2019/09/29 - 2019/09/29
169位(同エリア828件中)
rieさん
いつのまにかシニア目前……勝手に子育て卒業を祝って、一人旅。
海外旅行慣れてないのに、英語もそうとう怪しげなのに、家族をほっぽって6ヶ国縦断2週間の旅を強行。
ドイツに入ってからは、ローカルバスの田舎旅ばかりでドキドキだったのだけど、なんとかフランクフルトまで到着。
今日は少々逆戻りしてハイデルベルグを観光、その後また北上してライン川下りをする予定です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
フランクフルトの朝。久しぶりの都会で、駅のカッコよさにもテンション高くなっていた昨日ですが、一夜明けてホテルを出てみれば、やっぱり都会は味気ない……あまり日本と変わらず、現実に引き戻される感じ。
もっとも、泊まったのは駅裏のビジネスホテルだったんですが、キレイで親切で、気分よいホテルでした。
朝食をとっている時も、ぽっちゃりした可愛いウェイトレスさんが近づいてきて、「わたし日本語ちょっとしゃべれます。」と頭をさげ、「オハヨウゴザイマース!」と言ってみせてくれたのです。「わー上手、発音パーフェクトですよ!」と言ったらすごく可愛く照れて、喜んでくれました。
キッチンへ戻っていくときに、他の客と話をしながら、「ふふ、私、日本アニメのファンなので。」と言っているのも聞こえました。へー何のアニメが好きなの?とか聞きたかったけど、すでにかなり離れていたのでわざわざ声を上げて聞けませんでした。残念。 -
さて、今日も、パスを片手にICE乗車。
まずはハイデルベルグを観光してから、リューデスハイムまで行って泊まります。
といっても、ハイデルベルグは逆方向で、シュツットガルト方向に1時間半も戻る形になります。かなりムダな経路ですが、どうしても行きたかったので、旅程に組みました。観光時間は3時間です。 -
たしかここ、マンハイムで乗り換えたような気がします。
DBナビゲータのおかげで、乗り換えも慣れたもの。9時半にはもうハイデルベルグに到着しました。 -
歴史ある大学町というイメージですが、駅前はこんな感じ。お城までは離れていてバスで行くとは知ってましたが、あまりにもイメージが違ってビックリ。
たぶんこっちかな……と、調べてあった停留所のほうに歩きだしますが、予想外に大きな交差点で、すっかり自信がなくなってしまいました。交差点できょろきょろしていると、女性が一人歩いてきたので、「すみません」と声をかけます。
年は私と同じくらいと思うのですが、黄色い帽子におそろいの黄色いマフラーをして、とてもおしゃれで綺麗な方でした。
お城へのバスはどこですか?と聞くと、
「私も乗るバスよ。バス停はあのへん。どうぞご一緒に」と横を歩いてくれます。でも着いて時刻表を見ると、
「あらー、あいにく……」行ったばかりのよう。 -
でも私にとってはそれがラッキーでした。バスを待つ30分が、ずっと彼女とのおしゃべりタイムに。
彼女は何年か前までハイデルベルグに住んでいたけど、旦那さんを亡くして今は別の町で娘さんの家の近くに住んでいるとのこと。今日はずっと通っていた教会に行く途中。孫がすでに5人いるとのことで、女の子たちが可愛く着飾った写真を見せてくれました。
私のこともいろいろ聞いてくれ、お互いの人生についてコメントしあいました。ダンナさんの思い出話も……。あんまり料理上手じゃなかったけど休みの日にはお昼を作ってくれて……みたいな話。素敵なダンナさんだったのね~、と心からコメントしました。 -
カタコトの英語でこんなに長く話せるなんて! 本当に楽しいひとときでした。私はすぐ単語につまってしまうので、「私英語があまりうまくなくて……」とあやまると、「いえいえ私もよ!」と言ってくれます。たしかに、向こうも母国語でないからこそ、辛抱づよく聞いてくれたのかもしれません。
ここまでの一人旅、日本人ともろくに話せなかったのに、ここへきてこんなにプライベートなおしゃべりが楽しめるなんて! ハプニングとしてはこの旅最高の思い出です。 -
ずいぶん待ったあげくにバスがやってきて、二人で乗り込みました。「ハイデルベルグの旧市街は本当に綺麗なのよ。自慢の町。駅前はご覧のとおり全然綺麗じゃないけど。」……他にどんな話をしたか忘れてしまいましたが、街の話をしていると、隣に立っていた若い中国人の男性が、何かのタイミングで話にのってきました。そうそう、たしか、女性が「日本って春になると咲く花で有名よね。なんていったかしら……」「桜ですか?」と言った時かな。「あ、ぼく桜を見に日本に行ったことありますよ。」みたいな感じ。
どこから来たのか尋ねると、なんと香港とのこと。「わー、私、香港でも観光して来たんですよ。今大変ですよね!」これに対し男性がなんといったかは覚えていません。さすがにちょっと暗い表情を見せたような。でもその後も5分ほど、楽しく3人で旅行の話をしました。 -
15分くらい乗ったところで、女性が、「次よ、降りますよ。」といって3人で下車。中国人の男性は、「それじゃ。」とすぐ行ってしまいましたが、私たち二人は別れを惜しんで写真を撮り合ったり、ハグしたりしました。
「この道を上るとお城。私の教会はあそこなのよ。」と指さす方には可愛らしい教会があります。おかげさまで楽しかった、本当にありがとう、と言って彼女と別れました。 -
一緒に写真とってくれる?と言ってくれて二人で撮りっこしました。この写真ではとっているけれど、マフラーとおそろいの帽子がとても似合う、素敵な美人さんでした。
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さて山道はなかなかの傾斜で階段もありますが、建物も景色も美しくて退屈しません。
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ところでこの階段の手前では、さっきの中国人の男性と再会しました。なんと、若い綺麗なドイツ人女性と一緒です。彼は私よりだいぶ英語が上手かったので、すでに仲良くなり楽しそうに話しています。
おー、やるじゃん、と思い目をやると、彼も気づいて、「やあ!」とすごくうれしそうな笑顔で手を振ってくれました。ああいう顔してもらうとこっちもうれしい。 -
登り切ってお城への入り口をくぐると、
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まずは街を見下ろす見晴らし台のようなテラスがあって、この景色です。
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うっとり見ていると東洋人の若い女性から、「写真撮ってもらえますか?」と声をかけられました。
写真を撮り合えたので、初めて自撮りじゃない写真が手に入りました。この日はコミュニケーション運があったなあ。この女性とも2~3分ですが話をしました。タイの方で、やはり一人旅とのことでした。 -
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これから観光するお城も、見晴らし台の向こう側に見えます。
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しばらく行ってこの門をくぐると、
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見事な芝生が広がります。
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ここのお城は半分以上廃墟のようで、それが不思議に青空や芝生に映えてすばらしいのです。
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今日のすばらしい出会いをかみしめながら、木洩れ日の芝生をずっと歩いていきます。
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歴史に詳しくなくて勿体ないが……17世紀に岩をくりぬいて作られた豪華な住居?のようでした。岩や貝殻や噴水で飾られた部屋があるとか書いてあった……。
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ここにも見晴台があり、ネッカー川と橋のすばらしい風景が見られます。
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テラスの意匠もすごく素敵でした。
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そしてお城の門をくぐると、
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この風景好きです!
お城は、どうせ使われてないなら半分廃墟の方がいいと思います!
まあ単に廃墟好きなんですけど……。 -
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有名な巨大酒樽です。うはは指が写ってる( ;∀;)
他にもココで撮った写真はみんなピンボケでした。いろんなおしゃべりを思い出して、相当うわのそらだったのね……。 -
満足してお城の山を下りてくると、噂のアンペルマンに初めて会えました。
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絶妙に味があってかわいい~~!!
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それから旧市街の通りをゆっくり散策。
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砂を固めたアート作品。ちょっと器用な人ならできそう。日本でもこういうの見れたらいいなあ!
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そしてこれが有名な大学広場です。ここ憧れていたんだけど、私が肝心なところを見損なったのか、なんだかすごく拍子抜けに小さな広場でした。時間がなくて例の有名な地下牢も見なかった……。この日の私はただただ、素晴らしい天気と出会いにウットリ満足していたのです……。
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なんかの祭りをしてたせいで逆になんかよくわかんなかった。模擬店も、あるいはかまわず入って大学もちゃんと見ておけばよかったのかも。
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精霊教会。また中を見ず。
この2週間の旅行で、私いくつの教会を通り、見上げ、そして中に入らなかったんだろう。ひたすら彷徨い駆け抜ける旅でした。 -
右の建物は市役所とのこと。
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職員さんが花を手入れしてるのでしょうか……?すばらしい(゜゜)
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秋天のさわやかさの下、カールテオドール橋を渡りました。
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川の流れを眺めてうっとり佇み……
えーとここまでで私、なぜか記憶が途切れてるんです。こと旅行に関して、こんなに思い出せないことないのに……。この先の哲学者の道に行ったのか行かなかったのか……なんだかそれらしきところを歩いた覚えもあるんだけど。 -
さらに、ここからどうやって駅まで帰ったのかがわからない。バスでなければ帰れないと思うのだけれど、どこからバスに乗ったか覚えていない……大学広場あたりだった気もするし、川沿いの道のこのへんだった気もします。
あまりに楽しく気分がよくて、うわのそらでユメの中のように楽しんだこの町。なんだかその分いろいろ見損なった気がするけど、そんなことどうでもよかった。やっぱりこの町が、長い旅の中で一番の思い出です。
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