最後の試練！南緯５３度で３人席なし？(*´Д｀*)ダラスで１人足りない？(；ﾟДﾟ)～19、20年冬パタゴニア旅行1月3日～5日

2019/12/27 - 2020/01/05

ツキに見放された？我々にさらなる試練が訪れます。プンタアレーナスの空港で私を含め３人がオーバーブッキングで空席待ちとなってしまったのです。果たして無事帰国できるのでしょうか？

エリア プンタ・アレーナス(チリ)

• 旅行の満足度: 3.0

プンタ・アレーナス国際空港です。なかなかチェックインの行列が進みません。

ようやくチェックインできたと思ったら、オーバーブッキング？なのか、チケットにシート番号が表示されていません(；ﾟДﾟ)

カルロス イバニェス デル カンポ大統領国際空港 (PUQ) 空港

これがそのときのチケット。席番号が「ＸＸＸ」になっています。私のほかＭＢさんとＭＫさんも同じです。

３人ともワンワールドサファイア会員なんですけどね(^_^;)

チェックインカウンターの人は「大丈夫、大丈夫。乗る前に席は出るから」と言いましたが、不安なままゲートに向かいます。

そういえば、ガイドのマリアさんも空港まで来てくれてましたね(^^)

出国審査はないので、荷物検査の後でゲートの前で待ちます。

しかし、名前を呼ばれる気配はありません。

ボーディング開始。席番号のある人はみんな乗り込んで、私、ＭＫさん、ＭＢさん、ツアコンＮさんが残されました。Ｎさんのシートも「ＸＸＸ」なんですが、追加で席番号をもらえてました。

日本の裏側の南緯５３度の空港で取り残されてしまうのでしょうか(*´Д｀*)

こういうときは当然ながら写真を撮っていませんので、フリー素材を活用します(^_^;)

Ｎさんが係員に懸命に催促しますが、なかなか案内はありません(*´Д｀*)

旅慣れたＭＢさんはさすがです。スマホで検索して、次の便でサンチャゴまでは何とか行けそうだと確認。サンチャゴまで行けばホテルは確保できそうなので、１日遅れで戻るプランを練り始めました・・・。

と、ここで、ＭＢさんが名前を呼ばれます。続いてＭＫさんも呼ばれました。

残ったのは私とツアコンＮさんです。２人が呼ばれた後、しばらく間がありました。かなり絶望的な感じになってきたのですが(>_<)Ｎさんはいろいろ善後策を考えてました。

実は別の日本の旅行会社のグループが同じ飛行機に乗っていたので、そちらのツアコンの人に、ダラス乗り換えがうまく行かなったときには面倒を見てくれるよう話を付けてました。

Ｎさんのチケットと私のチケットを交換し、私が飛行機に乗り、Ｎさんはラタム航空と交渉を続けることになりました。

私はＮさんのメールアドレスをもらい、乗り換えがうまくいかなかった場合に連絡するよう頼まれました。Ｎさんは本社に電話をして事情を説明しておくとのことでした。

そうです。帰りの最大の難関はダラス乗り換えですからね。

とにかく、私は乗れることが確定したので、機内へ。一行の皆さんから拍手が起こります(^^ゞ

ツアコンＮさんの席がどうなるか分からないと話したら、Ｋ女史が「OZACKが残れば良かったじゃない」という冷たいコメント(^_^;)

機内はこんな感じ。果たしてＮさんは乗れるのでしょうか。

出発時間は過ぎましたが、飛行機が動き出す気配はありません。

ついにＮさんが乗り込んできました！＼(^o^)／最後の１席が見つかったのか、キャンセルになったようです。

私の時より大きな拍手が(^_^;)

一時はどうなるかと思いましたが、何とか全員集合です(^^)

機体はエアバスＡ３２１です。

当然ながら、日本への帰りも３０時間以上かかります。まずはサンチャゴまで３時間半のフライトです。

機内サービスは水のみ。有料でアルコールはあったかもしれません。

トラブルを乗り越えた疲れで爆睡。気付いたらサンチャゴ空港に到着してました。

アルトゥーロ メリノ ベニテス国際空港 (SCL) 空港

大きな空港です。クリスマスツリーが見えます。

ここでオートチェックイン。出国審査もスムーズ。

チリと言えばイースター島もチリです。サンチアゴ経由で行く人も多いですね。

このモアイはお酒のマスコットです。結構デカい。

Ｋ女史は「もうすぐ行くからね」とモアイの鼻をポンポンしてました(^O^)

世界７５カ国を回ったＫ女史が、なかなか行けなかった目的地がフィッツロイとイースター島でした。そして今回フィッツロイに行けたので、イースター島が「最後の海外旅行」になると言ってましたが？何かまた別の場所に行くような気もします(^_^;)

ちなみに私はこの時点で海外４０カ国です。

４時間ほど待ち時間があるので、ラタム航空のラウンジに行きました。

私は例によってシャンパンをがぶ飲みです(^O^)ＭＫさんやＭＢさんも合流。旅慣れた人が多いので上級会員も多く、ＴＳさんやＫＮさんもいました。

何かこの小皿のつまみが美味しく、Ｋ女史やｋａｋｏ嬢とお代わりしてました。

飲んだ勢いで「ワンワールド上級会員をオーバーブッキングしそうになるとかラタム航空はけしからん」「あんないい加減な会社はつぶれるぞ」とかいう話に(^_^;)

実はこの時点で、ラタム航空はワンワールドを離脱することが決まっていました。デルタ航空と組んでスカイチームに行くようです。びっくりしたのは、コロナ禍の影響でラタム航空が破産申請したことです。詳しくは下記のリンクを。

https://www.aviationwire.jp/archives/203202

あんな話をしていた数か月後に、まさか本当につぶれそうになるとは(*´Д｀*)ラタム航空がなくなると、パタゴニアに再訪できないので何とかしてもらいたいです(^_^;)

アルコールを補給して気分よく飛行機に乗り込みます。

ここからダラスまで９時間４０分ほど飛びます。

今回はツアー内の席が結構バラバラだったのですが、今回はオーストラリア人夫婦？だったかに席を譲ったりして、Ｋ女史、ＦＵさんと並びの席になりました。結局、このとき以外はツアー仲間の並びがなかったですね。

ハンバーグだったか鶏肉だったか。チーズがかかってます。アメリカン航空はうまくもまずくもない感じの機内食で、特に記憶なし。

私はジャックダニエルのロックをもらいました。Ｋ女史、ＦＵさんと乾杯
(^O^)/C□☆□D＼(^_^ )
機内でバラバラになるのはまったく気にしないのですが、飲む前に乾杯できない一瞬だけ少し寂しい気持ちになるんですよね。

機内では皆さん映画を見てました。私は例によってiPadにダウンロードしたアマゾンプライム映画を見ます。

Ｋ女史からオススメ映画を聞かれたので、三吉彩花の「ダンスウィズミー」を紹介しときました(^^)何か機内で見てる人多かったです。

２回目の食事は軽食。クロワッサンにハムを挟んだようなものです。

カリブ海を越えて米国に入っていきます。

皆さん寝てましたけど、機内はこんな感じに。

ダラス・フォートワース空港に到着。ここからダッシュで移動なのでε≡≡ﾍ( ´Д`)ﾉ写真を撮る余裕がありませんでした。

行きの段階でかなり手続きに時間がかかったので、帰りの乗り換えが間に合うか不安です。次の飛行機まで１時間４０分程度。本当にぎりぎりです。

ダラス フォートワース国際空港 (DFW) 空港

というわけで、再びフリー素材に頼ります。これはダラス空港ではありません。

ダラス乗り継ぎの流れは次の通り。
①機械でＥＳＴＡのチェック
②入国審査官のチェック
③荷物をピックアップ
④荷物を運んで再委託
⑤保安検査

これを１時間半ちょっとでできるんでしょうか？

まずは機械によるＥＳＴＡのチェック。行きでは多くの人が機械審査で「×」印が出ましたが、帰りはＥＳＴＡ２回目になるので多分大丈夫のはず。

ドキドキしながら機械を操作すると、ちゃんと「○」が出ました(^O^)周りの皆さんもＯＫのようで・・・と思ったら、隊長ことＳＹさんに「×」が出てしまいました(>_<)

ＳＹさんは別の列へ。他の皆さんは審査官の列に並びます。時間がないので、とりあえず今は各自で先を急ぐしかありません(*´Д｀*)

審査官の列もなかなか進みません。ツアコンＮさんが列の先にいました。それを見てＫ女史が「えーと、あの人は・・・」。どうやらこの期に及んでＮさんの名前を憶えていなかったようです(^_^;)「たしか・・・OZACKだっけ？」それは私です。まあ、よくあることなので驚きはしませんが。

後ろに並んでいたＯＳさん夫妻が「ど忘れしただけでしょ。Ｎさん」と教えてくれたのですが、しばらくしてからまた「あのツアコンはｏｚａ・・・」とか言っていたので、さすがのＯＳさん夫妻もフォロー不可能でした(^O^)

いやいやＫ女史を貶めるつもりはなく、こういう感じでいつも旅行を盛り上げてくれるという話です(^^)

何とか審査官の面接も終了。

この後はサンチャゴからの荷物をピックアップした後、自分で荷物を運んで乗り継ぎ便のレーンに流し込まないといけません。

入国審査が長引いたので、我々の荷物は既にターンテーブルから降ろされてました。

ｋａｋｏ嬢はスーツケースが手元にないので、ある意味、気楽です(^_^;)ていうか、どこに行ってしまったんでしょう(*´Д｀*)

どうやら全員分の荷物はあるようです。皆さんでスーツケースを押しながらダッシュε≡≡ﾍ( ´Д`)ﾉ

思ったより長距離移動ではなく。無事に荷物を運び終えます。

最後は保安検査です。列に並んでいたら・・・後ろからＳＹさんが現れました！良かった良かった＼(^o^)／画像使い回しですいません(^_^;)

「色々と変な国に行ってたからじゃないかなあ」とＳＹさんは言ってましたが、×が出た理由は不明です。何にせよ、全員そろいました(^O^)

ところがさらにトラブルが(*´Д｀*)

保安検査のカウンターで私がパスポートを出すと、係官（サム・エリオットみたいな人でした）から意外な言葉が・・・。

「パスポートの写真と顔が違う」

ええー、ここまで来て足止め(*´Д｀*)と一瞬、目の前が真っ暗になったのですが、

「髪の毛がずいぶん白くなったな」と笑いながらサム・エリオット係官がパスポートを返してくれました。大きなお世話です(－－〆)

何にせよ、最大の難関のダラス乗り継ぎをクリアして一安心です(^O^)

ツキが戻ってきたのか、私は運良くプレミアムエコノミーにインボラアップグレード(*^^)v

ロサンゼルスまで約３時間半。今回の旅行では短い方ですが、冷静に考えると結構な長旅です。

アルコールはもういいという気分になって水のみ。クッキーもありますね。

ロサンゼルスに到着。機内で寝ていたのであっという間です。

ロサンゼルス空港です。ここまで来ると、ロビーに日本人が大勢いて、あんまり外国という感じでもありません。

２時間待ちですが、入国審査がないので楽勝。

ロサンゼルス国際空港 (LAX) 空港

アメリカン航空のラウンジへ。酒の種類は豊富。

アメリカン航空フラッグシップラウンジ (ロサンゼルス国際空港) 空港ラウンジ

料理もいろいろありました。あんまり食欲なし。

ラウンジ内は結構混雑してましたね。

アルコール疲れでバドワイザーライトとかを飲んでます(^_^;)

つまみもカリカリベーコンですね。

いよいよ最後のフライト。

羽田空港まで約１２時間の飛行です。到着が成田から羽田に変わったのはちょっと嬉しい(^O^)

ハイ、アルコールはもういいです(^^ゞ

チキンだったかな？

2回目の食事はピラフだったかジャンバラヤだったか。

もはやお茶を飲んでます。

機内では疲れ切ってほぼ寝てました。iPadでは映画鑑賞ではなくバックギャモンをやってました(^_^;)

羽田空港に到着＼(^o^)／

プンタ・アレーナス空港から３７時間が経過してます(；ﾟДﾟ)帰りの方が時間がかかるのは分かりますが、やはりパタゴニアは遠い。

ダラスでスーツケースを開けられた人には「開けましたよ」というペーパーが入ってました。全員でなく、抜き打ちで開けるようです。

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港

そうそう、ｋａｋｏ嬢のスーツケースは、結局帰国して数日後に自宅に届いたそうです。中身は無事。よく分かりませんが、ブエノスアイレスまでは行った？ようです。

羽田からリムジンバスで帰宅です。本当に疲れました(>_<)

とはいえ、かなり強行日程（旅の前後を含め）でしたが、無理して行って良かったと思ってます。

理由①パタゴニアの自然、特にフィッツロイとペリトモレノ氷河が素晴らしく良かった。

海外旅行でオススメの場所を聞かれると、私は「クロアチアのプリトビッツェとドブロブニク」と即答してたのですが、現在はプラスして「パタゴニアのフィッツロイとペリトモレノ氷河」と言うようになりました(^O^)

パタゴニアのアルゼンチン側はあまりに良かったので、再訪するのが逆に怖いぐらいです。これはクロアチアもそうなんですけど。次に行ってフィッツロイが見えなかったらかなりガッカリですからね。

チリ側が残念だったので、パイネの方は再訪してみたいですね。トーレス・デル・パイネのトレッキングとか行きたいです。私の中では、リベンジ再訪したい国の第１位アイスランド（オーロラを見る）に次いで、第２位がチリとなりました。

理由②この後のコロナ禍で海外旅行にいつ行けるか分からなくなった。

近年は年３回の海外旅行とほぼ隔月の国内旅行に行ってたのですが、２０２０年３月以降、まったく行けなくなりました(*´Д｀*)

最近は海外旅行のパンフを見てもストレスがたまるばかりですが「最後にパタゴニアに行けて良かった」と思い出すことが、わずかな慰めとなっています。これが「あんときにパタゴニアに行けていればなあ」だったら、ストレス倍増は間違いなく、私のメンタルに多大なダメージを与えていたと思います。

「行けるときは無理してでも行け」。これが鉄則だと再認識しました。今は無理してはいけない時期ですからね(>_<)

そうそう「ロスバゲは常にご用心」も鉄則です(^^ゞ

はい、ここからは帰国後恒例の私的ビール品評会です(^O^)

今回は国境越えでの没収を恐れて、チリのビールしかありません。しかも銘柄はみんな「アウストラル」です。

１本目は「ペール・エール」です。アルコール５％。苦味がちょっと強め。香りはペール・エールにしては弱い。フルーティーさはあるけど、これもちょっと弱め。すっきりしたビール。評価としてはイマイチ(^_^;)

２本目は右側の「ラガー」はアルコール４．６％。さわやか。香好。味は薄い。キレはあるけどコクが少ない。まあ、水代わりというやつです。つまりイマイチ(^_^;)

３本目は「ヤガン」です。ちょっと重い。アルコール５．０％。ギネスっぽい感じですね。キレに欠けるけど、悪くはないです。評価は「まあまあ」。

最後は「カラファテエール」です。アルコール５％。やっぱり圧倒的にうまい(^O^)ベール・エールよりもコクがあり、ゴクゴクいけます。あっという間に飲んでしまいました。もちろん評価は「最高」です。

というわけで、チリで一番のビールはアウストラルのカラファテエールに決定です＼(^o^)／

アルゼンチン側で一番うまかったのは、キルミスですかね。面白味に欠けますが、安定感あるうまさでした。