2019/09/27 - 2019/09/28
20位(同エリア81件中)
rieさん
ヨーロッパ6ヶ国縦断、7日目。
旅慣れないくせにローカル電車とバスを乗り継いで、長年憧れの地、ロマンティック街道の町にやってきました。
バブル期にもたいして金なかった私。この年になってようやく来れたよ!
家事をさせるため雇った大学生の息子が、今日の晩飯を撮ってLINEで送ってきます。
ん~~!? 私が作るより、美味そうじゃん!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
ディンケルスビュール到着。駆け足つづきのこの旅行の中で初めて、半日同じ町に滞在することができます。
といっても、ディンケルスビュールって、そんなに見るところあるのかなあ……半日もいるの、もったいなくないかなあ~、なんて思ってました。つくづく貧乏性です。
バス停からの町遠景。降りたバスは折り返しネルトリンゲンに帰るらしく、もうその表示になってます。 -
こんな感じのお堀を木の橋で渡って、市街へ入ります。立派な門のある道じゃなくて、物語の裏庭みたいな感じのトコから入る。他の場所には石造りの城門もありましたけど。
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この橋は隣の橋だったかな?でもこの町は、あちこちこんな感じの情緒ある橋でお堀の外とつながってるのです。
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中に入ると、なんというか、……ホントに、……完璧でありながらなんとも作為がない。観光客向けのお店もないんです。ほとんど民家。
絵のように綺麗だけど、どの建物も観光のためじゃなくてそれぞれの生活のために存在してる。 -
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はー……この町については、語る言葉が何もありません。
ただただ写真を貼るのみ。
ホテルへ荷物を置いてから夕暮れまで3時間、ひたすら歩き、写真を撮りました。 -
天邪鬼な私は、散策する間「きれいじゃない景色」「かわいくないフツーの建物」だってあるだろうと探したんですけども、ありませんでした。鋼板とかペカペカのセラミックタイルとか安っぽいアルミ色のサッシとか、絶対に一軒も使ってないなんて、なんてすごいんでしょうか。
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ネルトリンゲンと違って、かなり大きな町です。それでも城壁をぐるりと一周し、中の道も憑かれたように散策して、ほとんど通ったか覗き込んだと思います。
小さな教会の他、「これが~です」というような名所は何もありませんが、どこをどう見ても圧巻の美しい街並みです。 -
好みもあり、ゆっくり時間がとれたせいもありますが、2週間の旅が終わってからも、ここと、ベルギーのブリュージュが、美しい町ベスト2として記憶に残っています。
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ロマンティック街道の中でも、電車が通っていないこの町は、ツアーで来る以外は、ローテンブルグかネルトリンゲンなどからローカルバスで来るしかありません。
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ちなみに、バブル期のころ一日何往復か走っていたらしい「ロマンティック街道ヨーロッパバス」は、いまや週に2本くらい、観光シーズンにしか走っていないそうです。
娘や息子と話しても、今の若い人はロマンティック街道なんかに興味がない。ディズニーランドの町並みにはみんな目を輝かせるのに、なんで? -
住宅地だから、たまに広いお宅があって庭が見えたりします。
中がどうなっているのか、秘密の花園みたいな入口。ランドセルのようなものを背負った女子中学生が入っていきました。 -
ぐるりの城壁。ところどころに見張り塔のようなものがあり、
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なかには、カーテンがかかっていてあきらかに人が住んでいるところも。
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城壁からは、いくつかの橋で外に出られるようになっており、
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その向こうには、これまた息をのむようなキレイな公園と郊外の住宅地が広がります。
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城門も町並みに溶け込んでいます。
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特に見とれたお宅。
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そして、これが教会です。ここがまた忘れがたく……。
たまたま通ったときに看板が出ていて気付きましたが、15分後くらいから無料のオルガンコンサートが始まるようでした。もちろん、入っていって坐りました。 -
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プログラムはオルガンの小品で、そこそこクラシックファンの私ですが全部、知らない曲でした。全く知らない作曲家の名前もありました。
30分のオルガンコンサートとあり、テレマンとバッハの息子たちの曲が主で、「barocke choralvorspiele」と書いてありました。
ドイツ語がわからないので何曜日にやっているものかわかりませんが、私が行ったのは金曜日です。
この30分は旅行の中でも忘れがたいものでした。以前にプラハとパリの教会でオルガンを聴いたことがあり、この後ロンドンでも聴いたのですが……すべて小さな教会ではあったんですが、この最も小さい教会のオルガンこそ、「これぞパイプオルガン!」という素晴らしい響きでした。
もしかすると教会が小さいからこその響きだったのかもしれません。もちろん日本のコンサートホールのオルガンとも別物でした。信仰心はないんですが感動で泣けそうになってしまいました。 -
この町では、泊まったホテルも秀逸でした。たまたまセールで安く買えた有名な4つ星ホテル、「ドイッチェハウス」です。
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部屋は重厚。
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ロビーも素敵。
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でも、笑っちゃうのは、私の部屋のすぐ前に鉄仮面の鎧がいて、出るときにすごく怖いのよ(~_~)
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そして特筆すべきなのは――1階に併設のレストラン。雰囲気もよくて、スタッフの女性も親切だったし、すばらしく美味しかった!
美味しくてガツガツ食ってしまい写真撮るの忘れましたが、子牛肉のなにかだったかな? あと、オリジナルミントカクテルを頼んだんだけど、すごく美味しくて、もう一度飲みたいと今でも切望してます。 -
すこしゆっくりできたこの町とも明日の早朝でお別れ。
私の中では、オルガン演奏もあってこの旅行でいちばんの思い出深い町でしたが、他の方におすすめはしません。次の日ローテンブルグに行ってみて、一般的にはローテンブルグだけでいいんじゃないかと思いました。
町並みがすごく似ていますし、ディンケルスビュールは住宅地が多いのに比べ、ローテンブルグのほうが観光地として写真映えします。静けさと重厚さはディンケルスビュールのほうが上だと思いますが、行きにくさを考えるとぜひにとはいえないところ。
……とか言っちゃって私、ここを自分だけのお気に入り町にしときたい気が、ちょっと、あるのかもしれません。
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