2019/04/29 - 2019/04/30
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RAINDANCEさん
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青森県西部、東津軽郡・北津軽郡・つがる市・西津軽郡を跨ぐ津軽地方の海岸線をバイクツーリングで訪れました。北海道にヒケを取らない豊かな自然と空いた道路を満喫できる絶好のツーリングルートです。
★竜飛崎から竜泊ラインを抜ける、津軽半島一周ツーリング。
★西津軽の黄金崎で不老ふ死温泉に宿泊し、世界遺産の白神山地・十二湖エリアに佇む「青池」を訪問。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- バイク
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2019年のゴールデンウイークは、東北バイクツーリングの旅へ。青森県十和田市から青森市を抜け、津軽方面に向かいます。
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津軽方面と言っても「つがる」と名の付く自治体は多くて広く、津軽半島を「東津軽郡」「北津軽郡」「つがる市」の順で左回りにぐるっと周り、「西津軽郡」に泊まってから秋田へ抜けるというルートを辿ります。
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津軽といえばやはりここ。ツーリングの中継ポイントとして選んだのは、東津軽郡の「竜飛崎(たっぴざき)」。
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竜飛崎灯台展望台の駐車場。
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「津軽海峡冬景色歌謡碑」。ボタンを押すと、石川さゆりのあの名曲が流れます。ただし、「ご覧あれが竜飛岬北の外れの…」で始まる2番から。
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この国道を下りてみましょう……なーんてね。これは日本で唯一の階段国道。普通の人はバイクでは下りれません。
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下に降りるとこんな感じです。
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作家・太宰治ゆかりの宿、旧「奥谷旅館」を改修して開設された、龍飛岬観光案内所「龍飛館」。
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その昔、13もの洞門を貫いて開通した龍飛道を記念して建てられた「道路竣成記念之碑」。初代は昭和4年9月に建立されたが老朽化し、これは2代目だそう。
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この日は一般道で250kmのロングツーリング、竜飛崎を後にし先を急ぎます。絶景ツーリングルートの「竜泊(たつどまり)ライン」から北津軽郡に入ります。
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竜泊ラインは、竜飛崎から小泊まで約20kmの絶景ルート。
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天気はイマイチですが、やはり爽快!
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すれ違うバイクも多数。
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大きな荷物を積み、明らかに遠方から来ているバイク同士では、北海道と同じように手を挙げて挨拶。お互い安全運転で!
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竜泊ラインの終点「道の駅 こどまり」。
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この道の駅の愛称は「ポントマリ」だそうです。
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季節の活魚が泳ぐ”ふれあい水槽コーナー”があります。
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この季節はイカでした。
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ツーリングは北津軽郡を抜けてつがる市へ入ります。津軽半島西岸の七里長浜沿いの湿原に、4~5kmの一直線道路が続く「メロンロード(屏風山広域農道)」があります。
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メロンロード沿いにある「平滝沼公園」。
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およそ1000本の桜が咲き誇る風景は見事。穴場的な桜の名所かも。
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右手にベンゼ湿原を見ながら、直線のメロンロードを進みます。まるで北海道の様な爽快道路。
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千畳敷海岸を過ぎ…
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そして、目的地である西津軽郡深浦町の黄金崎に到着。ここに、この日の宿「浜辺の宿・黄金崎 不老ふ死温泉」があります。その外観。
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フロント。
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ラウンジ。
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客室は広々としたモダン和室。
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壁掛けテレビ。
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冷蔵庫、湯沸かしポットといった備品もしっかり。
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洗面台。
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テラスではないですが、ゆっくりと黄金色の夕陽を眺められるようになってます。
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残念ながらこの日は天気が悪く夕陽は出ていませんが。
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「深浦雪人参餅」でお茶をいただいてから…
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…さっそく温泉へ向かいます。途中の通路から見える、名物の海辺の露天風呂。混浴風呂と女性専用風呂があります。混浴では女性のみ湯浴み着で入浴可。宝川温泉の露天風呂と同じようなシステムです。
混浴露天風呂はかなり人(十数名)がいて混雑。そのうち女性は私の妻を含め2人ほどでした。 -
こちらは新館大浴場の内風呂と…
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…パノラマ展望風呂…。鉄分を含む塩化物泉、濃厚といえば濃厚ですが、好みは分かれそう。
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なにはともあれ、温泉でしっかり温まりましたので、まずは冷たいビールで。
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夕食は、スタンダードの会席。深浦は漁師町だけに、海の幸が多め。
栄螺の壺焼き/本鮪・ハマチ・平目の造り/鰆の酒粕漬け焼き/つがる風茶碗蒸し…などなど。 -
青森の六花酒造の日本酒「白神の詩」に切り替えて。地元深浦産の米を使っているとのこと。
後ろに見えるのは海鮮鍋。 -
鮭と岩木高原豚のチャンチャン焼き。
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つがるロマンの白ごはんと、深浦特産つるつるわかめ蕎麦の吸い物。
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デザートは自家製の深浦雪人参アイス。ごちそうさまでした。
地の物を活かした献立は悪くはないのですが、もう少しインパクトのある郷土料理があると良いですね。 -
囲炉裏の休み処。
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このホテル、なんていうか…雰囲気はスーパー銭湯みたいです。
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翌朝…結構な雨です。朝ぶろは露天風呂はやめて大浴場にしました。
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朝食会場へ。
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大きなダイニング。
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品数豊富なビュッフェ。
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これは満足でした。
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チェックアウト後、格納庫に停めさせてもらったバイクで雨の中を出発。
不老ふ死温泉…1970年にボーリングで自噴した新しい温泉で、秘湯というには大型施設で観光客だらけ、地図で見ると結構僻地に見えるのですが…ちょっと想像とは違いました。 -
さて、宿をチェックアウトして雨の中を南下。
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世界自然遺産である白神山地の一角にある「白神十二湖」へやってきました。西津軽郡深浦町の国有林内にあります。雨ですが訪れる観光客多数。
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目的は「青池」ですので、他の池やビジターセンターなどには目もくれず「十二湖駐車場」へ。ここに駐輪し歩きます。
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「森の物産館キョロロ」。
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青池までは約500m、歩いて10分弱といったところ。
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「鶏頭場(けとば)の池」の畔を歩きます。
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ここからは判りませんが、鶏の頭の様な形をしているのがその名の由来だそうです。
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鶏頭場の池のすぐ先にひっそりと佇むのが「青池」。本当に小さな池です。
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鮮やかな青です。北海道美瑛の有名な青い池は、水中にケイ酸アルミニウムという物質が溶け込んでいて青く反射することが判っているそうですが、青池にはそういった成分は含まれておらず、なぜこんなに青いのか謎だったそうです。
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近年、「水の性質が際だっているから」という説が発表され、それによると「水とは本来青い」もので、青池の水はきれいすぎて赤を吸収し、水本来の青が際立つ…
うーん、判ったような、判らないような… -
周辺の他の池では、「沸壷ノ池(わきつぼのいけ)」以外は濁っているので青が際立たない…のだとか。
しかし、こんな曇天でもしっかり青。 -
天気が良ければ、もう少し時間を取って十二湖周辺を歩きたかったのですが、この雨ですので次の目的地に移動することに。雨だとゆっくり走ることも考えて早めの移動が大事です。
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津軽半島をぐるっと回るバイクツーリング、高速道路は無いエリアでオール一般道でしたが、車が少なくて快適なルートではありました。惜しむらくは天気。今回、ツーリングの爽快さはもちろんですが、津軽のハイライトと考えていた竜飛崎・黄金崎・十二湖などの景観も、天気によってその魅力が半減してしまったのは残念。以前に同様に天候を理由にあきらめた「大間」と同様に、青森の津軽・下北はリベンジしなければならない場所になりました。
さて、降り続く雨の中、秋田へ進路をとります。
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