団塊夫婦のヨーロッパドライブ＆ハイキング(2019ハイライト)ーガルダ湖畔のリゾート・シルミオーネへ

2019/07/17 - 2019/07/18

2019年の夏は、2016～201８年に続いてイタリア・オーストリア・スイス・フランスのアルプス地方のドライブ旅行とハイキングに決定。一ヶ月ほど前にヴェニスイン、ジュネーブアウトの航空券を確保。例によって直前の天気予報を見ながらその都度旅程を決めていく旅となった。当初は、ヴェニス空港で車を借り出し、イタリア・ドロミテ地方から周る予定にしていたが、前半の天気予報があまり芳しくなかったため、直前になって、初日にパドヴァまで入り、パドヴァ市内を見学した後に、車を借り出して、最初はガルダ湖畔のシルミオーネまでドライブすることに変更した。第二部は、前半のイタリア編その２で、パドヴァ市内を見学後、レンタカーを借り出して、ガルダ湖畔のリゾート地シルミオーネを訪れたときの旅行記です。（表紙写真は、スカラ家の城砦から見下ろすガルダ湖畔）

今回の全旅程は以下の通り。

7/16 成田ー（OS,ウィーン経由）－＞ヴェニスー(バス）－＞パドヴァ(泊）

7/17 パドヴァ市内見学後レンタカーを借り出して、シルミオーネへ(泊）

7/18 シルミオーネー＞ガルダ湖畔ー＞モルベーノー＞(オーストリア)ナウダース（泊）

7/19 ナウダースー＞（スイス)グアルダー＞アルブラ峠ー＞ランドバッサー橋ー＞ゼードルン(泊）

7/20 ゼードルンー＞アンデルマットー＞スーステン峠ー＞インターラーケン(泊）

7/21 インターラーケンー＞グリンデルワルドー＞グローセシャイデッグ
　　（トレッキング）グローセシャイデッグーフィルストーバッハアルプゼー
（ウィルダースヴィル泊）

7/22 シニゲプラッテ往復
　　 ヴィルダースヴィルー＞カンデルシュテーク
　　（エッシネン湖トレッキング）ー＞グリムゼル峠ー＞フィーシュ(泊）

7/23 エッギスホルン往復ー＞ブリーグー＞マルチーニー＞ヴェルビエ（泊）

7/24 モンフォー往復ー＞グランサンベルナール峠ー＞(イタリア)アオスター＞ラ・トゥイール（泊）

7/25 ラ・トゥイールー＞プチサンベルナール峠ー＞（フランス）バルディ・ゼールー＞イズラン峠ー＞ランスビラールー＞モンスニ湖ー＞(イタリア)スーザ(泊）

7/26 スーザー＞サンミケーレ寺院ー＞クオルニェー＞ニヴォレット峠ー＞
　　　チェレゾーレ・レアーレ(泊)

7/27 チェレゾーレ・レアーレー＞イッシメー＞サヴォイア城ー＞アオスター＞アイマヴィル(泊）

7/28 アイマヴィルー＞バール要塞ー＞ブレウイル・チェルビニア(泊）

7/29 ブレウイル・チェルビニア周辺トレッキングー＞アオスタ空港（レンタカー返却）－（バス）－＞アオスタ（泊）

7/30 アオスター（バス）－＞ジュネーブー（OS)ー＞ウィーン(泊）

7/31 ベルべデーレ宮殿見学後、ウィーンー(OS)－＞成田(8/1)

エリア ガルダ湖周辺(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

ガルダ湖は北イタリアの代表的なリゾート地のひとつで、湖畔に多くの魅力的な町が点在し、人気の観光地となっている。私達は、2012年に初めてガルダ湖を訪れたが、そのときは、マルチェジネなど東側の湖畔沿いを車で走っただけだった。二回目の今回は、ガルダ湖畔の代表的なリゾート地・シルミオーネを真っ先に訪れることにした。（写真は、シルミオーネのスカラ家の城砦）

今回の旅行の前半部分のドライブマップ。赤い線が、本編のドライブコースを示す。

7月17日、パドヴァの駅前のユーロカーで12時からレンタカーを借り出す。車は、フィアットの一番小さいマニュアル車で、今回はディーゼル車だった。早速、120キロ離れたガルダ湖畔のリゾート・シルミオーネへ向かう。パドヴァ市内を出て、すぐに高速A4に乗り、ミラノ方面に走ると、途中のビチェンツァ付近で右手にきれいなお城が見えた。

ナビの指示で順調に運転して行くことが出来、2時間後の午後2時ごろ今夜の宿Hotel Clodiaに到着 (朝食込で97ユーロ）。シルミオーネのホテルは駐車場代が高いので、広くて無料駐車場のあるホテルで旧市街に近いところを選んだ。このホテルは写真のように広い駐車場があり、停めやすかった。

部屋は離れになっていて、中も広々。

部屋で涼んでからホテルから歩いてすぐの所にあるビーチへ。水が澄んでいてきれいだった。泳いでいる人達がいたので、うらやましかった。一番暑い時間帯だったのでアイスクリームを食べて涼をとった後、旧市街に向かうことに。最初はシャトルバスで行こうと思ったが、暑いので、宿に戻って車で旧市街に行くことにした。

駐車場は混んでいたが、すぐに空きを見つけて無事駐車。駐車券を購入して車に置いてから（1h、2.2ユーロ）、旧市街に入った。写真は街に入る前に撮影したスカラ家の城砦の門。イタリア語ではCastello Scaligeroといい、旧市街の入り口に建っていて、シルミオーネのシンボル的な建物だ。

湖に突き出た城壁に向かって観光ボートが近ずいてきた。

お城の前でさっそく記念撮影。上記のボートは写真右の空いたところから入ってきて、城の前を通過していった。

旧市街に入る門。狭い門だが、旧市街に入る車もここを通っていく。旧市街の奥には高級ホテルがあり、そこへ車で入るには、大勢の観光客を避けながら門を通過しなければならない。

門に入る前に渡った橋の上からのお城の眺め。

上記のさらに左側の眺め。

城の全景。

門を入るとオカリナを吹く東洋系の子供たちに出会った。思わぬ歓迎を受けた。日本人ではなさそうだ。

城の入り口から入ってきた門を振り返って。車の通過が大変そう。

さっそくお城に入城し、見学することに。入場料はシニア料金一人6ユーロ。

急な階段を上がり城壁の上に出る。城壁の上は歩いて一周することができた。

城壁からの眺め。

城壁の上を歩いて行くと、城の中で一番高い塔への登り口があったので、さらに塔の上まで登ってみることに。

塔へ登る階段。暑いので、きつかった。

塔の上からの眺め。先ほど駐車場から歩いてきたところだ。シルミオーネが湖岸から細長く突き出た砂州のようなところに出来た町であることがわかる。写真上に遠く見えるのがガルダ湖の南岸。

上記の右側、港の側。

さらに右側の半島の先端方面。緑が多い部分の先にローマ時代の遺跡がある。

さらに右にずらして。写真右奥にきれいなビーチが見える。

古い塔を拡大して。塔の下のビーチでは湖水浴。

ガルダ湖畔の各港からの観光客を満載したフェリーがちょうど港についたところだった。

塔の上から、さっき城壁から眺めたところを再び撮影。上からのほうが海の色がきれいだ。

すこし右にずらして。

城壁の上を歩く人も入れて。

お城の見学を終え、次の見学場所のローマ遺跡へと向かう。お城の真横にはブーゲンビリアが見事に咲いている家が目についた。

すてきなレストランやお店が建ち並ぶ中を歩いて行く。写真手前はキャンディー？　大きくてカラフルだ。

建物の間を抜け、

黄色が鮮やかな家の間をぬけ、

やがて緩やかな坂道に。日ざしがとにかく強く、歩くのがつらい人は写真に写っているシャトルに乗ると楽だ。私達はがんばって歩いて行った。

途中にあった５つ星ホテル(Villa Cortine)の立派な門。

鉄の扉越しに門の中を撮影。ホテルが見えないほどアプローチが長い。それにしてもりっぱな庭園だ。

ようやく遺跡の入り口に到着。イタリア語ではGrotte di Catullo。ローマ時代の別荘の跡らしい。一人８ユーロを払って入場。入り口近くに涼し気な休憩所があったので、しばし休憩。それにしても暑い。休憩後、順路に従って遺跡を見学開始。

想像以上に広い。

遺跡の向こうにはガルダ湖が広がる。

遺跡の奥からは美しい海。ここだけが色が若草色。

桟橋も。

拡大して。多くの湖水浴客が見える。

人が立てるほどの浅瀬？　手前は子供かな？？

さらに拡大して見ると、ひざまでしかない。岩場のようだ。でもどうやってたどりついたのだろうか？

半島の先端にある遺跡１．向こう側もいいビーチになっているようだ。

遺跡２。

遺跡３。

遺跡４。

遺跡５。

遺跡６。最初に見た遺跡の反対側に当たる。全部丁寧に見て周るとかなり時間がかかる。暑いので早々に切り上げて入り口に戻った。帰りはシャトルバスで帰りたかったが、大勢待っていたので、あきらめて歩いてもどった。日陰ができていたので、比較的楽に歩けた。

再びお城の前に戻ってきた。

門から出て旧市街の外へ。

橋のたもとには白鳥。

観光ボートが橋の下をくぐって、港へ戻っていくところ。

旧市街の外にはレモネードが売られていたが、我慢して通過。シルミオーネはレモン製品が土産に売られていたので、レモンで有名なのかもしれない。

振り返って。暑い中での短い見学だったが、なかなかすてきな街だった。初日（17日）の走行距離１２１キロ。

７月18日、安いホテルなのに、朝食は種類も豊富ですばらしかった。

欲張っていろいろとってしまった。

デザートもかわいい。このホテルは評判通り朝食が素晴らしかった。お勧めだ。

天気が良ければマルチェジネに立ち寄りバルド山に登ることにしていたが、朝方は曇っていたため、マルチェジネには寄らずに、ガルダ湖西岸を走り、モルベーノへ直行することに。最初ナビに従って走ったら、遠回りをさせられ、時間がかかってしまった。西岸は東岸に比べて、高級感がただよう建物が多く感じた。道は想像したより広く、走りやすかった。

途中、対岸のマルチェジネを遠望する場所があったので、駐車して撮影。2012年に初めてガルダ湖を訪れた時には、マルチェジネからロープウェイでバルド山まで登ったのだった（＊）。

＊旅行記：https://4travel.jp/travelogue/10696063/

お城を拡大して。前回入れなかったので、今回は入って見学したかったが、残念だ。
バルド山は雲がかかっていたので、ロープウェイで行っても仕方なかったかも。　

やがてマルチェジネの対岸にあるリゾート、リモーネ・スル・ガルダに到着。

フェリーのターミナル近くに駐車して見学したかったが、駐車場に空きがなく、あきらめて以前予約してキャンセルした宿の近くまで行って駐車。宿からの眺めは抜群だったが、あいにくの曇り空で残念。

マルチェジネと背後のバルド山を望む。

再び車を走らせると、リモーネの旧市街が見えるところにさしかかった。車を停めるところがなかったので、車の中から撮影。

やがてガルダ湖北岸の町（リーヴァ）に近づいた。湖岸の遊歩道を歩く人が多かった。ガルダ湖はイタリア人に人気のリゾートらしく、夏のシーズン中は混んでいる。シーズンを外して訪れるといいかもしれないと思った。このあと、ガルダ湖を後にして、モルベーノに向かうことに。（その３に続く）