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《2025.November》秋冬の風物詩ライトアップを訪ねる旅滋賀そのⅠ~あたら夜もみじ2025編~<br /><br />早いものでもう11月もあと僅かとなった。晩秋と言えば〝紅葉〟と〝ライトアップ〟巡りに勤しんでいる筈だが、今年に限っては休日であっても出かけようという気持ちになれない。何となく〝人混み〟の中に紛れることに気が進まないのである。そんな気持ちを表してか、時間が遅くなるに連れて体が重くなってくる。結果何をする訳でもなく無駄に休日を過ごしてしまうことが続いている。<br /><br />そんな中我が職場でインフルエンザ患者が発生した。以前のコロナ蔓延時のように〝特別視〟することもなくなった今日この頃ではあるが、病欠スタッフ代わりにシフトの調整が必要となる。元々私の出勤日に調整が必要であったために、そのまま出勤すれば何ら変わらないと考えていた。しかし一日だけ〝穴埋め〟が必要な日が出てきてしまった。そういう日に限って私は休みである。代出して欲しいと言われるのはわかるが、それを飲むと5日間の連続勤務となる。巷では週末休みの5連勤は当たり前だが、シフト制の場合〝連休〟が取れるかどうかでキツさが変わってくる。今月の勤務はいつもとは異なっており、4日勤務が2回続いていた。そのことも踏まえた飛び休だったのだが、どうやらそうもいかなさそうだ。ということから〝本当に必要な時間〟のみの時間勤務として承諾した。休みの日に出かけることになったのだが、それならば〝出不精〟になっていることは解決できるだろうと踏まえ、退勤後に〝紅葉ライトアップ〟に行くことにした。しかし翌日もまた出勤となるため、遠出までは考えてはいなかった。そういった条件をクリアして決めた行先は、西国巡礼三十三所第十三番札所である石山寺であった。同一イベントでは場所柄最も回数を訪れているライトアップイベントではあるだけに、会場の解放されている場所だけわかれば見落とすこともないものとなっている。ならば…と考えその日を迎える。短時間勤務の時ほど仕事が増えるのはなんでかな?といつも思うのだが、今日は仕事は二の次で、退勤時刻になったらさっさと帰り支度をし、いつも通り駅前で一服してから出発となる。退勤後の石山歩きは何もなく進んだのだろうか?<br /><br />令和7(2025)年11月29日金曜日<br />昨今新聞を賑わす〝ドライバー不足問題〟は、バス通勤の私の生活にも影響している。運行本数の減少から、出社時間をバスの時刻に合わせないと暇つぶしのレベルで済まないリードタイムができてしまう。よって〝早出勤務〟の時には先ずそのカードを切ってから話し合いをする必要が出てくる。交通機関の時間に合わせるというと〝重役出勤〟と揶揄されるかも知れないが、車で通勤を認めて貰えれば済むこと故にこちらも妥協はしない。という理由で本日は12:20出勤17:30退社の時短勤務をすることとなる。閉店まで仕事をしている者としては〝早上がり〟は気持ちが良い。お先~と行ってさっさと退勤し、田舎駅のバス停へと向かう。勿論その前に仕事上がりの一服は欠かさず、喫煙所経由で歩いて行くが、目の前でバスが出発してしまう。いつもならば大ごとだが、この時間帯は便数も多いため気にならない上に先発したバスが遅れていたようで、同一系統の次便が定刻出発だったためにガラガラのバスに座ることができた。<br /><br />石山寺に向かうには〝石山寺山門前〟バス停で下車するのだが、何を思ってかその次の〝大浜〟バス停迄行ってしまう。確か距離が近かったとの記憶が間違いで、余計目に歩いて駐車場を経由して石山寺へと到着した。昼間は参道途中に券売所があり、そこで入山料を納めるのだが〝あたら夜もみじ〟等夜間のイベント時は東大門前の広場にチケットブースが設けられており、そこで入山料を納めることとなる。<br /><br />大人一枚800円を支払い東大門へと向かう。そこでチケットの半券がもがれて入山となる。これは昼間ならば無料の参道エリアが有料エリアに変わるためにそのようになっている。実際塔頭がライトアップエリアとなっていることから理由は把握している。金曜日という平日ではあれど観光客の数は多い。<br /><br />淳浄館入口の〝光る〟おおつヒカルくん、法輪院・拾翠園・公風園のライトアップを眺めながらくぐり岩迄やって来る。通り抜けると願いが叶うとされるくぐり岩だが、いつもは通り抜け待ちの列ができており、カメラに収めるだけであったが、今日は空いていたのでしっかりとくぐり抜けてきた。<br /><br />池に映る〝逆さもみじ〟が有名な閼伽井屋を眺めながら順路を進み、開放されている場所の最も奥に位置する無憂園に辿り着く。ここはスモークが焚かれており、さながら天国のような景色が広がっている。石山寺の花の名所のひとつてあり、時期によって色々な花々が楽しめる場所ではあるが、この時期ゆえにライトアップのメイン会場のひとつと化していた。今来た道を戻るように歩いて行くが、その昔天智天皇が大津京を作った際に石を切り出したという伝説が残っている〝天智天皇の石切場〟の横を通る。今まではただ切り出した巨石が置いてあるに過ぎない場所であったが、今年はLEDが巻かれてその存在を呈していた。<br /><br />閼伽井屋横から硅灰石前広場へと繋がる階段を進んで行く。本来は“大階段”がありそちらを利用するのだが、あたら夜もみじの期間中はプロジェクションマッピングのスクリーンとなっており歩くことができない。そのためにこちらのルートが順路に指定されているために進んで行く。上り切った場所には観音堂・毘沙門堂・御影堂・蓮如堂が建立されており、真正面に硅灰石が聳え、その上には国宝の多宝塔が姿を表している。あたら夜もみじの写真と言えばここで撮られたライトアップされた硅灰石&多宝塔が圧倒的に多いようだが、多分それは間違いないことだろう。そして三十八所権現社を右手に見ながら階段を上ると本堂に到着する。堂内は撮影禁止のために写真はないが、本堂入口脇には源氏の間の〝動く紫式部〟像がある。結構故障が多く止まっていることも多いのだが、今日はちゃんと動いていた。<br /><br />本堂を出て順路に従って進んで行く。三十八所権現社脇を通るのであるが、このお社は本当に〝石の上〟に建っているため写真に収める〝距離〟が取れない。そのため本堂入口の鳥居下から撮影するしか方法はない。限界まで離れて撮った写真がこれである。三十八所権現社を通り過ぎ、再び階段を上ると経蔵がある。石山寺収蔵の貴重な経本等が収められていた場所であるが、一般には建物下にある〝安産の腰掛岩〟が知られている。その名の通り〝安産祈願〟の場所ではあるが、ここまでお腹が大きくなった妊婦さんが上ってくるのは聊か困難ではないかと思える。妊娠がわかってすぐに訪れることをお勧めする。その隣には〝紫式部供養塔〟と〝芭蕉の句碑〟が並んで建てられている。前者は鎌倉時代、後者は江戸時代に建てられたとされており、長年風雨に晒され続けたことから角が取れ、歴史を醸し出している。さらに進むと多宝塔に繋がる階段の下に至るが、あたら夜もみじの際にはこの階段を上ることはできなくなっており、石山寺に於ける最も標高の高い位置になる。寒色にライトアップされた国宝の多宝塔は、昼間に見るものとはまた違う雰囲気を醸し出している、この辺りは人の〝感受性〟によって変わるもののようで、観光客の少年が〝暖色〟の方が良いと言っていたことに、なるほど~と感心してしまった私であった。<br /><br />多宝塔を眺めると後は下りて行くだけとなる。階段ひとつ下りたところには〝鐘楼〟がある。この鐘は〝あたら夜もみじ〟の時報以外に除夜の鐘、終戦記念日の8月15日に突かれるものだと聞いたが、付属の保育園出身にも拘わらずそのことは知らずについ感心してしまった私であった。珪灰石を回り込むように石段を歩いて行くと、先ほど訪れた珪灰石前広場に至る。そして御影堂方向へと進んで行くと出口方向へと向かう階段があり、ここには照明代わりとなる〝石山寺〟と書かれた〝提灯〟が吊り下げられている。この階段は直線にするとかなり急になる事も考えられてか、つづら折りの階段となっている。そのためフォトポジションとしてはなかなかのものであり、人が視界から消えた瞬間を待ってその景色をカメラに収める者も多い場所でもある。その一人となった私も、次の下山者の邪魔にならないようにその景色をカメラに収めながら階段を下りて行った。そして大湯屋・大黒天の脇を通り過ぎると出口に至り、これで〝あたら夜もみじ2025〟の拝観は終了となる。<br /><br />参道を東大門に向かって歩いて行く。21:00迄行われているあたら夜もみじの最終入山時刻は20:30なので、この時間には新たな入山者はいない。よって参道に於ける写真を撮影するには、この時間帯の方が撮り易い。ただオーバーツーリズムの関係で、人がいなくなる時間まで参道を挟む紅葉ライトアップの写真を撮ろうと多くの観光客が閉門時間を越えて滞在することが問題となっていた。そのために最終入山時刻を過ぎてからの写真は、東大門方向からの撮影に限るとの注意書きが記されていた。この辺りはマナーの問題で〝他がやっている〟から…という人間の悪い癖から規制がかかってしまったということである。またそれが告知されてからは三脚等を含む大型の〝写真機材〟の持ち込みも禁止となった。しかし不届き者は後を絶たず、東大門下で三脚を立てて場所取りをしている者もいる。勿論東大門の〝外〟であれば閉門をすることはできるので問題はないだろうが、有料エリアに陣取られると閉門もできない上に、一旦出てから参道の景色をカメラに収めようとしているマナーを守った者の邪魔にしかならないのである。一部の輩のおかげでとばっちりを食うのは決まってマナーを守っている善良な観光客である。夜のイベント故にカメラを駆使するには固定用具が必要なことはわからなくもないが、一人がマナー違反をするとダメ出しに繋がる事位はカメラマンの端くれとして認識して貰いたいと切に願う。私自身は目的を達成できたので下山する。そして石山寺壁面から漏れている〝ライトアップされた紅葉〟の様子もしっかりカメラに収めた後、暫くぶりに朗澄大徳ゆかりの庭園を眺めながら石山寺山門前バス停へと向かう。20:37発1号系統のバスに乗り、ド田舎バス停を経て自宅に到着。普段よりも1時間半程早く帰ってこられた〝あたら夜もみじ2025〟拝観の旅であった。<br /><br />  《終わり》

《2025.November》秋冬の風物詩ライトアップを訪ねる旅滋賀そのⅠ~あたら夜もみじ2025編~

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2025/11/28 - 2025/11/28

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2025/11/28

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《2025.November》秋冬の風物詩ライトアップを訪ねる旅滋賀そのⅠ~あたら夜もみじ2025編~

早いものでもう11月もあと僅かとなった。晩秋と言えば〝紅葉〟と〝ライトアップ〟巡りに勤しんでいる筈だが、今年に限っては休日であっても出かけようという気持ちになれない。何となく〝人混み〟の中に紛れることに気が進まないのである。そんな気持ちを表してか、時間が遅くなるに連れて体が重くなってくる。結果何をする訳でもなく無駄に休日を過ごしてしまうことが続いている。

そんな中我が職場でインフルエンザ患者が発生した。以前のコロナ蔓延時のように〝特別視〟することもなくなった今日この頃ではあるが、病欠スタッフ代わりにシフトの調整が必要となる。元々私の出勤日に調整が必要であったために、そのまま出勤すれば何ら変わらないと考えていた。しかし一日だけ〝穴埋め〟が必要な日が出てきてしまった。そういう日に限って私は休みである。代出して欲しいと言われるのはわかるが、それを飲むと5日間の連続勤務となる。巷では週末休みの5連勤は当たり前だが、シフト制の場合〝連休〟が取れるかどうかでキツさが変わってくる。今月の勤務はいつもとは異なっており、4日勤務が2回続いていた。そのことも踏まえた飛び休だったのだが、どうやらそうもいかなさそうだ。ということから〝本当に必要な時間〟のみの時間勤務として承諾した。休みの日に出かけることになったのだが、それならば〝出不精〟になっていることは解決できるだろうと踏まえ、退勤後に〝紅葉ライトアップ〟に行くことにした。しかし翌日もまた出勤となるため、遠出までは考えてはいなかった。そういった条件をクリアして決めた行先は、西国巡礼三十三所第十三番札所である石山寺であった。同一イベントでは場所柄最も回数を訪れているライトアップイベントではあるだけに、会場の解放されている場所だけわかれば見落とすこともないものとなっている。ならば…と考えその日を迎える。短時間勤務の時ほど仕事が増えるのはなんでかな?といつも思うのだが、今日は仕事は二の次で、退勤時刻になったらさっさと帰り支度をし、いつも通り駅前で一服してから出発となる。退勤後の石山歩きは何もなく進んだのだろうか?

令和7(2025)年11月29日金曜日
昨今新聞を賑わす〝ドライバー不足問題〟は、バス通勤の私の生活にも影響している。運行本数の減少から、出社時間をバスの時刻に合わせないと暇つぶしのレベルで済まないリードタイムができてしまう。よって〝早出勤務〟の時には先ずそのカードを切ってから話し合いをする必要が出てくる。交通機関の時間に合わせるというと〝重役出勤〟と揶揄されるかも知れないが、車で通勤を認めて貰えれば済むこと故にこちらも妥協はしない。という理由で本日は12:20出勤17:30退社の時短勤務をすることとなる。閉店まで仕事をしている者としては〝早上がり〟は気持ちが良い。お先~と行ってさっさと退勤し、田舎駅のバス停へと向かう。勿論その前に仕事上がりの一服は欠かさず、喫煙所経由で歩いて行くが、目の前でバスが出発してしまう。いつもならば大ごとだが、この時間帯は便数も多いため気にならない上に先発したバスが遅れていたようで、同一系統の次便が定刻出発だったためにガラガラのバスに座ることができた。

石山寺に向かうには〝石山寺山門前〟バス停で下車するのだが、何を思ってかその次の〝大浜〟バス停迄行ってしまう。確か距離が近かったとの記憶が間違いで、余計目に歩いて駐車場を経由して石山寺へと到着した。昼間は参道途中に券売所があり、そこで入山料を納めるのだが〝あたら夜もみじ〟等夜間のイベント時は東大門前の広場にチケットブースが設けられており、そこで入山料を納めることとなる。

大人一枚800円を支払い東大門へと向かう。そこでチケットの半券がもがれて入山となる。これは昼間ならば無料の参道エリアが有料エリアに変わるためにそのようになっている。実際塔頭がライトアップエリアとなっていることから理由は把握している。金曜日という平日ではあれど観光客の数は多い。

淳浄館入口の〝光る〟おおつヒカルくん、法輪院・拾翠園・公風園のライトアップを眺めながらくぐり岩迄やって来る。通り抜けると願いが叶うとされるくぐり岩だが、いつもは通り抜け待ちの列ができており、カメラに収めるだけであったが、今日は空いていたのでしっかりとくぐり抜けてきた。

池に映る〝逆さもみじ〟が有名な閼伽井屋を眺めながら順路を進み、開放されている場所の最も奥に位置する無憂園に辿り着く。ここはスモークが焚かれており、さながら天国のような景色が広がっている。石山寺の花の名所のひとつてあり、時期によって色々な花々が楽しめる場所ではあるが、この時期ゆえにライトアップのメイン会場のひとつと化していた。今来た道を戻るように歩いて行くが、その昔天智天皇が大津京を作った際に石を切り出したという伝説が残っている〝天智天皇の石切場〟の横を通る。今まではただ切り出した巨石が置いてあるに過ぎない場所であったが、今年はLEDが巻かれてその存在を呈していた。

閼伽井屋横から硅灰石前広場へと繋がる階段を進んで行く。本来は“大階段”がありそちらを利用するのだが、あたら夜もみじの期間中はプロジェクションマッピングのスクリーンとなっており歩くことができない。そのためにこちらのルートが順路に指定されているために進んで行く。上り切った場所には観音堂・毘沙門堂・御影堂・蓮如堂が建立されており、真正面に硅灰石が聳え、その上には国宝の多宝塔が姿を表している。あたら夜もみじの写真と言えばここで撮られたライトアップされた硅灰石&多宝塔が圧倒的に多いようだが、多分それは間違いないことだろう。そして三十八所権現社を右手に見ながら階段を上ると本堂に到着する。堂内は撮影禁止のために写真はないが、本堂入口脇には源氏の間の〝動く紫式部〟像がある。結構故障が多く止まっていることも多いのだが、今日はちゃんと動いていた。

本堂を出て順路に従って進んで行く。三十八所権現社脇を通るのであるが、このお社は本当に〝石の上〟に建っているため写真に収める〝距離〟が取れない。そのため本堂入口の鳥居下から撮影するしか方法はない。限界まで離れて撮った写真がこれである。三十八所権現社を通り過ぎ、再び階段を上ると経蔵がある。石山寺収蔵の貴重な経本等が収められていた場所であるが、一般には建物下にある〝安産の腰掛岩〟が知られている。その名の通り〝安産祈願〟の場所ではあるが、ここまでお腹が大きくなった妊婦さんが上ってくるのは聊か困難ではないかと思える。妊娠がわかってすぐに訪れることをお勧めする。その隣には〝紫式部供養塔〟と〝芭蕉の句碑〟が並んで建てられている。前者は鎌倉時代、後者は江戸時代に建てられたとされており、長年風雨に晒され続けたことから角が取れ、歴史を醸し出している。さらに進むと多宝塔に繋がる階段の下に至るが、あたら夜もみじの際にはこの階段を上ることはできなくなっており、石山寺に於ける最も標高の高い位置になる。寒色にライトアップされた国宝の多宝塔は、昼間に見るものとはまた違う雰囲気を醸し出している、この辺りは人の〝感受性〟によって変わるもののようで、観光客の少年が〝暖色〟の方が良いと言っていたことに、なるほど~と感心してしまった私であった。

多宝塔を眺めると後は下りて行くだけとなる。階段ひとつ下りたところには〝鐘楼〟がある。この鐘は〝あたら夜もみじ〟の時報以外に除夜の鐘、終戦記念日の8月15日に突かれるものだと聞いたが、付属の保育園出身にも拘わらずそのことは知らずについ感心してしまった私であった。珪灰石を回り込むように石段を歩いて行くと、先ほど訪れた珪灰石前広場に至る。そして御影堂方向へと進んで行くと出口方向へと向かう階段があり、ここには照明代わりとなる〝石山寺〟と書かれた〝提灯〟が吊り下げられている。この階段は直線にするとかなり急になる事も考えられてか、つづら折りの階段となっている。そのためフォトポジションとしてはなかなかのものであり、人が視界から消えた瞬間を待ってその景色をカメラに収める者も多い場所でもある。その一人となった私も、次の下山者の邪魔にならないようにその景色をカメラに収めながら階段を下りて行った。そして大湯屋・大黒天の脇を通り過ぎると出口に至り、これで〝あたら夜もみじ2025〟の拝観は終了となる。

参道を東大門に向かって歩いて行く。21:00迄行われているあたら夜もみじの最終入山時刻は20:30なので、この時間には新たな入山者はいない。よって参道に於ける写真を撮影するには、この時間帯の方が撮り易い。ただオーバーツーリズムの関係で、人がいなくなる時間まで参道を挟む紅葉ライトアップの写真を撮ろうと多くの観光客が閉門時間を越えて滞在することが問題となっていた。そのために最終入山時刻を過ぎてからの写真は、東大門方向からの撮影に限るとの注意書きが記されていた。この辺りはマナーの問題で〝他がやっている〟から…という人間の悪い癖から規制がかかってしまったということである。またそれが告知されてからは三脚等を含む大型の〝写真機材〟の持ち込みも禁止となった。しかし不届き者は後を絶たず、東大門下で三脚を立てて場所取りをしている者もいる。勿論東大門の〝外〟であれば閉門をすることはできるので問題はないだろうが、有料エリアに陣取られると閉門もできない上に、一旦出てから参道の景色をカメラに収めようとしているマナーを守った者の邪魔にしかならないのである。一部の輩のおかげでとばっちりを食うのは決まってマナーを守っている善良な観光客である。夜のイベント故にカメラを駆使するには固定用具が必要なことはわからなくもないが、一人がマナー違反をするとダメ出しに繋がる事位はカメラマンの端くれとして認識して貰いたいと切に願う。私自身は目的を達成できたので下山する。そして石山寺壁面から漏れている〝ライトアップされた紅葉〟の様子もしっかりカメラに収めた後、暫くぶりに朗澄大徳ゆかりの庭園を眺めながら石山寺山門前バス停へと向かう。20:37発1号系統のバスに乗り、ド田舎バス停を経て自宅に到着。普段よりも1時間半程早く帰ってこられた〝あたら夜もみじ2025〟拝観の旅であった。

  《終わり》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
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