2020/07/16 - 2020/07/16
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にふうささん
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今年は新型コロナウィルス感染拡大の影響により、あちこち外出自粛、施設休館と非常に窮屈な日々を送っておりました。加えて、今年の梅雨は雨がよく降りまして、なかなか晴れる日が少なく、憂鬱な日々に拍車をかけている状況でした。そのため、梅雨の合間の晴れの日に思い立って、前々から行こうとしていた石切・生駒方面へとトレッキングに出かけました。
行程は日帰りです。まずは石切劔箭神社を見た後、石切駅から生駒駅へ電車で移動。その後、生駒駅からケーブルカーに乗って、宝山寺に向かいます。宝山寺を見学した後、生駒山を登り、生駒山頂遊園地を経由して、暗峠まで稜線上を歩きました。その後は山を下って、枚岡駅まで行って終了です。
大阪から生駒なんて、近すぎて逆に行かないことが多いとは思いますが、いろいろな発見があって面白かったです。特に、神社あり、見所あり、眺望ありと、生駒山の実力を実感に感服した次第です。特に、生駒山は標高642m程度なのに、何より眺望がよくて、気持ちが良かったです。
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今回は、地下鉄中央線の新石切駅からスタートです。出発が遅くなり、お昼頃の到着となってしまいました。そのため、結構暑かったです。
新石切駅 駅
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石切劔箭神社(いしきりつるぎやじんじゃ)の入り口の絵馬殿。中には絵馬があるからそういわれているのか。
屋根の上の劔はなんか格好いいですね。青空に映えています。
また、絵馬殿の両脇には、普通なら「仁王様」がいる所、大和時代の役人のような像がありました。そういう意味でも変わった建物でした。 -
石切神社は、「親子牛」が有名みたいで、その銅像がありました。
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石切神社の本殿。ここは、鳥居下にある「お百度石」と本殿との間をぐるぐる回る「お百度参り」が有名な場所です。画面に写っている人はそうやってお参りしていました。
石切劔箭神社 寺・神社・教会
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石切神社の境内にあった御神木。大きいですね。
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石切神社への参拝も終わりましたので、石切神社上之社まで、商店街の中を通って向かいたいと思います。この商店街は、占いの店が多いのと、漢方薬や漬物の店が多いのが特徴的でした。
石切参道商店街 名所・史跡
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商店街を抜けたところに、「石切大仏」がありました。大きさは5mほどと大きくなく、最近作られたようなものでした。
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こちらのお地蔵さんは、石に掘られて描かれています。そのため「爪切地蔵尊」と呼ばれており、一説には弘法大師が一夜のうちに自身の爪でひっかいて地蔵を書いたのだとか。
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石切神社「上之社」の入り口までやってきました。麓の神社から、ここまで結構登っています。今日は、梅雨の合間の晴れ間で暑く、早くも汗だくになっております。
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こんな感じで、石段を登ってきましたが、結構な勾配があるのはおわかりいただけるでしょうか。
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登った先には、先ほどみた「親子牛」の銅像がありました。
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石切神社上之社です。立派な社殿がありますが、裏を返すとそれだけしかない場所でした。
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上の社の本殿はあんな感じになっているようです。結構立派ですね。
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今日は晴れてあまりに暑いこともあり、このまま生駒山を登るのは諦めて、近鉄石切駅から生駒駅までワープすることにしました。
石切駅は大阪平野を一望できる場所にあるので、街並みが結構よく見えます。下の線路は、近鉄の線路で、大阪と奈良を結ぶドル箱路線です。石切駅 駅
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生駒駅に着き、次はケーブルカーで宝山寺を目指すことにしました。このケーブルカーは山頂に遊園地があるために変なデコレーションがなされていますが、日本で最初の商用ケーブルカー(1918年開業)と、由緒ある路線です。
近鉄生駒ケーブル 乗り物
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車内から撮影したのでわかりにくいのですが、このケーブル線、複線かつ途中に待避線まであるという非常に輸送能力がある路線なのです。実際、宝山寺駅までは、通勤でも使われることがあるとか。
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宝山寺駅で降りて、参道を見たところ。結構上がっているのがよくわかります。
また、ケーブル線の複線区間は、宝山寺駅までで、宝山寺駅~生駒山頂駅までは、別なケーブルカーに乗って向かいます。宝山寺駅 駅
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それでは、宝山寺へと向かいたいと思います。大きな鳥居をぐぐっていきます。
宝山寺は1678年の開山ですが、古くは行場として使われていた場所みたいです。 -
本堂に到着しました。
一見すると、普通の寺院のようですが、すごい場所でした。理由は後ほど。宝山寺(生駒聖天) 寺・神社・教会
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訪問した際、お祈りの時間にあたってしまい、この奥で太鼓をバンバン鳴らしてうるさかったです。関西の宗教はそんな感じのものが多いのでしょうか。
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写真ではわかりにくいかもしれませんが、中央の崖に加工がしてあり、岩をくり抜いて、弥勒菩薩像が安置されています。すごいところにあるものです。
「般若窟」という、古くは役行者が修行したであろう、有名な場所みたいです。
ただ、これは教えてもらわないと気がつかないものでもあるかもねー。 -
先ほどの弥勒菩薩像のところへ行くのは通行禁止となっていましたが、崖にはお堂もあるみたいです。そして、写真ではわかりませんが、この山が聖域みたいで、反対側の斜面にもお堂があるみたいでした。
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しばらく道沿いに進んでいくと、多宝塔がありました。なんか、新しいな。
また、この付近にはいくつかのお堂があるのですが、省略いたしたいと思います。 -
こんな感じのお地蔵さんが並ぶ道をあがって、奥の院まで行きます。意外と、お地蔵さんが少なかったので、檀家さんのものは別にあるのかもしれません。
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奥の院に到着いたしました。ここには不動明王が安置されていたと思いますが、あまり印象はありませんでした。
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奥の院近くの大黒堂から見た、生駒駅周辺の風景。梅雨の間の晴れ間で、綺麗に見えました。
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奥の院近くにある、開山堂。こじんまりとしていました。
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そんなことで、本堂に戻って、再度写真を撮るとこんな感じ。おさらいです。
崖の上に注目でしたね。本当に言われないとわからないです。
以上で、宝山寺を終了します。初めてきましたが、雰囲気があるお寺でした。来てよかったです。 -
宝山寺参拝を終えてケーブルカー駅に着いたら、一時間に一本の電車を逃しているのに気が付きました。時間が押しており、しかたがないから、それならば上まで登ろうと、登山道を登りました。
写真の通り、道は整備されてましたが、登りが続いてしんどかったです。まあ、30分ぐらいで山頂に着いたので、トータルでみるとケーブルカーに乗るよりは早かったかなあと。いい運動になりました。 -
生駒山上駅に着きました。駅舎からして、遊園地という感じです。
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山頂の遊園地の入口。今日は休園日だから入れないかなあと思っていましたが、中を通過することができたので、遊園地の中へと進み、登山道を目指します。
あと、写真でわかるように、この遊園地の中にテレビ塔があります。生駒山頂にテレビ塔があれば、大阪平野はカバーできると思います。その地代で、この遊園地が持っているのかもと思ったりもしました。生駒山上遊園地 テーマパーク
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遊園地の紹介その1。ぷかぷかパンダ。要はケーブルカーみたいなものだなあ。基本的にこの遊園地にある乗り物はユルイ。小さな子供向け。たぶん大きくなるとUSJなり、ディズニーなりになるから、その前の子供連れを狙う戦略かな?ひらかたパークもそんな感じなので、地方の遊園地はそんな手が一番早い生き残り手段なのかもなあと。
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レストランの展望室から見た、大阪平野。これだけ見渡せる場所なら、テレビ塔を建てたくなります。需要あるわ。海まで遮るものなく見渡せるし、反対側の生駒市方面もカバーできるから。
展望では、ハルカスやWTCなど高いビルが顔を出しているところも面白いです。 -
遊園地の紹介その2。ディズニーのスプラッシュマウンテンもどき。水しぶきがかかるだけかも。
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という感じで遊園地の中を抜けて、登山道に合流し、尾根線上を南下していきます。ここからは下がぬかるんだ登山道みたいな感じでした。転ばないようにだけ注意して移動していきました。
すると、信貴生駒スカイラインの展望台が見えてまいりました。 -
展望台からの眺め。先ほどの遊園地の中よりもいい感じかなあ。それにしても、いい眺めだ。正面は淡路島か、右側に向かって明石海峡と明石・神戸が見えると。晴れていれば、もっと良かったかもしれなく、冬の空気が綺麗な時期にもう一度来たいと思いました。
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こちらは東側の生駒市側。こちらも綺麗に見えております。
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展望台を後にいたしまして、暗峠まで移動しました。標高は455m。大阪から、生駒山を超えて奈良へ行く道はいくつかありますが、ここは歴史ある場所で、峠の場所だけ石畳になっております。当然、大阪と奈良との県境でもあります。
もう一つ、この暗峠は「急坂」としても有名で、20パーミル以上の傾斜が続く道なので、マニアには有名なところです。暗峠 自然・景勝地
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暗峠から見た奈良県側の風景。写真を撮っていたら、犬の散歩をしていたおばさんが、「今日はよく見えるねー、久しぶりだよ」みたいなことを言っていました。
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暗峠から大阪府側へと下って行きます。峠からすぐのところに棚田がありました。
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下りは、大阪府が管理している公園「なるかわ園地」を抜けていきます。大阪府内はあまり緑が多くないように感じますが、意外と大阪府が管理している公園や緑地は多いです。東京は街中に点在しているけど、大阪は公園に集中しているイメージがあります。
なるかわ園地 公園・植物園
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途中、アジサイが綺麗な花を咲かせており、非常に綺麗でした。
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なるかわ園地では、このような、これまた整備された道を下って行きます。この道、結構な急坂で、下りは楽だけど、上りは嫌だなあと感じました。
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途中、「神津嶽」という小高い丘に、麓の枚岡神社の創始の地があるとのことで、行ってみました。
しめ縄で、鳥居のように結界を張っているのが、印象的です。 -
神津嶽の上には、祠と御神木がありました。全体的にこじんまりとしており、雰囲気はありました。
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神津嶽から少し下っていくと、展望台にでてきました。
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展望台からの眺めはこちら。山頂よりも標高は下がりますが、その分建物が近くに感じられて、なかなか眺めが良かったです。
正面は、花園ラグビー場です、 -
麓まで降りてきました。先ほど見えていたであろう、「枚岡神社」へ行きます。枚岡神社は河内国の一宮で、有名な神社みたいです。
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石段をあがって、拝殿に参拝。ただ、これだけだったので、ちょっと拍子抜けでした。
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ちなみに拝殿はこんな感じです。
枚岡神社 寺・神社・教会
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枚岡神社は、近鉄枚岡駅から、すぐに神社の境内にあるみたいです。ちょっと驚きです。すぐそこが駅ですし。
その後は、枚岡駅より近鉄電車に乗って帰りました。久しぶりのハイキング、楽しかったです。
以上で、旅行記を終了したいと思います。ご覧いただき、ありがとうございました。枚岡駅 駅
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