柏市の旧沼南町・若白毛・長栄寺・石仏

2020/10/25 - 2020/10/25

八坂神社・長栄寺　沼南の歴史を歩く　２５
八坂神社の本殿は、明治９年（1876）の造営です。京都祇園祭と同じ七月二十三日、二十四日の夏祭りには「若白毛ばやし」が上演奉納されます。隣接する長栄寺は盛松山長栄寺という曹洞宗の寺院で、江戸初期の創建です。曹洞宗長栄寺はNo６１で紹介した泉の龍泉寺の隠居寺のような性格で寛永七年（1630）の開基とされています。本尊は釈迦如来です。別に立て替えられた薬師堂があり本尊は日光・月光菩薩を従えた薬師如来がおられますが、こちらのほうは天文四年（1535）創立の由来があるようですが詳細不明とガイドに載っています。

参考にさせていただいたブログは下記です。
石仏神心　63　北総石仏　旧沼南町の石仏　若白毛に詳しく書かれています。
http://sekibutu.blogspot.com/

エリア 柏・流山(千葉)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「若白毛」　わかしらが 柏市 全国でもこの地名は無いようです。手賀沼の南に位置する旧沼南町、県道柏―印西線282号沿いに有る。寛永２年（1625）の目録写に「若白毛新田村」とある。
地名の由来については、
①　当地から将軍へ献上した栗毛の馬が白馬になったことから。
（沼南風土記）（角川　日本地名大辞典）
②　５世紀末？の清寧（せいねい）天皇の家来が当地に住んでおり、天皇の名の「白髪武広国押稚日本根（しらかのたけひろくにおしわかやまとねこ）」をとって白髪部（しらがべ）とした。
③　「わ（廻）・か（接続詞）・しる（汁）・か（処）」で周囲を丘陵で囲まれた湿地。
「まほらにふく風に乗って」を参照しました。
http://mahoranokaze.com/blog-entry-3251.html

県道柏―印西線282号沿いに有る八坂神社に隣接する長栄寺は盛松山長栄寺という曹洞宗の寺院で、江戸初期の創建です。

盛松山長栄寺の案内
死のうと思う日はないが生きてゆく力がなくなることがある。そんなときお寺を訪ね　わたしはひとり　仏陀の前に座ってくる。力わき明日を思うこころが出て来るまで座ってくる。

六地蔵。六地蔵が並ぶお堂があり、中央に元文二年（1737）の地蔵立像です。六地蔵の後ろの石塔は文政六年（１８２３））念仏講中が建立した地蔵塔です。

青面金剛像。参道入り口左に明和五年（1768）六臂合掌青面金剛塔がおられますが、いかにも村の石屋さんが彫った感じの稚拙さがうかがえます。

大師堂。

四国八十七番の石塔。文化七年（1810）・明治12年の新四国道標。

大師堂。No８７・２９・３０番の大師堂が３棟の棟割長屋のように建っています。

薬師堂。本尊は日光・月光菩薩を従えた薬師如来がおられますが、こちらのほうは天文四年（1535）創立の由来がある。

盛松山長栄寺の本堂。

出羽三山石塔。左の築山斜面に見える石塔は明治19年出羽三山塔と小さな大正10年正徳太子御尊位石祠です。本堂左奥にに写真のように石仏が集約されています。

歴代住職の墓なのか？

歴代住職の墓なのか？

歴代住職の墓なのか？

盛松山の扁額。

十九夜塔が並ぶ。右方は４基の十九夜如意輪観音塔・宝暦六年（1756）地蔵念仏塔・明治４４年光明真言塔が並んでいます。

南無大師遍照金剛。大きな昭和50年弘法大師供養塔。この後に隠れた石塔があったようです。

長栄寺の墓地、昔ながらの配置で区割りをしていません。

長栄寺の墓地、昔ながらの配置で区割りをしていません。

長栄寺の墓地、昔ながらの配置で区割りをしていません。

十九夜塔。

十九夜塔。

五輪塔。

十九夜塔。

十九夜塔。

十九夜塔。

十九夜塔。女性の墓石　戒名が彫ってあります。