【BikeJINラリー2020】6-1、梅雨の湘南・奥秩父・妙義山から新潟・瀬波温泉へツーリング

2020/07/24 - 2020/07/27

　BikeJINラリー帳の2020年フィナーレのツーリングに、関東から新潟・山形へと行きました。今年の梅雨は結構雨がしっかり降ったので、カッパを着て走ることが多かったのですが、それなりに楽しめて暑くないというメリットも感じました。
　しかし、湘南辺りを走るときは、やっぱり青い空青い海を見ながらというのが理想なので、ちょっぴり残念です。

　全国のチェックポイントをクリアして、最後にラリー帳の関東・庄内エリアが残っていたので、四国南西部の愛媛・西予市からそこへどうやってアプローチするのがいいか考えた結果、徳島まで高速を走って徳島港からオーシャン東九フェリーで晴海まで行き、早朝から三浦半島を南下して湘南の立石公園のチェックポイントをまず目指しました。
　海沿いを西進して圏央道を使って秩父へ行って、そこから妙義山のチェックポイントをゲットし、関越道で新潟市を通過して村上市の瀬波温泉まで走るのが1日目の行程です。走ることがメインなので、チェックポイント以外の観光は殆どない、というのですが、ツーリングは走るだけで結構楽めるので、初めての瀬波温泉を楽しみに雨の中、ラリーのゴールを目指しました。
　この時期にゴールすれば、BikeJINラリー終了が全国ベストテンに入るくらいじゃないか、と思います。

エリア 鎌倉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: バイク
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: じゃらん

　7月24日（祝・金）午前8時に愛媛・西予市を出発して、徳島港発午前11：20、東京行きのオーシャン東九フェリーに乗船。休憩なしで、一気に徳島港までやって来ました。
　11時前に徳島港に着いて切符を購入したら、直ぐに乗船。そして、我々が乗ると、まだ出港には時間があるのに、積み込み口のフェリーの蓋を閉めはじめました。もう、予約の車が全部乗船したからだそうですが、もし予約をしてない場合はかなり早めに来ていないと置いた行かれることになるなあ、と認識しました。昨年はそんな理由で置いて行かれたのですが。

　コロナ禍のためもあり、いつも甲板は車でいっぱいになるのに、割とガラガラと雰囲気でした。

　このフェリーには、前輪だけでバイクを船に固定する専用治具があるのですが、それだとバイクに無理が掛かるような乗せ方になるので、やっぱりベルトで引っ張って固定してもらう方が安心します。
　普通は乗用車を全部下船させて、その後バイクが船から出れるのですが、この日はバイクも先に降ろしてくれました。そのため、記念写真を撮る準備ができず、フェリーの写真は撮れません。

　東京フェリー埠頭から三浦半島を目指しました。
　晴海から首都高湾岸線で浮島・横浜ベイブリッジへと走る予定でしたが、有明ICの入口を間違えて、入口手前の一般道で東京湾トンネルに入ってしまい、もう湾岸線に乗ることはできません。
　そこで、首都高横浜線に入り、横浜手前から湾岸線の横浜ベイブリッジに行くルートを取って、一安心。結果オーライでした。ベイブリッジにはループで登るのですが、エキスパンションジョイントの鉄の部分に、バイクのタイヤが滑ってグリップできず、連続したカーブを切りながら怖い思いをしました。ループはスピード要注意なのです。

　湾岸線から横浜横須賀道路へと走り、横須賀PAまでやってきました。

　横須賀PAまでで、西予市を出てから３４３ｋｍ走行。すでに、結構走ったなあ。
　横浜を過ぎると雨が降り出し、横須賀では土砂降りに遭いました。天気予報では天気は回復、だったのに、ショック！

　衣笠ICから三浦縦貫道路を通って相模湾へと出ました。

　国道134号線を北西にしばらく進むと、マンションなどが建ち並ぶ隙間に立石公園の入口の看板を見つけ、海端の駐車場に入りました。公園は道路の海の間の、かなり狭いエリアですが、この人気の葉山近くにこのようなスポットがあるということが価値なのでしょう！
　夕日が落ちる頃はとても景色は素晴らしいと思います。その分、この無料駐車場に入る競争率はかなり高いと推測。景色だけなら、田舎に行けばもっとゆっくり夕日を味わえるスポットはたくさんありそうに思えました。
　ミッション、第一チェックポイント　終了。
　朝から混んでいたあ。バイクは隅に駐めろ、と指導されました。

　第一チェックポイントを過ぎると、葉山の御用邸、葉山マリーナなどを見ながら逗子海岸を走ります。　
　
　葉山の海岸に沿って建つマンションや豪邸は、殆どが海の景色がよく見えるように建っていて、確かに夕日の眺めはとても良いだろうと思われました。山の上の方まで豪邸らしい家が見られます。さすが、その名の通った葉山！

　逗子海岸の端っこの山の上は、ここも2年程前にラリーのチェックポイントとなった、披露山公園があります。
　走っているときは気付かなかったけれど、ここにもやって来ていました。この前、来たときは天気も良かったし、富士山まですっきり見えた気がします。披露山公園にはさるなど数種類の動物が飼育されていたりして、景色も良いし、逗子市民の憩いの場です。

　逗子を過ぎて、鎌倉の由比ガ浜海水浴場を走ります。コロナ禍といいながら、朝から海水浴をしている人はチラホラいる感じ。天気も天気だし、ねえ。

　バイクのスクリーンに少し雨粒がつきますが、これくらいだと気にせずに湘南を目指します。

　コロナ禍で無ければ、ここにはどっと人が押し寄せる時期なのに、今年は残念！！

　由比ガ浜海水浴場、通行中の車から砂浜が見えないようにするためだろうと思いますが、黒いネットが手摺りにずっと張られていました。交通安全の妨げか、追突事故が多いのか、でしょうか。

　七里ヶ浜海岸。
　う～ん、聞いたことあるような地名ばかりですが、お上りさんにはその辺の有名さと価値がよくわかりません。多くの人が押し寄せて混雑するところだろう、とは思いますが、似たような所を西へと走っていきます。

　江ノ島が見えてきました。
　これくらいスムーズに走れると、楽です。

　江ノ電鎌倉高校前駅

　江ノ島から湘南海岸に沿って茅ヶ崎まで走り、そこから新湘南バイパスを経て、圏央道で秩父さくら湖を目指しました。

　圏央道厚木PA(外回り）にてトイレ休憩。

　厚木PAで午前8：22というのは、まあまあのペース。これだったら、新潟・村上市の瀬波温泉に予定通りいけそう。

　厚木PAを出発して圏央道で狭山日高ICまで行きましたが、途中雨がやや強くなってきました。
　狭山日高ICで高速道路を降りてからは、西武秩父線沿いのR299で秩父市を目指しましたが、さらに雨はひどくなり、道の駅果樹公園あしがくぼでトイレ休憩。

　この道の駅で、なんと奇跡的な出会いがあり、驚きました。同行者の友人とばったり、出会ったのです。
　今回のコースは、私がルートを考え時間配分もしていたので、この道の駅に立ち寄ったことはたまたまトイレ休憩したくなったというだけで、ここに来るかどうかは直前まで決まってなかったのです。

　道の駅果樹公園あしがくぼの駐車場に入ってバイクを駐めたとき、雨の中傘を差して「どこから来たんですか？」話しかけてくるおじさんがいたので、こんな天気だけどバイク好きの人はいるもんだ、くらいに思って見ていました。

　すると、その人が実は同行者の友人で、秩父さくら湖へ行くことは連絡してあったので、きっとこのコースでこの時間にここに立ち寄るだろうと予想して、道の駅で待っていたそう。素晴らしい直感！

　このトイレの前でその方は知らぬふりをして話しかけてきた、というので、友人が芝居をしている、とわかったときの驚きは、それは並大抵のものではなく、感動でした。
　雨の中でのサプライズでした。

　同行者の久し振りの友人との再会もあって、さっさと先に行くこともできず、秩父で昼食をとることにしました。

　昼食の前に、第二チェックポイント、秩父さくら湖。

　さくら湖ダム公園の浦山ダム資料館うららぴあ。

　やっぱり、天気、よくないですねぇ。　

　秩父の彩甲斐街道は結構混んでいて、しかもコロナ禍のためレストランなどもテイクアウトが流行っており、三人で食事をするところを見つけるのに苦労しました。そして、ファミレスをやっと発見し、ゆっくりと昼食タイムです。

　昼食を終えて、これから妙義山パノラマパークを目指します。

　上信越自動車動で松井田妙義ICまで来て、妙義山パノラマパークへ到着。
　
　この小さな標柱だけしかなくて、ここが妙義山パノラマパークだと確認するのに苦労します。

　市立妙義ふるさと美術館。
　こっちの方が目立っていて、妙義山パノラマパークは美術館の駐車場みたいなところです。

　雨のためガスが降りていて、スカイラインがゴツゴツした妙義山は見れません。

　妙義山パノラマパークの広場と駐車場と美術館。ガスっていて、全体像がつかめないまま、第三ミッション完了。
　これで、関東のミッションをコンプリートです。

　何も見えないので、この妙義山の標柱でパノラマパークへやってきたことにしました。

　妙義山パノラマパークの証拠写真は、こんな感じでしょうか。

　妙義山パノラマパークといえども、トイレさえないくらいでしたので、すぐ下の、道の駅みょうぎまで降りてきました。

　このすぐ上の山の頂上が、妙義山パノラマパーク

　時間は良い感じで、新潟へ行けそう。しかし、ガソリンをどこかで入れなければなりません。
　昨日、愛媛を出発してここまでで564ｋｍ走りました。

　トイレ休憩を終わらせ、いよいよ新潟へと関越道を北上します。

　赤城山SA

　ここで、燃料を入れました。コロナの影響が、赤城山SAにもはっきりと出ていました。

　赤城山SAで午後3時前。
　村上市の瀬波温泉には午後6時までには到着できそう。

　7月25日に宿泊した、瀬波ビューホテル。
　なんと、GOTOキャンペーン対象となってしまいました。ラッキー

　この辺りに温泉があるとは。初めての瀬波温泉です。海辺の温泉でした。

　瀬波温泉のメインストリート。若干、中心部よりは新潟市寄り。

　7月の4連休とあって、ホテルには泊めれないくらいの車が押し寄せています。

　ちょうどホテルの前に、仮設足場が組まれていて、解体でもするのかなあ、と思っていたら、これはスノーボードの練習台だということです。

　平昌オリンピックに出場したメダリストの平野歩夢選手らが練習するところだそうで、夏でも滑れるんだとか。そういえば、北海道の常呂町へ行ったときに、町あげてカーリングをやっている、と聞いたことがありましたが、その後成果が出てLS北見が有名になりました。市や町の支援は大切です。

　明日は羽黒山の最終ミッションを終えて、新潟から新日本海フェリーで敦賀へと帰ります。