アビアンカ・ブラジル リオデジャネイロ/イグアスの滝　往復搭乗記　

2019/03/07 - 2019/03/08

正直、運航停止のリスクありの航空会社、アビアンカ・ブラジル。
ここで注意してほしいのはアビアンカとアビアンカ・ブラジルは別会社。
Aviancaは直営、Avianca Brazilはフランチャイズ。

昨年12月に破産手続きを申請、今年の4月にはリーズ会社からの機材を返却してルート縮小。
発着枠の一部をAzulへ売却。
4月だけで1000便以上が欠航。
5月も安定の欠航。
今回の搭乗記、リオデジャネイロ/イグアスの滝は4月から運航停止。
（サンパウロ/イグアスの滝は減便して運航中）


搭乗したのは3月。航空券購入したのは2月。元々ずっとリオに10日間滞在予定で、突然「ずっといるのもつまらない、10年ぶりにイグアスの滝に行こう！防水カメラも10年前より進化してるし！」と思い立った。
その時には12月に破産手続きしてたなんて知らなくて、時間の都合でGOLが消え、LATAMかアビアンカ・ブラジルの選択肢だった。ちょっとアビアンカ・ブラジルの方が高かったけどスタアラゴールドなんでこっちを選択。

エリア イグアスの滝周辺(ブラジル)

• 旅行の満足度: 4.0

往復共にガレオン国際航空発着。
Uberで空港まで。
プライオリティチェックインはあるけど乗客自体が全然いないから普通の列に。
待ち時間ゼロ。
チェックイン時にラウンジ聞いたら「国内線は無いよ」。
しょうがないか。

ブラジルの国内線、液体類の制限無し。
なのでペットボトルでもワインボトルでも問題無く機内に持ち込める。
（2019年3月の情報なので事前に確認して下さいな）

で、今ガレオン空港はターミナル２のみにチェックイン設備あるんだけど、アビアンカ国内線はターミナル１のゲート使う。

こちらはターミナル２のフードコート。
空港ラウンジもある。
LATAM等の直営じゃなくて共用ラウンジ。
でも特定の航空会社の看板は無くてPPや有料の表示があった。

Avianca Brazilはターミナル１。
この写真で言うとゲートA。

ターミナル２でチェックインして保安検査受けて、そこからターミナル１まで動く歩道で延々と移動！
結構時間かかるから時間に余裕持って移動する様に。

ここのターミナルは新千歳みたいに半円なんだけど、ターミナル１は半分閉まってて（つまり角度90度のみ営業）、小さなカフェと土産物屋があるだけ。ターミナル２のショッピングモールみたいなレストラン街やショップ街とは全然違う。人も少ないから場末感漂う。
行きは80分遅れた。普通だとラウンジで待機してればいいや、ってなるけどラウンジ無いからぼーっと。

ちゃんと搭乗方法は分かれてた。

電源スタンドはあちこちにあったし無料WIFIもあるから暇つぶしサバイブは可能だった。

このコンセント、ブラジルでも新しいタイプなので注意。

いよいよ搭乗。
今回は景色が綺麗と言う事で窓側取った。

結構立派。綺麗。

隣は韓国人学生男性の二人。ずーーっと寝てた。

シートピッチも普通。

定刻に離陸！

綺麗な海岸線。
でも反対側はリオデジャネイロ。
快晴だったから物凄く綺麗な街並みが見えたに違いない。でも着陸時はこっちの方が見どころあるから。

巡行モードに入り機内サービス。

LCCじゃないから何か出るだろうと思ったら、ドリンクが水一択。
これにはびっくり。そしてマフィン。
正直これ位コストカットしないとダメな状態だったんだろうね。
本当に経営状態悪いって知らなかったから「ケチな会社」って思いながらマフィン食べた。

景色が変わってきた！

大農場？

見えてきたのは・・・

イタイプ水力発電所

イタイプ水力発電所も立派な観光名所なんだよね。
今回も行けず。

そして飛行機は着陸態勢に。

80分遅れて到着。

ターミナルまで徒歩。

新ターミナルができてたらもっと便利になるのでしょう。

雨降ってなくてよかった。！

到着後、荷物待ってる間にUberチェックをしてたら沢山空港近辺に車いる。
これなら安心と荷物受け取ってUber申し込んだら来ない！
誰も受け入れてくれない。
きっともっと遠い所へ行く客を待っていたんだと思うけど、心象悪くなった。

イグアスの滝空港にはコインロッカーあるから滝観光日帰りで行く人はここで荷物置いて行ってもいいかも。滝の観光センターにも荷物預かり所はあるから観光後市内へ行く人はそっちの方が良いと思う。

公共タクシーは初めから選択肢に入ってなかったからバスで移動。
バスはイグアスの滝公園から来るから混んでたら嫌だなと思ったけど、正午だったからガラガラ。大きなスーツケースあったけど、運転手が真ん中のドア開けてくれてそこから入って運賃3.75レアル払った。ブラジルのバスは前から入るとバーがあってベビーカーや大きな荷物があると通れないんだよね。

座る事はできなかったけど荷物が通路の邪魔にならない場所は確保できてたからそこで立って市内へ。
始めは停留所が少なくて風がドンドン入ってきて気持ちよかったけど、市内に入ると学生が乗車してきて混雑。そして信号や停留所でストップ。車内ムシムシしてきた。
そんな時に目の前に座ってた女性がジェスチャーで持ってあげる。って。は？
どういう事だ？こういう事だった。
僕の方が先に降りたんだけど、そこまで彼女は写真の様にずっと持っててくれた。
地方都市ってこう言う優しい人がいるんだよね。

で、イグアスの滝は別の旅行記にして帰り。
帰りもUber試してみる。
今回は直ぐ見つかってホテル前まで来てくれた。
今回のUberドライバーで唯一英語が話せた韓国系パラグアイ人のドライバー。
乗って直ぐ「お水どうぞ」ってパックの冷えた水貰った。
この人、パラグアイ生まれでイグアスの滝のホテルに勤め、この日は休みでお小遣い稼ぎにUberドライバーしてるんだって。
母国語がスペイン語と韓国語で、ポルトガル語と英語が話せ日本語はあいさつ程度できた。
ホテルではフロントにいてイグアスの滝に来る韓国人客のお世話をメインにしてるって。でもかなり流暢な英語話せてたし他の言語もできるからホテルではかなり頼りにされてると思う。話も楽しくてあっという間に空港着いたし。
始めてUberでチップあげた。（降車後オプションで謝礼をアプリ経由であげられる）

チェックインカウンターはX線検査の後。
GOL、Azul、LATAMは混んでたけどアビアンカのカウンターは空いてた。
上の写真の通り、ちゃんと優先レーンはあった。
ただし、その後はみんな一緒に保安検査で結構並ぶ。出発ギリギリの人達が呼ばれて別の専用レーンに誘導されて行った。

ここもラウンジ無し。
ってか、ラウンジ作る場所無い。
でも工事が終わる数年後にはラウンジできてるんじゃないかな。

ここにもちゃんと充電コンセントが。

帰りは定刻通り。
優先搭乗はちゃんとあった。そして優先タグの荷物はちゃんと別に乗せているのを見た。

帰りはF列。

シートは行きと同じ。

モニターも付いてるし。

ピッチも普通。

マメ知識。
F列（進行方向右側）は離陸後直ぐに綺麗なイグアスの滝が見える・・・はずだった。
曇ってて離陸後すぐ雲に突入！

機内サービスは水のみ。
今回はマフィンすらなかった。
2時間のフライトだし朝食ホテルで食べてきたばかりだしいいけど。

リオに近づくにつれて青空が！
綺麗な海岸線。

海岸線に沿って飛ぶ。

そしてリオの北部（めちゃくちゃ治安悪い地域）上空。

街を眺めながら着陸！

こちらターミナル１降機後。

ここから再び延々とターミナル２まで。
これが連絡通路。
ターミナル２に着いて荷物受け取り場では我々の荷物余裕で回ってた。
ある意味プライオリティータグとか関係無い。

LCCよりはましなレベルのアビアンカブラジル。
スターアライアンスだからマイルが入る事、ゴールド会員としては特典が受けられる事は良い事だけど、会社が破産したら折角買った航空券は紙くず。
アビアンカブラジルはお勧めしません。

始めに書いたけどアビアンカは別の営業形態だから大丈夫！
今、ユナイテッドと色々合弁やるらしくてリストラの危険性があるってアビアンカで働いてる友達が言ってた。でも運航停止、倒産は無い！