2019/09/28 - 2019/09/28
165位(同エリア952件中)
rieさん
シニア目前にして、40年来のあこがれ、ロマンティック街道へ。
今やこんなにガサツな女だけど、若い頃は夢見る少女だったよね~
って、あまりに遠い思い出で、ありゃ前世だったかな?と自分に茶々入れます。
旅行7日目、旅半ばでとうとうローテンブルクに着きました。LINEを見てみれば、日本はもう夕飯時。ほっぽって来た家族はこの夜、チゲ鍋を囲んでるらしい。美味しそうな写真めっちゃ送って来る~~うがぁ~食べたい!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ディンケルスビュールの朝。
ローテンブルグ行きのバスが7:44分発と早いので、フロントに頼んで前夜にチェックアウトさせてもらいました。7時ちょっと前に荷物を持って食堂へ行き、15分くらいで急ぎの朝食をとって出ます。 -
バス停は城壁の外、徒歩15分くらいだったかなと思ったけど、用心して7時10分くらいに出ました。誰もいない朝の町に別れを告げつつ、昨日のバス停まで来ると、20分も前なのにもうバスが停まっています(これは前日に撮った写真)。
運転手ももう坐っています。グーテンモルゲン、と言いながら乗り込んで、
「ローテンブルグに行きたいんです。これに乗って、ドムピュールで乗り換えなんですよね」と言うと、「イエス!ネクストブース!」
ブース?!と一瞬戸惑いましたがバスのことかな……。
料金は5ユーロ。「ローテンブルグまで?」と聞いたら、「ノーノー、ドムピュールまで。」
乗客は私のみで、昨日のアウェイ感とはうってかわってリラックスです。
乗り換えは40分後らしい。その「ドムピュール」という停留所がどんなとこなのか、乗り換えのバス停は近いのか、全然わからないのでちょっと緊張です。まあ運転手さんに指差し確認で聞こうとは思っていますが……。 -
着きました。まじ、何にもないトコ! めっちゃ年期の入ったこの古いビルは、なんと鉄道駅でした。
-
これが、鉄道駅側から見た風景。乗ってきたバスが停まっています。
運転手さんは休憩のためどこかへ消えてしまいましたが、ローテンブルグ行きのバスもここから出るとのこと。 -
なるほど、やってきました。
ここでの乗り換え時間は25分ほどあり、私はちょっとだけバス停を離れて、この通りすがりのドムピュールの町を散策してきました。駅は非常にショボいですが、町はとてもきれい。
駅も工事中のようだったので、もしかして何年か後はキレイになるかも? トイレは行かなかったのでわかりませんが、駅なのだから借りられる可能性はあります。 -
乗り換えたローテンブルグ行きのバスはまもなく走り出しました。運転手さんは変わったと思うが、よく覚えていない。
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この道行きはなかなか、すばらしかったです。田園風景の中にときどき小さな町があらわれますが、どこもすばらしくきれい。
また40分ほど走ると、明らかに都会地にあるようなビルがいくつか表れ始めました。ローテンブルグ近郊はそこそこ都会のようです。
途中で何人かの乗客が乗り下りし、最後に町に入るころは私と70代くらいのおばあさん2人きりになりました。
するとおばあさんが「ここにおいで」と手招きをして隣の席を指さすので、やむを得ずそこに行ってすわりました。何を話したか覚えていないがおばあさんはろくに英語が話せなかった。「意外と大きい町なんですね!」と言ったら、「そうよそうよ大きいのよ」とかそんな程度……。
しかも、おばあさんはおそらく目がよくなく、私をとても若い娘と思っている疑惑がありました。「まあ~小さくてかわいらしい」みたいな目でずっと私を見ているので、騙しているようでたいへんに申し訳なかった。小さいのは確かですが目がよければゲゲゲだったはずです。 -
バスのほうはちゃんと英語のアナウンスがあり親切でした。ローテンブルグの町に入る前に「ローテンブルグなんとか」という別の停留所があったのですが、「ここはローテンブルグのメインステーションではありません」というアナウンスを入れてくれます。
そしてローテンブルグ駅に到着。これが駅。
まずはコインロッカーを探して荷物を預けました。たしかホームにあった。
ここからちょっとだけ距離がありましたが、荷物を置いて身軽。グーグルを頼りに気分よく歩いていきます。 -
すると城門が見えてくる。
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いかにも古色蒼然。
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ここからはため息とともに、また写真の羅列で。
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どこもかしこもすばらしい。
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私はディンケルスビュール贔屓ですが、こうしたビューポイントは、ローテンブルグの方がずっとたくさんあって楽しい。
ディンケルスビュールは同じような民家が多くて空がそのまま見えるんですが、ローテンブルグはあちこちこんな塔があって写真映えしますね。 -
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町並みがバラエティに富んでいて飽きません。
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さて、そしてついに、↓
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何十年来のあこがれであるこの場所にやってきました。
「プレーンライン」。私にとっては、この場所が「ザ・ヨーロッパ」なんですが、若い人はあまり知らないらしい。
もっとも同じ年代でも、ヨーロッパに毛ほどの興味もないダンナは、写真を見て「趣味の悪いゴテゴテした町だな~」と言い捨てました。おそらく、作り物のテーマパークっぽく見えたんでしょう。確かに本物にしてはデキすぎている……。
でも、ネットで、19世紀に撮られたこの場所の白黒写真を見たことがあります。看板はいざ知らず、建物は完全に同じでした。右の木造らしき建物もです。14世紀か15世紀くらいからこの景色だったようです。凄すぎます。 -
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この場所については、脳内の強烈な静止画データを補強するため、両側の道を、ずっと先まで歩いてみました。
まず左側の道を行って塔のアーチをくぐると、こんな感じの場所。お店の並ぶにぎやかな通りです。 -
塔の方を振り向いてみると、こんなふう。
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次に右側の、下り坂に見える場所を下りていってみます。
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するとしばらくいってまた塔があり、
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そこをくぐっていくと、城壁をぐるりと回ることのできる階段の入り口に出ます。
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その向こうのアーチをくぐると、もう町は終わりで、舗装道路が走っているのが見えます。
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このアーチから、城壁に上って歩いてみることにしました。
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土壁と木の欄干の壁際をしばらくいくと、石造りの大きな塔もあります。
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おおー! 夜来たら怖そう!
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演出なのかな?大砲とか、こんな感じの武器も置いてありました。
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塔を回って降りてくると、
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こんな外観の塔でした。この回りは公園みたいになっていて、子どもが遊んでいた。しばらく草を踏みしめて散策もしました。
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また城壁の上に上って、行けるところまで行ってみることにします。なかなか歩き甲斐ありそう。
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ところどころに、いろいろな形の小窓が開いています。
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そのまま15分以上歩いたのではないかな? ネルトリンゲンでもディンケルスビュールでも城壁に上ってみたけれど、たまたまだったのか、これほどの見応えはありませんでした。
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民家のお庭なんかも良く見えたりして、妄想を堪能しました。子供を遊ばせながらあのサンルームでお茶したい♪
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どのくらい歩いたかな……そのうち次の塔まで来たので、そろそろ降りることにしました。
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まだこの先も長そうなんだもん……
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ここから降りてきたような気がする。
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ところで、城壁で出会ったたくさんの日本語の中から、あたりさわりのないものを載せておきます。
たぶん、お金を出すと彫ってくれるものと思われます。1980年代の日本人の個人名がすごく多かったです。さすがバブル期!
私の父母や親戚の叔父叔母も観光バスでこの町へやってきていました。
一方今日、ネルトリンゲンやディンケルスビュールでは東洋人は皆無。さすがにローテンブルグではちらほら見かけましたが、スイスやストラスブールにあんなにいた中国人の数も、ここではさほどでありませんでした。日本語は聞かれませんでしたし、東洋人の若い人もあまり見かけなかった。
隔世の感があります。若い人はドイツのクラシカルな文化や重厚美にあまり惹かれないのでしょう。 -
またしばらく、観光客のいないあたりまで街歩き。
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最後に、帰ってからやってみた、おもちゃの町に見える写真加工の作品をここでも。
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ついやってみたくなっちゃいますよね。
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小さな町と思っていましたが意外と大きいし、見どころがありすぎて2時間以上歩き通してしまいました。
ゆっくりレストランを選んでお昼を食べるつもりだったのに時間が惜しくて、結局この日のお昼は抜いたような気がします。景色だけでお腹いっぱいな気分でローテンブルク駅へ戻り、1時ちょっと前にフランクフルト方面への電車に乗りました。
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この旅行記へのコメント (3)
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- ももであさん 2020/05/03 11:15:07
- 名物に旨いものあり
- ローテンブルクと言えは、名物のチゲ鍋
うがぁ~食べたい!
- rieさん からの返信 2020/05/04 23:46:31
- RE: 名物に旨いものあり
- ももであさん、コメント面白い〜〜〜っ!
さすがです〜自粛期間に旅行記まとめて書いてますが(なにしろ写真がバラバラでまとめてない)、終わったらゆっくりももであさんの旅行記も読みにいきますね。
- rieさん からの返信 2020/05/04 23:47:17
- RE: 名物に旨いものあり
- ももであさん、コメント面白い〜〜〜っ!
さすがです〜自粛期間に旅行記まとめて書いてますが(なにしろ写真がバラバラでまとめてない)、終わったらゆっくりももであさんの旅行記も読みにいきますね。
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