2019/09/22 - 2019/10/06
296位(同エリア701件中)
rieさん
ダンナに掃除をまかせ、息子に料理をまかせ、日常を後にひとり旅の空へ。わがまま放題2週間余の6ヶ国縦断ひとり旅。
トランジットしそこねそうだった香港、目を見張りすぎて眼精疲労→頭痛きたスイスから、ついにはじめて国境を抜けてフランスへ入ります。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝グリンデルワルトを出発、トゥーン、ベルンと見て、次に降りたったのはバーゼル。
ここは乗り換えだけなのですが、ここで歩いてフランスへの国境を越えるので、ちょっとだけ緊張です。
調べた情報では、この大ホールへエスカレータを下りていって、左へ曲がったところにフランス国鉄への入り口がある、と……。 -
あれれ~無いじゃん。まあいいや、まだ時間はあるし。
駅舎を出て、立派な外観をぼーっと見上げました。昔、バーゼルのカーニバルを撮った写真集を持っていて、この町も憧れだったな~。でも時間がないので素通りです。心を残しての通りすがりにもまた旅愁あり。 -
そうしているうちに、この写真の左側の壁のところかな?
→FRANCE
と書いた表示を発見。(なんておおまかな……)
まあでも、調べた話と方向は合っているので、まあ、間違いないのかな、と、この道を歩き出しました。するとまた、
→SNCF(フランス国鉄)
の表示を発見。
まるで判じ物です。そこを曲がってみると、なにやら建物の裏口のようなドアがあり、左に自販機があって、みんな、そこで切符を買ってから黄色い機械にピッ!して入っていきます。 -
あれれ……ユーレイルパスの場合はどうしたらいいんだろう……?
駅員も誰もいないし、電車の時間は迫ってきている。もう一度SBB(スイス国鉄)の乗り場に戻って誰かに訊くべきかな?間に合うかな?
そうこうしているうちに気づきました。黄色い機械をピッ、した人に対し自動ドアが開くんですけども、その時間は比較的のんびりというか、長く開いてるんです。
これは……。やっちゃおうかな。つかまったらユーレイルパスを見せればいいんだもん。やっちゃおう……。
こうして誰かの後について、コソコソと忍び足でこの入口を入りました。これが私のフランス入国でした。
後で考えるに、SBBの建物とSNCFの建物は並んでいるので、絶対にトランジットの口があったはずです。私は外へ出てふらふらしたあげく、外から入ろうとしたので変なところへ行っちゃったんだと思います。あるいは、もっと先にSNCFの大きな入口があったはずで、そこには駅員がきっといたはず。
ホールへ降りて左へ行く、という位置関係は合っていると思うので、これから旅する方はそのようにやってみてください。まあ、コソコソでも入れたので大丈夫です。 -
ちなみにDBナビゲータがナビゲートしてくれたこの乗換の仔細です。
-
もう時刻は3時をすぎているので、このままストラスブールまで乗っていってもいいのですが、一応、これも有名なコルマールという町を見ようとしています。観光時間はたったの50分。
旅と同じく、駆け足で写真だけ載せます。 -
-
これが「ハウルの動く城」のモデルという噂の。意外と地味で小さく目立ちませんでした。ほんとにコレかな?と確認したほど。
-
コルマールの駅。町自体こぢんまりしています。
そのわりに、旧市街の観光スポットへは15分くらい歩いたような? さほど近かった印象はないです。 -
駅の地下通路。偶然だけど床の模様と人影が印象的な1枚。
-
コルマールで降りるべきかという問題なんですけども、人によりますが私はさほどお薦めしません。ストラスブールとあまりにも似ているからです。写真を整理するにも、時系列でしか判別がつきませんでした。
もっと大きな問題は、駅にコインロッカーがないことです。なのでバックパック背負ったまま観光しました。ストラスブールにもないと聞いたような……。スイスとドイツの駅にはたいていありますが、フランスはテロ警戒のためか、あまりないという話も聞きました。
そういえばストラスブールでは何年か前、大きなテロ事件があって何人かが犠牲になりました。ドイツ国境に近い小さな町、私にとっては音楽祭のあるリゾートタウンというイメージがあったのですごく意外でした。 -
さて、ストラスブールに到着。
ストラスブールに関しては、ものすごく、イメージが違いました。この、歴史的建物をまるっとくるんだ近代的な駅舎については聞き及んでいたのですが、 -
町の規模が想像より全然大きい! フランスの端っこの、すごーく行きにくい町というイメージがあったのですが、なんのことはない、パリからTGV1本、たったの1時間50分でついてしまうとのこと。
この旅で、ロンドンやアムステルダムと並び、観光客でごったがえしていたイメージがいちばんあったのがここでした。 -
地図で見るとスイスやドイツに近いんですが、たぶんパリから行くのが正解ね……。日帰りで行けると思います。
-
有名な大聖堂。教会の塔の高さは世界6位とのこと(ウルム、ケルン、ウィーン、……あとどこ?!)。
このクラスの高さの教会の塔って、ビックリしたことにエジプトのピラミッドより高いんですって。ピラミッドのほうが高いイメージありましたけどね。まあ、言われればさもありなんという高さです。 -
赤砂岩でできており、しかもこれでもかというほどに細かな彫刻が施されているため、正直言うと、近くで見たときには「うわあ痛々しい……」という印象。風雨にさらされ、切り刻まれ血をにじませているような……。
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ところで今日の宿は、この大聖堂のすぐ裏なんです。今日は国境を越えて4都市を観光してきたので、たどり着いた感で胸いっぱい。まあ明日の旅程はもっとヤバイんだけどもな……。
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あの角の建物がそうです。角の1階がレストランで、その上と隣の建物がホテルだったと思います。ランクとしてはね、私のレベルでは中の上。普通だと中の下くらいなのかもしれません。
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いやー、でも私このホテル好きでした~~!
ベッド寝崩した汚い写真でごめんなさい。あまり華美でなくシンプルに可愛くて、ドアを開けるや歓声上げちゃいました。
すごく狭いんだけど、デスクもポットも照明もクロゼットもちゃんとあるし、 -
窓からの景色はこんなん!
なんですけど、まるで小公女セーラの屋根裏部屋みたいなのよ。
遠慮して写真には撮らなかったけど、正面には、前の家のキッチンがうっすら覗けちゃってたし、右手は屋根にそのまま出れるようになっていた(ここにも覗けちゃう窓があったので写真なし)。避難経路の図をみたらその屋根の上が経路でしたもん。
窓を開ければ、教会広場のざわめきが聞こえてくるし、鐘の音は近いだけあってなかなかのインパクト。窓を閉めればうるさくなかったのでパーフェクト。 -
バスルームはすごーく狭いんですが清潔で、タオル乾燥機の性能はこの旅随一だった。すべての洗濯物がカラリと乾きました。
-
フロントも趣あって、お姉さんもすごく優しかった。
部屋やレストランや鍵について細かく説明してくれて、私が下手な英語で復唱すると、すごく優しい顔で聞いてくれて「パーフェクト!」といい笑顔してくれたよ♪ -
レストラン――夜は例によって買い弁だったのでこれは翌朝の写真ですが、キレイでパンなどの種類もあって、美味しかった。たしかクグロフもあったし、卵もその場で注文を聞いてくれた。
「オテル・スイス」。あきらかに高級ホテルではなかったけど、私はめちゃくちゃ気にいりました。もう一度行きたい~~。 -
見えにくいですけど、ホテルの平面図。
私が泊まったのはたぶん、上段右から2番目の、左に突出した部屋と思われます。もっと上に屋根裏部屋あるんだなー。広い部屋もあるみたい。見てみたい~。 -
さて、5時すぎにホテルについて、お風呂にゆっくり入った後、6時すぎにふらりとまた街へ出ました。ホテルを出て路地一つ曲がればこの景色。
満足かぎりなし。
気づいてなかったが、この時、私は方向音痴のくせにスマホを持って出るのを忘れていた……。
あまりに身軽すぎて、気分良く街の反対方向くらいまでそぞろ歩き…… -
帰れなくなりました。
この時に限ってカッコつけてオシャレ靴を履いてきたので、足が痛くて泣きそうになったよ。
グーグルマップがないとこんなにどうしようもないのか!という頭のせいではありますが、どこの道も同じようであり、道が細いので、唯一のランドマーク=大聖堂が、近くまで来ても意外と見えない。木造建物が多いせいか、道はみんな微妙に湾曲している、さらに、英語の案内表記が全く見当たらない。
……そんなわけで、たっぷり1時間以上迷いました。3人くらいに道を聞いたけどそれでも帰れなかった。翌日駅へ行くとき、スマホありでも15分くらい迷いました。頭のしっかりした方は大丈夫と思いますが、一応ご用心あれ。 -
さらにこの街を去る電車の中で、私はひとつの失策に気づいた……。
大聖堂の近くに泊まって安心しすぎて、大聖堂の中見るの忘れたよ!!
この教会広場の石のベンチ?に長いこと座ってうっとり見上げてたのに、満足しすぎて中があること忘れてたわ! 夏だから7時まで見られたはずなのに。
まあそれだけくつろげた場所、ということで、この広場とホテルに限ってストラスブールは忘れがたい良き思い出です。
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この旅行記へのコメント (2)
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- maggieさん 2020/05/10 15:09:31
- はじめまして(╹◡╹)
- rieさん、初めまして!
「主婦の一人旅」というワードを見て、同じ!しかも昨年の旅だ、ホンマに同じやーー!
その上、ヨーロッパのスタートがスイス・チューリッヒということもあり、嬉しくなり勝手に親近感を覚え、拝見させていただいています。
チューリッヒは2017年に娘が1年間過ごした街なので、私にとっても思い出の場所です。(私は遊びに行っただけですが笑)
バーゼルのフランス側の駅舎での、
「そうこうしているうちに気づきました。……、
これは……。やっちゃおうかな。」のくだりには、思わずわかるわかる!と、私もきっと同じことしてるやろなーー、なんて思ったりして(笑)
私は昨年6月に、ドイツ、オーストリア、スロヴァキアと一人で周って来ました。
ひとり旅、とっても自由で気ままに周れるので、次回もアリかなー⁉︎なんて目論んでいますが、コロナが終息して旅に出られるのはいつになることやら…
引き続きrieさんの一人旅、楽しませていただきますね。良ければ私の旅行記も覗いてみて下さい。
maggie
- rieさん からの返信 2020/05/16 23:19:14
- Re: はじめまして(╹◡╹)
- わあ、ありがとうございます。全部ではないけれど旅行記拝見しました。やっぱりコロナ自粛中に書いてらっしゃるのね! お子さんが成長されてからの一人旅、ホントに同じだと嬉しくなりました。
でもmaggieさんはお若い頃に留学されたりしてるんですものね……私は新婚旅行から数えて3回目でした(^o^)
そうそう、ご家族4人でのご旅行にも行ってらっしゃるのですね! これは私も同じなの! 海外2回目は家族4人でプラハとパリへ行きました。これも旅行記に起こしたいけれどいつになるやら……
そろそろ少しずつ自粛解除ですね。でもあと2週間は仕事もあまりなさそうなので、頑張ってまた来週書くことにします。またそちらへもお伺いします。ありがとうございました💕
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