書店が美しい！空が青い！肉がデカい！(^O^)～19、20年冬パタゴニア旅行12月28日ブエノスアイレス

2019/12/27 - 2020/01/05

初日はブエノスアイレス観光。パタゴニアに行く今回のメインの目的ではありませんが、予期せず私の行きたかった「世界で２番目に美しい書店」を見られて満足しました(^O^)

エリア ブエノスアイレス(アルゼンチン)

• 旅行の満足度: 4.0

ブエノスアイレス・エセーサ空港内のクリスマス・ツリー。

ツアー１７人のうち１人が乗り遅れ、１人の荷物がロスバゲといういきなりの苦難に見舞われましたが(>_<)とりあえず長旅が終わってほっとします。

アルゼンチンは日本と時差１２時間。まさに地球の裏側です。日本時間の計算は午前と午後を逆転するだけで簡単。腕時計は変える必要なし。とはいえ、時差ボケは一番厳しいとも言えます。

空港を出てブエノスアイレス中心部に向かいます。エセーサ空港から３７キロほどバスで東に走ります。

本日の地元ガイドはＵさん。日本人（日系？）の方です。少し古い日本語を話されてましたが、意味はちゃんと分かります(^_^;)ブエノスアイレスの渡辺文雄と命名。

エセーサ空港は１９４９年開港。当時は世界最大空港の一つだったようです。大きさは当時から変わっていないとか。

Ｕさんの説明を書いておきます。

写真は７月９日通り。１２４メートルあって世界一の幅だそうです。最大２４車線あった時代もあるようです。最初からこの幅だったのではなく、通りと通りの間の建物を壊して大きな道路にしたとか。

この日は土曜日で、閉まっている店や会社も多数。平日より活気が少なかったようです。

ブエノスアイレスは３００万人ぐらいが住んでいて、近郊の都市圏を含めると１３００万人がいます。アルゼンチン全体の人口は約４０００万人。国土面積は日本の８倍です。

恒例のバイクチェック。アルゼンチンは中排気量のネイキッドが多かった印象。

観光の前に腹ごしらえ。ラス・ナサレニャスというレストランに入ります。

まずはビールをゴキュゴキュ。キルミス。軽い。暑いところで飲むとうまいオリオンビール的な感じ。ランチにはぴったりです。

ミートパイ、ソーセージ、野菜焼き。だいたい見た目通りの味です。

この付け合わせも肉やパンにつけると大変美味しかったですね。

ポテトでお腹を膨らませてはもったいない・・・と思いつつも、美味しかったので少し食べてみました。

メインのビーフステーキが登場です。

デカい！

と、感じにくい写真ですいません(^_^;)３００グラム以上、ひょっとしたら５００グラム近い？ステーキです。

そしてウマい(^O^)日本の●きなりステーキぐらいしか最近行ってない私は感動して完食。脂身は見た目より固いです。

味は少し塩味が付いてましたけど、薄目。物足りない人は上記の付け合わせや卓上の塩コショウをどうぞ。

チョコレートアイスもおいしゅうございました。ウエハースも一時代前の懐かしい触感でした。

店内はこんな感じで広いです。

店の外観。各国旗は汚れている旗ときれいな旗が混じってました。

ＡＳＡＤＯＲアサードが焼き肉の意味です。

店の反対側にあったこのホテルは、２０２０年の東京五輪が決定したブエノスアイレスのＩＯＣ会議の際、日本の代表団が泊まっていたそうです。

時計台のある英国塔です。１９１６年に完成。アルゼンチン独立１００年記念で英国から送られました。高さ７０メートル。

１９８２年のフォークランド紛争（アルゼンチンではマルビナス戦争）の際には、怒った市民によって荒らされたようです(>_<)現在は修復されています。

塔の前の広場は「ブリタニア広場」だったのですが、「アルゼンチン空軍広場」に改称されました。

飛行機が写っているのは偶然です(^_^;)

バスで移動して５月広場に来ました。

アルゼンチンの独立運動が始まった１８１０年５月に由来します。

大統領府。カサ・デ・ロサ＝ピンクの家と呼ばれます。ホワイトハウスならぬピンクハウスですね。

左右対称のようで、よく見ると対称ではありません。実は旧大統領府と道を挟んで建っていた郵便局を合体させたんです。真ん中の部分の道に、上からふたをするように建物をかぶせてつなげたということ。

大統領公邸は郊外にあって、大統領は毎日ヘリコプターで出勤しているとか。

メトロポリタン大聖堂。正面から撮った方がギリシャ神殿ぽくてよいのですが、残念ながら慌ただしい観光で写真なし。

正面の柱１２本は１２使徒を表しているとか。

聖堂の壁には「継承者を祝福する」という意味のラテン語と、「サンマルティン将軍と無名戦士が葬られています」というスペイン語が書かれています。

無名戦士の功績を称える炎。

「ときどきガス欠で消えている」とＵさんは言ってました(^_^;)

では中に入りましょう。無料です。

玄関の床に施されたベネチアモザイク。材料は英国から持ってきたそうです。

アルゼンチンでキリスト教関係と言えば、やはりローマ教皇フランシスコですね。ブエノスアイレス出身。

この教会でもミサをしていたようで、Ｕさんは「あんなに出世するならもっと話をちゃんと聞いておけばよかった」と言ってました。

なかなか立派な建物です。

南米独立のために戦ったサンマルティン将軍の遺体が安置されている霊廟です。

アルゼンチンは１８１６年にスペイン植民地からの独立を宣言しましたが、サンマルティン将軍はチリやペルーの独立のためにも戦いました。

将軍はフランスで１８５０年に死去。遺体をアルゼンチンに運び、１８８０年にここに収められました。その際に棺がうまくはまらず、この下に斜めに入っているらしいです。

入口に衛兵が２人います。昔の軍隊の服装のようです。7人いて、２人ずつ交代で警備に立っています。

衛兵の交代の動画は撮影したんですけど、写真は未撮影。

聖母子像です。下にあるのは・・・

ルハンのマリアです。アルゼンチン国旗の服をまとっています。

正確にはこれはレプリカで、本物はブエノスアイレスの北８０キロにあるルハンの街のルハン大聖堂にあります。

本物は由緒あるマリア像で、毎年多くの人が拝みに訪れるらしいです。

クリスマスシーズンだから？イエス誕生の模型がありました。

十字架のイエスも。

ここにもマリア像。

主祭壇。天井にもイエスの物語が描かれてます。

手前のチープな赤ん坊の像もイエス？

イエスと罪の女の絵ですね。「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず石を投げなさい」というアレです。

この辺は１年前に行ったイスラエルでのにわか勉強が役立ちます(^O^)

そして入口の上には定番のパイプオルガン。

サンマルティン将軍の霊廟の鍵が閉じられました。衛兵も帰ってます。どうやら開いているのは午後５時までのようです。

これはウルグアイのマリアだったかな？たぶん先ほどのルハンのマリアと同様、有名なマリア像のレプリカでないかと思います。違ったらすいません。

バスで移動し、書店「エル・アテネオ」に来ました。

ここは「世界で２番目に美しい書店」として有名です。

中に入るとこんな感じ。かつての劇場を改装して書店にしました。

一番美しい書店はオランダ、三番目はポルトガルにあるらしいです。選んだのは英紙ガーディアン。

Ｕさんによると、この手の「世界三大書店」みたいなランキングは他にもいろいろあるらしく、このエル・アテネオが一番美しいと言っているランキングもあるとか。まあ、言ったもん勝ちですかね(^O^)

劇場っぽい感じが残っていますね。素晴らしい。

舞台だった一番奥はカフェテラスみたいになってました。

本を見ている人は半分くらい。後は観光客ですね。

日本の漫画もありました。ドラゴンボール？のスペイン語版でしょうか。

地下にもエレベーターが伸びてます。

ＤＶＤもあります。

美しさを表現できる写真を撮るのが難しいです。

この角度もいいんじゃない？

これは書店ぽい。左手のカフェも隠れてるけど結構な広さですね。

このアングルはどうでしょう。

天井には宗教画。山上の垂訓？とは少し違うような。

手すりのデザインもよく見ると素晴らしい細工です。

私も何か１冊買うかと思いましたが、ほとんどスペイン語なのでやめておきました。

ベランダを支えているおじさんがいました(^O^)

バスで移動してコロン劇場へ。

ここはパリのオペラ座、ミラノのスカラ座と並んで世界三大劇場と呼ばれています。これは書店と違ってあまり異論がない？

Ｕさんの話を書いておきます。

この劇場が建設され始めたのは１８８９年で、最初はイタリア人技師タンブリーニが手掛けていました。２年後にタンブリーニが４４歳で亡くなり、その後は弟子のメヤノに託されます。ところがメヤノは、自分の奥さんの浮気現場を目撃したトラブルに巻き込まれて１９０４年に殺されてしまいます。４４歳でした。その後はベルギー人のドルマールが引き継いで１９０８年に完成させました。

となると４４歳で亡くなったのか気になりますが、ドルマールは劇場完成時に６０歳を超えていました。つまり、特にオチはありません(^_^;)

華麗な建物もさることながら、空の青が美しいですね。

正面からだと街灯が邪魔な感じだったので斜めから。

こちらが正門？と聞いたのですが、ガイドブックを見ると、上部に三角屋根がある反対側の方の写真が載ってます。まあ、ほぼ同じ形ですけど(^_^;)

Ｕさんによると、昔は身分差別があって、人によって入口が違ったそうです。未亡人は脇の入り口から入っていたとか。

私は中には入りませんでしたが、ツアーの中には見て来た人もいたようです。

コロン劇場の隣にあった建物。何かは忘れました。このようにブエノスアイレスには１９世紀ごろ？の石造りの建築が多数残っており、「南米のパリ」と呼ばれています。

やはり空の青さが印象的です。

バスに乗ってホテルに到着しました。

ロビーにはクリスマスっぽい飾りが多数。

クリスマスツリーもありました。

部屋に入ると、広めの応接ルーム？がありました。

バスルーム。お湯もすぐ出ました。

ベッドルームも清潔な感じ。

写真はありませんがミニキッチンもありました。

立派なホテルですが、残念ながら翌朝３時には出発しないといけません。

夕食はホテルで。

まずはビール。インペリアル。ちょっと重めの本格派。ディナーにはぴったりです。満足(^O^)

前菜のサラダ。この後にメイン料理のメルルーサが出ているはずですが、なぜか写真が残っていません。美味しくて写真を撮るのを忘れたことにしておきます。

デザート。このリンゴを細かくカットして砂糖水に浸した？ものは、各地で出てきました。新鮮なものと、作り置いたのが明らかなもので味に差がありました(^_^;)