2019/09/21 - 2019/09/21
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+mo2さん
横浜美術館開館 30 周年を記念して、オランジュリー美術館所蔵品による「オランジュリー美術館コレクション ルノワールとパリに恋した 12 人の画家たち」が開催されるということで早速行ってきました。 パリ・オランジュリー美術館のコレクションがまとめて国内で見れるのは21年ぶりとのこと・・・えっ!オランジュリー美術館が改装のときに、東急Bunkamuraに「パリ・オランジュリー美術館展~ジャン・ヴァルテル&ポール・ギョーム コレクション」で来たじゃんと思っていたら、それから何と21年もたっていたんですね。一昨年前、パリ訪問していますし、その前年の「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」に来ていた作品もあり、一度は見たことのある作品ばかりなのですが、やはりこれだけの作品がまとまって見れるのは嬉しいですね。
展覧会では、作品の写真撮影は禁止となっていますので、過去に撮った写真などから概要を追ってみます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
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横浜美術館へは、桜木町の駅から歩いていきました。歩く歩道の入り口にラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会の巨大なモニュメントが。そうでした、本日は、横浜でニュージーランド×南アフリカが行われるのでしたね。
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横浜美術館開館 30 周年を記念した本展覧会、本日から来年1月13日まで開催されています。開催日初日ということと人気の印象派の展覧会ということもあり、ある程度の人はいましたが、ゆっくり鑑賞することが可能な程度の込み具合でした。
横浜美術館 美術館・博物館
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展覧会正面のルノワール「ピアノを弾く少女たち」の看板。
こんなに、オランジュリー美術館のコレクション来日してしまってパリはどうなっているのと思いHPを確認したところ、モネの『睡蓮』の部屋などを除き、来年3月末まで改装工事中となっていました。 -
こちらの看板4面が其々別の作家の作品になっています。こちらはアンリ・ルソー「婚礼」とマリー・ローランサン「ポール・ギヨーム夫人の肖像」。
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こちらの面は、アメデオ・モディリアーニ「新しき水先案内人ポール・ギョームの肖像」。ポール・ギョームは、若き才能が集まる 20 世紀初頭のパリで画商として活動する一方、自らもコレクターとして作品を収集しました。私邸を美術館にする構想を果たせぬまま彼が若くして世を去った後、そのコレクションはドメニカ夫人により手を加えられていきました。そしてこれらの作品群はギヨームとドメニカの二番目の夫の名を冠した「ジャン・ヴァルテル&ポール・ギヨーム コレクション」としてフランス国家へ譲渡され、オランジュリー美術館の印象派とエコール・ド・パリの作品群の基礎となっています。
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オランジュリー美術館地下の展示室に入ると最初に目にするのが、アンドレ・ドランによる「ポール・ギョームの肖像」(1919年)ですが、本展覧会でも最初にギョームととその夫人の肖像画が並んで展示されていました。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アルフレッド・シスレー「モンビュイソンからルヴジェンヌへの道」1875年
ジャン・ヴァルテル&ポール・ギョーム コレクション唯一のシスレーの作品。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
クロード・モネ「アルジャントゥイユ」1875年
オランジュリー美術館といえば、モネの睡蓮ですが、意外なことにジャン・ヴァルテル&ポール・ギョーム コレクションのモネの作品は、本作唯一なのだそうです。※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
ポール・セザンヌ「りんごとビスケット」1879-80年
セザンヌの描いた静物画の中でも極めてシンプルな構造を持っているといえる作品。セザンヌの作品は本作以外にも4点ほど出展されていました。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アンリ・マティス「三姉妹」1917年
アンリ・マティスは、フランスの画家でフォーヴィスム(野獣派)のリーダ-的存在。※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アンリ・マティス「若い娘と花瓶(別名:バラ色の裸婦)」1921年
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アンリ・マティス「ブドワール(女性の私室)」1921年
南仏の光に魅了されたマティスは、1916年以降しばしばニースにある地中海ホテルに滞在していますが、本作にも同ホテルの部屋のモチーフが見られるそうです。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アンリ・マティス「ソファーの女たち(別名:長椅子)」1921年
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アンリ・マティス「青いオダリスク(別名:白い女奴隷)」1921-22年頃
オダリスクとは、ハーレムの侍女である女奴隷のことで、19世紀にアングルやドラクロワがこぞって描いた主題。マティスはそれを引き継ぐとともに異国情緒を加え描いています。※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アンリ・マティス「バイオリンを持つ女」1921-22年頃
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アンリ・ルソー「人形を持つ子供」1892年頃
アンリ・ルソーは、19世紀~20世紀フランスの素朴派の画家。20数年間、パリ市の税関の職員を務め、仕事の余暇に絵を描いていた「日曜画家」であったことから「ル・ドゥアニエ」(税関吏)の通称で知られます。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アンリ・ルソー「婚礼」1905年頃
素朴派の画家アンリ・ルソーの代表的な肖像画かつ集団人物画。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アンリ・ルソー「ジュニエ爺さんの二輪馬車」1908年
食料品にためたつけを払う代わりに店主の一家を描いた作品。謎の動物が座って乗っているなど不思議な光景。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アンリ・ルソー「嵐の中の船」1899年頃
砂漠やジャングルなど異国を思わせる幻想的風景で知られるルソーですが、実はフランス国外へ出たことはなかったそうです。この嵐の中の大型船も彼の空想によるものと考えられます。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
パブロ・ピカソ「大きな静物画」1917-18年
1918年にピカソが滞在していたフランス南西部のリゾート地ピアリッツで描かれた作品。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
パブロ・ピカソ「白い帽子の女」1921年
モデルは最初の妻オルガ・コクロヴァと思われます。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
パブロ・ピカソ「泉のほとりの女たち」1921年
2点とも「泉のほとりの三人の女」(ニューヨーク近代美術館所蔵)の習作。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
パブロ・ピカソ「タンバリンを持つ女」1925年
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「桟敷席の花束」1878-80年
ポール・ギョームもお気に入りの印象派の巨匠ルノワールの作品が続きます。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「桃」1881-82年頃
ちょうど今が食べ頃であろう白い器に盛られた桃。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「手紙を持つ女」1890年頃
左手に手紙を持ち、右手で軽く頬杖をつく若い女の肖像画。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「花束」1900年頃
ルノワールの妻アリーヌ・シャルゴは花を愛し、家中に花を飾っていたそうです。ルノワールもまた花を愛し、多くの花の作品を残しています。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「ピアノを弾く少女たち」1892年頃
本作はルノワールの代表作のひとつです。政府からリュクサンブール美術館のための作品を依頼されたルノワールは、ピアノの前に座る二人の少女をテーマに少なくとも6点を制作したといわれます。そのうち国家が買い上げた作品は、現在オルセー美術館に収蔵されています。オランジュリー美術館蔵の本作は、晩年まで画家のアトリエに保管され、没後の1928年にポール・ギヨームが収集したものです。伸びやかで柔らかい筆致によって画面全体を美しい色彩の調和で満たしています。顔を寄せ合い楽譜をのぞき込む少女たち。画面からピアノの音色と少女たちの声が聞こえてくるようです。(本展HPより)
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「ピアノを弾くイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル」1897年
ルノワールのほかエドガー・ドガ、ベルト・モリゾなどとも交友のあった、画家であり収集家としても知られていたアンリ・ルロルの二人の娘イヴォンヌとクリスティーヌをモデルに、ピアノを弾く姿を描いた作品。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「頬づえをつく女」1915-17年頃
かなり荒いタッチの油彩習作ですが、女・バラの花・光といった、ルノワール好みのモティーフで構成されています。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
ピエール・オーギュスト・ルノワール「バラをさしたブロンドの女」1915‐17年。
ルノワールは最晩年、この美しい16~17歳のアンドレ=マドレーヌ・ウシュリング(愛称デデ)を気に入りモデルにしています。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
ポール・ギョームの邸宅・食堂の再現模型。
こちらは写真撮影OKとなっていました。 -
ポール・ギョームの邸宅・食堂の再現模型。
1930年頃、フォッシュ通り22番地にあったポール・ギョームの邸宅を当時の写真や資料に基づき再現したもの。 -
ポール・ギョームの邸宅・書斎の再現模型。
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アメデオ・モディリアーニ「アントニア」1915年
アメデオ・モディリアーニは、20世紀を代表するエコール・ド・パリの画家。ただし生前は評価されず、結核性髄膜炎により36歳で夭折しています。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アメデオ・モディリアーニ「ビロードのリボンをつけた婦人」1915年頃
モディリアーニの絵画のほとんどは油彩の肖像と裸婦であり、顔と首が異様に長いプロポーションで目には瞳を描き込まないことが多いなど、特異な表現をとっています。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アメデオ・モディリアーニ「新しき水先案内人ポール・ギヨームの肖像」1915年
この作品は、モディリアーニがギヨームをモデルに描いた4点の肖像画のうちの第1作目。画面には画商の名前のほか、「ノヴォ・ピロータ(新しき水先案内人)」、「ステラ・マリス(海の星、聖母マリアを暗示する)」、そしてダビデの星などが描き込まれています。ギョームは当時若干23歳でしたが、画家にとっては先行きが不安な人生に指針を与え、希望をもたらす存在であったのでしょう。 (本展HPより)
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アンドレ・ドラン「メロンと果物」1927年頃
アンドレ・ドランは、アンリ・マティスやモーリス・ド・ブラマンクとともにフォーヴィスムを創設したメンバーの一人。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アンドレ・ドラン「かごのある静物」1927年頃
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
写真はオランジュリー美術館で本展展示室ではありませんが、この写真のアンドレ・ドランの作品は全て出展されていました。
左から「踊り子ソニア」1926-27年頃、「田園の静物」1921年頃、「道」1932年、「長椅子の裸婦」1929-30年 -
アンドレ・ドラン「画家の姪」1931年
モデルは彼が愛した姪のジュヌヴィエーヴ・ゲリーが12歳の頃の姿。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
アンドレ・ドラン「黒い背景のバラ」1932年
漆黒の背景が鮮やかな花を際立たせる美しい作品。ドランの作品は13点ともっとも多く出展されていました。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
マリー・ローランサン「スペインの踊り子たち」1921年
マリー・ローランサンは、女性キュビストとしてパリ前衛芸術シーンの重要な画家の一人として知られています。また特に、日本での人気が高く、日本で最も人気の女性前衛芸術家ともいえます。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
マリー・ローランサン「犬と女性たち」1924-25年頃
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
マリー・ローランサン「マドモアゼル・シャネルの肖像」1923年
モデルはモード界の女王ココ・シャネルなのですが、描かれたシャネル自身は気に入らなかったらしく、この肖像画の受け取りを拒否しています。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
マリー・ローランサン「ポール・ギヨーム夫人の肖像」1924年
1920年にギヨームと結婚したドメニカは、その華やかな顔立ちや気の強い性格によりモンパルナスの社交界や美術家たちのサークルの中でも目立つ存在でした。本作は彼女が26歳の時の肖像画で、大きな瞳とすっとした鼻筋に、聡明さを感じさせる彼女の美貌がよく捉えられています。 (本展HPより)
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
モーリス・ユトリロ
左「ノートルダム」1909年
右「大聖堂(別名:オルレアンの大聖堂)」1913年
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
モーリス・ユトリロ「サン・ピエール教会」1914年
モーリス・ユトリロはフランスの画家ですが、若い時分からずっと精神不安とアルコール依存症に苦しめられてきた人生を送ってきており、独特の哀愁が漂う風景画を数多くのこした作家です。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
モーリス・ユトリロ「ベルリオーズの家」1914年
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
シャイム・スーティン「グラジオラス 」1919年頃
ロシア生まれのフランスの画家シャイム・スーティンは、エコール・ド・パリの代表的画家の一人。
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
シャイム・スーティン「牛肉と仔牛の頭 」 1925年頃
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
シャイム・スーティン「風景」 1922-23年頃
※本展覧会での写真撮影ではありません。 -
ルノワール「ピアノを弾く少女たち」に描かれたプレイエル・ピアノがロビーに飾られていました。
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21年前の「パリ・オランジュリー美術館展~ジャン・ヴァルテル&ポール・ギョーム コレクション」(左)と今回の「オランジュリー美術館コレクション~ルノワールとパリに恋した12人の画家たち」(右)の図録。表紙も同じ「ピアノを弾く少女たち」ですが、前回の図録を見てみましたが出展作品もほぼ同じ。油彩画が今回69点、前回81点と前回の方が少し多かったぐらいですかね。何度見ても新たな感動あるのがいい絵ですので、会期中また見に行くつもりです(笑)
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