2019/09/21 - 2019/09/23
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たびたびさん
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今回の四日間の日程なら、普通は時代祭をメインにして、さらにがんばるのであれば、鞍馬の火祭を絡めるのが王道なんでしょうが、あいにく今やそこまでの元気はない。鞍馬の火祭はもともと殺人的ですが、時代祭も延々時間が長くて体力が必要です。
参考まで:
https://4travel.jp/travelogue/10724376
https://4travel.jp/travelogue/10724184
なので、今回はかわいいところで、梨木神社の萩祭りと安井金比羅宮の櫛祭りを中心にしてみました。櫛祭は、「くし」にかけて毎年9月の第4月曜日。 日ごろ愛用している櫛を供養する神事ですが、見どころは、古代から現代に至る各時代の髪型で着飾った女性達。舞殿で踊りが奉納された後は、一人ひとりがファッションショーのようにモデルウォーク。それこそ大河ドラマで見たことがあるくらいしかない本物の髪結い姿は時代がかっているだけじゃなくて、その美しさはけっこう感動もの。 祇園の方に繰り出した行列を追っかけるのもとっても楽しいです。
また、それと合わせて、これまでの課題だった京都御苑の迎賓館ほか。御苑の中のこまごまスポットもチェックを入れたので、今回は禁門の変の様子がもう少し具体的に分かったり、藤原道長の邸宅跡を知ったのも意外な成果でした。
それから、グルメの方なんですが、私の京都のグルメ探訪はしょせんB級グルメ。それでも、京都の文化の香りを訪ねることはできるし、それなりにおいしいものにも出会ったつもり。
例えば、お菓子のジャンルで言えば、誰もが知ってるふたばの豆餅。豆餅なんて、全国各地どこにでもあって珍しいものじゃないんですが、やっぱりここの豆餅は他の追従を許さない。私は、一時、ここの豆餅じゃない豆餅は、食べると自分の口が変わるような気がして怖かったくらいです。この特別感に対抗できるのは、茶寮宝泉のわらび餅(https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/10265398)かな。わらび餅というのはふかひれと同じで積極的な味わいというのはないはずなんですが、ここのわらび餅は濃厚なわらび粉の味わいがあって、他の追従を全く許しません。この二つに次ぐとなると、一気に多くなりますけど、亀末廣の最中(https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/10243893)、神馬堂の草餅(https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/10275096)に、中村軒の麦代餅(https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/10252233)も涙が出る。河道屋のそばぼうろ(https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/11569128)や喜久屋のレモンの葛湯(https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/10477054)もめちゃくちゃおいしいですよね。
当然いろんな冒険はしてきましたが、その時はいいようでも、振り返ってみると、結局、最終的には有名どころの老舗に戻ってしまうような気もします。
一方で、ご飯の方だとなかなか難しい。B級グルメではないですが、瓢亭の朝粥(https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/10243928)や菱岩のお弁当(https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/10243841)、敢えてもう一つ上げるとするととようけ茶屋(https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/10316539)みたいに絶対的にうまくて、万人が認めるものってなかなかないような気がします。鯖寿司なんかだと、私の圧倒的なナンバーワンは、さか井(https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/10883539)なんですが、異論のある人も少なくないでしょう。
変に長々となってしまいましたが、つまり、今回出会ったステファン パンテルのフランス料理。もしかしたら、私にとって京都のランチの絶対的な存在になったかもしれないということ。京都は行く度に何かが起きる町なんですが、今回は意外にもこんなところでのサプライズ。やっぱり、抜群においしいものに出会うにはもうちょっとグルメの予算は上げる必要があったのかなあ。また違うテーマが増えたようにも思いました。
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大阪から京都に移動して。
まずは、祇園でランチ。味 ふくしまを予約してあるので、急ぎましょう。
花見小路から少し脇道を入った静かなお茶屋さんエリア。 -
ありゃりゃ。一見さんお断りみたいな雰囲気もあって、こんなお店に入るのは初めてですよ~ プレミアム感がすごいですね。
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玄関からすぐ奥の和室のカウンターに座って、懐石料理のコースです。
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しょっぱなは、イチジクのごま餡掛け。
これって、大きく言えばスイーツと思えなくもないんですが、落ち着いた味わいに仕上がっていて、前菜としての風格を感じます。
ただ、私としては意表を突かれていきなりのサプライズ。まあ、嫌いじゃないですけどね。 -
続いての椀物は
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白魚の玉締め。
つまり、茶碗蒸しが吸い物に浮かしてあるんですが、穏やかでほんのりしたうまみが繊細。季節感をいっぱいに出した菊の花びらも遊び心がありますね。 -
イチオシ
カツオのたたきは、大根おろしに混じった小さな粒粒がアクセント。けっこう脂分があったので、私は天かすかと思いましたが、それは長芋を刻んだもの。ただ、それにも仕掛けがあって、脂分を感じたんだと思いますけどね。
ここで、ほんの少し濃厚さが出てきたかな。 -
再び、椀物。
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見た目は大きなキノコみたいですね。
つくね芋?と魚のすり身のしんじょといった風かな。
ただ、しっかり味系に入ると思っていただけに、そこはまた元に戻った感じ。 -
そして、
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いくらですか。
淡白な味わいから、再び、引き戻すってことですね。 -
そして、八寸。
京都のおばんざいのきめ細かな味わいを存分に!ということでしょう。 -
そして、デザートはフルーツとゼリー。
どの料理もとにかく繊細で、一歩下がった奥ゆかしさを感じるものでしたね。
ただ、あえて言えば、どの料理もかなりの薄味。例えば、南蛮漬けまで味が薄くて、ここまで薄くするかなあというくらい。塩味なんかは少なくていいんですが、であればせめて酸味くらいはしっかりさせるとかしないと味わいの変化という意味では物足りなくなるように思います。
つまり、料理は組み合わせが大事だし、その組み合わせというのは、たぶん、我々の日常生活の食べ物とも関係しています。例えば、肉をよく食べる人と野菜中心の人では、おのずと外食の際に求めるものが違ってきますよね。それに、現代の食は時間がない。口に入れるとすぐにおいしいかおいしくないかを判定してしまうのが常になっていますから、私も含めてですが、こういう料理を本当に余裕をもってちゃんとキャッチできるのにはどちらかというと慣れていない。この店の繊細な味のオンパレードには、そういう不安がなくはないようにも感じました。 -
ここから、もうちょっとB級グルメ。
ロトス洋菓子店は、四条烏丸から下った平等寺の門前。小さなお店です。 -
ここの品ぞろえはタルトが比較的多いかな。洋ナシのタルトをいただきましたが、サクサクの土台にしっとりした甘あーいパイが乗って、素直な、これはたまらないおいしさですね。歯ごたえのバランスも最高。タルトとはこうでなければならないみたいな完璧さです。隠れた名店でした。
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京なまふ麩藤は、五条通を少し下がったところ。観光客には少し縁遠い場所でしょうか。
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麩の老舗ということで訪ねてみました。その場で食べられるのは麩饅頭のみ。なので、それをいただきましたが、なんでしょうねえ。ヨモギのエグミが少し残っていたり、餡子のパンチもイマイチのような。ただ、それは、お菓子屋さんの作る麩饅頭と比べるから。五個入りをこの日から二日にわたって食べましたが、味に慣れてくると、これが普通のような気になってくる。麩屋さんがつくる麩饅頭はやっぱりこれなのかとだんだん納得感が出てきました。
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生菓子司 梅月は、五条通を少し下がった住宅地。観光客には縁遠いエリアで、京都の街中にある地元密着の小さな和菓子屋さん。
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お店の名前と同じ「梅月」をいただきました。明治神宮に献上したお菓子ということで献上菓子と紹介されていましたが、焼き菓子で表面の梅の文様がにぎやか。味の方は白餡の滑らかな甘さがちょっといいと思います。
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ここから、以前から気になっていた風俗博物館へ。ビルの5階に上がって、エレベーターを降りるといきなり展示室です。
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イチオシ
源氏物語の世界をイメージした人形のジオラマ展示が主な見どころ。
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宮中を思わせる光源氏の六條院での優雅なひと時。
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平安貴族の実際の生活が実際にそのようなものだったかどうかは分かりませんが、
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いずれにしても、そんな気分には十分浸れます。
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等身大の人形の方もありますが、気楽なのは小さい方の作品だと思います。
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私は最近源氏物語を読んだばかり。藤壺への思慕から始まって、少し煙たい正妻の葵の上、理想の女性である紫の上の登場に、分をわきまえつつも理想的な幸せを掴んでいく明石の君、夕顔の忘れ形見玉鬘は甘酸っぱい風のような存在。女三宮の降嫁は意外な展開で、宇治十帖へと続きます。
現代風のハラハラドキドキは圧倒的に宇治十帖なんですが、光源氏の女性遍歴はやっぱり珠玉。ただ、これほどすべてに恵まれていても、悲しみや苦しさからはけっして逃れることはできない。紫式部が描いたもののあはれの世界は、そんなところにも妙な納得感があるような気がします。 -
天満屋跡は、西本願寺近くの裏通り。ブロックで囲まれた小さな祠の横の石の杭に示されていました。
これは、あまり有名ではないと思いますが、天満屋事件の跡。坂本龍馬暗殺の報復として、海援隊に所属していた陸奥宗光が、紀州藩の三浦休太郎を襲った事件。しかし三浦を警護していた新選組の返り討ちに会い、中井庄五郎が命を落とすことになりました。 -
そして、これも以前から気になっていた龍谷ミュージアム。西本願寺の向かいの烏丸通沿いです。
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企画展「日本の素朴絵-ゆるい、かわいい、たのしい美術」を拝見しました。絵巻物や絵本、時には信仰の対象としての素朴絵。漫画チックなところは日本的なんでしょうが、表現方法の先になにか本物で本質をついているような作品にも思えてくる不思議さがありました。
もしかしたら、半地下の入り口から館内の照明の雰囲気とか。美術館と企画展の内容が微妙にコラボしているのも、そうした感覚を持つのに関係していたかもしれません。 -
残りもB級グルメ。
豆富本舗は、西本願寺からすぐですが、ちょっと裏通りに入るので気が付きにくいかもしれません。 -
京都土産の定番の一つ、五色豆のお店。
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ところで。。砂糖の塊りの甘いのと香ばしい炒り豆の組み合わせって、若い時だと何とも思わなかったのに、だんだんその良さが分かってくるような気がします。
京都だと豆政が有名なんでしょうが、私の中では総本家 船橋豆長商店が強烈な印象。五色豆がおいしいことを初めて認識させてくれたお店です。もちろん、ここのも悪くないですね。 -
亀屋陸奥は、西本願寺前の「松風」で知られた老舗菓子店。松風は登録商標ではなくて、いくつかのお店が製造販売しています。ただ、松風の起こりは、信長に対抗した石山合戦で石山本願寺にこもった信徒の中にいた菓子職人が考案し、顕如が後に松風と命名したというもの。西本願寺前にあるのは、その起こりから言っても縁が深いものです。
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さて、いただいた松風ですが、小麦粉を厚手のやわらかい煎餅みたいに焼いたもの。それなりに甘いので和風のカステラといった方が近いかな。お徳用もあって、私はそっちをお土産にしました。
以前、松屋常盤の方でも味噌松風をいただきましたが、いずれにしてもそんなにおいしいというものではない。ガバガバと量を食べるものでもないし、お茶菓子として少し味わって食べるという感じ。そのつもりで食べないとこのお菓子の良さは分からないと思います。 -
聚洸は、塩芳軒で修業をしたご主人が独立したお店。堀川通から少し入ったところでそんなに不便ではないのですが、これまでなかなか訪ねられなかったお店。今回は満を持して訪ねました。
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お任せで予約して、いただいたのは初雁と小田巻きんとん。宿の帰ってからいただきますよ~
初雁は黒糖入りの葛の中に、空を渡る雁を象徴したユリ根を入れたもの。とろんとした葛に仕込まれた黒砂糖の香りが面白くて、けっこう印象に残ります。これがお店のイチオシなんじゃないかなあ。小田巻きんとんの方も想像以上のふわふわ感が素晴らしい。二つの生菓子からでも、十分にこのお店の世界観を感じることができたように思います。 -
最後はみつばち。今出川河原町のあんみつとかき氷のお店です。
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イチオシ
基本の白玉あんみつは、黒蜜がたっぷり。全部かけると黒蜜で寒天が隠れるくらいじゃぶじゃぶになってしまいましたが、それがまたうまいんですねえ。思い切りがよくて、こんなのもやっぱりあるかなという納得のあんみつでした。
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もう晩飯を食べる気力もなくて、このまま宿に入ります。
で、今回は京都で久しぶりにゲストハウスを利用してみました。こちらは、KAEDE GUESTHOUSE。受付から、食事もできる共同スペースに客室まで、基本、ワンフロアーなのでとても使い勝手が良くて気が楽。安心感がありますね。上履きスペースの床が思い切りピカピカで清潔に保たれているのも、とても良いと思います。 -
朝イチで、出町柳に到着。今日はここから散策開始です。
河原町通り側から出町枡形商店街に入ってすぐのおた福屋。豆餅のふたばは大行列ですが、こちらは閑散。 -
栗餅をいただきましたが、昔ながらのお菓子屋さんだけに、ふっくら感は悪くない。あえて言えば、お餅の溶け方が早過ぎるくらいですが、それはむしろ自然なことなんですけどね。
おばちゃんの丁寧な対応も気持ちいいです。 -
そして、京都御苑に向かいますよ~
河原町今出川から京都御苑の方に歩いてすぐのパン屋さん、エズ ブルー。朝早くからやっていて、こういうお店は助かります。 -
いただいたのは、パンオチョコラ。期待通り、これは香りの強い高級チョコですね。食べ歩きして。朝からしゃきっとした気分になりました。
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もう一軒は、アルチザナル。マンションのエントランスみたいな感じで、外観はパン屋さんには見えないかも。
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イチオシ
しかし、店内に並んだパンは美術品でも並べたような美しさ。こちらにも、丁寧に丁寧に作りましたという気持ちが伝わってくるようですね。あんパンをいただきましたが、焼き立てということもあったんでしょうが、本当にふわふわ。上品な甘さの餡子も印象に残りました。やっぱり、京都のパン屋さんはどこもレベルが高いです。
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ここからは、京都御苑。
京都御苑の北東の石薬師御門。裏通りに面しているような場所ですが、ここから入ります。
名前の石薬師は、かつてここに真如堂があって石薬師が祀られていたから。秀吉が聚楽第を建設するためにここに移転になった時期があったようです。 -
天気がイマイチだと、せっかくの緑の美しさが映えないんですが、まあそれはそれかな。
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中山邸跡は、石薬師御門を入ってすぐの右手です。権大納言中山忠能の邸跡。明治天皇の母の実家なので明治天皇生誕の地でもあります。幕末で中山と聞くと私としては大和の五條で起きた天誅組の乱の首謀者となった中山忠光が強烈な印象なんですよね。明治天皇のいとこであるという特権意識もあったんじゃないかと思いますが、過激な尊王攘夷を掲げての強引な半生は、亡命していた長府で暗殺され終わりを告げる。京都御所の奥の奥。狭い世界の因習の中で育ったというのももしかしたら遠因としてあったのかなあとかも思います。
参考まで:https://4travel.jp/travelogue/10968269 -
そして、この邸の中にある祐井は、京都御苑三大名水のひとつ。遠くから拝見するしかありません。ちなみに、明治天皇は、祐宮(さちのみや)。この名前と関係しています。
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さらに進んで、
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これは近衛邸跡。五摂家の一つ、近衛家の屋敷で、少し荒れた感じも否めませんが、池泉回遊式庭園の遺構がそれなりに残っています。位置とだいたい見た感じでこれが近衛邸跡だと分かりましたが、ちょっと目立たない場所に古びた駒札を見つけてやっと安心しました。
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縣井は、京都御苑の西側。中立売御門と乾御門との間の遊歩道沿いです。京都三名水の一つだそうで、この井戸のそばに縣宮という社があったので、縣井。つるべ式の井戸なので、屋根の付いた小さな建物が井戸を覆っていました。
京都は明治になってから琵琶湖疎水が引かれて、豊かな水が京都を覆うことになるので、印象としてそれまでは水が豊富ではなかったのかなとも思ってしまうんですが、そうではない。地下水とかは豊富で、街の中心部にも普通に酒蔵があったり、良質な水には恵まれていました。その中での京都三名水の一つですから、なかなか価値があるというものです。 -
御所の塀伝いに南に向かいます。
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清水谷家の椋は、京都御所西南の角。高い塀の周りは何もなくて見晴らしがいいのですが、この木だけが唯一視界を遮っていて、かなり目立ちます。
樹齢は300年以上。禁門の変では、自ら遊撃隊600名の兵を率いて戦った長州藩士、来島又兵衛がこの木の下で討ち死にしたと伝わります。 -
前後しましたが、禁門の変で一番の激戦地となったのがこの蛤御門。京都御苑の西側にあって、烏丸通り沿いの門では、北から乾御門、中立売御門、蛤御門、下立売御門の順です。
元治元年(1864年)、京都を追放された長州藩が御所を守る会津藩、桑名藩、薩摩藩などと激しく戦ったのですが、この門は会津藩が守っていた門なんですね。
ちなみに、乾御門を守っていたのは薩摩藩。中立売御門は、筑前藩。下立売御門は仙台藩が守っていました。このうち、長州藩は中立売御門を突破するのですが、乾御門から応援に駆け付けた薩摩藩がこれを撃退する。しかし。長州藩邸や堺町御門から出火した火が燃え広がり、どんどん焼けという大火が京都の中心部を焼き尽くす。京都の町の大打撃となりました。
長州藩としては、直前の池田屋事件の衝撃もあったし、八月十八日の政変の挽回を一気に図ろうとしたのですが、失敗。朝敵となり、第一次長州征討へと進みます。
ただ、この門も意外にきゃしゃな印象。この門がどこまで守りの役に立ったのか。あんまりイメージはわきません。 -
閑院宮邸跡の閑院宮というのは、江戸時代の四親王家のひとつ。塀に囲まれた邸内には、京都御苑総合案内所の看板を上げた車寄せのある建物や
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芝生に囲まれた美しい池もあって、かつての暮らしぶりが偲べるよう。
御苑の中では珍しく、それなりに楽しく散策ができます。 -
高倉橋は、京都御苑の南西。九条邸跡の九條池に架かる橋です。橋には欄干も擬宝珠が付いた丁寧なデザインの木の橋なので、この橋自体にも風情があるのですが、
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ここから眺める九條池や捨翠亭に厳島神社は、池自体も緑の色が美しくて、コンパクトにまとまった眺めは一服の絵を見ているような感じです。
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最後は染殿井。京都御苑の東の端というか、迎賓館の裏手の遊歩道の脇です。
しかし、井戸の周囲は草ぼうぼうで、ほとんど隠れるほど。見つけるのにかなり苦労しました。染殿第という建物があって、染殿井。しかし、説明版も草の奥でやっかいです。 -
京都御苑から、大徳寺の方に移動して。
松屋藤兵衛は、大徳寺交差点角。ここでも松風の看板が気に合ったんですが、 -
一方で試食させてもらった「さざれ石」が抜群。
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甘い砂糖菓子なんですが、サクサク感がある軽さが素晴らしい。軽いしこれなら邪魔にならない。いいお土産になりました。
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大徳寺の門前にある大徳寺納豆の老舗、本家 磯田。大当寺納豆というと、一久が有名なんですが、
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ここの大徳寺納豆は大粒なのが特徴。確かにそうなんですが、大徳寺納豆の味わいとしては同じかなあ。納豆というより、みそに近い味なんですが、これをどうやったらおいしく食べられるのか。おかゆに添えるのはうまそうですが、それ以外だとなかなかイメージできない。名物であることは認めますが、なかなかハードルは高い代物です。
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大徳寺の塔頭の一つ、興臨院は、たびたび特別公開していて、今回も特別公開中。
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大永年間(1521年- 1528年)、能登国の戦国大名、畠山義総が建立し畠山家の菩提寺でしたが、畠山家が没落すると加賀の前田利家が再興。前田家の菩提寺となりました。
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見どころの一つは、中根金作により復元された方丈前庭。
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築山が小ぶりで石組や敷き砂も繊細なイメージ。建物の力強さに比べると庭の方には品の良さがあって、それが心地よく感じます。
大徳寺は、さらっと終わって、 -
大徳寺から北に抜けた辺りは、これまでちょっと縁遠かったエリア。
牛若丸誕生井 胞衣塚は、住宅地の中をくねくねといった先の畑の中。ちょっと分かり辛いかな。
この辺りには牛若町という町名が残っていて、牛若丸、常盤御前ゆかりの史跡が点在。というのも、源義朝の別邸があり、常盤御前はこの地で牛若を生んだといわれているんですね。胞衣塚の方は、牛若丸の胞衣(胎盤)とへその緒を埋めたといわれる塚です。 -
少し離れますが、これは源義経が生まれたときその井戸を産湯に使ったという源義経産湯井址。住宅の敷地をえぐるように整備された石碑は、いかにも重々しい雰囲気。稀代の英雄を今でも慕う、地元の気持ちも込められているような気がします。
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うろうろしていたら、総神社というのもありまして、これは総神社天満宮ともいわれる神社。上賀茂神社境外三十八社の一つで、菅原道真が筑紫に流される際、当社に住んでいた叔母を訪れ、一宿されたという故事があるようです。
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また、かつては常盤の森というのがあったようで、源義朝の妾、常盤御前とも関係があるでしょう。
この日は地元の人が清掃作業中。地元の公民館のような存在でもある感じでした。 -
バスの乗り継ぎで寄ってみたグランディール 下鴨店は、洛北高校前。目立つ店構えなので、以前から気になっていましたが、今回初訪問。朝早くから店内は賑わっていて、やっぱり人気店ですね。
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いただいたのは、このランクドブッフ。昔ながらのあまとうみたいなのを想像していましたが、砂糖をちりばめた普通のパン。ちょっとあまりにも普通。もうちょっと品定めをすべきだったなと反省しました。
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昼飯は予約していたリョウリヤ ステファン パンテルです。
こちらは、フランス料理のお店。今まで、京都でフランス料理なんか考えたことはなかったんですが、やっぱりおいしい料理の最高峰はフランス料理か中華料理ですからね。 -
暖簾をくぐって、庭を進んだ先の建物は、全体としては町家風。古い建物をリノベーションしたものと思います。フランス料理のお店なんですが、こういう折衷の感覚はまさに京都ならではです。
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中に入ると仕切りもないし外観で想像するよりずっとゆったりしたスペースです。カウンター席に座って、こうしてゆったりと外国人シェフのおもてなしを受けるシチュエーションはもう料理を食べる前から夢心地ですね。
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前菜で出たシマアジのタルタル。オクラの花の下に隠れるように盛られたシマアジの切り身は、まずはブドウときゅうりを合わせているという奇抜さに心を奪われますが、その実、下味にしっかりと酸味が染みていて、結局のところわかりやすくて小気味いい味わい。こういういい意味でのギャップ。嫌いじゃないですね。
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ふた品めも、やっぱり複雑系かな。ただ、ペーストに野菜の香りはしっかり感じるし、いろんなものが入り混じっている割には、トータルとしてのおいしさには揺らぎがない。最初の前衛的な印象の器から、素朴な土の香りの器に変わったところも、重要な変化です。
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そして、落ち着いたと思ったら意表をついた大きなグラス。
なんと、かぼちゃの冷製スープにコーヒーゼリーを組み合わせたぶっとびなんですが、いやいや、まったく違和感はない。私はマジックにかかっているんでしょうか。 -
鮭のカリカリに、サツマイモの甘さ。素材としては、お馴染みなんですが、それを魔法のソースがまとめると、やっぱりフランス料理の高みにいざないますね~
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イチオシ
そして、メインディッシュの肉料理にはあのへしこを仕込ませる。へしこのアクの強さはほどほどでうまみのある塩味が加わった程度の感覚ですが、肉のおいしさを微妙に引き立てているのは分からないでもないですね。
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デザートは、ややおとなしめ。
もうこれ以上はあんまり自己主張をせずに、むしろ静かにクールダウンさせる役割のような気がします。 -
ちなみに、昨日の味ふくしまでもそうですが、日本料理はあくまでも素材のうまさが基本。手はかけるけど、目指すのは、それを活かすこと。
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しかし、フランス料理って、素材のうまさなんかに頼らずに、強引ともいえる技によって自由に味わいを作り出してしまう感じ。フランス料理って、こんなにも自由で奥が深くて、そして何よりうまいんだあ。
そこまでの期待をしていたわけではなかったのですが、すべての点で五感を楽しませてもらったような気持ちになりました。
(最近の経験だと銀座のサバティーニ ディ フィレンツェ以来の感覚です) -
さて、ここから歩いて梨木神社の萩まつりへ。
三日間のイベントなんですが、今回は本殿のすぐ前の舞殿で奉納舞される、上方舞友の会による上方舞を拝見しますよ~ -
境内には萩の花がチラホラ。
短冊には短歌が記されていまして。 -
なかなかおつな感じです。
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ここが舞台ですね。
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奥の本殿にお参りして、
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舞台の脇で舞を待ちます。
舞い手がやってきましたが、雨が降ってきて、ちょっとうっとうしいかな。 -
イチオシ
夜目遠目笠の内というと失礼ですが、こうして唐傘を差した姿もやっぱり絵になるかな。
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さて、始まりましたね。
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すぐ目の前なんですが、雰囲気はちょっと遠目?
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それでも、最近見た鎌倉まつりの静の舞も思い出すと、こちらは舞殿が小さいので、ずっと間近で見れる落ち着きがありますね。
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指先まで神経を行き届かせた姿勢や凛とした動きなども、
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程よいスケール間の中でこちらにビンビン伝わってくる。
一方で、京都で拝見するとこうした舞いに特別感はない。普段の生活というか暮らしの中にも生きているんじゃないかと思わせる自然で穏やかな雰囲気がいい。その分、ゆっくりゆっくり染みてくるような心地よさがあると思います。 -
で、今日の締めくくりは京都迎賓館です。
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入り口を入って、いったん待機所へ。そこで、予約をして団体になって見学する仕組み。説明者に引率されて所要時間は2時間以上かかります。
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玄関から
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待合スペース。
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長い廊下を通って、
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洋式の大広間へ。
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大広間の前後には朝日の景色と
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夕暮れの景色。
いずれも潤いのある緑に包まれた山地の風景で、日本人ならなんのことはない、いつもの見慣れた景色ですね。ただ、この豊かな自然が日本の素晴らしさ。例えば、司馬遼太郎は鉄作りの集団が朝鮮半島から日本に渡ってきたのですが、日本の山林の力強い再生力に助けられて、たたらの技術が定着したと述べています。 -
廊下を挟んでガラス越しには中庭の風景。池が広がっていて、こちらも潤いが十分です。
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もう少し進んで、こちらはもう一回り大きな広間。
正面の緞帳は龍村美術織物の作品。 -
正倉院の御物の研究を積み重ねてきたという龍村美術織物の作品の素晴らしさは当然なんですが、
東山に織宝苑という龍村美術織物の別邸があって、これもまた素晴らしいんですよね。隣には細川元首相の邸宅(非公開)や 野村徳七の別荘、碧雲荘もある一角。京都の庭の借景だと洛北の比叡山とかいろいろ有名なところはありますが、やっぱり、京都の借景の最高峰は間違いなく東山。織宝苑や碧雲荘を拝見してしまうと、庭を造るなら南禅寺の界隈が頭抜けているというのが分かります。 -
天井の明かりも特徴的ですが、和紙を使ったものかな。
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ちょこっと整えられたテーブルウェアは上品。こんなのを広間一杯に並べたら、さぞかしすごい景色でしょう。
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そして、最後は和室のただっぴろい宴会場。あえて言えば高級ホテルや旅館といった感覚に近いかもしれませんが、
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イチオシ
それでも、この総漆塗りの艶々した黒いテーブルの特別感はなんでしょう。大きさと見事さには素直に強いインパクトを感じました。日本は漆の国でもありましたね。
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そして、床の間を背景にして、こんなところでいただくのはやっぱり日本料理しかない。世界の人々に日本の文化を堪能していただきたいものです。
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全面ガラス張りから見える外の日本庭園もしっとり。
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渡り廊下を進みながら出口の方に戻ります。
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これ以外にも建物の内装や調度品などには日本の伝統技術の粋を集めた木工製品や緞帳、くぎ隠しなどの建具類が様々に。それぞれに詳しい説明がつくのであっという間に時間が過ぎる感じでした。
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今日も一日ヘビーでしたね。晩飯はどこか軽いところで済ませたいなと思って、
南座の隣にあるにしんそばの老舗、松葉にしてみました。京都のにしんそばを久しぶりに食べるのもいいでしょう。 -
最初は気が付きませんが、ビッグサイズのにしんがそばの中に隠れていて、初めてだとちょっとびっくりするかも。期待通り安定感のある味わいですが、もう一つのサプライズは店から四条大橋や鴨川の眺め。二階の店内から見る夜の景色はちょっとうっとりするように美しいです。
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今夜の宿は、ナインアワーズ京都。
京都市内でカプセルホテルなんて珍しいし、それも四条河原町のすぐそばとはありがたいです。入った雰囲気も白で統一された清潔感ある明るいイメージ。テレビもないし、基本はシャワーというミニマムな機能で、本当に泊まるだけのニーズの私にはぴったり。ずいぶん前に一度使ったことがありまして、今回は二回目です。 -
さて、今日は最終日。河原町三条から錦市場辺りをチェックして、櫛祭に臨みます。
河原町三条の朝飯なら、進々堂か、この小川珈琲でしょう。 -
ただ、珈琲のことを考えるとこっちかな。
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マイルドな苦みはやっぱり期待した通りですね。
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ただ、一方でここのパンもなかなか優れもの。ちょっと気になったので聞いてみると進々堂が業務用に卸している食パンなんだとか。道理でうまいはずと納得です。
やっぱり、京都のパンだと進々堂が一番メジャー。そして、志津屋(https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/10883634)かな。この二つってレベルもめちゃめちゃ高いので、京都のパン屋さんはどこも本当にしっかりしていないとやっていけない。そういうことになっているのではないかと思います。 -
で、ここから錦市場へ。
まだ、ほとんどの店は開いてないですね。 -
錦 平野は、早い方で朝8時半から。錦市場でこの時間から朝ごはんが食べられるのはここだけだと思います。うーん、さっきモーニングを食べたばかりですが、ここでも朝ごはん食べちゃいますか。
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内容は魚をメインに多種類のおばんざい。さんまの時雨をチョイスして。朝から大賑わいです。
きびきび対応してくれるし、席も多いし回転もいい。改めて、気持ちの良い朝ごはんになりました。 -
ここから、さらにもう少し。気になるお店を訪ねます。
ワルダーは、錦市場にも近い市内中心部。9時のオープンからもう店内は賑わっていました。 -
いただいたのは、パンオショコラ。豊かな味わいのクロワッサン生地に、比較的どろんとしたチョコがたっぷり入って、なかなか正統派の仕上がり。さすが安定感があるように思います。
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大極殿本舗は、京都の中心六角通に堂々とした店を構える明治18年創業の老舗和菓子店。お店も大きな構えですが、その向かいが菓子工場。京都の中心にあって、売り場も作業場もあるというとても恵まれた条件です。
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琥珀流しの栖園が有名ですが、この日はお土産にお汁粉を買いました。
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餡子の味わいはなんでしょうねえ。喉越しで味わうようなちょっといい感じ。あられのほかにゼリーが入っているサプライズもあって、これはいい。進化を続けるお店こそが老舗の証しだと思います。
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もう一つのお店、マリベルは、ニューヨーク発のチョコレートのお店。今では、京都でもかなりの有名店になってます。
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開店と同時にお店に入ると奥のショーケースの絵模様の入ったチョコが目に入ります。京都の風物を描いた渋いデザイン。一粒でいいかなと思ったら、二粒からの販売。そして、なんと二粒で1620円なんですねえ。高~い。こんな高いチョコ初めてですよ。
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女性店員さんの笑顔もあって、断るわけにもいかず、購入しましたが、これだともったいなくてなかなか食べられない。しばらく眺めるものいいかなと思ったり、買って帰ってからでもちょっと悩ましい日々が続きました。
ですが、意を決して、こんな素敵な包装を解いていきますよ~ -
ふむふむ。
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どうですかあ。
口に入れると滑らかなチョコがじわり沁みわたります。そこまで濃厚というわけではなく、どちらかというとすっきり系なのかな。しかし、なんというか。チョコらしいチョコの均質な味わいが印象に残りました。大事な人へのプレゼントなら、これ以上のものはないかもしれませんね。 -
北村美術館は、実業家で茶人でもあった北村謹次郎氏のコレクションを保存展示する美術館。きれいさびの茶道美術品が中心です。
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ただ、季節の休館期間が長いのでそこはちょっと難点。何回か休館期間に阻まれて今回は久しぶりの訪問です。
所蔵品は、重要文化財の与謝蕪村の「鳶鴉図」などもありますが、ざっくり言えば、コレクションはものすごいものという感じはしない。それよりも、そうそうこういうのはコレクションにはないと寂しいよねみたいな類のものがちゃんと揃っていて、自分なりの基礎的な知識や審美眼を確認することができる。そういうほどよい気持ちよさがあるような気がします。 -
そして、安井金比羅宮の櫛祭へ。
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境内にある縁切り縁結び碑が大変な人気。表から裏へとくぐって悪縁を切り、次に裏から表にくぐって良縁を願うというものですが、いつも混んでいるのに、なんか人影が見えませんね。
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あ、櫛祭。櫛塚では神事が始まっているようです。
結った髪型は、奈良時代から始まって、平安時代、鎌倉時代、安土桃山時代、江戸前期、江戸中期、江戸後期、明治時代、大正時代、現代の舞妓まで。 -
こうして後ろから眺めると、髪型がよくわかる。
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それに、ひとつひとつを見ただけでは気が付かないんでしょうが、こうしてそれぞれを比べてみるとその多様性がよくわかります。
女性の美しさをどうやって表現するか。その思いは昔も今も変わっていないかもしれませんが。 -
櫛塚の神事が終わって、舞殿の方では芸子さんが現れましたよ~
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奉納の舞ですね。
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周囲はギャラリーでぎっしり。
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緊張の面持ちですが、
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イチオシ
そこはもうやるしかないし、
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日ごろの精進の成果を披露するだけ。
しゃなり、しゃなり。 -
はい、無事に勤めを終えましたね。大役、ご苦労様でした。
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ここから、各時代のモデルによるファッションショー。
奈良時代というか。 -
古墳時代みたいなところからのスタートです。
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中国や朝鮮半島との交流はあったと思いますが、そうした影響はあるんでしょうか。
けっこうモダンだし、この雰囲気にはもう日本独自のスタイルが濃いのかなと感じます。 -
静御前のような白拍子の姿。
平安時代から鎌倉時代にかけての時代ですね。 -
塩汲みとか作業の姿に
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少しづつ、いわゆる着物の感じも出てきます。
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安寿と厨子王みたいな旅の姿も
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これあるあるって、感じですね。
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安土桃山時代から江戸前期かな。
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より活動がしやすいかっこうになってきたような。
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ただ、髪型の方は今の感覚だと珍しいかな。
とにかく、長い髪を手早くまとめてヒュッて感じでしょう。 -
江戸時代も進んできましたかね。
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武家と町人。
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あるいは、職業や年齢、身分の違いみたいなことで
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どんどん髪型は多様になっているんでしょう。
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この人は芸事のお師匠さんみたいな感じだし、
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この子は若い娘らしくかわいらしい。
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大人の色気も表現した髪型に
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これはどこかの商家の若女将?
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武家の奥方みたいだったり、
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これはもう少し若さを強調してるかな。
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あ~、これは分かります。和宮の髪型ですね。お公家さんです。
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お付きの人?
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ということは、この辺りから明治に入ってくるのかなあ。
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男性は、西洋式の短髪に変わっても、
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女性の方の髪型はまた独自の進化。
日本髪は日本髪で生き残って -
あでやかな装いを楽しむ方向は
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まったく変わることはない。
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それにしても、このモデルの女性たちは
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普段は日本髪なんかしていないんでしょうが、
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よく似合ってます。
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それに、もしかしたら、この人は日本髪の方がむしろ似合っているなという人もいるように思うのですが
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どうでしょう。
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この人とか。まさにそんな感じなんですが、いかがですか。
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モデルさんは、40人から45人くらい。
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次々と現れて、
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たっぷりと楽しめます。
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この辺りからは現代かな。
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それこそ、祇園の舞妓さん
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芸子さんといったところでしょう。
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あ、最後は舞を奉納した彼女です。
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今度は、街に繰り出します。
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一列に並んで、
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イチオシ
はい、出発。
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見物人もそんなには多くないので、
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ちょっと緩い雰囲気もありますね。
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これなら、追っかけみたいに、一緒に歩けます。
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なるほど
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なるほど。
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モデルさんたちも
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これならあんまり負担感はないでしょう。
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八坂神社の前を過ぎて、白川方面へ。
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ぞろぞろと歩いていきますよ。
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さっき見たのと違って、
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ここでは普段の顔が現れて、リラックスしていますね~
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巽橋の方の路地に入ってきましたよ~
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先頭の奈良時代チームなんですが、パッと見て、これが奈良時代だとはだれも思わないかなあ。
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今の感覚で言ってもモダンですからね。
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静御前から
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平安時代・鎌倉時代チーム。
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江戸時代になると、
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やっぱり女性らしさを見せるという意識が高くなっているような気がします。
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和宮からは
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明治時代以降ですね。
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再び前の方に出て
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はいはい、
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イチオシ
いいんじゃないでしょうか。
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こうやって、追っかけながら
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余裕をもって拝見できるところもいいですよね。
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ただ、これくらいで良しとしましょう。
今日はまだ大阪に戻らないといけないんです。 -
あのんは、花見小路から巽橋に抜ける途中。こぎれいな構えのスイーツ店。
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ちょっと暑くなったので、ここでソフトクリームをいただきます。特徴は餡子と最中が添えられていて、つまり和のアレンジ。ただ、ソフトクリームにはしっかり牛乳の豊かな味わいがあって、ベースのこういうところがさすがだと思います。
さて、ここから、また大阪に向かって今回の旅の締めくくりです。
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この旅行記へのコメント (3)
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- travelさん 2020/07/21 18:07:21
- 美味しそうなお料理とお菓子、素敵な旅ですね。
- たびたびさん、京都の旅を満喫されたご様子で良かったですね。
今年の2月に京都を訪問した時はまだまだ観光客もいて出町柳のふたばの豆餅も長蛇の列に並んで買い求めましたが今は京都もコロナ感染者が増え続けているので観光客も少ないのではと思っています。
チベットのシガツェからシェ-カルまでの旅行記に訪問頂き有難うございました。
チベットの人たちは標高5000mの吹雪が舞う中でも厚着もしないでお土産を売っていてたくましさを感じました。
- たびたびさん からの返信 2020/07/22 09:41:44
- RE: 美味しそうなお料理とお菓子、素敵な旅ですね。
- チベットというと私は、堺を旅行した時に知った河口慧海(かわぐち えかい)を思い出します。仏陀本来の教えが残る仏典を求め、日本人として初めてチベットに入国した人物。堺出身者では利休、与謝野晶子と並ぶ偉人とされています。
どこがどう偉いのかはあまり分かっているわけではないのですが、いずれにしても、仏陀本来の教えが残る国はチベット。そんな思いが心に残ってしまいました。
最近は、中国による弾圧の問題とかもありますが、どうなんでしょうか。日本は、もう少し関心をもっていいところなのかなと思います。
たびたび
- travelさん からの返信 2020/08/17 14:47:14
- RE: RE: 美味しそうなお料理とお菓子、素敵な旅ですね。
- たびたびさん、返信コメントを頂き有難うございます。
ラサですが私が旅した2010年の時点では公安があちこち至る所にいて目を光らせて人々の動きを監視していました。
ラサの人々は表立っては静かにしていますが漢民族への不満は相当なものだと感じま入りました。
チベットの人たちは貧しいながらも逞しく生活しているのが印象に残りました。
travel
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