年（平成29年）の世帯数と人口は3,991世帯 8,690人とある。

参考にさせていただいたブログは下記です。
石仏神心　79　北総石仏　旧沼南町の石仏　大津ヶ丘に詳しく書かれています。
http://sekibutu.blogspot.com/

エリア 柏・流山(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

国道16号線　大津ヶ丘交差点近くに前原公園と中谷津公園があります。

柏駅東口から坂東バス　大津ヶ丘4丁目で下車します。

大津ヶ丘　前原公園　柏市の表示。

ブランコと滑り台のある小さな公園。

こんもりした「権現古墳」の前に石塔は全部で１１基あり、道標や庚申講として各所に建てられていたものをここに集めました。

二十三夜。安永八年（1779）文字二十三夜塔。

判読不明。寛政四年(1792）駒形大明神祠、

判読不明。天保六年（１８３５）尾鑿大権現塔、

青面金剛像。天保十年（１８３９）六臂青面金剛塔、

文字青面金剛。台座に三猿。享和四年（１８０４）青面金剛文字塔は台石の三猿・聞か猿が首を傾げています。

青面金剛像。下部に三猿。享保十年（１７２５）六臂青面金剛塔には碑面に「庚申本地青面金剛」 という珍しい文言が刻まれています。

判読不明。隣はこの中で最古の貞享五年（１６８８）庚申文字塔で「妙法奉修庚供養」と刻まれているそうです。

猿田彦大神。台座に三猿。文政六年（１８２３）猿田彦大神塔は三猿神楽舞。

二つに割れた石塔。天保三年（１８３２）六臂青面金剛塔は崩壊しています。

山神宮の石祠。天保四年（１８３３）山神祠、

馬頭観世音。左から明治31年馬頭観音文字塔、

１１基の石塔が並ぶ。

「権現古墳」を一周する。

「権現古墳」を一周する。

周りは大津ヶ丘団地。

この公園には、「権現古墳」と言う古墳が現状保存されています。この団地のある場所には、縄文時代から、奈良・平安時代にかけての集落跡が沢山あり、現在と同じく多くの人々が生活していました。古墳の前の石塔は全部で１１基あり、道標や庚申講として各所に建てられていたものをここに集めました。

沼南町の歴史をあるく。５１　前原公園　平成四年三月。