八頭・若桜・智頭旅行記(ブログ) 一覧に戻る
ChapⅡ,27th 2days driving to Post Office in TOTTORI,with sightseeing. <br /><br />あっという間に10月になるも休みの日に疲れ果てて外出すらしていなかった日々。ファミリーメンバーの予定表に休みが被っている日をふと見つけます。同行者がいれば引きこもる訳にもいかないだろうとかねてよりまーさんに打診していた〝雲海の城竹田城〟を目指すプランを提案する。14日は三連休の最終日、故に観光オンリーとなるが勿論2日目は郵便局巡りとなる。参加者が多ければスポンサーが増えることは計算済み、ハンドルを握り続けるのはいつものこととしてGOサインが出た。<br /><br />まーさんの参加条件は〝道の駅〟への立ち寄り数ヶ所ということ。日帰りで朝出発して郵便局を巡りながら立ち寄るのは至難の技ではあるが、初日は観光に加えるだけで済ませることができる。初日は観光と道の駅巡り、そして2日目は郵便局巡り+道の駅というプランを組み上げて条件提示をする。ただ郵便局巡りのアレンジが中途半端になり無駄足を踏むことになったが、初日は卵かけご飯に用いる〝タマゴ〟を使った親子丼を食べ、生野銀山と立雲峡から竹田城跡も見ることができた。加えてあまり期待していなかったホテルは〝大当たり〟で、地の物但馬牛と温泉も満喫できた。<br /><br />翌朝は運が良ければ雲海を見に行くことから始まるとして眠りについた。そして迎えた2日目の朝、さあどんな物語が待っているのだろうか・・・という訳で2日目の朝を迎えます。それでは〝Chap II,28th 2days driving to Post Office in TOTTORI,with sightseeing. 〟の始まりはじまり~!<br /><br />令和元(2019)年10月15日水曜日<br />とりあえず朝5:30に起きました。天気が崩れる予報でしたが万が一・・・。でも残念ながら外は雨模様。6:00から温泉に入れるのですが、今日一日の長丁場に備えてもう一眠りします。一回目覚めると寝られなくなるのは歳のせいと思いながらウトウトして7:30頃再び起きました。<br /><br />8:00に一階のレストランで朝食を頂くために降りて行きます。和食のセットメニューですが、パンやご飯、味噌汁・ソフトドリンクがパイキング形式となっており、自分の満足できるレベルまでガッツリ食べられます。お料理・ボリュームとも及第点。なかなか侮れないお宿です。<br /><br />食事を終えるとレストランにはクローズの札が立てられました。宿泊客向けの朝食が終わればお昼前からの営業となるようです。食事を終えて部屋へと戻り、布団をあげた後荷物を作ります。いつもの郵便局巡りの朝はオヤジ殿に追い立てられバタバタ出発するのですが今日はのんびりとしたものでした。9:00過ぎにはチェックアウトしたものの宿隣のヤマザキデイリーストアでお土産を見たりした後やっと9:25に出発をします。色々な意味で活気ある道の駅ではあるものの、やはり施設によりけりだということも事実のようでした。中核の宿泊施設・土産物屋がそれなりに繁盛しているので、道の駅施設として奮起を期待します。<br /><br />宿泊地の養父から県道を通り、県境を越えると鳥取県に入ります。1局目の池田郵便局は集落唯一の金融機関の色濃いところでした。そしてまーさん参加の旅らしく道の駅若桜に立ち寄ります。結構規模は大きい道の駅ですが、時間も早いこともあり人は多くはありません。お連れの二人は何か品定めをしていましたが、私自身は施設の写真を撮っていただけでした。<br /><br />次はすぐ近くの若桜郵便局、歩いた方が早いような距離でしたが、休憩がでら局近くの若桜鉄道若桜駅に立ち寄ります。元国鉄若桜線の終着駅ですが、若い頃に列車で訪れている場所の筈ですが記憶にありません。JR西日本になってから廃止され第三セクターの若桜鉄道に変わりました。SL.やディーゼル機関車ので運行体験も行なっており、観光客を集めていますが、これらの写真を撮るには入場券が必要となっています。通常ならば駅構内への入場に対し課せられるものが入場券だと解釈しますが、観光客のホーム立入りに対しては何も言われません。イベント時だけたのかと思いつつ撮影ポジションを探していたところSLの停車場へと繋がる通路に気付かず入り込んでしまいました。その瞬間声かけすらしていなかった駅員氏が血相変えて〝有料です〟と言いに来ました。確かに気付かなかった私も悪いですが、ホーム上にいたお客さんからも〝さっき何もしていなかったのに・・・〟と失笑しながら言われていました。確かに駅員ではなく管理人だよね~という意見には賛成です。もし有料エリアに入るか否かを改札で切り分けているのであれば仕事していると思えますが、今回の対応であれば・・・無駄を省けと言われても仕方がないのではと感じました。<br /><br />なんか嫌な気持ちになり、入場券も買う気になれず駅から出て機関車を写真に収め出発します。丹比郵便局に立ち寄った後に道の駅はっとうにやって来ました。八頭フルーツ総合センターと銘打たれているように果物の果実は勿論苗木までを売っており、ウキウキするのですが、時期的に欲しいものがなく、何気にお土産品を見ながら時間を潰しました。<br /><br />道の駅はっとうを出るといつものように郵便局〝だけ〟を巡るルートを辿ります。八東・八頭・日下部簡易郵便局へと立ち寄ります。街中でよく見かける〝駅前郵便局〟は普通ならば直営の特定郵便局ですが、田舎では簡易郵便局がその役割を担っていることに気付きます。若桜鉄道安部駅からすぐの場所にある日下部簡易郵便局。オヤジ殿が用件を済ませる間に駅へと向かいます。業務委託はされている駅ですが人影は見当たりません。この〝安部駅〟という名称は駅ができた際に所在した安部村からと言う説もありますが、国鉄若桜線の開通時に駅を作る際にホームの場所と駅名で集落間で揉めた経緯があると書かれていました。日下部と安井宿の集落間の争いから一文字ずつ取って名付けたともありますが、若桜線開通後1年2ヶ月後の開業であることから満更嘘でもない理由のようにも思えます。昭和7(1932)年に出来た駅舎は国の有形文化財に指定されているものであり、以前〝おとこはつらいよ〟シリーズのロケ地ともなったところでもあります。今では田舎のローカル線典型的な真っ直ぐのレールが若桜・郡家方面に伸びているだけのものにはなっているものの、87年の歴史ある駅舎に圧倒されるところでもありました。<br /><br />業務委託はされている駅ですが人影は見当たりません。この〝安部駅〟という名称は駅ができた際に所在した安部村からと言う説もありますが、国鉄若桜線の開通時に駅を作る際にホームの場所と駅名で集落間で揉めた経緯があると書かれていました。日下部と安井宿の集落間の争いから一文字ずつ取って名付けたともありますが、若桜線開通後1年2ヶ月後の開業であることから満更嘘でもない理由のようにも思えます。昭和7(1932)年に出来た駅舎は国の有形文化財に指定されているものであり、以前〝おとこはつらいよ〟シリーズのロケ地ともなったところでもあります。今では田舎のローカル線典型的な真っ直ぐのレールが若桜・郡家方面に伸びているだけのものにはなっています。列車が来れば最高でしたがそんなに上手くいく訳もなく、次の目的地を目指して出発します。<br /><br />場所が場所なのか簡易郵便局が続きます。大御門・隼の両簡易局、船岡郵便局を挟んで大伊・国中簡易郵便局を巡って行きます。簡易郵便局が駅前郵便局となっている国中簡易郵便局、すぐそばに因美線河原駅がありました。局舎と駅舎・ホームの写真を撮れば終わりですが、ちょうど踏切音がなり列車が入線してきました。真新しい車両は智頭急行のHOT3500系でしたが、因美線と言えば旧式気動車やキハ120系と思っていたらまさかの智頭急行線車両。ちょっとびっくりしましたがちょうど車掌クンの実習中だったと見え、2人で確認合図をする姿はなんか微笑ましいものを感じました。頑張れ~!!<br /><br />入線・停車・出発迄をカメラに収めることができて少し満足。そして次局の中河原郵便局を目指すのですが、ここまでの局間距離が何かおかしいとふと思います。とりあえず順路通りに走って見つけた堀越簡易郵便局にとりあえず立ち寄ります。オヤジ殿の所用待ちをしている間にまた踏切音がなり線路を見ていると、京都発鳥取行きのスーパーはくと5号が通過して行きました。地元ではそんなに目立たないHOT7000系ですが、因美線ではThe〝特急列車〟と言わんばかりに快走していました。線路側にいなかったのでちょっと残念な写真しか撮れませんでしたが・・・。<br /><br />再び出発し、ナビの地図内で見つけた下私都郵便局に立ち寄って、組み替えた局順を繋ぎ間違えたことに気付きます。しかし変更する余裕もないために、順路から少し離れた場所も含めてにわか仕上げの行程を組み上げました。その結果谷簡易・中河原郵便局を経て殿ダム近くにある楠城ふるさと広場で一服とトイレ休憩を入れた後、栃本簡易郵便局迄行ってから戻って来るルートを取ります。中私都・上私都簡易・郡家・八上簡易郵便局を済ませた段階で5分前。もう一局行けるかどうかだったのが、ドライバー痛恨のミスをしてしまい逆方向へ走ってしまったがためにタイムロス。入念に組んだものではなかったにしろ道の駅への立ち寄りも組み込んだ実績は20局。決して悪くはありませんでした。<br /><br />時間の柵がなくなったので再び道の駅へと向かい、道の駅清流茶屋かわはらに到着しました。高規格地方道である鳥取自動車。そのパーキングエリアとしての役割を担う道の駅のひとつとして平成18(2006)年に開駅しました。年中無休に加えて24時間営業のファミリーマートがあるため、お土産の買い忘れにも対応できる場所になっています。売店やレストランも道の駅の施設としては遅くまで開いており、その面でも使い勝手の良さを感じます。敷地内には子供用の遊具も置かれており、家族連れが旅の途中にひと息つくには魅力的な場所でもありました。<br /><br />現在は鳥取市となった河原エリアですが、大国主大神の最初の妻となった八上比売伝説が色濃く残る場所でもあるようです。八上比売関連施設を地図に表していることからもその力の入れようが伝わって来ます。勿論神話の世界なので信憑性はどうなのかはわかりませんが、本妻となった須勢理比売命の嫉妬を警戒し、子の木俣神を置いて実家に帰ってしまったことの裏側には〝神〟と〝巫女〟という身分の問題が絡んでいるように思えて仕方がない私としては、あまり妄想に耽ることができないのが事実です。しかし因幡の白兎伝説と出雲大社と言った神話の中でも有名なものをゆるキャラ化して宣伝していることに対しては町おこしへの〝努力〟は感じられました。まあ神話は答えが出せないから面白いのであって見る・聞く人が想いを馳せ、古の〝恋バナ〟にのめり込むのもまたをかしとも思えました。<br /><br />道の駅からも見ることが出来る河原城、実際には〝お城山展望台河原城〟と今では呼んでいますが、安土桃山時代後半に因幡武田氏によって築城されたと伝えられてはいるものの、江戸期には廃城になっており歴史の波に呑まれたままつい最近平成3(1991)年からの発掘調査でやっと古城であることが証明されています。しかし故郷創生事業で模擬天守として展望台が設けられた際に往時の遺構の多くは破壊されたと言われています。城跡として残すよりもは〝ハコモノ〟での考えによるのでしょうが、遮るものもほとんどないこの界隈からだとどこからも〝目立ってしまう〟模擬天守の必要性はやはり疑問に思います。地元には地元の考えがあり、観光客が理屈をこねても始まらないので、模擬天守をカメラに収めて本日最終の目的地を目指します。<br /><br />鳥取自動車道を北上し、鳥取市街地へとやって来ました。向かった先はこの時間でも貯金窓口が開いている鳥取中央郵便局です。しかしこの時間でも開いていること、即ち利用される方も多い訳で駐車場に入るのに大渋滞。取り敢えず敷地内に入ってすぐにオヤジ殿を下ろして局へと向かわせます。田舎の中央郵便局らしくまだコインパーキング化されていないことが必要以上に混雑を避けている様。しかし右折進入禁止等の措置は取らなければならないようには思いました。そして予定外の曲も含め21局を回ることが出来、本日のミッション終了となりました。<br /><br />18:00という混雑する時間は街の規模は関係なく、鳥取市街地でもやはり渋滞に巻き込まれました。そんな中撮影済みのフィルムの発送のためにヤマト運輸鳥取千代水センターに向かいます。送り先が松江なので出来れば鳥取からの発送をしたかったこともありました。無事締め切り時間迄に発送を済ませて帰路に着く途中汚れた車を洗車しようと近くのENEOSセルフ五反田SSに立ち寄ります。シャンプー洗車は全国的に300円というのが相場ですがこちらでは200円でした。吹き上げ用のタオルまで借りられるのはありがたく、2日間の汚れを落としピカピカになって心機一転本当の帰り道につくことにします。<br /><br />鳥取自動車道鳥取インターチェンジを利用して南下して行きます。約1時間でおかやまに入り道の駅あわくらんどに休憩のために立ち寄りました。道の駅がサービスエリア・パーキングエリアを兼ねている鳥取自動車道沿線ではあるのですが、この道の駅あわくらんどは少し違いました。お店はさが閉まっているのは当たり前ですが、敷地内がとてつもなく暗い・・・。トイレは人肌センサーが付いており、照明は付くものの暗闇の中を歩くのは如何なものか?という気持ちになりました。省エネ化を批判するつもりはありませんが、やはり24時間人が出入りすることは考慮して頂きたく思います。他にやることもないので一服を済ませると再び車を走らせます。<br /><br />郵便局巡りの旅の帰路は一般道で帰るのが恒例ですが、今回は明日仕事のまーさんの意向もあり高速道路を利用します。佐用本線料金所から中国自動車道へと入ります。途中加西サービスエリアで夕食を摂るために立ち寄ります。レストランは20:30でラストオーダーでしたがフードコートは開いています。それぞれ食べたいものをオーダーします。お連れ2人は日乃屋監修カツカレー、私はピリ辛麻婆ヒレカツ丼とまたふたつに分かれました。私だけ別のものを注文するのはいつものこと。オヤジ殿とまーさんのコンビはさすがです(笑)。<br /><br />お腹も膨れたので一服の後出発します。高速走行中に給油ランプが点灯しますが、残り300kmの表示がされるNOTEにはどうもしっくりきません。とにかく帰る距離は走れるのでそのまま走り続けます。今回運転しながら知ったクルーズコントロール。速度をセットすると自動的に車間距離を保ちつつ走行してくれる機能です。アクセル・ブレーキを気にしなくていいので疲れません。機械任せの運転を見合わせますにケチつける方も多いのは確かですが、楽なものは利用すれば疲れないのもいいと私自身は思います。<br /><br />いつもの京滋バイパス石山インターチェンジを利用せず、給油のために名神高速道路の大津インターチェンジを利用するルートをナビにセットしましたが、距離が短くなる筈の新名神高速道路経由を通らないルートを表示します。理由はわかりませんが特に気にせずナビの示す通りに走ります。中国自動車道を吹田ジャンクション迄走り、名神高速道路へと入ります。天王山トンネル・大山崎ジャンクションを通り過ぎてしばらくすると南淡海の国へと入ります。大津トンネルを過ぎるとすぐに大津インターチェンジなのですが、その手前にある大津サービスエリアに立ち寄ります。車が停まると寝ていた2人が起きてうるさいのですが、1時間20分ハンドルを握り続けたのは私だけなので、有無を言わせず一服休憩です。敢えて使うことのないサービスエリアなので随分と久しぶりの訪問です。眼下に広がる琵琶湖の景色が有名ですが、そんなことより〝恋人の聖地〟となっていたことにびっくりです。夜だということもあり写真で切り取ることが出来なかったのは残念ですが、なんでもかんでも〝客寄せ〟にしてしまうのは私のような化石世代から見るとなんだかな~という風にも思えてしまいます。名神高速道路の部分開通時に出来た日本で最初のサービスエリアのままだった方が良かった・・・。<br /><br />という訳で一服を済ませて車へと戻り大津インターチェンジから一般道を走ります。ここで呆れるミスが発覚します。いつもオヤジ殿が利用している(株)西日本エネルギーセルフ大津SSへと入ろうとするも照明が落ちています。後で知ったことですが閉店時刻は23:00だと言うこと。それはダメだわ~となるも自らはガソリンすら給油できないまーさんは引き下がりません。仕方なく今来た道を少し戻って24時間営業の伊藤佑セルフステーション竜が丘へと向かい、ノートくんにお食事を食べさせて一件落着です。<br /><br />ここからの帰り道はまーさんの通勤道路ではあるのですが、ハンドルを握ることもなく後部座席でスヤスヤと寝ておられます。走り始めて10分強で無事ど田舎我が家に到着します。2日間の総走行距離650kmは紀伊半島一周や高山から富山を回って帰ってから来た距離に次ぐもの。イストくんと違ってナビの勝手がわからずコース設定に手間取りましたがなんとか実績も残せました。思い残しはややはり竹田城の雲海、近々リベンジしなければ・・・という思いが強く残った今回の旅路でした。<br /><br /> 《おわり》

ChapⅡ,27th 2days driving to Post Office in TOTTORI,with sightseeing.

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2019/10/14 - 2019/10/15

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ChapⅡ,27th 2days driving to Post Office in TOTTORI,with sightseeing.

あっという間に10月になるも休みの日に疲れ果てて外出すらしていなかった日々。ファミリーメンバーの予定表に休みが被っている日をふと見つけます。同行者がいれば引きこもる訳にもいかないだろうとかねてよりまーさんに打診していた〝雲海の城竹田城〟を目指すプランを提案する。14日は三連休の最終日、故に観光オンリーとなるが勿論2日目は郵便局巡りとなる。参加者が多ければスポンサーが増えることは計算済み、ハンドルを握り続けるのはいつものこととしてGOサインが出た。

まーさんの参加条件は〝道の駅〟への立ち寄り数ヶ所ということ。日帰りで朝出発して郵便局を巡りながら立ち寄るのは至難の技ではあるが、初日は観光に加えるだけで済ませることができる。初日は観光と道の駅巡り、そして2日目は郵便局巡り+道の駅というプランを組み上げて条件提示をする。ただ郵便局巡りのアレンジが中途半端になり無駄足を踏むことになったが、初日は卵かけご飯に用いる〝タマゴ〟を使った親子丼を食べ、生野銀山と立雲峡から竹田城跡も見ることができた。加えてあまり期待していなかったホテルは〝大当たり〟で、地の物但馬牛と温泉も満喫できた。

翌朝は運が良ければ雲海を見に行くことから始まるとして眠りについた。そして迎えた2日目の朝、さあどんな物語が待っているのだろうか・・・という訳で2日目の朝を迎えます。それでは〝Chap II,28th 2days driving to Post Office in TOTTORI,with sightseeing. 〟の始まりはじまり~!

令和元(2019)年10月15日水曜日
とりあえず朝5:30に起きました。天気が崩れる予報でしたが万が一・・・。でも残念ながら外は雨模様。6:00から温泉に入れるのですが、今日一日の長丁場に備えてもう一眠りします。一回目覚めると寝られなくなるのは歳のせいと思いながらウトウトして7:30頃再び起きました。

8:00に一階のレストランで朝食を頂くために降りて行きます。和食のセットメニューですが、パンやご飯、味噌汁・ソフトドリンクがパイキング形式となっており、自分の満足できるレベルまでガッツリ食べられます。お料理・ボリュームとも及第点。なかなか侮れないお宿です。

食事を終えるとレストランにはクローズの札が立てられました。宿泊客向けの朝食が終わればお昼前からの営業となるようです。食事を終えて部屋へと戻り、布団をあげた後荷物を作ります。いつもの郵便局巡りの朝はオヤジ殿に追い立てられバタバタ出発するのですが今日はのんびりとしたものでした。9:00過ぎにはチェックアウトしたものの宿隣のヤマザキデイリーストアでお土産を見たりした後やっと9:25に出発をします。色々な意味で活気ある道の駅ではあるものの、やはり施設によりけりだということも事実のようでした。中核の宿泊施設・土産物屋がそれなりに繁盛しているので、道の駅施設として奮起を期待します。

宿泊地の養父から県道を通り、県境を越えると鳥取県に入ります。1局目の池田郵便局は集落唯一の金融機関の色濃いところでした。そしてまーさん参加の旅らしく道の駅若桜に立ち寄ります。結構規模は大きい道の駅ですが、時間も早いこともあり人は多くはありません。お連れの二人は何か品定めをしていましたが、私自身は施設の写真を撮っていただけでした。

次はすぐ近くの若桜郵便局、歩いた方が早いような距離でしたが、休憩がでら局近くの若桜鉄道若桜駅に立ち寄ります。元国鉄若桜線の終着駅ですが、若い頃に列車で訪れている場所の筈ですが記憶にありません。JR西日本になってから廃止され第三セクターの若桜鉄道に変わりました。SL.やディーゼル機関車ので運行体験も行なっており、観光客を集めていますが、これらの写真を撮るには入場券が必要となっています。通常ならば駅構内への入場に対し課せられるものが入場券だと解釈しますが、観光客のホーム立入りに対しては何も言われません。イベント時だけたのかと思いつつ撮影ポジションを探していたところSLの停車場へと繋がる通路に気付かず入り込んでしまいました。その瞬間声かけすらしていなかった駅員氏が血相変えて〝有料です〟と言いに来ました。確かに気付かなかった私も悪いですが、ホーム上にいたお客さんからも〝さっき何もしていなかったのに・・・〟と失笑しながら言われていました。確かに駅員ではなく管理人だよね~という意見には賛成です。もし有料エリアに入るか否かを改札で切り分けているのであれば仕事していると思えますが、今回の対応であれば・・・無駄を省けと言われても仕方がないのではと感じました。

なんか嫌な気持ちになり、入場券も買う気になれず駅から出て機関車を写真に収め出発します。丹比郵便局に立ち寄った後に道の駅はっとうにやって来ました。八頭フルーツ総合センターと銘打たれているように果物の果実は勿論苗木までを売っており、ウキウキするのですが、時期的に欲しいものがなく、何気にお土産品を見ながら時間を潰しました。

道の駅はっとうを出るといつものように郵便局〝だけ〟を巡るルートを辿ります。八東・八頭・日下部簡易郵便局へと立ち寄ります。街中でよく見かける〝駅前郵便局〟は普通ならば直営の特定郵便局ですが、田舎では簡易郵便局がその役割を担っていることに気付きます。若桜鉄道安部駅からすぐの場所にある日下部簡易郵便局。オヤジ殿が用件を済ませる間に駅へと向かいます。業務委託はされている駅ですが人影は見当たりません。この〝安部駅〟という名称は駅ができた際に所在した安部村からと言う説もありますが、国鉄若桜線の開通時に駅を作る際にホームの場所と駅名で集落間で揉めた経緯があると書かれていました。日下部と安井宿の集落間の争いから一文字ずつ取って名付けたともありますが、若桜線開通後1年2ヶ月後の開業であることから満更嘘でもない理由のようにも思えます。昭和7(1932)年に出来た駅舎は国の有形文化財に指定されているものであり、以前〝おとこはつらいよ〟シリーズのロケ地ともなったところでもあります。今では田舎のローカル線典型的な真っ直ぐのレールが若桜・郡家方面に伸びているだけのものにはなっているものの、87年の歴史ある駅舎に圧倒されるところでもありました。

業務委託はされている駅ですが人影は見当たりません。この〝安部駅〟という名称は駅ができた際に所在した安部村からと言う説もありますが、国鉄若桜線の開通時に駅を作る際にホームの場所と駅名で集落間で揉めた経緯があると書かれていました。日下部と安井宿の集落間の争いから一文字ずつ取って名付けたともありますが、若桜線開通後1年2ヶ月後の開業であることから満更嘘でもない理由のようにも思えます。昭和7(1932)年に出来た駅舎は国の有形文化財に指定されているものであり、以前〝おとこはつらいよ〟シリーズのロケ地ともなったところでもあります。今では田舎のローカル線典型的な真っ直ぐのレールが若桜・郡家方面に伸びているだけのものにはなっています。列車が来れば最高でしたがそんなに上手くいく訳もなく、次の目的地を目指して出発します。

場所が場所なのか簡易郵便局が続きます。大御門・隼の両簡易局、船岡郵便局を挟んで大伊・国中簡易郵便局を巡って行きます。簡易郵便局が駅前郵便局となっている国中簡易郵便局、すぐそばに因美線河原駅がありました。局舎と駅舎・ホームの写真を撮れば終わりですが、ちょうど踏切音がなり列車が入線してきました。真新しい車両は智頭急行のHOT3500系でしたが、因美線と言えば旧式気動車やキハ120系と思っていたらまさかの智頭急行線車両。ちょっとびっくりしましたがちょうど車掌クンの実習中だったと見え、2人で確認合図をする姿はなんか微笑ましいものを感じました。頑張れ~!!

入線・停車・出発迄をカメラに収めることができて少し満足。そして次局の中河原郵便局を目指すのですが、ここまでの局間距離が何かおかしいとふと思います。とりあえず順路通りに走って見つけた堀越簡易郵便局にとりあえず立ち寄ります。オヤジ殿の所用待ちをしている間にまた踏切音がなり線路を見ていると、京都発鳥取行きのスーパーはくと5号が通過して行きました。地元ではそんなに目立たないHOT7000系ですが、因美線ではThe〝特急列車〟と言わんばかりに快走していました。線路側にいなかったのでちょっと残念な写真しか撮れませんでしたが・・・。

再び出発し、ナビの地図内で見つけた下私都郵便局に立ち寄って、組み替えた局順を繋ぎ間違えたことに気付きます。しかし変更する余裕もないために、順路から少し離れた場所も含めてにわか仕上げの行程を組み上げました。その結果谷簡易・中河原郵便局を経て殿ダム近くにある楠城ふるさと広場で一服とトイレ休憩を入れた後、栃本簡易郵便局迄行ってから戻って来るルートを取ります。中私都・上私都簡易・郡家・八上簡易郵便局を済ませた段階で5分前。もう一局行けるかどうかだったのが、ドライバー痛恨のミスをしてしまい逆方向へ走ってしまったがためにタイムロス。入念に組んだものではなかったにしろ道の駅への立ち寄りも組み込んだ実績は20局。決して悪くはありませんでした。

時間の柵がなくなったので再び道の駅へと向かい、道の駅清流茶屋かわはらに到着しました。高規格地方道である鳥取自動車。そのパーキングエリアとしての役割を担う道の駅のひとつとして平成18(2006)年に開駅しました。年中無休に加えて24時間営業のファミリーマートがあるため、お土産の買い忘れにも対応できる場所になっています。売店やレストランも道の駅の施設としては遅くまで開いており、その面でも使い勝手の良さを感じます。敷地内には子供用の遊具も置かれており、家族連れが旅の途中にひと息つくには魅力的な場所でもありました。

現在は鳥取市となった河原エリアですが、大国主大神の最初の妻となった八上比売伝説が色濃く残る場所でもあるようです。八上比売関連施設を地図に表していることからもその力の入れようが伝わって来ます。勿論神話の世界なので信憑性はどうなのかはわかりませんが、本妻となった須勢理比売命の嫉妬を警戒し、子の木俣神を置いて実家に帰ってしまったことの裏側には〝神〟と〝巫女〟という身分の問題が絡んでいるように思えて仕方がない私としては、あまり妄想に耽ることができないのが事実です。しかし因幡の白兎伝説と出雲大社と言った神話の中でも有名なものをゆるキャラ化して宣伝していることに対しては町おこしへの〝努力〟は感じられました。まあ神話は答えが出せないから面白いのであって見る・聞く人が想いを馳せ、古の〝恋バナ〟にのめり込むのもまたをかしとも思えました。

道の駅からも見ることが出来る河原城、実際には〝お城山展望台河原城〟と今では呼んでいますが、安土桃山時代後半に因幡武田氏によって築城されたと伝えられてはいるものの、江戸期には廃城になっており歴史の波に呑まれたままつい最近平成3(1991)年からの発掘調査でやっと古城であることが証明されています。しかし故郷創生事業で模擬天守として展望台が設けられた際に往時の遺構の多くは破壊されたと言われています。城跡として残すよりもは〝ハコモノ〟での考えによるのでしょうが、遮るものもほとんどないこの界隈からだとどこからも〝目立ってしまう〟模擬天守の必要性はやはり疑問に思います。地元には地元の考えがあり、観光客が理屈をこねても始まらないので、模擬天守をカメラに収めて本日最終の目的地を目指します。

鳥取自動車道を北上し、鳥取市街地へとやって来ました。向かった先はこの時間でも貯金窓口が開いている鳥取中央郵便局です。しかしこの時間でも開いていること、即ち利用される方も多い訳で駐車場に入るのに大渋滞。取り敢えず敷地内に入ってすぐにオヤジ殿を下ろして局へと向かわせます。田舎の中央郵便局らしくまだコインパーキング化されていないことが必要以上に混雑を避けている様。しかし右折進入禁止等の措置は取らなければならないようには思いました。そして予定外の曲も含め21局を回ることが出来、本日のミッション終了となりました。

18:00という混雑する時間は街の規模は関係なく、鳥取市街地でもやはり渋滞に巻き込まれました。そんな中撮影済みのフィルムの発送のためにヤマト運輸鳥取千代水センターに向かいます。送り先が松江なので出来れば鳥取からの発送をしたかったこともありました。無事締め切り時間迄に発送を済ませて帰路に着く途中汚れた車を洗車しようと近くのENEOSセルフ五反田SSに立ち寄ります。シャンプー洗車は全国的に300円というのが相場ですがこちらでは200円でした。吹き上げ用のタオルまで借りられるのはありがたく、2日間の汚れを落としピカピカになって心機一転本当の帰り道につくことにします。

鳥取自動車道鳥取インターチェンジを利用して南下して行きます。約1時間でおかやまに入り道の駅あわくらんどに休憩のために立ち寄りました。道の駅がサービスエリア・パーキングエリアを兼ねている鳥取自動車道沿線ではあるのですが、この道の駅あわくらんどは少し違いました。お店はさが閉まっているのは当たり前ですが、敷地内がとてつもなく暗い・・・。トイレは人肌センサーが付いており、照明は付くものの暗闇の中を歩くのは如何なものか?という気持ちになりました。省エネ化を批判するつもりはありませんが、やはり24時間人が出入りすることは考慮して頂きたく思います。他にやることもないので一服を済ませると再び車を走らせます。

郵便局巡りの旅の帰路は一般道で帰るのが恒例ですが、今回は明日仕事のまーさんの意向もあり高速道路を利用します。佐用本線料金所から中国自動車道へと入ります。途中加西サービスエリアで夕食を摂るために立ち寄ります。レストランは20:30でラストオーダーでしたがフードコートは開いています。それぞれ食べたいものをオーダーします。お連れ2人は日乃屋監修カツカレー、私はピリ辛麻婆ヒレカツ丼とまたふたつに分かれました。私だけ別のものを注文するのはいつものこと。オヤジ殿とまーさんのコンビはさすがです(笑)。

お腹も膨れたので一服の後出発します。高速走行中に給油ランプが点灯しますが、残り300kmの表示がされるNOTEにはどうもしっくりきません。とにかく帰る距離は走れるのでそのまま走り続けます。今回運転しながら知ったクルーズコントロール。速度をセットすると自動的に車間距離を保ちつつ走行してくれる機能です。アクセル・ブレーキを気にしなくていいので疲れません。機械任せの運転を見合わせますにケチつける方も多いのは確かですが、楽なものは利用すれば疲れないのもいいと私自身は思います。

いつもの京滋バイパス石山インターチェンジを利用せず、給油のために名神高速道路の大津インターチェンジを利用するルートをナビにセットしましたが、距離が短くなる筈の新名神高速道路経由を通らないルートを表示します。理由はわかりませんが特に気にせずナビの示す通りに走ります。中国自動車道を吹田ジャンクション迄走り、名神高速道路へと入ります。天王山トンネル・大山崎ジャンクションを通り過ぎてしばらくすると南淡海の国へと入ります。大津トンネルを過ぎるとすぐに大津インターチェンジなのですが、その手前にある大津サービスエリアに立ち寄ります。車が停まると寝ていた2人が起きてうるさいのですが、1時間20分ハンドルを握り続けたのは私だけなので、有無を言わせず一服休憩です。敢えて使うことのないサービスエリアなので随分と久しぶりの訪問です。眼下に広がる琵琶湖の景色が有名ですが、そんなことより〝恋人の聖地〟となっていたことにびっくりです。夜だということもあり写真で切り取ることが出来なかったのは残念ですが、なんでもかんでも〝客寄せ〟にしてしまうのは私のような化石世代から見るとなんだかな~という風にも思えてしまいます。名神高速道路の部分開通時に出来た日本で最初のサービスエリアのままだった方が良かった・・・。

という訳で一服を済ませて車へと戻り大津インターチェンジから一般道を走ります。ここで呆れるミスが発覚します。いつもオヤジ殿が利用している(株)西日本エネルギーセルフ大津SSへと入ろうとするも照明が落ちています。後で知ったことですが閉店時刻は23:00だと言うこと。それはダメだわ~となるも自らはガソリンすら給油できないまーさんは引き下がりません。仕方なく今来た道を少し戻って24時間営業の伊藤佑セルフステーション竜が丘へと向かい、ノートくんにお食事を食べさせて一件落着です。

ここからの帰り道はまーさんの通勤道路ではあるのですが、ハンドルを握ることもなく後部座席でスヤスヤと寝ておられます。走り始めて10分強で無事ど田舎我が家に到着します。2日間の総走行距離650kmは紀伊半島一周や高山から富山を回って帰ってから来た距離に次ぐもの。イストくんと違ってナビの勝手がわからずコース設定に手間取りましたがなんとか実績も残せました。思い残しはややはり竹田城の雲海、近々リベンジしなければ・・・という思いが強く残った今回の旅路でした。

 《おわり》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
3.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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