喜寿記念スロヴェニア・クロアチア12日間旅行記④ブレッド湖を俯瞰するならMala Osojnicaに

2019/06/05 - 2019/06/05

喜寿記念にスロヴェニアとクロアチアを１２日間(2019年6月3日から14日)の一人旅に。古女房は貴男と行くと疲れると云い、同行拒否。観光地間の移動を考え、連泊が4回あるTDRさんのパックツア。今回の旅行記は旅行3日目のブレッドでの午後の単独行動。午前中にブレッド城とブレッド島の観光。パックツアーの午後はボーヒン湖に行くが、ボーヒン湖を俯瞰しトリグラウ山を遠望しユリアンアルプスを眺められるロープウェイの頂上(フォーゲル展望台)には行かないとのでパックツアーの予定をパス。因みにロープウェイは6月下旬から運行するらしい。そこで、ブレッド島の聖マリア教会を観光後に元チトー大統領の別荘跡のホテル・ヴィラ ブレッド下のプレトゥナ乗場でパックツアーの仲間(私を入れて14名)と別れ、添乗員のＷ氏に断り単独行動。ブレッド湖畔沿いを写真を撮りながらブレッド湖の眺めを堪能しながら約３０分歩き、Mala Osojnicaの登山口へ。’１４年に行かれた鉄女さんのブログにあった道標が見つからない(道標の形が変わり、駐車の陰になって見落とす)。ちょっと先にOjstricaの道標を発見。Ojstricaまで２０分とある。ブログの地図には、OjstricaからMala Osojnicaに廻れるよう書いてあるのでトレッキング開始。

エリア ブレッド湖周辺(スロベニア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ブレッド湖を眺めるビュースポットは２つあることブレッドのインフォメーションで貰った地図で分かります。スキャナーで地図の一部分をトリミングしてみた。実際のトレッキングの道は単純な曲線ではなく、つづら折りの道が続く。

この図は、旅行に当たりネットのブログを読み、自分なりにガイドブックを作ったその一例です。一寸だけ地図も変わっている。ブレッド湖を俯瞰した、’１３年のAuthor・Artyさん(私は鉄女さんと)、’１７年の高江游さん、’１８年のｍｅｇｕさん(私はカメ女さんと)のブログから図のように作りマップケース(古い表現、今はスマートフォンがあるので必要ないかも。私はスマートフォンを持っていない)に入れて腰にぶら下げてトレッキング。

12:00にブレッド島の観光を終え、元チトー大統領の別荘跡のホテル(ヴィラ ブレッド)の下のプレトゥナ乗場に戻り、ツアー仲間と別れ単独行動。
仲間はどこかで昼食後ボーヒン湖に行く予定。添乗員のＷ氏との事前のメールの遣り取りでボーヒン湖はリブチェフ・ラズまでしか行かないことが分かっていて中途半端な・・・。

ホテル(ヴィラ ブレッド)下の遊歩道。舗装はしてない細かい砂の道。
レンタサイクルが脇を結構なスピードで走り抜けるので注意。

ブレッド島を眺めながら遊歩道を歩きます。湖面の色も綺麗です。

ブレッド島がまじかに。多くのプレトウナが・・・

この写真は、Ojstricaから下山後に撮った写真です。２つのビュースポットの登山口は２０ｍも離れていなく、左側がMala Osojnicaの登山口、右側がOjstricaの登山口。
先ほどはMala Osojnicaの登山口の前に駐車があり見落とす。また、次の写真の鉄女さんのブログの写真と形が変わっていた。道標は２０㎝角の高さ約１ｍの角柱に。

’１３年鉄女さんのブログにあった道標と登山口の写真。’１７年游さんのブログの写真も同様。’１８年カメ女さんのOjstricaのビュースポットの写真をみると角柱になっているので、’１８年頃から変わったらしい。

Ojstricaの登山口の道標。Ojstricaまで２０分。Velika Osojnicaまで４０分とある。Ojstricaまで２０分なら登ってみようと・・・。１２:４０分トレッキング開始。

最初は比較的平な道。

５分ぐらい歩くと左側に道標。ここまでは平らな道。そのままOjstricaまで１５分。Velika Osojnicaまで３５分。写真左下方向に草を踏み分けたような道があり、Mala Osojnicaまで３０分とある。草を踏み分けたような道の先がはっきりしない。ここで考えていたらカナダから来た父娘(父６５歳、娘２５歳)に声をかけられる。
私は７７歳で日本から来た。Mala Osojnicaまで行こうかと迷っているとスーパーブロークンイングリシュで伝える。そしたら、彼らもOjstricaからMala Osojnicaに廻るから一緒に行こうと云い、Ojstricaまでサポートしてくれる。

途中から２０から３０ｃｍ大の石が転がった難路が続く。
足首を捻挫すると後の旅行に影響し、救急車も来てくれないように思うので、石ころを避けながら登る。一応クレーコート用のテニスシューズを履いてきたが、一寸きつかった。

Ojstricaの頂上に近くなるとつづら折りの登山道が続く。片側は谷であり、滑落すると谷底まで行きそうで怖い。また、狭い道なので下山者とのすれ違いに気を遣う。私は崖側に寄り、幅の広い方を下山者に譲る。若い人は私をホイホイと追い越して行く。ここの道は下山の時に立体視が悪い私は滑落しないか用心に用心・・・。

13:10頃にOjstricaの頂上。標高６１１ｍと道標にある。

カナダ人父娘に撮ってもらった記念写真。ブレッド島とブレッド城が一直線に並んでいない。ブレッド島の後ろはブレッドの中心街。そのまた後ろはオーストリアとの国境のカラヴァンケ山脈。ユリアンアルプスではない。ユリアンアルプスはイタリアとの国境にあり、ブレッドから３０ｋｍぐらい西にあり見えないと思う。腰の右側に下がっているのが自作のマップなどを入れたマップケース。後で考えるとこれが歩行(トレッキング)に邪魔をしていた。ディバッグに入れた方がよかった。出し入れを考えて腰に下げたが・・・。

親切だったカナダ人父娘。どうもありがとう。父親は私より１２歳も若い。彼らのペースにはついていけないと思い、迷惑を掛けるといけないので、ここでお別れ。
マイペースで下山。

１４:００頃、改めてMala Osojnicaの登山口。道標にMala Osojnicaに３０分。Ojstricaまで２０分とある。Ojstricaのトレッキングで足を捻挫しないように気を使ったので両脚ともパンパン。帰国後に後悔するならと、二度と訪れることはないと思い気力でトレッキング開始。Ojstricaのトレッキングよりきつかった。木の根、倒木２箇所(直径６０cｍ以上、乗り越えたり、くぐったり)、ワイヤーロープが張ってある難所、傾斜６０度はあろうかと思う１００段近い鉄製の階段が待ち構えていた。

１０分ぐらい歩くと、道標にMala Osojnicaに２０分、VELIKA ZAKA集落に１０分とある。道標の周りは木の根が蔓延る。捻挫しないように木の根の間を歩く。下山中にスッテンコロリン２回、ディバッグがクッションとなり怪我もなし。下りは滑りやすいので注意しよう。

この道標の場所から撮った１枚。一応ブレッド島とブレッド城は一直線に並んでいるが樹が邪魔で角度が悪い。

２カ所の倒木箇所を通過し、つづら折りの道を越えた先にワイヤーロープを張った難所。脚を踏み外したら谷底まで一気にいきそう。先に女性が２人歩いている。ワイヤーロープがささくれ立っているかもと手袋を用意していたが不要だった。

ワイヤーロープを張った難所の先もいくつかのつづら折りがあり、その先に傾斜６０度はあろうかと思う１００段近い鉄製の階段。先に歩いていた女性２人が下りて来ている。階段の左側にやはり鉄パイプの手摺があるが、私は脚力だけでは上りきれない。両手で手摺につかまり腕力で上る始末。

１５:００頃、鉄製の階段を上りきり、恐々と下を覗く。手摺がなかったら非常にきついと思う。階段を上りきった先に木の柵とベンチが１台(写真では左側)。女性が１人休んでいる。女性が去るまで待ちベンチで休憩し日本から持ってきた、魚肉ソーセージ・チーズたら・ＱＢＢチーズ・クラッカーとアーモンドとピーナッツのスナックと朝食の残りのパン(ホテルから失敬)で遅めの昼食。やはり日本から持ってきたペットボトルの綾鷹が美味い。ここで１０分以上休憩。

休憩しながら撮った写真がこれ。左右の樹々が邪魔し、まだブレッド城とブレッド島が完全に一直線になっていない。’１３年鉄女さんはここまで。ブログにはこの先に絶景スポットがあるように記している。周りをみまわすと・・・。

ベンチの後ろに道標。Mala Osojnica５分、VELIKA ZAKA２０分とある。十分に休憩したので後５分ならと気力を・・・。

小さいつづら折りの道に更にMala Osojnicaまで３分の道標。

やっと展望台らしきところが見えてくる。ベンチもある。景色を楽しみながら歩いたのでここまで約１０分。

展望台にはいろんな観光箇所を記した写真がある。ブレッド城とブレッド島が一直線に並んでいる。

１６:００近い時間なので、全体に薄い霞がかかり湖面の色も今一つだが達成感でいっぱい。’１７年の游さんの写真は午前中で鮮やかな景色。多分プロの人でいろんなフィルターを駆使した写真だとおもう。

この写真は５年前に買ったP社のミラーレス一眼のGX-７で１４～１４０ｍｍの望遠レンズを使い、初めてパノラマ写真を撮った１枚。満足している。これをフォートラベルさんの旅写真コンテストに・・・。写真の左奥に脚がパンパンで断念したヴィントガル峡谷も写っている。カラヴァンケ山脈もまだまだ雪が残っている。

ここで、記念にVelika Osojnica方向から下りてきた二人連れの男性に写真を撮ってもらう。有難う。かなりくたびれた格好だが満足、満足。

ベンチの後ろに道標。Mala Osojnica６８５ｍ、Velika Osojnica１０分、Ojstrica１５分、Bred Center５０分とある。１６:００頃下山開始。途中、北海道大神宮のお守りを下げた札幌から来たSさんに会う。階段の先に５分歩くと絶景ポイントがあると教える。Sさんは６カ月かけて世界一周中(若い時にしかできないとのこと・・・)、今３か月目に入り今朝リュブリアーナからブレッドに来て、自転車でヴィントガル峡谷に行き、ここに絶景があることを知り登ってきたとのこと。また、ブレッドの中心に近い所でSさんに後ろから声をかけられる。もう戻ってきたらしい。若さが羨ましい。

ブレッドの中心街への途中に四角いマンホール。そう言えばブレッドでは電柱を見掛けない。マンホールにELEKIRIKAとあるので電線を地下に埋設しているらしい。

ブレッドの中心街に向かう途中のブレッド島。逆光になり、今一つ。ここで通り雨。傘を出す気力もない。だが直ぐに止んだ。この後にＳさんに声をかけられる。

１７:３０頃、ホテル・パーク下に到着。Ｓさんと別れる。そして、インフォメーションに寄る。若い女性２人が相手してくれる。私のブロークンな英語でOjstricaとMala Osojnicaの二つをトレッキングしてきたと云い、本旅行記の２枚目の自作の資料を見せる。新しいブレッドの地図にマーキングして渡してくれる。ついでに写真のブレッドのパンフレットを渡してくれる。１０数ページのすばらしいパンフレット。２ページ目に私が撮ったようなパノラマ写真も掲載されている。
インフォメーションを出て、ホテル・パークが経営しているカフェの横でアイスクリーム(バニラ2.2ユーロ、旅行中一番高かった)を買う。

アイスクリームをなめながら、冬の夜に乞食(キリスト)にマントの半分を破いて渡したとの伝説がある聖マルチヌスを祀る教会に足を延ばす。ステンドグラス、パイプオルガンなど素晴らしい教会。長くなるので興味がある人は他の人のブログを読んでください。

聖マルチヌス教会からホテル・リクリ バランスに向う途中に見た恋人たちの写真スポット。
スロヴェニアは国名にＬＯＶＥが入った唯一の国にふさわしい写真スポット。

ホテル・パークと宿泊したリクリ バランス。部屋は２１3号室の角部屋。
１８:３０に無事に戻り、シャワーを浴び着替えて１９:００の夕食に間に合う。
ツアー仲間は１６:３０頃にボーヒン湖から戻ったらしい。
タイトな１日だった。
本旅行記は、スロヴェニア・クロアチア旅行記は２０ぐらいに分けて執筆する予定ですが、ブログを書くのは初めてでありフォートラベルさんに書き方を教えて貰い、先ず最初に書きました。悪しからず。

旅行記⑤⑥つづく。あすはリュブリアーナの市内観光とポストイナ鍾乳洞の観光の予定。