2019/05/19 - 2019/05/19
226位(同エリア328件中)
にふうささん
MIHOミュージアムへ「大徳寺龍光院 国宝曜変天目と破草鞋」という企画展を見に行きました。「曜変天目」は日本に3碗あり、そのうち「藤田美術館」「静嘉堂文庫」所蔵のものは比較的容易に見ることができるのですが、「大徳寺」所蔵の茶碗はなかなか表に出てこないので、自分の目で一度見たかったのです。しかし、いかんせんMIHOミュージアムは遠いので、二の足を踏んでいたら、あっという間に会期最終日を迎えてしまい、意を決して行くことに。
感想としては、曜変天目では、「静嘉堂文庫」の茶碗は模様が激しい、「藤田美術館」の茶碗は模様が油滴のようで落ち着いている、「大徳寺」の茶碗は米粒大の油滴がまとまっていくつか、といった印象でした。どれが一番好みかと言われれば、私は「藤田美術館」の落ち着いた模様の方を押します。
それよりも一番の感想は、「MIHOミュージアムは遠かった」です。なかなか行ける所ではありませんでしたし、久しぶりにバス酔いしました。
せっかく遠いところまで行ったので、そのついでという事で「石山寺」へも行きました。石山寺は、西国巡礼13番目札所であるとともに、「紫式部が源氏物語を執筆する際にこもって構想を練った寺」であり、紫式部押しでした。境内は広く、見どころもたくさんありましたが、いかんせん小一時間ぐらいのハイキングになってしまいます。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
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MIHOミュージアムへの道のりは大変なのです。まず、最寄り駅のJR石山駅か、京阪石山駅まで行き、そこから路線バスで片道50分揺られます。路線バスで片道50分?と思いますが、確かに地図で見ても車でそのくらいかかりそうな山の中にあります。ということで、最寄り駅の京阪石山駅に到着。
石山駅 駅
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ここから帝産バスで片道50分揺られますが、片道820円という金額からも、その遠さを想像してください。
バスに乗る前に、調べると「バス往復と美術館入場券のセット券」が販売しているということで、売り場を探しました。なんてことはない、JR石山駅の方にある、帝産バスの乗り場前にあるじゃないですか。セット券は40円しか得にはならないのですが、チケットを買っておいた方がはるかに楽です。まして、こんなに混んでいたら、美術館の当日券を買うだけで一苦労ですから。
バス乗り場への到着は8時過ぎだったのですが、この時点でバス停は長蛇の列になってまして、路線バスが予定を早めてピストン輸送を始めました。 -
途中、瀬田の唐橋を渡りますので、瀬田の唐橋から琵琶湖側の写真を。瀬田の唐橋は、中洲を経由するので、橋を2回渡っている感覚でした。
瀬田の唐橋 名所・史跡
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MIHOミュージアム前のバス降り場に到着。50分揺られるとともに、道中は四国の山道のように、道幅が狭く曲がりくねっており、そんな中をバスが頑張って駆けあがっていくので、少しバス酔いになりました。
MIHOMUSEUM 美術館・博物館
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バスを降りてから、美術館入口までは10分ほど歩きます。このように、道中にはトンネルがあったり、休憩所があったりと、意外と入口は遠いです。ゆっくり散策したいところなのですが、いかんせん人が多いので、駆け足で進んでいきます。
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美術館入口。この時点で結構の人が並んでいます。そのため、開館時間を繰り上げたようでした。展示会内部の写真はありませんが、私が見終わったら、ちょうど当初の開館時間になったこともあり、ものすごい人で長蛇の列ができていました。余裕で1時間待ち以上になりました。本当に、タッチの差でほとんど並ばずに見れて、ラッキーでした。
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MIHOミュージアムの外はこんな感じ。本当に山奥です。
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美術館のほかに、駐車場近くにレセプション棟(レストラン、ショップ等)があります。そして、帰りのバス乗り場はまた違う建物にあり、園内はかなり歩くのですよ。
ということで、MIHOミュージアムには小一時間ほど滞在して帰ることに。ただ帰りのバスは1時間に1本という事や、行きでバス酔いした行程リターン、ということでかなりきつかったです。 -
せっかく遠いところまで来たのだから、ということで、バス酔いで気持ち悪い自分をふるい立たせて、石山寺へ向かいます。石山寺へは「京阪石山駅から京阪石山寺駅」へ2駅移動し、そこから10分ほど歩きます。ということで、終点の京阪石山寺駅へ。
石山寺駅 駅
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瀬田川沿いを歩きます。いい天気なように見えますが、風が強かったです。
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石山寺に到着。写真は東大門で、これより少し行くと有料ゾーンに行きます。
あっ、石碑の後ろ、門の右側に何かいますね。石山寺 寺・神社・教会
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近づいてみると、青鬼でした。
どうしてここに青鬼がいるのかですが、約800年前に石山寺中興の僧が、死の間際に「死後は鬼の姿となり、庶民のために尽くす」といい、5/14に亡くなりました。その事をしのんで、以降5/14には盛大な法要と、青鬼の面をかぶった僧による厄払いが行われるようになったのですが、お祭りを盛り上げるために、5月になると杉の葉で大きな「青鬼」を作っているという話らしいです。 -
境内は広いです。全部回ると小一時間のハイキングになります。ええ、もちろん大方回りましたさ。
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本堂入り口。
石山寺 寺・神社・教会
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本堂内部の「源氏の間」が、紫式部が「源氏物語」を執筆したところといわれ、そのイメージ図。後ろの侍女が怖いです。
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紫式部関連で、境内の牡丹園にある紫式部の銅像を。境内は広いため、この銅像を探すのは大変でした。
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本堂の近くにある奇岩。石山の名前の由来ともなった「硅灰石(けいかいせき)」で天然記念物にも指定されています。
石灰岩が地中から突出した花崗岩と接触し、その熱作用によって変質したものです。この作用により、通常は大理石となるのですが、このように雄大な硅灰石となるのは珍しいとか。この奇岩によって、「石山」の由来となったとか。
また、上の方に多宝塔も見えています。 -
くぐり石。潜り抜けると生まれ変わったのと同じご利益が得られるというやつですね。有料エリアの近くにあり、意外と通りやすかったです。
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天智天皇時代に石を切り出したと言われる場所もありました。ああ、この山から、建物造営につかう石を切り出したこともあり、石が有名なのね、とようやく理解しました。石を切り出した跡がありましたが、まあ後世だろうなと。
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毘沙門堂。中には毘沙門天が祀ってあります。
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御影堂。弘法大師と関係があるとされるところです。
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光堂。一番奥にある建物。この建物は比較的新しかったです。
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八大竜王社
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フダラク山。ここには、西国33か所巡礼のお地蔵さんがあり、お地蔵さんにお参りすると、西国33か所を巡ったのと同じご利益が得られるというやつですね。
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