2019/09/22 - 2019/10/06
81位(同エリア487件中)
rieさん
今年ダンナが定年。息子は来年大学を卒業。パートと子育てに明け暮れて、私自身も(゚д゚)!いつのまにかこんな年に?!
ヨーロッパ再訪も夢だったのに、ぐずぐずしてたら人生終わっちゃうよ!
よし、なんとしても今年、行っちゃおう!
ヒマな大学生の息子を一日×××円で家事係に雇い、海外旅行に毛ほどの興味もないダンナに1分で許可をとり、決定。
デモ下の香港トランジット中に街へ出て、空港帰りを軍服に阻まれるというハプニングの後、まず到着したチューリッヒ空港から、旅慣れないシニアの一人旅ははじまりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
香港で空港カンヅメ14時間、その後13時間のフライト。寝れたのは3時間くらいかな。ようやく着いたチューリヒは土砂降りでした。
あまりに逆境すぎて面白くなってきます。
時刻は朝7時。今日はグリンデルワルトでハイキングに行こうと思っていたけど、盛大な雨音を聞きながら予定変更。チューリッヒとルツェルンをゆっくり見物することにしました。
まずはユーレイルパスをバリデートしないと……。 -
エスカレータを下りると、みどりの窓口みたいなスイス国鉄SBBのガラス張りの部屋があり、そこへ行ってバリデートを頼みます(エスカレータの向こう。写真ひどくてすみません)。
もう一階ぶんエスカレータを降りたところが中央駅へのホームになってます。 -
チューリッヒ中央駅到着。ホームの階段を下りていくと、綺麗な地下通路に出ました。あれ、なんかイメージ違う……人もあまりいないし……。
向こうから歩いてきた女性に聞こうと寄ってくと、これがピンクの髪に鼻ピアスというハデハデ美人でちょいビビる。
でも「正面出口はどこですか?」と聞くと、彼女すごく親切な表情で、「えーと、私も自信ないんだけど」としばらく考え、「どっかの……たとえばそこの10番線に上がっていって、ホームを向こう側の端っこまでずっと歩いていくの。そうするともっとクラシカルな(?どう言ったか忘れましたが)建物になるから、そっちで見つけて。」
サンキュー!と、ペコペコ日本人的おじぎをしてから10番線の階段を上りました。しばらく行くと、なるほどヨーロッパの駅らしい、天井の高いホールが見えてきました。あ、ここ知ってる!ニキ・ド・ザンファルの派手なオブジェがぶらさがっているとこだ!
そういえば空港から電車に乗ってくると、「ライオン通り駅」に着いてしまうと調べた気がします。さっきのキレイなコンコースはそれだったんですね。 -
とりあえずグーグルマップを見ながら旧市街の方へやってきました。歩いているうち雨もだいぶ小降りに。
いやー、実にきれいです。負け惜しみでなく、雨だからこその石畳の風情。 -
特にこの場所にみとれました。クラシカルな街並みとモダンなディスプレイのとりあわせの妙。たしか、聖ペーター教会のすぐ北あたりです。
この奥の細い坂道を下りていったとき、電話片手に佇む男性の脇を通り過ぎたのですが、低いドイツ語の響きが雨の路地にマッチしてすごく素敵でした。 -
ひとりで自由にヨーロッパの空気を吸っていることの幸せに浸りつつ、リマト川の川べりに出て、フラウミュンスター教会を眺め、さらにグロスミュンスター教会の方へ橋を渡りました。
-
最後に、リンデンホフの丘にも行ってみました。
えっホントにここ?というくらい小さい公園。
しかも、見渡しても360°私ひとりしかいません。なんだか観光地ひとり占めでうれしい! -
まあ天気が天気なので、眺めもこんな感じですが。
ほんの1時間半ほどの町歩きでしたが、もともと見る予定のなかったチューリッヒなので、満足して駅に戻り、ルツェルン行きの電車に乗りました。
ドイツ国鉄アプリ「DBナビゲータ」のおかげで発車番線に悩むこともなく、発車まぎわの電車に飛び乗ります。なんか旅慣れた感~(〃∇〃) -
1時間もたたぬうちに、ルツェルン到着。
出て正面の広場を渡ると、右側には湖の風景が広がり、左方面は川の川口になっていますが、そこにかかる有名な木の橋がすぐ見えてきます。改修されつつとはいえ最初は14世紀に建てられたものらしい。 -
実はここ、ず~っと憧れの町でした!
見かけによらず、クラシック音楽愛好家なので、若い頃から「ルツェルン音楽祭」の録音をFMでエアチェック(死語やん(^^ゞして聞いてました。
レコード(懐かし;)をたくさん買う財力はなかったので、こうした音楽祭の時期はかたっぱしからカセットに(笑)録音して聞いてました。 -
意外にモダンで、どうってことない駅舎ですが、ああ~ここが憧れのルツェルンなのね~~~とじわじわ感動しつつ外へ出ます。
ちなみに、端のホームにあったコインロッカーに荷物を預けたので、すっかり身軽。 -
ここでやたらと写真を撮りました。この橋には特に思い入れないんだけど、周りがみんな撮ってるし、自撮り棒を使っている人も何人かいたので、まぎれて自撮り練習。慣れないので目つきの変な写真ばかりになりウンザリ。
-
ちぇっ、年が年だししょうがないや。自撮りナイスショットはあきらめて湖のほとりへ。
あこがれのルツェルン湖を見渡してみます。
どんよりとしていますが、おや、向こう側は少し明るくなっているような。 -
あっ、あの湖の向こうの黒い建物は!
自信はないですがたぶん、ルツェルン音楽祭の会場だと思います。写真で見たことある!
折りしも音楽祭の期間中だから、今日もなにかやっているはず!
音楽は日本でだって聴ける、と思って今回の駆け足旅行では諦めたけど、数十年来の憧れ。
若いころの、芸術全般にすごく憧れてた自分への追憶や、今は亡き音楽ファンの叔父と熱く語った日々の思い出が胸をめぐりました。 -
それからゆっくり湖沿いを回り、グーグルマップをたよりに15分か20分ほど歩いて、
-
「瀕死のライオン像」も見てきました。フランス革命で戦死したスイス傭兵の勇敢さをたたえる碑とのこと。
正直、まあ一応……くらいの気持ちで見にいったのですが、案外見応えがありました。すこし高い位置にあって、人垣ごしに見上げる感じなのが良かったな。 -
さて、雨はやんでいますがどんより曇り空です。そぞろ歩きしているうちに、時刻はそろそろお昼時!
よーし、ここでお昼となったからには、アレを食べるしかない!
もともと、ルツェルンは1時間だけ観光の予定。お昼は電車内でと思っていたのですが、雨が降ったおかげで、ルツェルン名物料理の「ルツェルナー・クーゲリパステーテ」を食べるチャンスができました。
「小牛のパイ包み焼き」なんて、美味しくないわけないじゃないですか!
橋を渡り、川のまわりを散策しながら、レストランの人に、「名物料理のなんたらパステーテありますか?」と聞きました。
ひとつめではなんだか知りもしないようすで首をかしげられ(発音のせいかな;)、ふたつめでは「ごめんなさい、ないのよー」とのこと。 -
次に訊いたのは、カペル橋のとなりの橋(ラートハウスシュテーク)を渡ってすぐのレストラン。
橋の正面に市庁舎広場に続く階段がありますが、その左にある建物です。 -
ついでに市庁舎広場の家並み。
-
これがなんたらパステーテ=名物料理。「ありますよ!」と言われてすぐ注文し、テラス席に座りました。
来るなりガツガツと口に運んでしまったのですが、もちろん、最初は綺麗な円形のパイでした。
いやー想像どおりの味で、美味しかったです!ただ豆に見えるものは豆状のすいとんで、おいしかったけど食べきれなかったなー。 -
さて、川辺の景色に見とれながら満足して食べ進むうち、川面がキラキラと光りはじめた気がして、見れば空にも青い色がひらめきはじめました。
わわ~~(*‘∀‘)
出発してからずっとダメダメでしたが、ついについに、い~い感じになってきました! -
お金を払って(5千円くらいした!)正面の橋を渡り、
-
振り向いたところ。わあ、さっきまでの雨がウソのよう!
中途半端な時間だけど、とりあえずはグリンデルワルトに行こう。今日はもうハイキングは無理だけど、夕暮れの街の散策くらいはしてみよう。 -
湖に面した大きな交差点。雲は流れ水面がさざめき、音楽祭の旗もはためく。
-
満足感でいっぱいになり、この町を後にします。
さよなら、憧れの町。もう来れることはないだろうな…………。 -
さて、ところでルツェルンは、アルプスの風景を眺められる観光列車「ゴールデンパスライン」の出発駅です。インターラーケンオストまで、この観光列車で行くのも今日の大きな楽しみ。
しかもユーレイルパスで、追加料金なしに行くことができます。
ただインターラーケンオストまでは、ゴールデンパスラインという名前でなく、ルツェルン=インターラーケン急行IR××××(列車番号)、という名前で走っているようです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- rieさん 2020/07/15 13:54:25
- ありがとうございます!
- 伺ってプロフィールなど拝見しましたら、プラハの街並みが大好きとのこと、私もです! ヨーロッパは、この旅行と、家族で行ったプラハ・パリだけなんですが、プラハは私にとって特別でした。
今は義母と実父の介護に頭を悩ます毎日となり、去年のうちにと思ったのが本当に正解で、自分的にも社会状況的にもしばらく旅行から遠ざかりそうです。でも思い出って生きる力になりますね。
-
- ba-ba35さん 2020/07/12 10:35:55
- はじめまして
- rieさんへ
今朝、旅行記を読みました。
6か国を一人旅するのは上級者ですね。
我が家も、夫は温泉のほうが良い国内派です。私はrieさん同様海外旅行大好き
なのです。
私は、昨年ストックホルムへ初めての一人旅を経験して、次はと思っていた矢先
コロナ禍でしばらくは行けそうもありません。
そこで、色々な旅行記を読み研究中です、次の旅まで。ご自愛下さい。
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