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《2019.November》28th 1day driving to Post Office in FUKUI,with sightseeing~all One !~<br /><br />〝ゾロ目〟と言われて知らない者はいないだろう。博打好き・ゲン担ぎ・連絡先・暗証番号等〝ツイている〟とか〝わかりやすい〟という解釈なんだろうとは思うものの、ツイていないことが人生であるから〝博打はしない〟、〝わかりやすい番号〟なんて使うものじゃないとしか考えていないひねくれ者の私には無縁のものであり続けた言葉でもあった。<br /><br />時は過ぎ平成が終わりを告げて迎えた令和の時代、日付が入るものの〝コレクター〟の目の色が変わる出来事がある。ゾロ目の日、つまり〝令和1年11月11日〟のことである。飽き性の私にとって〝コレクション〟は未来の〝ゴミ〟にしかならないのでいつの頃からか集めることはしなくなった。ただ私の周りには未だ〝コレクション〟をしている者が居る。外ならぬオヤジ殿だが〝暇なんだから~〟そんな話は知っていると思っていたが一向にお声が掛からない。まさか〝気づいていないの~?〟と気になったところがあり、前日車で送って貰う途中に行ってみた。そして言われてやっと気づいたようだ(汗)。<br /><br />そんなこんなで始まる〝郵便局巡り〟の旅、当然どこに行くかも決まっていない。鳥取と愛知は以前〝完璧〟にまで組み上げたルートがある。しかし目的地までの空走距離が結構あるため、日帰りでは効率が悪い難点が残っている。そんな中オヤジ殿が組んでいる〝福井ルート〟があることを知る。行先は任せるから~と言い残して出勤した。ルート表をスマホに送ってとは言っていたが結局来なかった。家で見たのは印刷された表、これで回る順番を初めて知る。だんだん〝あてのない旅〟化してきた郵便局巡りの旅第28回はどんなものになったのやら…。それでは始まります。<br /><br />令和1(2019)年11月11日月曜日<br />朝は6:30に起床した。行先候補のひとつであった〝竹田城〟+〝鳥取〟ルートは天候が悪いとまーさんの一言で却下され、いつものオヤジ殿との弥次喜多コンビの福井行きである。8:00前に出発し、少しでも混雑を避けるために迂回路を走るものの、月曜日の朝ということもあり、メインストリートは混雑していた。結局倍の所要時間で瀬田東インターチェンジに到着し、名神高速道路を東進する。<br /><br />米原ジャンクションから北陸自動車道を走り続け県境を越えて福井県に入った。走り始めてから1時間半で南条サービスエリアに到着、やっと一息つくことができた。普段の立ち仕事から運転しっぱなしの姿勢が最近辛くなってきたこともあり、一服も必要だが体を動かしてほぐすことはもっと必要になってきた。そして南条サービスエリアを出て10分、鯖江インターチェンジで一般道へと降りて行き、いよいよ郵便局巡りの旅が始まることとなる。<br /><br />土地勘がないのでナビの指し示す通りに走る。約10分で本日最初の目的地である福井中野簡易局に到着する。次に大した距離もない麻生津局に到着するが車で2分という距離に簡易局が設けられているのは珍しい。まあ需要はあるのだろうと勝手に想像して納得し先を急ぐことにする。北陸線沿線の駅近にある大土呂局を目指すが、これがまた厄介な場所だった。というのもナビ通りに走ると踏切内工事中とのことで通行止めとなっている。街中と言えば街中なのでナビ地図の頼りに走るものの、アンダーパスのトンネルは農耕車用の道っぽい。地元車両らしい軽自動車は通過して行きましたが、小型車イストくんでは突っ込んでもハンドルが切れそうにない。やむなく迂回するが距離・時間とも必要以上に費やして到着した。踏切廃止工事の一環ではあるようだが、始まった時期を考えると未だスマホナビに表示されないってのはどうだろうか・・・。<br /><br />まぁ取り敢えずミッションはクリアし、次局へと向かう。田舎とは言えど市街地ではあるために局間距離は狭くなる。上文殊・東郷・六条の各局を回り、ファミリーマート福井下馬店でひと息入れる。そして再び福井御幸・福井城東・福井西方・和田簡易・福井問屋町・岡保・福井上北野・福井北四ツ居局迄は次局迄の移動時間は5分以内だが、利用者が多いために局での滞在時間が長くなる。そして東藤島・福井高柳簡易局は若干局間距離が離れるものの10分とかからない。途中セブンイレブン福井高木店でひと息ついた後中藤島・森田・河合の各局を巡って行く。この辺りは微妙な局間距離があるために、ナビの設定が間違っていても気付かないこともある。それが福井二の宮局で発覚した。いつもならばわからないことにオヤジ殿が珍しく気づいた。一局飛ばしてしまったことを・・・。どうやら私が入力を間違った様子。慌てて入力をし直して福井新田塚局へと向かう。局名から新田義貞の墓があるのだろうと思うが立ち寄る時間はない。残念だが次回へのミッションにして、今回は次の目的地を目指すことにする。<br /><br />訪問順が変わったために若干走行距離は増えたが市街地だということもあり,絶望的な結果にならなかったのは不幸中の幸いだった。以降予定順で訪局を続け、福井幾久町・福井開発局と訪れて行く。平和堂フレンドマート改発店界隈では虹が出ていた。同じことの繰り返しの旅路でホッとする瞬間であった。<br /><br />そして福井志比口局を済ませると街中の隣局を訪ねて回る。福井松本・福井宝永・福井大手局を済ませた段階で15:58。いつもの一か八かで次局の福井佐佳枝局についたのは16:00ちょうど。街中の局ではこれでも断られることもあるが、幸いなことに貯金窓口を利用していた方がおり、棚ぼたで受け付けて貰えることとなった。28局の実績は開始時刻を考えると満足のいく数字。ここで本日のミッションは終了となった。<br /><br />用事が済めば帰るだけだが、せっかく福井迄来たのだから福井城跡を目指すことにした。県庁所在地にお城があったことは多々あることだが、城跡に県庁を建てて利用しているケースはあまり聞かない。駐車場は県庁のものが利用でき費用はかからない。入庫票に車番と目的を記入するだけで大丈夫なことは粋な計らいであると思う。<br /><br />徳川家康の次男である結城秀康が初代藩主となった福井北ノ城藩。譜代大名としては歴史の波に翻弄された感はあれど無事明治維新迄続いている。越前藩16代当主松平春嶽の様に鎖国から開国へと日本を導き、その後の歴史を変えた人物も輩出した越前松平氏。明治維新後に幕府に福井城の解体を願い出た大名家でもありました。そして陸軍省の管轄を経て第17代当主松平茂昭が福井城跡を買い戻すに至り、第18代当主であった松平 康荘によって<br />城内に〝松平試験場〟が作られている。大正11(1921)年に移転後大正13(1923)年に福井県庁が移転し、昭和56(1981)年に現在の庁舎に建て替えて今日に至っている。<br /><br />県庁舎の他に県警本部や県議会議事堂が設置されている福井城跡は、今なお県都福井を代表する場所となっている。城跡といえば転用し辛いと言われる中で〝県都デザイン戦略〟として市民の憩いの場並びに史跡保存をするという考え方に基づき、御廊下橋や山里口御門の復元を行ったりしているが、それがまた城下町福井を再興するかの様に働いており、結果として県内外を問わず観光客を呼び込んでいることに今後の活動に対し期待を持たせることに繋がっている。福井県民・福井市民が福井城址に対し愛着を持っている様な感じを受け大変好感が持てる話だと思う。敷地内にある〝大本営行在所記念碑〟に対し嫌悪感を抱くと言った否定論も散見するが、これは福井城跡が攻守の要と考えられたことに起因するのではないだろうか。僅か1時間程の滞在ではあったが、福井県を垣間見ることができた様な気がして有意義に過ごせた様に思えた。<br /><br />そんな福井城址を後にして帰路につく。17:00過ぎだが昼飯抜きだったこともあり、昼兼用の夕食にありつきたい。北陸自動車道を利用してサービスエリアの利用も良いが、できればファミレスもどきのメニューより他のものを選びたい。こういう時に優柔不断な2人ではなかなかメニューが決まらない。決まらないまま国道8号線を南下して行くが、珍しくオヤジ殿が〝8番ラーメン〟と宣った。即決定するが、このまま国道8号線を走ると敦賀バイパスへと入ってしまうため、市街地から離れ飲食店は無くなってしまう。たまたま左折待ちをしていた交差点でナビを確認すると少しではあるが逆方向に8番ラーメン武生店があることを知り、ナビの指示を無視して逆走し辿り着いた。私自身はお腹の減り具合から定食系だな~と思い、8番ラーメン定食(醤油)+ライス中を注文する。こういう時に要領の悪いオヤジ殿、自分が頼んだメニューでは不足だと言い出し、餃子を取られることになる。仕方がないが昔我が家で飼っていた〝ティム〟という雑種犬を思い出す。ご飯を貰うまでは甘えた態度を取り続け、エサをGETした瞬間〝邪魔するな~(怒)〟と態度を豹変させる。あ~ぁティム公になりたいと思いつつ食事を終えた私であった(笑)。<br /><br />お腹も膨れいよいよ本格的に自宅を目指す。一般道にするか北陸自動車道を使うか決めかねていたこともあり、取り敢えず道の駅河野でひと息入れる。帰宅して調べて初めて知ったことだが、道の駅河野は越前海岸に面しており、天気が良ければ素晴らしい眺望がひらけているらしい。しかし数回利用したのはいずれも夜だったこともあり知りもしなかった。今後も昼間には来ることはないだろうと思いつつ出発することにする。<br /><br />敦賀を越えると滋賀県に入る。私はハンドルを握っている限り眠気は催さないのだが、今回はちょっと疲れが溜まっていた。後は帰るだけなので適度に休憩しつつ走れば良いが、意外に福井・滋賀の県境にはひと息つける様な場所がない。それでは道の駅藤樹の里あどがわか~と考えたのがまずかった。安曇川バイパスはひたすら真っ直ぐの道でありスピードは出すことができる。ちょっとでも早く着きたいと考えていたため、スピードを出していた際にふと眠気がきたのだろう。目の前にセンターポールが見えて急ハンドルでやり過ごした。おかげで眠気は吹っ飛んだがちょっとヤバかった(汗)。<br /><br />約1時間の走行で道の駅藤樹の里あどがわに到着する。ここも利用はしたことがあるものの、やはり閉店後ということでかの有名な〝藤樹先生孝養像〟しか知らない。今回も同様で施設と孝養像だけカメラに収め、一服をして出発する。<br /><br />安曇川からはバイパスに加え一部分では国道161号線を走る等一筋縄ではいかない区間を走る。湖の鳥居で有名な白髭神社も夜だということで脇目もふらず快走する。そして最後の休憩を道の駅妹子の郷で取ることにする。ここからの帰り道はいつも思案するのだが、西大津バイパスを走るのが良いか国道161号線を走った方が早いのか・・・。ただナビは間違いなく西大津バイパスを走れと指示をする。結局のことろ〝大差ない〟という判断でナビに従い、一旦京都市へ入ってから国道1号線を走ることにした。ただ最近ずっと行われている膳所駅界隈の工事による片側1車線規制。これに引っかかるとかなりの時間待たされるので、名神の側道を迂回するがこれがまたナビの指示だと朝日ヶ丘の住宅地を通り抜けろと必ずわめく。夜の住宅地程危険極まりない道を走りたくはないので、国道1号線から少し逸れて名神高速道路大津インターチェンジ前へと向かう〝ジモティルート〟を辿ることにする。そうするとあっという間に我が家に到着。14時間で400kmの走行はさほど酷ではないがいつも以上に疲れた気がする。<br /><br />ひとつは明日12:00出勤を10:00に変えてくれ~という連絡があったこともそのひとつだ。言い方は悪いが前日それも休みの日にいうことだとは思えない。特に気分転換の意味も込めている旅路であれば尚更である。それが原因で14日に一悶着あった様だ。わしゃ知らんとばかりに突っぱねたが一考して貰いたい出来事であった。<br /><br />話が逸れたが結果オーライで無事に帰宅できた。次回はもう少し道筋を確認してから臨むようにしようと心に決めた27回目の郵便局巡りの旅であった。<br /><br />     《おしまい》

28th,1day driving to Post Office in FUKUI,with sightseeing~all One !~

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2019/11/11 - 2019/11/11

92位(同エリア703件中)

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

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2019/11/11

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《2019.November》28th 1day driving to Post Office in FUKUI,with sightseeing~all One !~

〝ゾロ目〟と言われて知らない者はいないだろう。博打好き・ゲン担ぎ・連絡先・暗証番号等〝ツイている〟とか〝わかりやすい〟という解釈なんだろうとは思うものの、ツイていないことが人生であるから〝博打はしない〟、〝わかりやすい番号〟なんて使うものじゃないとしか考えていないひねくれ者の私には無縁のものであり続けた言葉でもあった。

時は過ぎ平成が終わりを告げて迎えた令和の時代、日付が入るものの〝コレクター〟の目の色が変わる出来事がある。ゾロ目の日、つまり〝令和1年11月11日〟のことである。飽き性の私にとって〝コレクション〟は未来の〝ゴミ〟にしかならないのでいつの頃からか集めることはしなくなった。ただ私の周りには未だ〝コレクション〟をしている者が居る。外ならぬオヤジ殿だが〝暇なんだから~〟そんな話は知っていると思っていたが一向にお声が掛からない。まさか〝気づいていないの~?〟と気になったところがあり、前日車で送って貰う途中に行ってみた。そして言われてやっと気づいたようだ(汗)。

そんなこんなで始まる〝郵便局巡り〟の旅、当然どこに行くかも決まっていない。鳥取と愛知は以前〝完璧〟にまで組み上げたルートがある。しかし目的地までの空走距離が結構あるため、日帰りでは効率が悪い難点が残っている。そんな中オヤジ殿が組んでいる〝福井ルート〟があることを知る。行先は任せるから~と言い残して出勤した。ルート表をスマホに送ってとは言っていたが結局来なかった。家で見たのは印刷された表、これで回る順番を初めて知る。だんだん〝あてのない旅〟化してきた郵便局巡りの旅第28回はどんなものになったのやら…。それでは始まります。

令和1(2019)年11月11日月曜日
朝は6:30に起床した。行先候補のひとつであった〝竹田城〟+〝鳥取〟ルートは天候が悪いとまーさんの一言で却下され、いつものオヤジ殿との弥次喜多コンビの福井行きである。8:00前に出発し、少しでも混雑を避けるために迂回路を走るものの、月曜日の朝ということもあり、メインストリートは混雑していた。結局倍の所要時間で瀬田東インターチェンジに到着し、名神高速道路を東進する。

米原ジャンクションから北陸自動車道を走り続け県境を越えて福井県に入った。走り始めてから1時間半で南条サービスエリアに到着、やっと一息つくことができた。普段の立ち仕事から運転しっぱなしの姿勢が最近辛くなってきたこともあり、一服も必要だが体を動かしてほぐすことはもっと必要になってきた。そして南条サービスエリアを出て10分、鯖江インターチェンジで一般道へと降りて行き、いよいよ郵便局巡りの旅が始まることとなる。

土地勘がないのでナビの指し示す通りに走る。約10分で本日最初の目的地である福井中野簡易局に到着する。次に大した距離もない麻生津局に到着するが車で2分という距離に簡易局が設けられているのは珍しい。まあ需要はあるのだろうと勝手に想像して納得し先を急ぐことにする。北陸線沿線の駅近にある大土呂局を目指すが、これがまた厄介な場所だった。というのもナビ通りに走ると踏切内工事中とのことで通行止めとなっている。街中と言えば街中なのでナビ地図の頼りに走るものの、アンダーパスのトンネルは農耕車用の道っぽい。地元車両らしい軽自動車は通過して行きましたが、小型車イストくんでは突っ込んでもハンドルが切れそうにない。やむなく迂回するが距離・時間とも必要以上に費やして到着した。踏切廃止工事の一環ではあるようだが、始まった時期を考えると未だスマホナビに表示されないってのはどうだろうか・・・。

まぁ取り敢えずミッションはクリアし、次局へと向かう。田舎とは言えど市街地ではあるために局間距離は狭くなる。上文殊・東郷・六条の各局を回り、ファミリーマート福井下馬店でひと息入れる。そして再び福井御幸・福井城東・福井西方・和田簡易・福井問屋町・岡保・福井上北野・福井北四ツ居局迄は次局迄の移動時間は5分以内だが、利用者が多いために局での滞在時間が長くなる。そして東藤島・福井高柳簡易局は若干局間距離が離れるものの10分とかからない。途中セブンイレブン福井高木店でひと息ついた後中藤島・森田・河合の各局を巡って行く。この辺りは微妙な局間距離があるために、ナビの設定が間違っていても気付かないこともある。それが福井二の宮局で発覚した。いつもならばわからないことにオヤジ殿が珍しく気づいた。一局飛ばしてしまったことを・・・。どうやら私が入力を間違った様子。慌てて入力をし直して福井新田塚局へと向かう。局名から新田義貞の墓があるのだろうと思うが立ち寄る時間はない。残念だが次回へのミッションにして、今回は次の目的地を目指すことにする。

訪問順が変わったために若干走行距離は増えたが市街地だということもあり,絶望的な結果にならなかったのは不幸中の幸いだった。以降予定順で訪局を続け、福井幾久町・福井開発局と訪れて行く。平和堂フレンドマート改発店界隈では虹が出ていた。同じことの繰り返しの旅路でホッとする瞬間であった。

そして福井志比口局を済ませると街中の隣局を訪ねて回る。福井松本・福井宝永・福井大手局を済ませた段階で15:58。いつもの一か八かで次局の福井佐佳枝局についたのは16:00ちょうど。街中の局ではこれでも断られることもあるが、幸いなことに貯金窓口を利用していた方がおり、棚ぼたで受け付けて貰えることとなった。28局の実績は開始時刻を考えると満足のいく数字。ここで本日のミッションは終了となった。

用事が済めば帰るだけだが、せっかく福井迄来たのだから福井城跡を目指すことにした。県庁所在地にお城があったことは多々あることだが、城跡に県庁を建てて利用しているケースはあまり聞かない。駐車場は県庁のものが利用でき費用はかからない。入庫票に車番と目的を記入するだけで大丈夫なことは粋な計らいであると思う。

徳川家康の次男である結城秀康が初代藩主となった福井北ノ城藩。譜代大名としては歴史の波に翻弄された感はあれど無事明治維新迄続いている。越前藩16代当主松平春嶽の様に鎖国から開国へと日本を導き、その後の歴史を変えた人物も輩出した越前松平氏。明治維新後に幕府に福井城の解体を願い出た大名家でもありました。そして陸軍省の管轄を経て第17代当主松平茂昭が福井城跡を買い戻すに至り、第18代当主であった松平 康荘によって
城内に〝松平試験場〟が作られている。大正11(1921)年に移転後大正13(1923)年に福井県庁が移転し、昭和56(1981)年に現在の庁舎に建て替えて今日に至っている。

県庁舎の他に県警本部や県議会議事堂が設置されている福井城跡は、今なお県都福井を代表する場所となっている。城跡といえば転用し辛いと言われる中で〝県都デザイン戦略〟として市民の憩いの場並びに史跡保存をするという考え方に基づき、御廊下橋や山里口御門の復元を行ったりしているが、それがまた城下町福井を再興するかの様に働いており、結果として県内外を問わず観光客を呼び込んでいることに今後の活動に対し期待を持たせることに繋がっている。福井県民・福井市民が福井城址に対し愛着を持っている様な感じを受け大変好感が持てる話だと思う。敷地内にある〝大本営行在所記念碑〟に対し嫌悪感を抱くと言った否定論も散見するが、これは福井城跡が攻守の要と考えられたことに起因するのではないだろうか。僅か1時間程の滞在ではあったが、福井県を垣間見ることができた様な気がして有意義に過ごせた様に思えた。

そんな福井城址を後にして帰路につく。17:00過ぎだが昼飯抜きだったこともあり、昼兼用の夕食にありつきたい。北陸自動車道を利用してサービスエリアの利用も良いが、できればファミレスもどきのメニューより他のものを選びたい。こういう時に優柔不断な2人ではなかなかメニューが決まらない。決まらないまま国道8号線を南下して行くが、珍しくオヤジ殿が〝8番ラーメン〟と宣った。即決定するが、このまま国道8号線を走ると敦賀バイパスへと入ってしまうため、市街地から離れ飲食店は無くなってしまう。たまたま左折待ちをしていた交差点でナビを確認すると少しではあるが逆方向に8番ラーメン武生店があることを知り、ナビの指示を無視して逆走し辿り着いた。私自身はお腹の減り具合から定食系だな~と思い、8番ラーメン定食(醤油)+ライス中を注文する。こういう時に要領の悪いオヤジ殿、自分が頼んだメニューでは不足だと言い出し、餃子を取られることになる。仕方がないが昔我が家で飼っていた〝ティム〟という雑種犬を思い出す。ご飯を貰うまでは甘えた態度を取り続け、エサをGETした瞬間〝邪魔するな~(怒)〟と態度を豹変させる。あ~ぁティム公になりたいと思いつつ食事を終えた私であった(笑)。

お腹も膨れいよいよ本格的に自宅を目指す。一般道にするか北陸自動車道を使うか決めかねていたこともあり、取り敢えず道の駅河野でひと息入れる。帰宅して調べて初めて知ったことだが、道の駅河野は越前海岸に面しており、天気が良ければ素晴らしい眺望がひらけているらしい。しかし数回利用したのはいずれも夜だったこともあり知りもしなかった。今後も昼間には来ることはないだろうと思いつつ出発することにする。

敦賀を越えると滋賀県に入る。私はハンドルを握っている限り眠気は催さないのだが、今回はちょっと疲れが溜まっていた。後は帰るだけなので適度に休憩しつつ走れば良いが、意外に福井・滋賀の県境にはひと息つける様な場所がない。それでは道の駅藤樹の里あどがわか~と考えたのがまずかった。安曇川バイパスはひたすら真っ直ぐの道でありスピードは出すことができる。ちょっとでも早く着きたいと考えていたため、スピードを出していた際にふと眠気がきたのだろう。目の前にセンターポールが見えて急ハンドルでやり過ごした。おかげで眠気は吹っ飛んだがちょっとヤバかった(汗)。

約1時間の走行で道の駅藤樹の里あどがわに到着する。ここも利用はしたことがあるものの、やはり閉店後ということでかの有名な〝藤樹先生孝養像〟しか知らない。今回も同様で施設と孝養像だけカメラに収め、一服をして出発する。

安曇川からはバイパスに加え一部分では国道161号線を走る等一筋縄ではいかない区間を走る。湖の鳥居で有名な白髭神社も夜だということで脇目もふらず快走する。そして最後の休憩を道の駅妹子の郷で取ることにする。ここからの帰り道はいつも思案するのだが、西大津バイパスを走るのが良いか国道161号線を走った方が早いのか・・・。ただナビは間違いなく西大津バイパスを走れと指示をする。結局のことろ〝大差ない〟という判断でナビに従い、一旦京都市へ入ってから国道1号線を走ることにした。ただ最近ずっと行われている膳所駅界隈の工事による片側1車線規制。これに引っかかるとかなりの時間待たされるので、名神の側道を迂回するがこれがまたナビの指示だと朝日ヶ丘の住宅地を通り抜けろと必ずわめく。夜の住宅地程危険極まりない道を走りたくはないので、国道1号線から少し逸れて名神高速道路大津インターチェンジ前へと向かう〝ジモティルート〟を辿ることにする。そうするとあっという間に我が家に到着。14時間で400kmの走行はさほど酷ではないがいつも以上に疲れた気がする。

ひとつは明日12:00出勤を10:00に変えてくれ~という連絡があったこともそのひとつだ。言い方は悪いが前日それも休みの日にいうことだとは思えない。特に気分転換の意味も込めている旅路であれば尚更である。それが原因で14日に一悶着あった様だ。わしゃ知らんとばかりに突っぱねたが一考して貰いたい出来事であった。

話が逸れたが結果オーライで無事に帰宅できた。次回はもう少し道筋を確認してから臨むようにしようと心に決めた27回目の郵便局巡りの旅であった。

     《おしまい》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
5.0
交通
5.0
同行者
家族旅行
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
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