2018/10/01 - 2018/10/01
917位(同エリア2810件中)
rieさん
パートの長期休みをとり、大学生の息子を夕食係に雇って主婦としても2週間のお休みをいただき、行ってきました、ヨーロッパひとり旅。
目を瞠りまくりだったスイス、道に迷いまくったフランス、たくさんの出会いがあったドイツ、……からのオランダは、びっくりするほどアンラッキー続きだったけど……。
でも、ここブリュッセルでは、またも運気上昇! なかなか楽しい出会いがありました!
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
国際都市らしい雑踏のアムステルダム、壮麗なアントワープ駅を経て、ブリュッセル駅前のこの風景。等身大で安心します。なんだか日本に帰ってきたよう。
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思ったより少し時間があったので、グランプラス方向へ歩く前に、駅近くにある「芸術の丘」に来てみました。生垣の間も歩けるようになっていて、いろんな国の人が写真を撮っていた。アジア系やイスラム系の家族連れ、女性のグループなどがにぎやかに笑いさざめいてました。
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これも駅の近く。
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なぜかわからないけど、どことなく親近感を感じる街並み。
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こんなところもあった! パリのパッサージュみたいな感じ。親近感は感じないがレトロで心惹かれます。
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そして、うわー~~! これか(〃∇〃)! グランプラス!
グランドプレイス、ってことなのかな? 美しい、と言うよりはとにかくドドーン!と囲まれてる感がすごい。小人になっておとぎの国の王宮に放り込まれた感じ。 -
すごい雑踏でした。ロンドンとブリュッセルは、他の街より若い観光客が多かった気がします。
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さて、今夜の宿は、この旅初めてのB&Bです。
……というより私には生まれて初めてのB&Bです。英語に自信がなくて今まで泊まらなかったのだけど、1日だけ冒険して予約してみました。ドキドキしています。
地図を見ると街の外れにあるようだったけと、意外と近かった。グランプラスから歩いて15分強だったかな……そんなに大きな町じゃないようです。ええと、このあたりだわ……。 -
booking.comでも相当評判のよかった「B&B Villa 36」です。外観は全く普通のお宅で、よく見ると玄関脇の窓の中にさりげなく名前を書いたカードが立ててあります。グーグルマップがなかったら見つけるの難しかったわ。
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呼び鈴を押して名前を言うと、お待ちしてました、と言って女主人が出迎えてくれました。優しそうで安心。そのままこの玄関を通って2階へ。
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お部屋これです。すごく広かったしスタイリッシュでとてもすてきでした。
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逆側にバスルーム。
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バスタブはないけど、ホテル以上に清潔。
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いろんな角度で写真撮ってみた(*^^*)
女主人さんは、鍵のこと、朝食の時間などを親切に説明してくれて、「じゃあね」と出ていきました。玄関の鍵も渡してくれて好きに出入りできるよう。案外敷居低かった! 値段はスイスのホテルに近いくらいしたけど、この時点でかなりいいなと思いました。 -
荷物を置いて身軽になり、満足して夕食&夜のグランプラスを見に出かけます。
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途中のビルの間に唐突に現れた城壁。もともとブリュッセルの街に巡らされていたものが現在は所々にしか残っていないらしい。
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中心地あたりにやってきました。観光客が多くてすごくにぎわってる。渋谷みたいな、若い人のおしゃれな街という感じ。
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「ウケる~(^q^)」と鼻で笑ってしまった店名。「Superdry Store」の上に何故か日本語で「極度乾燥(しなさい)」と書いてある。なぜカッコ入り? 中にも入ってみたけどベーシックでちょっと男っぽいミリタリーな?感じの服とか置いてあった。
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おほほ。ガッカリ名所としてすでに有名なので、このショボさにも驚きません。商店街の一角にあって、日本で言えばお稲荷さんやお地蔵さんという風情。むしろほのぼのしみじみと見れました。
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さて夕食。思い起こしてみれば、ホントにビンボー旅でした。ここまで10日間、ちゃんとしたレストランで食べたのはまだ4回目くらい。
今日はグランプラスに面したレストランに入って、広場の喧騒を見ながら食べようと決めていたの。
でもお目当てのレストランは混んでいて……どうしようと思っているうちに、愛想のいいオジサンウェイターに強烈に客引きされてしまい、よくわけらん小さい店のテラス席に……
オジサンは美味しいよ美味しいよと言っていたけど、正直あんまり美味しくなかったな。でも場所は良かった。こういう広場で食べるの好きなんです。唯一家族旅行でダンナや子どもたちと行った10年前のプラハを思い出して、暮れゆくグランプラスを眺めながら、一人しみじみ食べました。 -
食事が終わって出てくると、こんな感じ……うーん確かにキレイ!
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プラハのほうが壮麗かつ詩情ゆたかな風情だったけど、ここのは、きらびやかで祝祭感がある。
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このイルミネーションも、もしプラハだったら、「台無しだ!」と思うトコだろう……でもここなら許せるというか、似合ってる。
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それにしても妖しすぎる……
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そして宿への帰り道。
お約束のワッフルを買って食べながら帰りました。
これは美味しかった~! ワッフルが、というか、生クリームとイチゴが豪華そのものでした。1000円弱だったけど、ワッフルの上にも下にも、イチゴが20個近く入ってた! シアワセ~! 娘と一緒だったら良かったなーとちょっと恋しく思い出しました。甘党の息子と一緒も楽しかっただろうなあ~(#^.^#)
この日は寝心地の良いベッドでゆっくり休めました。 -
さて翌朝、ちょっとドキドキしながら朝食に降りていってみると……
この食堂です。遠慮して撮れなかったのでホームページからいただいた写真ですが、ここに他のお客さん3人がもう座って、楽しそうにおしゃべりしながら朝食をとっていました。左側の2席に70代くらいの老夫婦、窓を背にした席に30代くらいの若いビジネスマン風の男性一人です。
なぜかフランス語で喋っていたんですが、私がドギマギしつつ英語で挨拶すると英語に変えてくれました。
ご夫婦はニュージーランドからきたそうで(なぜフランス語だったんだろう???)、おじいちゃんはものすごいおしゃべりでした。眉を上げ下げして表情豊かに政治家や旅行先の話をして、すごく楽しいおじいちゃんでした。奥さんのほうが、しょうがないわねえこの人、という感じで黙ってニコニコ。
このあともおじいちゃんは興奮するとすぐフランス語になるんだけど、奥さんが、ほらほらフランス語になってるわよ、って言って英語に戻してくれます。私を気遣ってのことで、ありがたい。まあその気遣ってのゆっくり英語も半分くらいしかわかんなかったけど。 -
ビジネスマンはパリに出張に来たついでのブリュッセル観光だそう。確認できなかったけど多分イギリス人。
ご夫婦のほうは今日まで何日かブリュッセルに滞在していたのだけど、今日はアントワープにいくそう。
「もうしょうがない。~にいかないわけにはいかん(聞き取れず)」と芝居気たっぷりに言うおじいちゃんに、ビジネスマンが「そりゃいかなくちゃ、奥さん、楽しみですねえ」とか言って笑っている。
勇気を出して、どこのことですか?と聞いてみると、どうやらユダヤ人が作った大きなダイヤモンドセンターがあるらしい。だから今日は観念しとる、とかおじいちゃんが言っているが、そもそも冗談ばかりのおじいちゃんだったからホントは買うつもりなんかないのかも。
私の予定も訪ねてくれて、これからロンドンへ行くのだといったら、「じゃあバッキンガム宮殿は絶対行かなきゃだめだよ。おれはあそこで……」と始まって、よく聞き取れなかったけどただのリコメンドなんだと思っていたら、最後に「だからリジーによろしくな」と言って奥さんを苦笑させたのでやっぱ全部冗談だったのかも。 -
1時間近く、ホントに色々話しました。中国人の列の並び方について(プチディス)、ラグビーについて(ちょうど日本がアイルランドに勝った直後だった)、トランプ大統領について、フランス語について、若い人とインターネットについて……それぞれ、へえ!と思うことあったけどキリが無いので書きません。
ところで話の間、私はずっと困っていることがあった。エッグスタンドにボイルドエッグが乗ってるんだけど、どうやって食べていいかわからない。他の3人はもう食べ終わっちゃってて参考にできないの。
思い切って、聞いてみました。
「ごめんなさい、これどうやって食べるんですか? 西洋式のマナーを知らなくて。日本では全部剥いて食べるけど……。テーブルにぶつけて割っていいんですか?」
「うんうん、いいですよ。でもイギリスではたいていナイフで横に切るかなあ。ドイツ人はスプーンで上から叩いて割ってますね。どっちにしろ最後はスプーンで食べるんです」とビジネスマン。
悩んだけど、イギリス式もドイツ式もできる自信がなかったので、ソーリーフォーマイバッドマナーズ、と言って日本式で食べました。 -
プライベートで旅行なの?と聞かれたので、ええ、でも旦那は外国旅行に興味ないので、それで一人なんです。でも一人を楽しんでます! 自由で最高ですよ! と言ったら、奥さんが目を輝かせて、いいわねーうらやましい! みたいな反応をしてくれました。おじいちゃんはそれを見て眉を上げ、めずらしく無言。息子がゴハン作ってくれてる自慢もしてさんざん羨ましがってもらいました(*^_^*)
楽しかった!下手英語でも一生懸命なら心は通じるのね。この次また旅行できることがあったら、絶対B&Bにしよう!!と思いました!
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この旅行記へのコメント (4)
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- CatMomさん 2021/11/08 05:50:45
- 1人旅
- rie さん
こんにちは。
旅行記、楽しく拝見いたしました。一人旅っていいですよね~どこに行くのも、いつ何を食べるかも100%フリーですからね(笑)
私も昔はもっぱら一人旅、ユーレイルパスを使いまくってヨーロッパの各地に足を伸ばしました。懐かしいです。
娘が生まれてからは旅行とはずっと縁遠い生活を送っていましたが、彼女がティーンになったのをきっかけに大好きなヨーロッパ旅行(子連れ)を始めました。
2020年もイタリア+ドイツ+ベルギー等旅行を綿密に計画していましたが、コロナショックでキャンセルせざる得ない状況になりました(泣)
ブリュッセルは行ったことがなかったので、楽しみにしていたんですが本当に残念です。
グランプラス、きれいですね。
私も近い将来絶対に行ってみたい場所の1つです。
ホテルかBnBか…悩むところですよね。
どちらも、メリット、デメリットありますもんね笑
私の場合は、比較的長期間滞在する場合はBnB にしています。
コロナの世界的終結が1日も早く来ることを望むばかりです。
CatMom
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- Pメテオラさん 2020/06/19 23:06:07
- 心が通じて
- 作者さまと息子さんが遠く離れていても心が通じ合っている様子が実感を伴って伝わってきました。だからこそ、ご家族の絆(きずな)の上に素敵なブリュッセルや旅先の記憶が感動的に残っているのだとおもいました。街中や宿泊場所で、いろいろな出会いがあるのも、同じ絆の延長だと感じました。いろいろな人がブリュッセルや諸都市を訪問し、説明していますが、作者さまだけの心の動きの中にあるブリュッセルは、他の誰も感じることのできなかったブリュッセルでしょう。COVID-19を早く克服して、作者さまが続きを楽しめる日の近からんことを。
- rieさん からの返信 2020/06/22 17:50:59
- Re: 心が通じて
- おやさしいコメントありがとうございます。Pメテオラさんのページに伺いましたら、やはりメテオラ修道院に行ってらっしゃるんですね
- rieさん からの返信 2020/06/22 17:53:46
- Re: 心が通じて
- 途中でおくってしまいました。メテオラ修道院の他にも、旅行先のセレクトがバラエティに富んでいて、たいへん興味を惹かれました。
旅行記も随分拝見しましたが、アンコールワットにいつかいってみたいので、そのときにはまた読みに通わせていただきます。
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